▼Nゲージ「E257系2000番台から5000番台へ」

今回の作業は、5000番台への塗装変更でございます。


他のご依頼品の作業が想定以上に難航してしまいました。ようやく作業再開です。それでは、まずは車体を完全分解していきます。外せるものはすべて外します。


▼デカール・データの制作

全9車両分の詳細な印刷データを作ります。この車両は、中間車はいっけん同じように見えても、「窓・ドア位置」などが車両ごとに違いますから、その分手がかかります。上記が出来上がったデータです。


▼下地塗装

塗装前に中性洗剤で洗浄を行ってから、しっかり乾燥させます。

続いて、下地の塗装を終えたところです。

続いて、車体の基本色でもある白塗装が完了です。このあとデカールを印刷して貼り付け作業に入ります。


出来上がったデカールシートです。

デカールを貼り終えたら、まる1日自然乾燥させます。

ドアと窓のフィルムを切り抜いていきます。


▼UVクリアコーティング

模様の貼り付け作業をようやく終えたところで、車体洗浄を行い最終工程へ進みます。UVクリアコーティングです。今回は、光沢仕上げとして処理いたします。

薄め液とリターダーマイルドをやや多めに添加して3~5回に分けて吹き重ねていきます。1回目は薄く全体に吹き付けて、2回目以降から徐々に吹き付け量を増やします。

クリアー層が形成されて、デカールも保護されました。


▼組立工程

あとは、出来上がったボディーを組み戻して完成となります。

作業完了です。

▼HO/16番ゲージ「天賞堂 D62 修理+ヘッドライト点灯化改造」

ヘッドライトにドリルで穴をあけ、チップLEDを埋め込み配線を内部に通しておきます。

テンダーはもちろん、機関車の車輪もピカピカに磨きだします。

調整と確認を返しながら、スムーズな走行が確認できるまで各部の調整を繰り返します。

ヘッドライトの点灯化改造も終わり、一通り動作に問題ないことを確認しました。作業完了でございます。

▼Nゲージ「GM ことでん1070形ライト点灯化改造」

今回の作業では、台車の集電化はもちろん室内灯・ヘッド・テールの点灯化による改造となります。また、カプラーも交換となります。

TNカプラーを準備します。

M車以外の台車と車輪をすべて外し、既存のカプラーをカットします。


▼台車集電機構+室内灯ユニットの制作

まずはボディーと床下の分解ですが、通常は床下との固定は両面テープでポイント固定するのが良いのですが、ゴム系ボンドで完全接着されていたので分解するのにかなり苦労しました。

ようやくボディーが外れました。

他の車体も同様に床下はボンドで固定されていたので、すべて外すのにかなり時間はかかりました。

続いて正面のクリアパーツを外し上記のようにカットします。

台車の集電機構を作っていきます。GM車輪は片集電となっていることが多く、両集電タイプの車輪にまずは置き換えます。

配線を通す穴をあけておきます。

事前に制作しておいた室内灯ユニットを天井に固定して配線していきます。点灯テストで上記のようになりました。


TNカプラーを加工して各車体に固定しました。M車は大幅にカットしないと取付できませんので、バネを外し1/3ほどカプラーをカットします。

最後に連結確認を行い、作業は完了いたしました。

▼Nゲージ「マイクロ 満鉄パシナ981 カモフラージュ塗装」

まずは車体の分解作業からです。塗装に際して外せるものはすべて外します。

ナンバープレート、窓ガラス、ヘッドライト、手すり、その他、細かな部品を内側から慎重に1つ1つ押し出して外していきます。

ようやくここまで外せました。側面の棒状のパーツは内面から溶かしして部品が固定されているため、少々塗装はしにくいのですがこのまま作業することにします。

集めた数少ない資料写真を頭にいれながら作業手順を考えていきます。


車体の洗浄をしっかりと行って乾燥後にプライマーを吹き付けます。

今回の塗装にあたっては、この2色を基本色として塗装を行っていきます。

テンダー石炭開閉部の表裏も塗装するので、下塗りをしっかり行っておきます。

下塗りのプライマーサーフェイサーを吹き終わりました。

写真では光の関係で緑が濃く見えますが、実際にはもう少し薄い感じで落ち着いた感じの緑です。

車体をスキャンしてPCに取り込み模様のマスクデータを作ります。

筆で正面を黒で塗分けます。

下回りも黒に塗装します。

取り付けます。

ヘッドライトも既存の電球からLEDへ交換しました。

作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「カツミ キハ185系 オールリペイント A列車バージョン」

まずは車体の全分解作業からです。

分解だけでも一仕事です。また、ガラスパーツはすべて接着固定されており、塗装前の準備だけでもかなり時間がかかりそうです。上記は1両分です。

前面の窓ガラスは特に注意して外さなくてはなりません。無理に外そうとすると凹みでパーツが変色してしまい、再利用できなくなります。

ちなみにこのパーツ「バキュームフォーム」により制作されていますので、破損させてしまうと原型から作り直さなくてはなりませんので、取り外しは特に慎重に行いました。


▼塗装落とし

ようやく分解が終ったところで、今度は塗装落としです。

リムーバーを使うことで、元の塗装がドロドロに溶けます。

ある程度拭き取ってからシンナープールにドボンします。

シンナープールからきれいになって出てきました。

続いてヘッドライトの穴あけ位置を決めるため、正面をスキャンしてPCに取り込みます。

実車の写真とよく比較しながら穴あけする正確な位置を割り出します。1つ1つの工程を時間をかけて丁寧に進めていきます。


次に、レーザーでテンプレートを作り車体に印を打っていきます。

センターポンチを打ち、ドリルで穴をあけます。1.0mm->1.5mm->2.0mmの順で行います。

穴あけした周りのバリをルーターで丁寧に処理します。


▼ライトパーツ制作

穴あけが終ったところで、そこにはめ込むライトを作ります。ライトレンズの受けも内側につけておきます。

設計が終り3Dプリンターで出力します。

3Dプリンターでライトパーツの出力を行ってから2次処理を施してから車体に組み込みます。実際に組み込む際にも注意が必要で、車体の傾斜に合わせて角度を調整して固定しなくてはなりません。そのまま取り付けると、下に向いた状態でライトが固定されてしまいます。


▼塗装作業開始

下地処理です。数回に分けてまんべんなく下地を吹き付けます。


▼マスキングデータの制作

数回に分けて色を重ねていきます。

車体側面をスキャンしてマスクデータを作ります。

写真を何度も確認しながら、金帯の位置と幅の修正作業が続きます。貼っては直しの繰り返しです。詳細な説明書があるわけではないので、こうした作業には本当に大変な時間がかかるんですよね。ここはもう仕事抜きにして趣味の範囲で納得がいくまで時間をかけている感じです。


いよいよ「スターブライトゴールド」の塗装です。3つのブロックに分けて塗装していきます。

今回は、希釈にメタリックマスターを使います。

複数回に分けて色を載せていきます。

中央の金塗装が終ったところで、今度は前後の金帯を塗装します。屋根につきましては、デカールをすべて貼り終えたのち光沢クリアーを吹き付けて最後に屋根塗装を行います。


▼デカール貼り作業

「UV Cutスーパークリアー」で車体全体をコート(保護)します。

1回目は全体に薄く吹き付けます。2回目以降は、濃度を調整しながら厚みを増していきます。5~6回ほど時間をかけて塗り重ねていきます。

ようやくクリアー塗装が終り光沢感のあるきれいな車体となりました。写真暗くてみずらいですけど・・・

この状態で24時間自然乾燥させます。その後、マスキングして屋根の塗装を行います。その間に床下と台車の塗装準備を行っていきます。

正面窓右は、裏面からマスキングを行ってから、ブラックで塗装します。

この時点で塗装におけるすべての工程が完了したことになります。あとは、新規に追加したヘッドライトのユニットを組み込めば完成となります。あと2~3時間といったところでしょうか。

まもなく完成・・・・・

最後にライトレンズを入れて作業は完了となります。当然ながら追加したヘッドライトも点灯するように改造してあります。

ご依頼者様にお引き渡しが完了いたしました。

▼HO/16番ゲージ「キハ各種 修理 ライト他」

まずは車体の傾きのお直し作業です。

現状はこのような感じです。かなり傾いていますね。

このようになりました。


続いての車体はこちらです。室内灯が片半分点灯しないとのことです。

光源はLEDタイプに置き換えていきます。

車内全体が均一に点灯するようになりました。


さて、今回お直しする車両の中で一番大変そうな車体です。

分解して歪みを補正していきます。

モーター内部も徹底したメンテを行います。このようにきれいになりました。

ヘッドライトも玉切れしてましたので、明るい電球色LEDに置き換えました。

すべての作業が完了しました。

▼Nゲージ「マイクロ 蒸気機関車パシナ LED特殊色」

今回は、ヘッドライトを「青緑 or 水色」による点灯色をご希望です。なお、現状は電球ですのでLEDタイプへと変わります。

今回は、青緑仕様として組み込みました。

このような色合いとなりました。作業完了でございます。

▼Nゲージ「GM 京急新1000形リペイント」

車体を全分解します。

車体をスキャンしたのち、各部のマスキングを作ります。

車体の洗浄を念入りに行って油分をきっちり落とします。

充分に乾燥させます。

最後にUV光沢クリアを吹き付けてボディーの光沢を調整します。

大変長らくお待たせいたしました。作業が完了いたしました。

▼コントローラ「TOMIX N-S2-CL 修理」

いくつかのボタンが反応しないとのことでご依頼をいただきました。

赤まるで囲ったボタンが同一のものとなりますので、すべて別の物に置き換えていきます。それでは分解していきます。

ネジが多くてここまで外すのも一苦労です。ようやく外れました。

内径:13mm/深さ:20mmといったところです。

今回、プラ製ボタンではなく金属製のボタンを発注しました。なぜかと言いますと、見た目がかっこいいからです。

あとは部品到着待ちです。・・・・・・・・・


タクトスイッチをすべて外していきます。

残ったはんだを吸い取ります。

テスターで端子を1つ1つ確認します。

このあとスイッチを組み込むわけですが、当然ながらそのままでは固定できません。そこでコントローラーとスイッチを装着できるようにソケットを作る必要がございます。

定速ボタンも同様のスイッチが使われていたので、こちらも交換いたします。今回の作業では、全9箇所のスイッチを交換いたします。


発注しておいたスイッチが届きましたので、本体に装着するソケットを作ります。

まずは内径の違う2つのモデルを作ります。

3Dプリンターでソケットの試作を出力します。

このようにはめます。

本体側にはこのように組み込みます。

本体にスイッチがこのような感じで組み込まれました。ご依頼者様のご希望もあり、スイッチは極力出っ張らないようにいたしました。また、文字も隠れないようにソケットとスイッチの大きさも充分考慮しております。


少し外形の修正を行ってからまとめて3Dプリントします。

スイッチ端子を90度に曲げておき、組み込みに備えます。

後々メンテなどが必要となることも考慮して、接着固定は行わず脱着ができるようにしてあります。

配線は作業しやすいように、少し長めにしておきました。

見た目も違和感なく、きれいに収まりました。

高級感が出ましたね。

最後に一通り動作確認を行って作業は無事完了いたしました。

▼Nゲージ「MODEMO 国鉄20m級旧型客車 室内灯組込み」

まず、室内灯を組み込むにあたって構造を確認してみたところ、車輪が金属であること以外はすべて作る必要がありそうです。また、床下の穴あけ加工なども必要になってきます。

まずは、車輪を両集電できるものに交換したあと、車軸に適正なテンションをかけて集電を行えるように部品を作りました。

床下が、がっちり接着されていましたので、このまま作業します。

台車の集電機構の完成です。


テープLEDの室内灯ユニットを作ります。1LEDに個々に抵抗を配置したものに改造します。

サイズが合うように板を調整します。


ここで一旦ライト加工を中断して塗装の修復作業を行います。

まずは、ざらざらした面を研ぎ出しして平らにします。

塗装作業に入ります。側面のみをマスクして補修塗装を行います。

濃度を調整して数回に分けて吹き付けます。途中、状態を確認しながら同一色となるように調整します。

このようになり


作業完了でございます。

▼Nゲージ「215系 室内灯1・2階両点灯化」

通常は2階通路中央に開いた隙間から1階を照らすようになっていますが、1階を独立点灯させる加工でございます。

このようになります。

1、2階ともに車内全体にまんべんなく点灯するようになりました。作業完了でございます。

▼Nゲージ「TGV Duplex スパーク+M車修理」

まずは全分解して問題となる箇所を特定して対処します。

変形している集電シューをプライヤーで適正な位置に戻します。

モーターの集電箇所も変形してます。

「う~ん」モーターがなぜか浮いてます。※上記写真を参照

さらに分解してみると、固定カバーの爪が変形してしっかり固定できなくなっおります。

修復作業により、しっかりとモーターが固定されました。

各部の調整も終わりテスト走行です。

ライト不点灯の原因ですが、「ヘッド/テール」共にLEDが損傷しておりました。LEDは新しいものに交換します。


続いてパンタ加工に入ります。


途中過程の画像は省略します。今回の作業でもっとも難航したのがスイッチの取り付け位置です。通常は床下機器のスペースに配置しますが、この車両にはまったくスペースがありません。また連結面のわずかなスペースに入らないか試してみましたが、ボディーが閉まらなくなりダメでした。そこで屋根上の空間を利用して、初となる上部スイッチを組み込む形で対応しました。

ようやく作業完了でございます。スイッチの組込みにここまで作業が難航したのは初めてです。

▼HO/16番ゲージ「スハフ34ダブルルーフ テール点灯化」

LEDを削ってテールライトの径に合わせます。

LEDを埋め込んで、まずは点灯テスト

良さそうです。

ライト周りを黒で遮光して固定します。続いてLED同士を直列でつなぎます。

抵抗とダイオードを取付け台車の端子にそれぞれつなぎます。

明るさも良い感じです。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「DD51/DE10/キハ ウェザリング(汚し塗装)」

それではさっそく塗装前の準備作業にはいります。

まずは、全体のモールドに墨入れを行います。

写真ではちょっと見にくいと思いますが、車体全体にうっすらと砂ぼこりがかかった感じを再現してみました。

屋根上の汚れ具合を整えて仕上げを行います。

だいぶ使い込まれた感じでウェザリングを行ってみました。写真では全体的に白っぽく見えますが、現物はちょっと印象が違います。

作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「KATO 165系 ライト制御DCC(DF19x4ssR4)組込み」


ライト基盤の電気の流れを1つ1つ確認していきます。

現状付いている裏面の部品をすべて外します。表面のヘッドおよび種別灯用の配線は、絶縁して独立させます。

ようやく組み換え加工の終わったライト基盤です。普段からライト加工等を行っていない方にとっては、ちょっと難しいかもしれませんね。

このように配置して結線してみました。

基盤の組込みが終ったところで、最後に動作確認をします。

コントローからの信号も正常に受信され、各ライトの点灯を確認しました。作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「KATO キハ28/58 室内灯組込み

ユニットをベースに固定して、このあと並列に作り替えます。

各LEDにそれぞれ抵抗を配置したものにすべて作り替えます。なお、ライトユニットの基盤から電気を供給するようにしました。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「KATO JR北海道ANAビックスニーカ 修復他」

今回の作業では、塗装の色落ちによる再塗装およびライト加工、集電O/Hです。


▼帯修復作業

所々、色あせや色が剥がれています。

帯は、一見濃いブルーに見えますがよく見ると紫っぽい感じです。

調合作業は、大変時間のかかる作業です。

調合を繰り返してようやく目的の色が出来上がりました。今回の配合は、パープル+インディーブル=3:1くらいの割合でちょうどよくなりました。意外と紫成分が多くなりました。

事前に塗装箇所を洗浄してから、マスキングで覆います。

帯全体を均等に塗装しなおします。

こちらは先頭車です。

マスキングを剥がす瞬間が楽しいです。

「お~」きれいな帯が復活しました。

作業完了です。

▼HO/16番ゲージ「ゆふいんの森 ライト点灯化」

「ヘッド/テール/室内灯」の点灯化の作業でございます。

ボディーに仕切りが固定されているため3つに分割して組み込む必要があります。これらをそれぞれ配線でつなぎます。

発光面に白のシートを貼りつけて、色合いを変えます。

作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「エンドウ製EF81 OH/修理」

中間台車を引っ張るバネが完全に伸びきって機能していません。これについては最後に直すことにします。

分解して各部のメンテと確認、調整を行っていきます。

車輪の表面に焼き付いた汚れも磨き出して落としていきます。

モーター内部も真っ黒です。各部のメンテを1つ1つ時間をかけて進めていきます。

伸びきったバネを使用できる状態に加工します。

このようになりました。しっかりと中間台車をバネで引っ張手います。

スムーズに走行できるまで分解と調整を繰り返します。

問題なくスムーズに走行できるようになりました。作業は完了でございます。

▼Nゲージ「機関車/客車他 修理+特殊加工」


▼Tomix DD51 モーター不具合

ローター軸からフライホイールをたたいて外します。

モーター内部に問題があるようですので、復活を試みます。

モーターの回転は安定しましたが、同様の症状(モーター突然停止)が再び起きないか連続した動作確認を行います。


▼DD51国鉄色


▼カプラー修理


▼室内灯LED化(電球色)

旧式の室内灯ユニットの発光源を高輝度電球色LEDへ入れ替えます。


▼マヤ20 テール/室内灯の点灯改造

長い時を経ての復活です。各種点灯化による大幅な改造です。

まずは、プラ車輪ですからここから始めなくてはなりません。

この車体は、グリーマックのキットの組立と改造されたもののようです。

「ん?」ボディーが接着されてるみたいです。ボディー分解で格闘すること20分、ようやくボディーが外れました。

台車を交換してから、集電機構を1から作っていきます。

上部にLEDを配置していきます。

全体にしっかりと光が回っています。


▼24系25形室内灯+車番+カプラー

大変古い製品でもありましたので、車輪と集電板が完全に劣化しており電気をまったく通さない状態でございました。そこで全分解して集電箇所の徹底したオーバーホールを行う必要がございました。

大変長らくお待たせいたしました。作業がすべて完了いたしました。

▼HO/16番ゲージ「はやとの風/いさぶろう・しんぺい ライト点灯化」

まずは、室内灯用を作ります。

こちらはM車側です。モーター端子に1.0μF程度のセラコンを追加しておきます。

組込み途中の写真は、ここでは省略します。実際に組み込むとこのように点灯するようになりました。


続いてこちらの車体ですが、室内灯以外に、ご依頼者様のご希望で「ヘッド・テール」も点灯化させるので、作業は難しくなっていきます。

作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「TOMIX ED75 修理」

現状ですが、まったく動きません。

モーターを取り出して問題個所の特定と対処を行います。

対策を行ったあと、元に戻して動作確認を行います。

何度か分解と組立を行いスムーズに動くまで繰り返します。

最後に車輪をピカピカに磨きだして作業は完了となります。

このように光沢も蘇りました。

ボディーを被せた状態で最終動作確認です。スムーズに走るようになりました。

作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「天賞堂 C51 修理」

前進走行時に速度が出ない問題と車体が上下に揺れる点の改善を行います。

なかなかうまくいきません。問題個所の特定と対処方法で作業はかなり難航しています。

どうにか作業は完了いたしました。当初、半日程度で終わると思って作業にあたりましたが、分解と調整を繰り返すうちに数日程度の時間を要する形となりました。

▼Nゲージ「FLEISCHMANN 機関車修理+客車」

まずは客車からの修理に取り掛かります。

台車を固定するピンが片方折れてなくなっています。そこで、金属ピンを裏から差し込み、適正な位置で120度傾けてから長さが1.5mmでカットします。

配線を延長します。

このようになります。

台車の集電部分をすべて磨き出しておきます。

延長した配線を台車にハンダ付けしてから車体にはめ込みます。

このようにしっかり固定されました。


続いて機関車です。

走りが安定しません。すぐ止まります。

ボディーを外します。

全分解して問題個所を見つけていきます。

モーターの単体テストから各部の集電系を1つ1つテストしていきます。

一通り終えたところで、組み戻して動作確認を行います。

スムーズに走行できるようになりました。

最後に破損しているパンタを修復いたしました。

作業完了でございます。

▼ぴょん鉄ショップより「185用ヘッドマーク用光沢フィルム」

TOMIX 185系ヘッドマーク光沢化フィルムができました。フィルムは弱粘着で大変貼りやすくなっております。

また、貼る際に失敗しても剥がして簡単に貼り直しが出来ます。

写真ではお伝えするのが難しいお品ですが、ヘッドマーク正面に貼るだけで光沢感のあるヘッドマークとなる光沢フィルムです。厚さもそこそこありますので、大変貼りやすくなっております。

販売価格:2両分(2枚入り)・・330円(税込)

貼り付けのご依頼をご希望の場合は、「150円/両」でお受けしております。

▼お客様ご自身で貼る場合について

①貼り付け面の汚れを充分落とします。

②ピンセットでフィルムの隅を軽く持ち、ヘッドマークの上に載せます。この時、ピンセットで強く挟みすぎるとフィルムに傷がつきますので、軽く挟みましょう。

③位置に問題なければ、小さい綿棒などで軽く押して定着させます。あまり強い力でゴシゴシやらなくてもフィルムは付きますので大丈夫です。

▼ぴょん鉄ショップより「流鉄5000用排障装置」

「KATO流鉄5000形タイプ」に使用可能な排障装置パーツが出来ました。店頭または、ぴょん鉄ネットショップよりお買い求めになれます。

特に加工は必要ありませんので、簡単にお取付けできます。

販売価格:1編成分(2個入り)・・880円(税込)

▼HO/16番ゲージ「EH10 修理」

今回のご相談は、こちらの機関車を走行させると頻繁にコントローラーのブレイカーが作動してしまうといったものです。

基盤には意外とたくさんの部品が付いています。※1側

こちらは2側ですが、1側から8本のケーブルがつながれてきています。このあたりも1つ1つ追っていく必要がありそうです。

M-TESTERを使い、セラミックコンデンサー他、個々の部品に問題がないかを1つずつチェックしていきます。

回路から不具合となりうる箇所にあたりをつけて、一通り部品のチェックと交換を行いました。

最後に動作に問題がないか時間をかけて確認していきます。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「マイクロ DRC1700&1720系(改良版) 明るさアップ加工+連結部短縮化」

さて、今回の作業では現状からのヘッドおよびテールの明るさアップ加工でございます。

今回の作業では、一般加工で対応できそうです。また、抵抗値をやや下げて560オームとします。

良さそうです。


▼カプラー短縮化

ぴょん鉄カプラー短縮化パーツを組み込んでいます。

作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「天賞堂 キハ20 動力修理/OH/他」

現状では、速度がまったくでない状況でございます。

モーターの本来のパワーが全然出ません。

ローターコイルの線が焼き切れているようです。そのため、本来のパワーの半分以下のパワーしか出ていません。

床下に3mm程度穴あけを行い、新たに取り付けたモーターを基盤に配線していきます。その後、各部のO/Hを行い調整していきます。また、台車の極性がかわらないように回転止めのパーツを床下に追加しておきます。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「KATO C62東海型(2019-2) ヘッドライト明るさアップ」

砲弾型LEDを内部に収まるようになるまで削っていきます。

ここまで薄くなるまで削り込みます。

足を上記のように曲げておきます。

基盤との位置関係を確認しながら、さらに削って調整します。

長さの微調整行い先端を切り落とします。その後、LEDを上向きに10度程度傾けておきます。

ボディーを被せてから前面を開けた状態でLEDの指向角の微調整を行います。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「機関車トーマスくん 修理」

トーマス君、体調不良でただいま入院中です。

チューブが途中から切れています。まずはここから直していきます。

モーター端子と直接ハンダ付けされているので、それを外してモーターを取り出します。

シャフト部分をしっかり洗浄してチューブが滑らないようにします。このあと、ゴムチューブを加工して伝達パーツを自作して組み込みます。

集電も不安定でしたので、各部調整を行いました。

トーマス君、無事に退院しました。作業完了でございます。

▼Nゲージ「151系 こだま・つばめ 内装シール貼り」

冨塚商会さんの内装シールの貼り付け作業でございます。かなりのボリュームがありますので、コツコツ作業を進めることにいたします。

1~12号車のシール区分を先に行っておきます。


▼パーツ洗浄

まずは、パーツの洗浄作業ですが、シールの貼り付けにおいてこの作業は大変重要です。面倒だからといって、パーツについた油分と汚れを完全に落とさないまま貼ると、簡単に剥がれてきます。

隅々まで念入りに油分と汚れを落とします。

洗剤を残さないようにしっかりと流します。

このあと、乾燥機で乾かします。


▼下塗り作業

上記の洗浄だけでは、基本的に不十分ですので、シールを貼る前に念のため下塗り剤を塗っておきます。特に曲面に貼る場合は、よほど粘着力の強いシール以外はこの作業は必修です。


▼貼り付け作業

実際にシール貼ってみましたが、粘着力が弱くイスなどの曲面への貼り付けには問題がありそうです。この粘着力では簡単に浮いて剥がれてしまいます。そこで、シールの台紙をいったん剥がしてから、裏に市販の両面テープを貼って粘着力を強化することにしました。ちなみに一部だけ貼ってあった座席のシールは膨らんで剥がれた状態となっておりました。貼った直後は付いているようにみえても、徐々に浮き上がって剥がれてしまいます。このような症状は、過去に何度も見てきていますので、下処理と曲面への貼り付けには注意が必要です。

実際貼り付けを開始して、「これは結構大変な作業だ~」と思いました。1枚のシールを切り出すにも、何回も刃を入れる工程が必要になるなど、想定を超える作業となりそうである。


シールのボリュームがすごいです。プラバン板を加工して仕切りを作る必要があるなど単なるシールの貼り付け作業とはいかないようです。

いままでご依頼を受けた中でも一番きつい作業かもしれません。相当な時間をかけているはずなのですが、なぜかあまり進んでいる気がしません。次回からこの手のご依頼はお受けするかどうか充分検討する必要がありそうです。

まだまだ先は長いです。

カーテンの貼り付けは、まず窓ガラスをクリーナーで洗浄してから、2mmにカットしたフィルムタイプの両面テープをガラスの裏面の上下にそれぞれ貼ります。次にカーテンを切り抜いてから2つ折りにして位置を確認しながら1枚ずつ貼りつけていきます。1枚のカーテンを貼るにも大変な時間と手間がかかる作業です。正直、かなりきついです。普段シールを貼りなれていない人にとってはかなり厳しい作業になると思われます。ここで1つ疑問に思ったのですが、シールにして2つ折りする必要があるのだろうか?といった点です。1枚の用紙を両面印刷することで、作業が大幅に軽減されるのでは?と思った次第です。

先頭車の窓ガラスを外すには、まずはライトユニットも全部外さなくてはならない。上の屋根を外し導光材を抜き、ユニットをプライヤーで引き抜きます。

次に1号車ですが、「こんなにあるよ~」

だんだん頭が痛くなってきました。一般的な付属シール貼りのご依頼と違い、とにかく時間と手間を必要とします。


眼の疲労がひどくなってきました。残すは4両というところまできました。

座席の貼り付けが終っても、カーテンの貼り付け作業も待ってます。


ここ何日もこのシール貼り作業の連続でしたから、この辺りでちょっとお休みです。さすがにちょっと気分が悪くなってきました。

残りの1号車を仕上げます。

ようやく作業完了です。長かった~

▼HO/16番ゲージ「天賞堂 蒸気機関車 修理/OH/ライト点灯化改造他」


▼C59 ロッド損傷/モーター不動/OH/ヘッド点灯化

パーツが変形しています。プライヤーで戻します。

こちらも変形してしまっています。プライヤー2本を折れないように注意しながら少しずつ戻します。

ピン中央がグラグラしているため、ハンダを流したのちルーターで削って平らにします。

左:車輪磨き出し後、右:磨き出し前

まずは、車輪をピカピカに磨きだします。

次に台車を分解して各部接点を磨き出して、1つ1つ集電状態を確認していきます。


ここから機関車の本格的な修理作業です。

分解と調整、確認を繰り返してモーターがスムーズに回るまで行います。

最後に機関車側の車輪をすべて磨き出して集電を復活させます。



こちらの機関車では、かなり作業が難航しましたが、ようやくモーターのスムーズな回転が得られるようになりました。問題化箇所を特定するだけでもかなり時間がかかりました。

今回はちょっと難しかったですね。モーターの回転に抵抗となる箇所があり、その個所の特定と対策には苦労しましたが、ようやくすべての作業が完了いたしました。

▼Nゲージ「マイクロ 東京メトロ8000系LED加工」

今回は、特殊加工にて対応してまいります。

導光材を1/3の位置でカットして、真後ろにそれぞれチップLEDを配置します。


上の写真は、変更前のヘッドライト点灯で若干緑っぽい感じのする色合いです。下は加工完了後のヘッドライトです。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「KATO E5系はやぶさ M車修理」

それでは分解していきます

モーターの回転を細かく確認しながら問題個所を特定していきます。

台車もすべて分解してメンテを行っていきます。

作業完了でございます。今回の不具合の原因は次の2点。軸受けの汚れによる集電不良とギアとシャフトに大量の糸くずが絡みつき振動と異音の原因になっておりました。

▼ Nゲージ「マイクロ小田急ロマンスカーMSE他 TNカプラー加工」

そのままではお取付けできませんので、カプラーおよび台車に加工を施していきます。

標準のカプラーはこのような感じです。

それでは加工作業を開始します。

作業完了でございます。連結面が短縮化されたことで、見た目もだいぶ良くなったと思います。

▼Nゲージ「C56 フロント用カンテラ取付+点灯化改造」

まずは、フロントパーツを取り外して、作業手順を考えていきます。

カンテラ点灯用のパーツを設計します。後方に「1005チップLED」をそのまま組み込めるようにします。また、車体にしっかりと固定するため、以下の形状とします。


「全体の大きさ、内径、高さ、見た目)など、何度か3Dプリント出力を行っては現物合わせを繰り返し、ようやく私なりに納得のいく形状に仕上がりました。この辺は、個人的なこだわりもありまして、しっかり時間をかけました。かなり小さいパーツですから、実際に固定する際の強度がしっかり保てるかなども考慮する必要がありました。

さて、ようやく出来上がったパーツの塗装も終わり、背面にチップLEDを固定して車体に組み込んでいきます。

蒸気機関車で毎回苦労するのが分解作業です。特に最近の蒸気機関車は細かなパーツで構成されているため、持つ場所を考えて作業しないと部品の破損につながります。

爪のかかりが浅く簡単にボディーを外せるものもあれば、なかなか外れないものなど車両によりさまざまです。

初めてボディーを分解する方には少々戸惑うかもしれませんが、1度ボディーの外し方のコツがわかれば問題ないでしょう。

左側が新規制作したカンテラに「チップLED1005赤」を埋め込んだものです。「チップLED1005」ってどれくらいの大きさかと言いますと、以下のサイトをご参照ください。

>>チップLEDの種類とサイズ、半田付け方法や極性の見分け方 (my-craft.jp)

つまようじの先っちょにあるのが、今回使用したLEDです。ものすごく小さいことがおわかりいただけると思います。さらに各端子にはんだ付けする訳ですが、端子は0.1~0.2mmくらいでしょうか。高難度

続いて、0.8mmの光ファイバーをカンテラ内部に埋め込みます。また、断面をドーム状に加工してレンズ状にします。


パーツが出来上がったところで、車体に固定します。配線を通す0.5mmの穴をあけて一旦下に落としてから上に戻し基盤に接続します。この時点での作業工程の写真は省略します。

テスト点灯を行い、微調整を行います。

作業完了でございます。前回に続きまして、今回もご依頼ありがとうございました。

▼Nゲージ「185系ウェザリング+一部改造他」

塗装前にボディーも台車もすべて分解してから洗浄作業を行います。14両ありますので、この作業だけでも一仕事です。


本体色が白ですのでグレーを使用します。黒単色でも良いのですが、今回は「ダークシーグレー」を使うことにします。「ダークシーグレー」はグレー系の中でもやや暗めの色合いとなります。

かなり薄めていきます。

ドア周りが厚い塗装で埋まってしまっており、そのままではスミが回りこみません。そのため、すべてのドア周りを1つ1つスジボリしていかなくてはなりませんが、塗料がかなり厚くうまくケガキが入りませんでしたので、この作業にはかなり時間がかかりました。

ドア周りや各部モールドに流し込んでいきます。ここで注意したいのは、乾く前に拭き取らないことです。ある程度乾いた段階ではみ出た部分を丁寧に拭き取っていきます。

まずは、床下・台車に「黒鉄色」を使って塗装します。

続いて、筆を使いブラッシングを行います。

状態を確認しながら繰り返しウェザリングの度合いを調整していきます。あまりウェザリングをやりすぎますと、単に汚いだけになってしまうので、ほどほどにします。

砂ぼこりも全体に再現します。

「右:加工前→左:加工後」台車は、かなり走りこんだ感じを再現してみました。

▼HO/16番ゲージ「機関車/客車 ライト点灯改造+修理他」

まとめてのご依頼となりますので、機関車と客車の2段階に分けて作業を進めていくことにいたします。それでは作業にとりかかります。


▼DD51オーバーホール

モーターもすべて取り外して分解していきます。

モーター内部もすべてメンテを行っていきます。

回転が重く台車内部で抵抗となっている箇所があるようです。何度か分解と調整を繰り返しながら問題個所を1つ1つ取り除いていきました。モーターからもかなり大きな異音が出ていましたが、だいぶ改善しました。

DD51復活です。車輪もすべてピカピカに


▼C51 修理+ライト点灯改造

DD51にやや手こずってしまいましたが、それでは次に行きましょう。ここからは、ライト点灯化改造と修理作業が続きます。

モーターの回転を車輪に伝達する部品が完全に破損しています。ここは作り直さなくてはなりません。

「う~ん」、問題個所が次々と出てきてしまい、泥沼にはまりそうな気がしてきました。

モータの両端にセラミックコンデンサーを取り付けます。

ヘッドライトからの配線を繋げます。

車輪はピカピカに磨きだしました。

一旦機関車を組み戻してみましたが、何回かに1度車輪がロックする。原因を調べてみるとロッドピンがしっかり固定されずクルクル回ってしまいます。どうやらネジ山が完全に削れて車輪に固定されなくなっているようです。ロッドをすべて分解してネジ穴を復元してみるところから始めなくてはなりません。ようやくモーターが回転し、パワーを車輪に伝達できるところまではうまくいったが、今度は別の問題が出てきて作業は難航。

ようやく、C51様の修理完了。ヘッドライトも点灯化改造して上記のようになりました。


▼C59 修理+ライト点灯改造

以下、基本的にC51と同様の作業内容となるため画像は省略いたします。


▼C51 修理+ライト点灯改造

作業内容は基本的にC51と同様の作業となるため画像は省略いたします。

どうにか、すべての機関車が現状よりどうにか復活となりました。


客車の修理・加工作業については、少し時間を空けてから作業に入ります。

椅子を全部外してベースを作り直します。

裏面を1つ1つ削りなおして平らにします。

ライト不点灯修理+動力メンテ+座席直し

まずは、上記2両は作業完了です。残りの2両へ移ります。


こちらの車体には、OHはもちろんご依頼により「ヘッド/テール点灯化改造」による加工を施していきます。

大変明るいライトに仕上がりました。


こちらも上記車両と同じ加工となります。こちらの車両では、ご依頼により座席を「設計・制作・塗装・配置」まで行う必要があります。


座席を設計していきます。出来上がったデータを3Dプリンターで出力します。

ヘッド・テールも点灯化構造を行い、作業はすべて完了しました。

▼HO/16番ゲージ「機関車/客車/タンク他修理」

▼タキ50000

まずはこちらから修理作業に入ります。

ハンダが盛り上がってしまってますので、まずはこれを取り除きます。

ある程度はんだを取り除いた段階で、ルーターで研ぎます。

塗装前に脱脂を行っておきます。

手すりをかける上中下面の各部が色剥げしていますので、タッチペイントで補修していきます。


▼マイ3812 客車 修理・補修作業

そのままでは作業しにくいので、配線を外していきます。

両面テープでしっかり固定されており分解できないようになっています。プラバンの上に印刷物を両面テープで貼って床板の模様を再現しているようです。

床面を強制的に剥がします。

座席はゴム系接着剤で固定されてあり、取り出すのにちょっと苦戦しましたが、ようやく取り出せました。

このように粘着性が失われて波打ってます。

床の印刷データを作ります。


▼スイ6233客車 修理・補修作業

接着剤がべったりついていてなかなか外れません。隅から少しずつに持ち上げて時間をかけて剥がしていきます。

ようやく外れました。

ここから1つ1つ直していきます。

床も新しく作り替えました。


▼床下/側面の色剥げタッチアップ

床下は「つや消し黒」で、側面は色を調合して近い色を作りタッチアップを行いました。


▼蒸気機関車79618

こちらは走行不良ということです。一番時間のかかりそうな作業を最後に持ってきました。

手で回転させながら空回りする原因を探っていきます。恐らくギア損傷によりピッチが異なる箇所がどこかにあると思われます。

手作業で1つ1つピッチを整えていきます。

こちらのパーツの穴位置もずれてますので、穴あけしなおして位置を整えます。

片側のピンのハンダが外れていますので、固定しなおします。

集電部分を磨き出していきます。

テンダーも車輪と集電棒を磨き出してピカピカにします。

左が磨き出し前、右が磨き出し後です。

車輪本来の光沢を取り戻しました。

機関車側の配線もハンダしなおします。

機関車も車輪を磨き出していきます。

光沢感が蘇りました。

続いて歪んでいる部品を1つ1つ正常な位置に戻していきます。

1.2mmのプラバンを加工して、ギアユニットの両サイドにそれぞれ埋め込みます。これによりぐらつきを押さえます。

今回はちょっと難しかったですね。問題となる箇所が複数ありまして、確認と分解を繰り返し行ってようやく復活させることができました。今回の故障は次のような過程で引き起こされたのだと思われます。まず動輪が経年劣化と焼き付きで重くなったことでロッドによるリンクができなくなり、ある特定の位置に達すると著しく回転が重くなるポイントがありました。結果ギアユニットもぐらついていたことで、ギアがかみ合わなくなり空回りしてギア先端が損傷。無理に回したことでギア先端が熱で溶けてウォームギアの隙間に詰まってさらに状況は悪化。1つ1つ問題を解決しながら作業を進めていきました。正常に走行できるようになるまで作業は難航しましたが、ようやく低速でもスムーズに走行できるまで復活いたしました。作業はすべて完了いたしました。

▼Nゲージ「KATO C62ヘッド明るさアップ+副灯点灯化改造+他」

今回は、ご依頼者様のご要望によりヘッドライトの明るさアップ以外に副灯点灯化も行うため、作業の難度がいっきに上がります。


▼ワフ室内点灯化

まずは、「ワフさん」から作業に入ります。


▼KATO C62ヘッドライト明るさアップ+副灯点灯改造

赤丸で囲った出っ張りが、上ボディーを固定しています。まずは後ろを持ち上げて、そのまま前方を持ち上げると比較的簡単に外れます。持つ場所を間違えたり、無理に上げると破損してしまう可能性がありますの注意が必要です。

砲弾型LEDを収納できるサイズまで削り込んでいきます。

副灯の後方に0.2mmで穴をあけ、続いて前方から0.5mmで穴あけ。そのあと、LEDを埋め込むためのスペースを確保するため、ルータービットを径を広げます。LED断面をクリアーオレンジで着色後に0.1mmの配線を2本通して基盤に結合します。最後に制作したレンズをはめ込んで完成です。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「マイクロ DD53-2 LED加工」

続いてのご依頼は、白色LED化による点灯のご依頼でございます。導光材が色付けされてなければ良いのですが・・

試験的にヘッドライトの導光材に直接白色LEDで点灯させてみました。どうやら導光材は無色透明のようです。よかった、よかった。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「機関車修理いろいろ+客車加工他」


それでは早速作業に入ります。まずは、トミックス製DD51からです。現状は、まったく動きません。

分解していきます。

台車を返さず直接集電板に電気を流しても動きません。

さらに分解します。

この状態でモーターとの接点を確認してみると周りに金属の削れたものが付着しており、集電板も正しい位置についておりません。

鉄粉を取り除いてから集電板を本来の形状に戻してから正しい位置に差込みます。

作業完了です。


▼DE10 カプラー修理/OH/ナンバー補修

さて、続いては旧製品のトミックス製DE10です。まずは折れてしまったカプラーを復元します。

この時代のカプラーは、マグネットで連結器が解放するタイプです。解放機構を活かす形でカプラーを直します。

このように折れた個所をニッパーで切り取って、ルーターで削って平らにしておきます。カプラーが直ったところで走行機能の復活作業に入ります。

前後の車輪から集電バネまで1つ1つメンテを行って集電系を復活させます。また、前後のトラクションタイヤも共になくなっているので新しいものを取り付けます。

続いて、ご要望のヘッドライトをLED化いたします。

古い製品ということもあり、走りが多少ぎこちない感じもしますが、現状可能な限り対応させていただきました。


▼EF-15 パンタ修理/OH/ナンバー補修

まずは、パンタグラフを外して接着剤を削りだして剥がしていきます。ある程度剥がせた段階で補修の塗装を行いました。


修理完了です。


▼C62逆転棒修理


▼50系屋根グレードアップパーツ


▼マニ50 テール両点灯/室内灯点灯/修理他

作業完了です。

▼Nゲージ「GM E653系フレッシュひたち 遮光他」

今回のご依頼者さまのご要望は3つ。後進時の運転席点灯、ライト周りの黒塗装、そして全車内面の遮光処理です。

こちらの車体では、中央にユニットが大きく張り出しているため、左右それぞれに光源を設ける必要がありました。天井部に左右それぞれにチップLEDが設置されたのがわかると思います。


続いて遮光シートの制作ですが、まずは全車スキャンして素材を切り出します。

このように個別の遮光シートができましたので、内面から貼っていきます。

このようになります。これにより明るめの室内灯でも車体が透けることはありません。

シートも薄くしっかりと車体に貼りつくため、窓ガラスをはめ込む際も、きつくて入らなくなることはありません。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「オロ35 床板組み替え」

今回の作業は、異なる製品のボディーと床板を被せられるように加工してもらいたいとのご依頼でございます。

まず、そのままでは全然収まりません。かなり削り込む必要がありそうです。

削って確認また削るを繰り返します。

反対側もニッパーで切れ込みを入れます。

左右それぞれ1mmていど削ります。

床上の出っ張りはすべて切り落とします。

切り取った面をきれいに成形します。

ぴったり収まりました。

最後に室内灯ユニットを組み込んで完了となります。

先っちょをマスキングテープで固定します。

作業完了でございます。

こちらのカプラー交換の作業も完了いたしました。

▼Nゲージ「お座敷列車用 パーツ制作」

今回は、ご自身で車両加工される方向けのパーツ制作のご依頼でございます。

座席部分の寸法を測ります。

イスとテーブルをそれぞれ、0.25mm厚で連結して1つのユニットとします。

比較的小さな成形物となりますので「3Dプリンター Photon S」を使って出力を行いました。

アルコール洗浄で余分なレジンをしっかりと洗い流します。

このあと2次硬化させて完成となります。

上下左右、向きを変えながら2~3回ほど露光して完全硬化させます。

じゃん。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「DD503 3Dプリント製キット組立」

塗装に移る前に洗浄作業を行います。

続いて、内側を黒で塗っておきます。この作業をしないとライト点灯時にボディーが透けてしまいます。

さらにグレーのサーフェイサーを2~3回に分けて吹き付け下地と遮光効果を高めます。

このあと白で全体を塗装します。

マスキング・データを作ります。

手すりへの塗装は、そのままでは剥がれやすくなるため「ミッチャクロン」を筆塗りで1つ1つ下塗りします。

個々のパーツも塗装していきます。

続いて、透明プラバン(厚0.2mm)を切り抜いて、裏から貼りつけます。完成まであと少しです。

ライト周りをシルバーで色サシします。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「マイクロ 京王8000系 白色LED化」

発光源を白色LEDにしましたが、どうもぱっとしません。マイクロ製のライト加工におきましては、導光材そのものが透明ではなく黄ばんだ感じになっているケースが少なくありません。今回もそうですし、透過率も低く暗いです。明るめの白色LEDを組み込んだとしても写真のように黄色っぽく暗いです。このような状態では、ご依頼者様もがっかりしてしまいます。今回は、一般加工から特殊加工へ切り替えて作業をすすめていきます。

一般加工に比べらべてやや費用はかかりますが、確実な明るさとご希望の発光色に仕上げることができます。

まずは、導光材の先端から近い位置の遮光をルーターで削って剥がします。写真中央が削る前で、右側が削ったあとになります。この位置に左右それぞれにチップLEDを配置します。

このあと配線を基盤へとつなぎます。

大変明るくご希望の発光色となりました。

ボディーを被せて光具合を確認と調整を行います。どうやら良さそうです。撮影の関係上、テール部分も一緒に光って見えますが、ヘッドライトのみ独立して発光しております。真正面から見るとかなり明るいです。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「KATO マイテ492 テール&マーク点灯改造他」

今回は少々難しい作業となります。

まずは、車体を分解して加工の準備をします。

旧室内灯ユニットから現行のLED室内灯(バネ集電式)に組み替えます。取り付けにはちょっとしたコツが必要です。

今回の作業の本命でもある、テールマークとテールライトの点灯化改造です。

まずは、ピンバイスで中心に穴をあけます。

円の中心からずれてしまわないように慎重に作業をすすめていきます。あるていど穴が開いたら、今度は小型ルーターを使って作業を進めまが、ちょっとでも手がぶれて削りすぎてしまえばその時点で終わりです。ビスを何度も取り替えながら目的のサイズになるまで繰り返します。

ようやく、きれいな円形に切り抜きできました。このあと、透明なパーツをレーザー加工機で作りはめ込みます。

まずは、アクリルを円形に切り抜きます。次に遮光パーツと発光部(チップLED)を合わせたパーツを作り合体させます。こうして出来上がったパーツを組み込んで、発光させると上記のような感じとなります。厚さわずか1.5mmで実現できました。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「E653形フレッシュひたち ライト周り黒塗装」

今回は、ライト周りを黒くしたいとのご依頼でございます。

そのままでは、ライトレンズや周りに塗料がついてしまいますので、すべて分解して作業する必要があります。ライトユニットを外すには側面の窓ガラスを先に外す必要がありますが、それなりにコツが必要で簡単には外れません。

写真では少々見にくいかもしれませんが、奥部分のライト周りは白くなっています。

外にはみ出さないように慎重に「つや消し黒」で塗装していきます。「つやあり黒」にしないのは、そのほうが引き締まって見えると考えました。

このようになります。つや消し黒の効果がしっかりと出てライト周りは引き締まって見えます。

以上で作業は完了いたしました。

▼Nゲージ「機関車いろいろ修理まとめて」

まとめて修理のご依頼です。

▼トーマス君

まずは、こちらの「トーマス君」から作業に入ります。めったに修理のご依頼がない機関車だけに新鮮な感じがします。

ふむふむ、下はこのようになっているのね。

内部の集電パーツも徹底してメンテを行います。

ピカピカになりました。

テンダーからの集電用のピンもありませんので、真鍮線(0.3φ)で自作して組み込むことにします。

何度か分解と調整を繰り返して、ようやく安定集電も安定し問題なく走行できるようになりました。

▼ITALY 5629 蒸気機関車

さて、「トーマス君」が終ったところで、次の機関車へ移ります。

車輪および集電板他、所々錆が出ており白く劣化している状況で、まったく電気を通さない状態でした。台車枠も変形しており車輪が抜け落ちかかっている状況です。単純なメンテという訳にはいかず、直すところがいりいろありそうです。

まずは車輪は磨き出していきます。

集電板他、いろいろ直さなくてはならい箇所があります。台枠も変形しています。機関車への集電ピンも錆により途中から折れてなくなっています。

機関車とテンダーを固定するパーツもなくなっているようですので、こちらも制作して組み込みました。

先台車および従輪も磨き出しておきます。車輪本来の輝きを取り戻しました。

最後に走行テストを行って作業は完了です。

▼マイクロ EF67タイプ 修理(異音)

分解してギアの調整を行います。また、モーターとの接点も不安点でしたのでこちらも対処いたしました。

▼中村精密 国鉄C51蒸気機関車

車輪は完全に光沢感がなくなっています。

車輪を磨き出しました。違いがわかるように先台車の下(磨く前)、上(磨いた後)です。単純な汚れではないので拭いただけでは落ちませんので、磨き出しで行っております。

すべての車輪をピカピカに磨き出しました。

▼マイクロ 国鉄C11-91-61系客車テール点灯不具合

すべての作業が完了いたしました。

▼Nゲージ「マイクロ 371系特急あさぎり 2階建室内灯組込」

今回の作業では2階建て車両への室内灯の組込みです。1階は白色で2階は電球色で点灯させたいとのご要望です。

まずは、2階部分へのユニットの組込みです。発光色が同色であればこれで終わりですが、1階が白色点灯となると別にユニットを組み込み配線していく必要があります。

上記のような板バネ集電板を作ります。

1階部分もしっかりとした明るさが確保されています。

このようになりました。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「E231/E235/E531/E259 TNカプラー化」

▼E231系TNカプラー化

まずは、もともと付いていたカプラーを取り外します。次に床板に一体化された突起部分をニッパーで根元からカットしたのち、ルーターで平らになりまで削ります。平らな面ができたら、TNカプラーをスペース内に収まるまで加工して現物合わせを行います。干渉する箇所があれば、加工して収まるようにします。

加工途中の過程は撮影し忘れておりましたので、今回は省略いたします。

このように取付けが出来ました。カプラーの前方への張り出し具合を確認して調整を行って完成となります。



こちらの車両も上記と同様の作業工程。


すべてのカプラー加工が完了しました。

▼Nゲージ「レールバス修理」

今回のご依頼は、こちらのレールバスの修理でございます。現状は片側の車輪が完全にロックしており。

問題となった箇所を特定しましたが、修理の中でも少々難しい箇所です。ギアが損傷しています。

ウォームギアを金やすりを使って削りなおして復元します。「分解>組立て>確認>分解・・・」を5、6回ほど繰り返して、ようやく回るようにまりました。車輪が側にギアも損傷していたため、こちらも削りなおしてピッチを整えました。

当初、簡単に終わると考えていましたが、思いのほか手間取りましたが、無事にお直し出来て良かったです。

▼Nゲージ「ROCO 西ドイツ国鉄 V200形 #23283 LED加工」

こちらの車体では、底面ネジ1本と正面パーツ(※写真参照)の4カ所をすべて外さないとボディーが外れません。これを知らずに無理にボディーを開けようとすると、本体を割ってしまいますので注意が必要です。

導光材の配置が電球に合わせた配置となっているため、そのままではダメそうです。対応策を考えますので、もう一度やり直します。

LEDをより後方へ配置できるように基盤を短縮加工します。それに合わせて各部のパーツも配置換えします。

加工機板の完成です。最後にLED正面に反射板を置いて光を拡散させます。

写真ではちょっと見ずらいですが、しっかりと光ってます。運転席横の窓が光ってますが、そういう製品なのだと思います。作業完了でございます。

▼Nゲージ「ROCO 西ドイツ国鉄 BR181形 #23330 修理」

動きません。

単なる台車の通電不良という訳ではなさそうです。

基盤を外します。

ハンダで配線を外していきます。

モーターが出てきました。

どうやらモーターそのものに問題があるようです。回りません。

ブラシ、コミュ、コイル断線など1つ1つ確認して、モーター内部の問題個所を特定します。さまざまな要因でモータが回転しなくなります。原因をしっかり調べて対策を講じます。今回は幸いモーター全分解までには至らなかったので良かったです。フライホイールの付いたモーター分解は結構大変ですからね。

基盤のスイッチ箇所もだいぶ酸化して黒くなっていますので、せっかくですからこの辺りも磨き出しておきます。

最後に各部に注油を行って作業は完了となります。

ギア全体に程よく油が回るまで往復運転します。

走行テストも終えて、修理完了です。

▼Nゲージ「KATO 681系ライト光漏れ対応+貫通ドア塗装」

運転室のヘッドライト用の遮光が透けてしまってオレンジ色に発光しています。今回のご依頼は、この光漏れを何とかしたいとのご相談を受けました。

早速分解して構造を見てみます。

ユニットをすべて分解したあと、光が透けてしまわないように対策を施します。

このように正面から見て光が透けることがなくなりました。

作業完了でございます。続いて貫通部分のドアの塗装です。

写真ではわかりづらいかもしれませんが、ドアパーツがやや黄色味を帯びています。

色を調合します。

色を薄く吹いていき現物合わせで色合いを近づけていきます。しかしながら車体色とまったく同じ色という訳にはいきません。

あまり色の調合にはまると泥沼に陥るので、とりあえずこのあたりで良しとします。塗装完了です。

▼Nゲージ「KATO リマロコモティブ GS-4 修理」

今回は、トラクションタイヤ交換と動力不調(動かない)とのことでご依頼をいただきました。

まずは、トラクションタイヤの交換からです。実際に切れてしまったのは1つですが、もう一方も既に白く変色し劣化していますので、左右ともに交換します。

スポークにマイナスドライバーを入れて軽く持ち上げます。ここで注意しなくてはならないのは、均等に持ち上げる点です。1点だけで持ち上げてもなかなか外れません。

はい、外れました。

次にトラクションタイヤをはめるわけですが、ここにもちょっとしたコツが必要です。上記のように1点を固定してピンセットで引っ張ります。タイヤが動輪の径よりかなり小さいと失敗しますので、成功すまで何度もチャレンジします。

ロッドの角度を調整していきます。適正な角度で固定しないと車輪が回らなくなります。

ロッドの位置を調整して、上から圧をかけてはめ込みます。ようやく片側終了です。トラクションタイヤ1つ交換するのもこの手の車両は大変です。もう片側も同じように作業します。

続いてモーターが動いたり止まったりする原因を調べます。1つ1つ集電箇所に電圧をかけて問題個所を特定します。

どうやら機関車側に問題があるようです。

機関車中央の金属部分に問題がありました。ここに対策を講じておきます。

最後に車輪をすべて磨き出しておきます。

正常に走行可能となりました。作業完了です。

▼Nゲージ「ワサフ8000 修理」

こちらの修理のご依頼です。

どうもパーツが曲がってるのか接着時に削ってしまったのかわかりませんが、形状が変わってしまっている箇所が見受けれれます。これが原因で、パーツが正しくはまりません。現状できる範囲で修理を進めていくことにします。

継ぎ目をカッターで切れ込みを入れてゴム系接着剤を切り離します。

マイナスドライバーでこじ開けてプライヤーを使い、パーツを前面に押し出してから変形を慎重に戻していきます。やはり、上面は一部削られてしまっている感じですね。どうにか角面がはまり裏から通常より多めの接着剤で固定しました。また、床側面を金やすりで削って上ボディーが閉まるようになるまで削って調整していきます。

内部は配線が飛び交っています。線が無駄に長すぎるのでこのあたりも配線し直します。

室内灯のチップLEDが空中に宙ぶらりん状態ですので、これも作りなおします。

だいぶ中身がすっきりしました。集電版など1つ1つ調整して最後に点灯テストです。

作業完了です。

▼Nゲージ「Tomix 209系 青帯」

今回の作業は、京浜東北線(青帯)への変更でございます。

まずは、車体を全分解します。「床下、屋根、幌、ライトユニット、窓ガラス、その他」外せるものはすべて外します。

▼ボディー洗浄作業

しっかりと乾燥させます。これ以降は、できるだけ直接手で触れることを避けます。


▼帯制作準備

以前、F-modelさんから「青24号塗料」が発売されていたようですが、残念ながら閉店されたとのことで在庫も既にないようです。

参考用の車体のスキャンを行い、帯色の[CMYK]を確認します。そこからMDプリンターに適した色データに置き換えます。次に個々の帯用カットデータを作ります。

スキャンした原色からいくつかのカラーチャートを作り出力してみます。

現物との色合わせです。もう少し水色っぽい感じですね。色成分を少しずつ変えながら色を近づけていきます。

下の6色が修正したものです。だいぶ色が近づいてきました。左下のテスト色が一番近い感じですね。もう少しだけ水色っぽい感じです。


▼青22号と24号の色の違い

・青22号・・国鉄103系京浜東北線などで使用された色

RGB・・(0/133/158)/マンセル値・・(3.2B 5/8)

・青24号・・ステンレ車の帯色として使用されたが、従来の青22号では暗く見えてしまうため、より明るく青みを帯びた24号が使用された。

RGB・・(0/178/229)/マンセル値・・(1.3B 5.3/8.6)


青24号では青22号と比較してB(158 -> 229)と青の数値が大きくなっていることがわかる。


加工対象となる車体のスキャンを行い正確な帯データを作成します。


近似色として「Mr.カラー:スカイブルー」も試してみたいので、こちらも発注してみました。

ようやく塗料が届いたので色合いを確認してみます。やはりそのままでは青みが強いようです。そこでクールホワイトを極少量まぜて色合いを調整してみます。どうやら良さそうです。さらに今回初めて入手した「光沢スパークリアーUVカット」を混ぜます。

光沢感のある、鮮やかな青帯の完成です。明るいところではより明るく、暗いところではより青みが強く見えます。いい感じです。

分解した車体を1つ1つ戻していきます。

ようやく作業完了でございます。イメージ通りの色合いに仕上げることが出来ました。

▼Nゲージ「KATO EF65_500 テール点灯化」

今回は、ご依頼者様のご希望で「on/off」スイッチ機能のあるテール点灯化加工となります。

だいたいの取付位置に印をつけておきます。

LED端子が直接接触しないようにマスクしておきます。

テールライトの位置を再度確認しておきます。

基盤横にマイクロスイッチを埋め込みます。

テール用のチップLEDを結線しておきます。

まずは、先に印をつけた位置に簡易固定します。最終的な位置の微調整は一番最後に行います。

屋根内側の一部をカットしてスイッチと干渉しないようにします。この処理をしておかないとボディーが浮いて閉まりません。

左右の光量バランス調整も終わり、作業完了でございます。

▼Nゲージ「Tomix 9600&TRIX ディーゼル機関車修理」

今回は上記の2台の機関車の朱里です。


先台車を固定するピンが折れてなくなっています。まずはここから直していくところから始めます。裏面から1mmのピンバイスで穴あけを行い、そこに真鍮線を通してピンを復活させました。

続いてテンダー側です。まずは車輪と集電板、バネもすべて磨き出して再生させます。現状、ほとんど電気を通しません。

これでテンダー側の集電系は完全復活しました。問題はここからです。まずドライブシャフトがありません。それと機関車と連結するドローバーも欠損しており連結できません。これだけなら良いのですが、他にもいろいろ問題が出てきそうです。

まず、テンダーから機関車側への集電ピンが曲がって下がってしまったものを上記のようにまっすぐにて戻し定位置で固定します。

破損した箇所をニッパーで切ります。

次に破損した箇所の連結部をレーザーで作ります。

クリーナーで接着面の油分をしっかり落としておきます。

このように固定します。パーツは現物合わせで位置調整します。最後に黒で塗装します。

続いてドライブシャフトの設計です。こちらのパーツの制作には、3Dプリンターを使います。最適な長さがわからないため、長さ調整できるパーツとして制作します。

ドライブシャフトのパーツが出来ました。左右の長さが調整できるようになっています。

あとは、実際に連結してみ調整を行っていきます。最後に黒で塗装します。

こちらの機関車は、「パーツ割れ/部品破損2か所・ドライブシャフト欠品・集電不良」など問題個所が多岐にわたっていたこともあり、お直しするまで時間はかかりましたが、どうにか走行できるまでお直しすることが出来ました。


1つ1つ現状を確認しながら問題個所を特定していきます。

修理依頼の中でも難しい部類に属するもので、モーター内部の断線です。過去作業した中で1番作業が難航したのは、外国型蒸気機関車による複数ギア破損です。ギアは基本的に樹脂製が多く、使用頻度に関係なく経年劣化による割れなども発生します。これは国内メーカーも例外ではありません。症状としては、台車から「ガタガタ音」がして上下に揺れ始めたらギア破損を疑うべきでしょう。

モーター断線の原因は、恐らく車輪がロックしてしまい、無理に電圧をかけ続けたことでモーターに大きな負担がかかりローターの線が焼き切れたのだと思われます。ギアも大変固く途中で完全にロックしているようです。

原因がわかりました。ちなみにこちらの機関車で使用されているギアはすべて金属製でした。今回、ギアがロックしてしまった原因ですが、シャフト終端に付いているはずの金属製のパーツが片方ありません。これによる、回転に対してシャフトが安定せずウォームギアと噛んでしまっていました。そうなると、まずこのパーツを設計してパーツを作るところから作業しなくてはなりません。修理にはかなり時間がかかりそうですね。


部品を機械で切り出します。

1.3mmのピンバイスで内径を整えます。

このようになります。

回転時に内部で暴れていたシャフトが中心でしっかり固定されました。

続いて難関のモーター内部の断線を結合する作業です。線の太さは見た目0.08~0.1mmくらいでしょうか?超極細の断線を見つけだして結合します。

拡大ルーペを使い内部の断線した箇所を見つけました。しかし、スぺ―スが狭くとても難しい。一番先端の細いコテを使い作業は一瞬で終わらせなくてはなりません。熱し過ぎたりハンダの量が多すぎても失敗します。

モーター内部の結合はどうにか成功したようです。どうにかモーターは蘇りました。しかしながら、この機関車には他にも多数問題をかかえています。外カバー割れていたり、ギアが途中で重たくなり引っかかりがポイントがあります。これを直すのに凄く時間がかかるんですよね~。既にこの機関車単体で、まる2日近く費やしている状況ですが終わりません。1つ直すとまた次の問題が出てきたりとかなり手ごわいです。

ロッドもすべて分解して、重たくなる原因を特定するため個別に単体テストを行います。目視でギアに破損などもないか念入りに見ていきます。

集電機構もなんだかおかしい?片側の集電板が途中でもげてのか、これでは通電もできません。これも直す必要がありそうです。

ようやく、作業完了です。どうにか走行できるまでに至りました。多少走りがぎこちない感じもしますが、こういうものなのでしょう。当初、ここまで作業が難航するとは考えておりませんでした。実際に作業に入ると、問題個所が次々とでてきました。特にロッドが付いた機関車は泥沼にはまることがあります。すべての動輪が正確にリンクしていないと車輪はロックしますからね。走行に支障をきたす箇所に順次対策を講じる必要があったので想定上に時間がかかってしまいました。

▼Nゲージ「マイクロ キハ40系/キハ65形他 LED加工」


加工途中の写真は省略しますが、上記のように光らせるにはこのユニットの仕組みを良く理解して作業しないと思ったようには光りません。初めてご自身でこの車両をLED加工される方は、少々手こずるタイプの1つです。


こちらの車体も思いのほか難航してます。一見簡単そうに見えるこの車体も頭の痛い問題が多々ありました。やはりマイクロ車体は手ごわいです。特に電球時代の旧マイクロ製品のLED化は想定以上に時間を費やすことになることはしましばあります。

LED化した基盤をセットしては分解を繰り返し調整していきますが、LEDをかなり削り込まないと干渉してボディーが浮き上がってしまい閉まりません。また、下のスイッチの出っ張っりがLEDもしくは配線と干渉して閉まらないようです。

爪が深く、がっちり固定されているのでボディーを分解するにも一苦労です。しばらく悪銭苦闘するボディーも数量ありました。

側面の爪をある程度削って、ボディーを開けやすくなるような加工も同時に施しておきました。当初の想定以上にかなり時間がかかってしまいましたが、ようやくすべての作業が完了いたしました。

マイクロさんの車体でのライト加工では実際に作業に入ってみないと、どれほどの時間がかかるか想定するのは結構難しいですね。

▼Nゲージ「マイクロ キハ281系/Tomix キハ183系 LED加工」

基盤は電球タイプです。現状は上の写真のような感じです。それではLED化していきます。

右が基板上に付いた部品を外したもので、左がLED化したものです。

発光色は白色LEDを使用しますので、ヘッドライト用の導光材はクリアーオレンジを薄く塗り電球色風に仕上げます。一度に大量に塗ると発光色がオレンジになってしまうので、薄く塗っては確認し、また塗るを繰り返し目的の色合いに近づけていきます。

このように仕上がりました。


続いてマイクロさんの「キハ281系」へと作業が移ります。こちらの車両分解には少々コツが必要です。まず上部のライトパーツを先に外し、導光材をプライヤーなどで挟んで引き抜いてから床下を外すことで簡単に分解できます。

ちなみにこの基盤をLED化するには少々難しい部類に入るタイプです。この時代のマイクロライト基盤は、電球用として設計されていますので、電球が横向き(※上記写真参照)に配置されております。つまり、そのままLEDに置き換えるだけでは導光材に光が回らず、明るさに大きな偏りが出てしまいます。そのため、LEDの配置と角度にはシビアな調整が必要となります。

LED化した基盤を組込み、光の回り込み具合を確認しながらまた調整するを繰り返します。

ようやく最終調整が終りました。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「Tomix 12系(やまぐち号)展望柵パーツ取付け+床下/台車塗装」


▼カニ24床下&台車塗装

ご依頼により床下をグレーに塗装いたします。カラーは「ニュートラル・グレー」を使用いたします。

すべて分解します。

汚れや油分を洗浄で完全に取り除きます。

乾燥後、プラサフで下地塗装します。

カプラーを交換します。


▼12系展望柵(エヌ小屋さん)パーツ取付

塗装前に金属脱脂をしっかり行います。その後、「ミッチャクロンマルチ」で下地塗装を行います。

現物合わせを行いながら、適正角度になるまで微調整を行います。

透明ゴム系接着剤を本体底に極少量塗布して柵を固定します。あまりつけすぎないのがポイントです。

作業が完了いたしました。

▼Nゲージ「ARNOLD 蒸気機関車 発煙システムOH他」

こちらの機関車につきましては、以前より当店で修理と各種OHを行わさせていただきました機関車でございます。数年ぶりに戻ってまいりました。今回も不具合のある個所の修理と発煙システムのOHとなります。


▼1台目「配線断線/ライト不点灯/OH」

まずは分解して配線などすべて新しいものに付け替えます。

ライト破損確認

次に機関車本体側の分解です。このタイプの機関車の分解方法は上記写真の蓋をまず外し、そこから六角レンチを差し込んで回してピンを引き抜きます。これを知らずに無理にボディーを開けようとしても開きませんので、ご自身で分解・修理されている方はご注意ください。

ピンを抜いた後もボディー分解にはちょっとしたコツが必要です。前方から後方に少しづつ左右に動かしながら持ち上げていくと簡単に外れます。決して力に入れ過ぎないようにしてください。

動輪も含め各種接点部分は発煙オイルと混ざって真っ黒ですので、汚れを除去していきます。

ようやく1両完了です。さて、それでは次の機関車です。


テンダー側のライトもほとんど点灯しなくなっていたので、新しい物へと付け替えました。

機関車側も長年たまった汚れを洗浄液を使って1つ1つ落としていきます。

集電箇所の車輪内側も念入りに手を入れていきます。

最後に発煙装置内部の汚れを除去して完了です。


こちらの機関車も同様に全分解してメンテを行います。

車輪もすべて磨き出していきます。

大変お待たせいたしました、作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「各種パーツ取付他」

少々数がありますので、ちょっと時間はかかりそうです。まずは58様からです。

58様、お取付け完了です。次に進みます。


以下同様にパーツの取付け及びインレタ貼り作業でございますので、作業画像は省略させていただきます。

すべての作業が完了いたしました。

▼ぴょん鉄商品「流山ディーゼル機関車 DB-1」

「流鉄5000形タイプ [流星][なの花]4両セット」がKATOより発売されました。カトさんのページ→こちら


それに伴いまして、ぴょん鉄でも以下「DB-1」を制作してみることにいたしました。

▼ただいまDB-1試作設計中・・・

▼試作・3dプリント出力

▼Nゲージ「マイクロ 近鉄20100系改造後 LED加工」

加工費:1,800円/両

今回の作業では、より高輝度なLEDへ置き換えます。

こちらのパーツを加工して導光受光部の断面積を広く確保します。

上記写真のようにしたパーツの下側を加工して光の当たる部分を広げます。

このようになりました。

最後にヘッドマークをお取付けして作業は完了いたしました。

▼Nゲージ「GM JR九州817形3000番台 カプラー加工」

GMへのカプラー加工(トミックスTNカプラー装着)は、少々作業が難航することもよくあります。今回も恐らくすんなりとはいかなさそうです。

出来るだけ元のスカートの形状を壊すことなく、カプラーを組み込む方向で作業を進めていきます。

ここまで薄く加工していきます。

上記のように一体であったパーツを「分割・加工」を施したものを固定します。


続いてカプラー側の加工です。こちらもかなり加工しないと取付ができません。通常、左右のカットのみで対応できるケースが多いのですが、今回は上下の張り出しも1mmほどカットする必要があります。

仮付けしては確認を繰り返し、カプラーが干渉する箇所にさらに手を加え、定位置で収まるまでこの作業を繰り返します。

カプラーはここまで小さく加工します。また上部は1mm程度短縮してあります。

GMでは、TNカプラー装着にあたりM車の台車がぶつかることが多く、今回もやはりあたるので、台車にも加工を施していきます。

ようやく1両完成です。結局1両作業するのに1時間近くかかりました。特に1台目は、作業工程を練ってから進めないと、部品を切りすぎたりと失敗しますので、慎重に作業を進める必要があります。

カプラーの特殊加工では、1両目が一番時間がかかりますが、加工箇所がわかれば2両目以降、作業はスムーズに進んでいきます。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「マイクロ 485系せせらぎ LED加工」

今回のご依頼では、色変更と明るさアップでございます。LEDは高輝度を使用しますが、明るさについては構造上大きな変化が見られない場合もございます。

まず、導光材に着色(オレンジ)されている塗料をすべて落とします。

上部の導光材を取り外します。

基盤についたLEDを外します。

3mmLEDを上部用ケースに収まるように薄く削ります。

2個とも超高輝度LEDに交換します。

作業が無事完了しました。色合いも変わり、明るさもアップしてます。

▼Nゲージ「787系 床下・台車・カプラー塗装」

今回の作業では、ここまで分解する必要があります。

動力車は、ギアなどもすべて外さなくてはなりません。

塗装前に中性洗剤で念入りに油分を落とします。

水で洗剤をしっかり洗い流します。

今回は自然乾燥ではなく、乾燥機で強制乾燥させます。


▼塗装作業と準備

下塗りが終ったところで、床下はご希望の「つや消し黒」で塗装していきます。

「前・横・斜め」と3~4回に分けて吹き付けていきます。

続いて台車とカプラーです。こちらは、ご希望の「つやあり黒」で塗装します。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「クロ157系床下交換」

まずこちらの車体への入れ替えは短時間で終了。


さて、問題はこちらの車体です。単純な加工でボディー差し替えとはいかないようです。加工しなくてはならない箇所がいろいろありそうで、当初考えていた以上に手をいれないとダメそうです。特にライトユニットは、位置関係が違うので作業が難航しそうです。

まず、ヘッドライトですが導光材の位置があってません。そのままの位置ですと、かなり寄り目になってしまい、すごくかっこ悪くなってしまいます。

テールライトは、基本的にぜんぜん位置が合ってないようです。導光の「加工・調整」にも結構時間がかかりそうです。

穴開けですが、ヘッドライトは意外と厚さがありピンバイスがなかなか貫通しません。


棒ヤスリで導光材の径よりも若干広くなるまで少しずつ削っていきます。

中央から分断して左右に広げます。

ようやく導光材が入るようになりましたが、難しいのはここからです。導光材の位置が変わったことで、ユニット内部の位置関係も変わってきますので、「内部加工・調整ー>確認」を繰り返すことになります。う~ん、ライト関係がなければ差し替え作業はずっと早いんですが、ライトユニットまで絡んでくると作業時間がぜんぜん変わってきますからね。


ライトユニットはまだ時間がかかりそうなので、先にボディーと床板の合わせの調整を行っていきます。

この調整って結構難しいですよね~。1つ1つ内部を覗き込みながら、干渉している箇所を特定してちょっと削っては確認を何度も繰り返していきます。


ちょっと泥沼に陥りそうな気配がしてきました。まずは、床下後方を0.5mm削ります。そして、中央上部の出っ張りの内側(4カ所)を1mm削り落とします。

前側に若干凸凹があり引っかかるので、そこを削って平らにします。

上面のパーツの出っ張りをすべてカットします。

ヤスリで平らになります。

ピッタリ収まるようになるまで、上記の作業を繰り返します。

ようやく定位置で収まるようになりましたが、もう少し手を加える必要がありそうです。

これでようやくぴったり閉まりました。


テール用の穴をあけていきます。

テールも中央から分断して広げます。

こちらも左右をカットして広げます。

中央を分断して左右に「1~1.5mm」程度、間隔を広げます。

ユニットを完全に分割して、ボディー自体に固定します。固定の際に下に「1mmプラバン」を置いて固定するようにします。


この段階で直接LEDを裏から照らして点灯具合を確認します。


テール側の下ユニットの「加工・調整」がだいたいできたところで、テール側の点灯テストです。

テールの導光材はそのままでは短くボディーに適応できないため、各種加工を施して、1mmほど前方へ押し出しています。


大変お待たせしました。ようやく作業完了でございます。

▼Nゲージ「マイクロ キハ281系 スパ北 LEDライト加工」

加工費:1,500円/両

T様、いつもご依頼ありがとうございます。

加工前(電球)によるライト点灯

電球タイプの基盤でございます。上面がヘッド、下面がテール用になります。

加工後(白色LED)による点灯

作業完了でございます。

▼Nゲージ「Tomix E231系常磐・成田・更新車 ->帯張替え」

今回のご依頼は、「E231系常磐線登場時」への帯色変更でございます。お持ちいただいた「帯インレタ」の貼り付けとクリアコートが主な作業となります。※15両フル編成です。


▼車体全分解作業

今回の作業ではボディー全体に帯を貼ることから、車体を全分解してボディー洗浄を行う必要があります。これは、塗装と同様に車体についた汚れ(油分)を落とすための前処理でございます。この作業を怠ると、帯が貼りつかなかったり、簡単に剥がれてしまう恐れがあります。

まずは、先頭車の全分解です。これを15両分すべて行います。


▼洗浄作業

中性洗剤を使って念入りに汚れ(油分)を落とします。

洗剤が残らないようにしっかり水で流します。

今回は乾燥機を使わずに自然乾燥で乾燥させます。


▼インレタの貼り付け

まずお持ちいただいたインレタを車体に合わせてみたところ、上部細帯および先頭車前方の帯に適したサイズが見当たらないようです。

その他の帯も微妙に合わない(長い)?。もしかして、各自でサイズ調整して貼って下さい的な商品なのかな?。乗務員用ドアのインレタは、内窓のサイズとなぜか合わない。さてさて、どうしたものか。

本来ですと貼り位置などの簡単な説明書きも入っていも良さそうですが、何もないんですね~。

お持ちいただいた車体に合うようにデカール制作して貼る方法でも良いのですが、せっかくお持ちいただいたインレタがすべて無駄になってしまうので、今回はそちらを使うことにします。

「E231常磐線登場時」をネットで探るも出てくる資料(写真)は意外と少ない。乗務員ドアは、見た感じは「ステンレスシルバー」のようにも見えるが、付属のインレタは緑である。う~ん、どちらが正しいだろうか?緑の乗務員ドアのインレタは、どこに使うのだろ~。


さらに調べてみると、どうやら乗務員ドアはステンレスシルバーのようですね。ここは塗装で再現しても良いのですが、今回は「メタルシルバー印刷(デカール化)」して貼ることにします。

車体をスキャナーで取り込み、乗務員ドアほかいくつかのデータを修正して作り直し、それを使用することにします。お持ちいただいたインレタと合わせて作業を進めていきます。

基本的に帯の長さが合ってないので、帯を再調整しなくてはならず、当初考えていた作業時間を大きく超えてしまいそうです。


乗務員ドアに貼るデータを作り、デカールに印刷します。

一通り貼り終えたところで、コート処理に移ります。


▼GMクリアコート

ようやく作業が完了しました。感想ですが、結局すべての帯に手直しする作業が発生するなど、かなり遠回りな作業となってしまいました。「もしかして、塗装による色変更の方が良かったのでは?」と思ったりもしました。または、超極薄のカッティングフィルムを機械で適正サイズにカットして貼る方法もありますね。

▼Nゲージ「GM 京急新1000形 前面種別点灯化」

加工費:3,200円/両 ※電飾特殊加工

あ!GMは個別にクリアパーツが入っていないんでしたね。1カ所だけならピンバイスで穴あけを行うところですが、3カ所個別に開けるとなるとちょっと大変です。そこでここはあえて切り出して、パーツ自体を作った方がよさそうです。


まずは、パーツをスキャンします。ユニット全体を作り替える場合は、3dプリンターで行いますが、今回はユニット前面の上部分のみですから、レーザー加工機用のパーツとして制作いたします。

上記のようなパーツを作りました。それぞれのパーツを重ね合わせて1つのパーツとなります。ちなみに下側が透明パーツとなります。

ニッパーで切り離します。

切り出した面を平らにならします。

制作したパーツを取り付けるとこのようになります。

上の写真のようにヘッドライト用の導光材との仕切り板(遮光)を作り組み込みます。続い一番右の写真、面実装タイプの白色LEDを上向きに取り付けます。

下をマスキングしてからアルミテープを上に被せる形で貼ります。

こうすることで、内部で光が拡散され、導光材なしでも全体に光が広がります。

点灯具合は良さそうですので、あとはシールを貼り正面のパーツを取り付けて完了です。

このようになりました。作業完了です。

▼Nゲージ「マイクロ ヘッド&テールライト点灯時の偏り対策」

加工費:3,500円/両 ※電飾特殊加工

以下の写真をご覧いただくとわかる通り、ヘッド・テール点灯が大きく片側に偏っていることがおわかりいただけると思います。

この問題を解決するための加工を施していきます。一般かこうではなく特殊加工として対応していきます。

2色LEDが使われています。まずはこの部品を切り離します。

加工途中の画像をすべてご紹介できませんが、加工>確認>加工>確認・・・を繰り返していきます。最終的に以下の状態となります。

▼Nゲージ「KATO EF58 先台車、短縮加工」

加工費:3,500円/両

今回の作業では新ロットにおける先台車の張り出しを後方へ下げる作業となります。まずは分解して作業手順を決めます。


▼作業手順

ご自身で加工される方またはご依頼される方のため、短縮加工の手順を履歴として残します。加工方法につきましては、それぞれ異なると思いますが、ここではその1つの方法としてご参考になればと思います。作業自体は上級者向け加工でございますので、初めて挑戦する方ににはちょっと難しいかもしれません。

▼パーツ1の加工

作業1)先っちょの出っ張りをカット


▼パーツ2を加工します。

1)まずは以下のように横にカットします。

2)下に出っ張った部分をちょうど真ん中あたりからカットします。

3)板部分もカットして短縮 ※このあと切断面をヤスリで平らにならします。

左:加工前/右:加工後


個々のパーツが出来上がったところで合体させて確認します。短くなった分、カプラー押しバネも半分にカットして組み込みます。

このようになります。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「Tomix 209系(京浜東北)LED加工」

今回作業工程を省きます。電球からLEDへの加工となりますが、テールが著しく暗いのは気になります。まずは高輝度LEDに交換して確認してみましたが、ほとんど明るさに変化なしです。そこでユニット本体に加工を施しどうにか点灯が確認できるくらいの明るさを確保することができました。

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加工前加工後

発光源は白色LEDを使用しておりますので、行先表示も「前進・後進」で白で点灯していますが、昔の製品であるためシールの厚みで暗くなってしまってます。ここはシールを透過性のあるものへ貼りなおせば改善されるはずです。