

今回の修理対象車両は、宮沢製のD60となります。



まずはモーターを取り外してみていきます。


コミュテーターを始め中は真っ黒です。また、シャフトの軸受けに錆が出ており回転が重く不安定です。

コミュテーターはじめ、各部メンテとブラシとの調整を行なった上で、最後に軸への注油を行っておきます。

ここからブラシの慣らし運転を行い1時間ほど行いました。回転も安定して、低速から高速まで問題なく上がるようになりました。お次は車体本体の調整です。



各部の歪みが複数個所で発生しており、1つ1つ確認しながら調整していきます。





ハンダも剥がれてしまっている個所も見られましたので、再度固定し直します。

モーター固定位置(角度)調整。0.5/1.0mmのプラバンをモーター下部に配置してシャフトが真っすぐになるように調整します。




通電状態を確認します。併せてピンの角度も正しい位置に調整しなおします。

通電系の調整とメンテナンスです。

テンダー側のカプラーも無理にくっつけた感じでして、カプラー自体が斜めになっています。また、ネジがしっかりと奥まで固定されておらず簡単に取れてしまいました。ここも修理していきます。

少し長めのネジを選びます。

カプラー下側が不安定になっているため、手前側に0.5mm厚のゴムシートを敷いて、角度調整と安定化を行います。その後、長めのネジでしっかりと本体に固定します。



ドローバーの改良

現状このように真っすぐになっているドローバーですが、そのまま取り付けると、上向きに反りあがった状態となり、テンダーを持ち上げてしまっております。

そこで、プライヤーを使用して上記のように加工を施しておきます。

横から見ると、加工によって水平になっていることがわかると思います。


テンダーの車輪もしかりと接地するようになりました。

こちらの機関車につきましては、想定していた以上にさまざまな箇所で調整・修理が必要な状態であることが判明いたしました。 完了までにお伝えしていた以上の時間を要する見込みでございます。いったんこの状態で保留します。
そして、ここからが少しお時間の要する作業となります。左右の動輪が短絡(ショート)を起こしており、原因の特定と修正が必要です。過去の修理例でも同様の症状は特定に大変な時間を要した経緯がございますので、原因を探ってまいります。









調整と動作確認を繰り返しながら、何とか走行可能な状態まで回復いたしました。各部の部品に歪みが見られたほか、短絡箇所の特定と対処に思いのほかお時間を要してしまいました。










