▼Nゲージ「Tomix 209系 青帯」

今回の作業は、京浜東北線(青帯)への変更でございます。

まずは、車体を全分解します。「床下、屋根、幌、ライトユニット、窓ガラス、その他」外せるものはすべて外します。

▼ボディー洗浄作業

しっかりと乾燥させます。これ以降は、できるだけ直接手で触れることを避けます。


▼帯制作準備

以前、F-modelさんから「青24号塗料」が発売されていたようですが、残念ながら閉店されたとのことで在庫も既にないようです。

参考用の車体のスキャンを行い、帯色の[CMYK]を確認します。そこからMDプリンターに適した色データに置き換えます。次に個々の帯用カットデータを作ります。

スキャンした原色からいくつかのカラーチャートを作り出力してみます。

現物との色合わせです。もう少し水色っぽい感じですね。色成分を少しずつ変えながら色を近づけていきます。

下の6色が修正したものです。だいぶ色が近づいてきました。左下のテスト色が一番近い感じですね。もう少しだけ水色っぽい感じです。


▼青22号と24号の色の違い

・青22号・・国鉄103系京浜東北線などで使用された色

RGB・・(0/133/158)/マンセル値・・(3.2B 5/8)

・青24号・・ステンレ車の帯色として使用されたが、従来の青22号では暗く見えてしまうため、より明るく青みを帯びた24号が使用された。

RGB・・(0/178/229)/マンセル値・・(1.3B 5.3/8.6)


青24号では青22号と比較してB(158 -> 229)と青の数値が大きくなっていることがわかる。


加工対象となる車体のスキャンを行い正確な帯データを作成します。


近似色として「Mr.カラー:スカイブルー」も試してみたいので、こちらも発注してみました。

ようやく塗料が届いたので色合いを確認してみます。やはりそのままでは青みが強いようです。そこでクールホワイトを極少量まぜて色合いを調整してみます。どうやら良さそうです。さらに今回初めて入手した「光沢スパークリアーUVカット」を混ぜます。

光沢感のある、鮮やかな青帯の完成です。明るいところではより明るく、暗いところではより青みが強く見えます。いい感じです。

分解した車体を1つ1つ戻していきます。

ようやく作業完了でございます。イメージ通りの色合いに仕上げることが出来ました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です