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今回の改修では大幅な設計の見直しを行っております。以下に見直された箇所を順次ご紹介してまいります。
■前バージョンの記事は ▼こちら▼
▼フロントフェイス
Ver2.0をベースにさらにデータの見直しを行いました。底面の厚みからライトの微妙な位置関係とサイズ、側面の角度など随所に修正が加えられました。
▼設計データ1次側/2次側
前バージョンにおける設計データを1からすべて見直しました。写真では少々かかりにくいと思いますが、個々のパーツはすべて変更が加えられております。
まずは試作を作りながら新設計となった個々のパーツ確認を行います。
個々のパーツを確認しながらデータの微調整を行います。
▼屋根上機器の改修
屋根につきましては、Ver2.0から形状・サイズなど大幅な修正が加えられました。
1)屋根全体の高さを約15%程度下げました。
2)雨どいがより細くなりました。
3)上部ライトの導光剤にKATO純正のパーツがそのまま使えるようになりました。
4)印刷品質向上によりエッジがしっかり再現されるようになりました。
5)前後・左右の幅が調整されました。
6)ライト周りの形状がしっかり再現されました。
7)雨よけのオフセットが均一に再現されました。
▼Ver2.0 と 3.0の比較写真
未塗装がVer3.0でございます。
正面から見た顔の印象と屋根の高さが、大きく変わったのが写真からおわかりいただけると思います。また、側面から見た前面の張り出し0.5mm短縮させたことでより引き締まった印象を受けるスタイルへと修正されました。
▼継ぎ目処理
各種パーツ接合部のパテ処理です。大変重要な工程となりますので、しっかりと時間をかけて処理します。
▼この時点でいったん検証
途中でいくつか気になる点が出てきました。なかなか気付きにくい点で、そのまま進めることもできましたが、やり直すことにしました。
上記は、3Dプリントも含めすべて作り直されたパーツです。微妙なサイズの修正のため写真では判別はできませんので、以下に修正した内容を示します。
1)屋根全長を0.2mm短縮
2)後部パーツの屋根面との高さを適正化するため「0.25mm」ほど低くしました。
3)内部補強パーツの形状を変更しました。
4)レジンを台湾製のものへ変更しました。
各部パーツの継ぎ目(パテ処理)もようやく終わりました。これから塗装作業へと移っていきます。写真手前は既存の遮光ユニット(運転台)を「EH500-901 Ver3.0」へ対応させるため大幅に改造したものです。
ようやく下処理完了です。1つ1つの工程に時間をかけている関係で、すべて完成するまでにはもう少し時間がかかりそう。
▼これ以降の作業内容について…
- Ver2.0からの屋根上機器の改修(サイズ・形状)
- 手すりの素材を金属へ変更 ※正面下の左右手すりは樹脂製
- ライトユニットの大幅な改修
- Ver2.0で一部省略されていた前方の碍子の設置
- 床下機器の可能な限りの再現
- 連結器・排障器ほかペイント ※ホース類などの取付け
- EH500-901専用ケース制作