▼Nゲージ「マイクロ動力車部品修理」

続いてマイクロ動力車のパーツ破損による修理です。

まずは、分解状態の車体を確認したところ軸受けが片側ありません。またシャフトをつなぐジョイントパーツが2カ所破損してました。このパーツから修復することはできないため、新たに作る必要があります。

破損してます。


▼スキャナーでパーツを取り込む

1,200DPIで取り込みサイズを割り出します。読み取ったデータから3Dデータを作ります。

▼3Dプリント出力

さて、問題は強度です。高速回転で振り回され、上下にも台車が動きますからレジン樹脂が耐えられるかどうかテストします。

その前に別の方法を思いつきましたので、そちらを先に試してみることにします。まず、真鍮線を十字に配置し中心をはんだ付け、所定の長さにカットすれば丈夫で比較的容易にパーツができるのでは?と思いました。ただ物がかなり小さいので、はたして本当に出来るのかどうか早速試してみることに...

真鍮線t0.5でいいようです。

中心をはんだ付けします。

強度、可動性など問題なさそうです。実際に組み込んで確認していきます。

「あれ?はまらない」よく見るとシャフト長くない

写真からもわかるように左右でシャフトの出ている長さが違います。左が適正で右が長くなってます。

マイナスドライバーで慎重に力を加えて少し押し込みます。この少しが結構難しいですよ。

う~ん、まだ駄目か~

もう一度分解して、さらに1.5mmほど押し込んでようやく収まりました。

最後に走行確認も行って修理作業は無事完了でございます。

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