▼Nゲージ「C56 フロント用カンテラ取付+点灯化改造」

まずは、フロントパーツを取り外して、作業手順を考えていきます。

カンテラ点灯用のパーツを設計します。後方に「1005チップLED」をそのまま組み込めるようにします。また、車体にしっかりと固定するため、以下の形状とします。


「全体の大きさ、内径、高さ、見た目)など、何度か3Dプリント出力を行っては現物合わせを繰り返し、ようやく私なりに納得のいく形状に仕上がりました。この辺は、個人的なこだわりもありまして、しっかり時間をかけました。かなり小さいパーツですから、実際に固定する際の強度がしっかり保てるかなども考慮する必要がありました。

さて、ようやく出来上がったパーツの塗装も終わり、背面にチップLEDを固定して車体に組み込んでいきます。

蒸気機関車で毎回苦労するのが分解作業です。特に最近の蒸気機関車は細かなパーツで構成されているため、持つ場所を考えて作業しないと部品の破損につながります。

爪のかかりが浅く簡単にボディーを外せるものもあれば、なかなか外れないものなど車両によりさまざまです。

初めてボディーを分解する方には少々戸惑うかもしれませんが、1度ボディーの外し方のコツがわかれば問題ないでしょう。

左側が新規制作したカンテラに「チップLED1005赤」を埋め込んだものです。「チップLED1005」ってどれくらいの大きさかと言いますと、以下のサイトをご参照ください。

>>チップLEDの種類とサイズ、半田付け方法や極性の見分け方 (my-craft.jp)

つまようじの先っちょにあるのが、今回使用したLEDです。ものすごく小さいことがおわかりいただけると思います。さらに各端子にはんだ付けする訳ですが、端子は0.1~0.2mmくらいでしょうか。高難度

続いて、0.8mmの光ファイバーをカンテラ内部に埋め込みます。また、断面をドーム状に加工してレンズ状にします。


パーツが出来上がったところで、車体に固定します。配線を通す0.5mmの穴をあけて一旦下に落としてから上に戻し基盤に接続します。この時点での作業工程の写真は省略します。

テスト点灯を行い、微調整を行います。

作業完了でございます。前回に続きまして、今回もご依頼ありがとうございました。

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