▼ENDOコントローラー修理「EP-50 DC POWERPACK」

今回のご依頼は、ENDO製コントローラー「EP-50」の修理依頼でございます。まずは現状確認と分解して1つ1つ確認していきます。

ん?ポテンショメーター端子③の数値が怪しい・・・もう少し追ってみないとも何とも言えないが、とりあえず一通りチェックすることに..

2SK906 MOS-FETも疑ってかからなくては

データ:N-CH / ドレーンソース電圧:100V / 連続ドレイン電流:32A

電解コンデンサーの経年劣化(膨張・液漏れ)などがないか目視確認。


3端子レギュレーター「TA7812S」も電圧を確認しておきます。

パワーMOS-FETを「2SK1304 耐圧:100V40A」へ交換およびポテンショメーターも交換。

基盤を取り外し確認してみると、部品の1つが焼け焦げていて真っ黒です。このようなケースで最も苦労するのは、それが何の部品か判別できない場合です。唯一の手掛かりは基盤に書かれた「125V1A」です。部品が付いている位置関係を考えると恐らくラジアル・リードタイプのヒューズでしょうね。

ツェナダイオードをいったん外し動作確認を行ったのち、背面にはんだ付けします。

続いて発注しておいた最後の部品がようやく到着。アキシアルリードヒューズ「耐圧250V1A」を使います。

個々の部品のチェックと部品交換も一通り終えて組み戻します。

最後に動作チェックです。修理前は電圧が出っ放しの状態でしたが、修理後は0Vで固定されました。

ダイヤルを回すと電圧上昇↑

電圧の変化を確認しました。正常値です。

最終確認としてモーターを繋げて可変速を確認します。正転・逆転・可変速、すべて問題ありませんでした。

修理作業完了でございます。ご依頼ありがとうございました。


▼再動作確認

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