▼Nゲージ 「トミックス 小田急7000系ロマンスカー電飾加工」

旧製品の小田急ロマンスカーになります。フル室内灯化とヘッドライト・マークの改造です。

こちらの車両のライト構造は、左右に緑色LEDが付いているのみの単純構造となっています。ヘッドマークは漏れた光で緑色に点灯するのみで、テールライトは点かないようです。

単純にLEDを白色に置き換えるというわけにもいかず、根本的に見直す必要があるようです。ここで問題なのが導光材の形状です。一体化しているため、ヘッド・テール・マークの発光分割が困難な点です。ここも新規に作り変える必要がございます。

まずは、室内灯から先に作業をすすめていきます。

▼次は、モーター車です。

室内灯の入らない構造に悩まされた方も少なくないと思います。さっそく分解して対策を考えてみることにします。まず、上部の重しを取り除いて走行してみましたが、基盤の抑えがなくなったことで台車が不自然に沈み込んでしまいます。

▼そこで以下のように1.5mm厚のAbS版を加工して組み込んでみることにしました。

▼横から見るとこのようにしっかりと固定されたことがおわかりいただけると思います。

▼次に頭の痛い問題にすさまじいモーター音があります。構造上やもえないところもありますが、もう少しなんとかならないものかと音の出所を探ります。

▼一番の音の原因は下部の金属とモーターに若干の隙間が生じているようで、振動による音が原因のようです。

そこで隙間にクッションテープを配置しました。ピンポイントでグリスの塗布も行いました。

▼結果的に、何もしていないときに比べて大幅に音を抑えることができました。

ただ、このタイプの構造におきましては、それなりにモーター音が出るのはやもえないかもしれません。

▼最後に先頭車の電飾作業です。元々の基盤は使いません。1.2mmのプラバンを写真のように加工して底上げします。

▼ヘッド・テール・マークと全6個のチップLEDを配置します。

▼次に遮光処理です。この処理しておかないと全面窓ガラスも発光してしまいます。

▼少しはみ出すように貼り付けするのがポイントです。

▼導光材に切れ込みを入れて、隙間をシルバーで塗装して遮光します。

▼このようになりますヘッドマークは白色点灯、テールも灯くようになりました。もちろんヘッドも点灯します。

▼写真では少しみずらいですが、テールとマークは分離点灯されております。

展望室も点灯します。後日、動画をアップいたします。

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