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▼E257系 モーター車 パーツ換装
上の車両から外したカプラーと床下機器を下のM車に換装する作業でございます。カプラーは特殊加工を施したものとなりますので、そのまま移行します。作業は20分程度で完了しました。
▼383系TNカプラー修正処理
お次はこちらの車体です。
ご自身でTNカプラーを組み込みされて、位置関係を修正していただきたいとのご依頼でございます。
まずは、車体を分解して埋め込まれたカプラーを取り外すところから始めます。ボンドでがっちり固定されているので、他を破損させないようのライトユニットなどは事前に外しておきます。
床下を再度カットし直して、カプラーの位置と傾きも一通りおないしして再度組込みました。
▼E257系 スカート社外品取付
お持ちいただいたパーツを塗装します。
パーツの塗装が終わったところで、実際に台車に組込んでいきます。
台車をいったん外してから既存パーツを取り外して、制作したパーツを固定します。残りの車両にもすべて取付完了です。
▼E257系車高下げ作業
さて、ご依頼者様ご希望の車高下げですが、そう簡単にはいきません。特にM車は駆動系に影響が出ますので、その辺も考慮して見ていく必要がございます。
M車の台車を分解して、どの部分を加工することで車高が下がるかを見ていきます。
集電シューを外してみます。
この状態ではめて確認してみます。
あまり変わりませんね。
爪を外して床板を少し持ち上げてみます。これでも変化はありません。
さらに分解して良く見ていきます。
台車の中央の円形の出っ張りが大きく影響しているようです。
台車の出っ張りをカットして、このあときれいに削り直して平らにしていきます。真下にギアが来るので、この辺りは丁寧に仕上げていく必要がございます。
次に台車を固定するこちらのパーツにも加工を施す必要がございます。
続いてこちらのパーツですが、加工前はこのような感じです。
加工後はこのようになります。次にテンプレートを作り中央に1.5mmの穴を開けます。
0.25mmの板を台車の上に配置して、中央に1.2mmの真鍮線を固定します。
ここで難しかったのが、真下に駆動ギアが密着しているため真鍮線がわずかな出っ張りでもギアにあたってしまい回転の妨げとなってしまう事です。この調整に苦労しました。
だいぶ下がっていますね。ボディーを実際に被せてみましょう。
いかがでしょうか、車高がだいぶ下がった感じとなっていると思います。
M車が終わったところで、それ以外の車高下げの方法を検討していきます。
作業に伴いボディーにキズなどが入ってしまわないように、外してから作業します。
どのような方法で車高を下げるのが良いかを方法を考えていきます。
他にテスト用の台車をいくつか用意して加工を繰り返し、ようやく加工個所と作業工程が決まりました。
レーザーで中心にはめ込むリングを作ります。
台車中心の丸い凸をすべて平らにカットしてからネジにリングをはめ込みます。また、台車集電の突起を0.5mm程度削ります。
さらに車高を下げることも出来ますが、台車の回転を妨げてしまうので、このあたりが限界です。やはり車高が若干下がると見た目の印象が変わりますね。
残りの車両もすべて同様の加工を施し作業は完了いたしました。