▼HO/16番ゲージ「クモル24 -> クモヤ22 201 リペイント」

作業内容まとめ

  • 本体:ブドウ色2号への全塗装
  • 屋根:現状から濃い目のグレー ※ベンチレータ、ヒューズ、パンタ台、ヘッドライトは現状のまま
  • パンタ交換 ※持込品
  • 車番:クモヤ22 201

この手の車両は個別のパーツを分解することを想定しておりませんおで、各パーツ類は接着剤でがっちり固定されています。塗装にあたりこれらのパーツ類を1つ1つ外していくところから始めます。

ライト基盤も外していきます。

パンタを外します。

▼Nゲージ「キングスホビー特急富士 大幅改造+修復」


まずは、すぐに作業に入れるこちらの機関車のライト加工から着手していきます。


▼キングスホビー 特急富士カスタム加工他

事前にご準備いただきました詳細な作業内容を基に、作業工程を考えていきます。以下に作業内容をまとめさせていただきました。


▼ご依頼の作業内容全般

  • 連結器高さ調整 ※蒸気機関車との連結含む
  • 室内灯お取付け
  • 車輪の転がりの確認およびスムーズ化
  • 車番インレタ貼り
  • 車内ディテールの制作 ※椅子等お持ち込み他
  • テール点灯加工

▼ご希望加工内容詳細 ※キンホビ専用ケース側車両

なお、室内灯につきましては、新規お取付けするユニットと既にお取付されているものとで、明るさや色合いなどが大きく変わってしまう可能性がある場合は、すべてお取付け直す形でご対応させていただこうと思います。ご希望の昭和5年頃のやや薄暗い感じ照明を再現できるように作業させていただきます。また、特に大きな色合いや明るさの違いがなければ、既存のユニットをそのまま使用する形でご対応させていただきます。

①荷物車 x 1

  • 室内灯のお取付け ※やや濃い感じのオレンジ風の電球色で薄暗い感じ
  • 車番インレタ「カニ39550」
  • 室内ディテール加工不要

②二等寝台車 ※青帯3軸ボギー車 x 2

  • 室内灯のお取付け ※やや濃い感じのオレンジ風の電球色で薄暗い感じ
  • ダブルルーフ屋根上部隙間からの光漏れ対策(遮光処理)※小窓は埋めない
  • 車番インレタそれぞれ「マロネ37350」、「マロネ37396」
  • 室内ディテール->アルモデル製「戦前型ロネ用寝台」/ 床板・仕切板は新規制作

③二等座席者 ※青帯2軸ボギー車 x 1

  • 室内灯のお取付け ※やや濃い感じのオレンジ風の電球色で薄暗い感じ
  • ダブルルーフ屋根上部隙間からの光漏れ対策(遮光処理)※小窓は埋めない
  • 車番インレタ「スロ30750」
  • 室内ディテール->アルモデル製「転換クロスシート」/ 床板・仕切板は新規制作

④食堂車 ※帯なし3軸ボギー車 x 1

  • 室内灯のお取付け ※やや濃い感じのオレンジ風の電球色で薄暗い感じ
  • ダブルルーフ屋根上部隙間からの光漏れ対策(遮光処理)※小窓は埋めない
  • 車番インレタ「スシ37740」
  • 室内ディテール->アルモデル製「食堂車テーブル+イス」/ 床板・仕切板は新規制作

⑤一等寝台車 ※白帯3軸ボギー台車 x 1

  • 室内灯のお取付け ※やや濃い感じのオレンジ風の電球色で薄暗い感じ
  • ダブルルーフ屋根上部隙間からの光漏れ対策(遮光処理)※小窓は埋めない
  • 車番インレタ「マイネ37130」
  • 室内ディテール->アルモデル製「展望車内シート・寝台(背高シート)」/ 床板・仕切板は新規制作

⑥展望車 x 1

  • 室内灯のお取付け ※やや濃い感じのオレンジ風の電球色で薄暗い感じ
  • ダブルルーフ屋根上部隙間からの光漏れ対策(遮光処理)※小窓は埋めない
  • 車番インレタ「スイテ37000」
  • 室内ディテール->アルモデル製「展望車内シート・寝台(ソファ&個室設置)」/ 床板・仕切板は新規制作
  • 後部テール点灯化改造

▼ご希望加工内容詳細 ※Mケース側車両

主な作業内容は上記と同様。室内灯については新規組込み。なお、Mケース側の7両につきましては、車体破損等における復活作業もご希望とのご依頼でございます。塗装は「ブドウ1号」によるリペイントとなります。

はい、お任せください。


まずは、分解できるものは一旦すべて外してから修復作業に取り掛かります。

ガラスパーツなどもすべて作り直しさせていただきます。

屋根の窓ガラスもすべて貼り替えいたしますので、すべて剥がします。

床下機器パーツの突起は、車内ディーテールを作る際の障害となるため、出っ張りをすべて平らになるように内部をすべて処理していきます。

床下機器の歪みはプライヤーなどを使って補正を行い、大きく曲がって取り付けられている個所につきましては、いったん取り外してから、ルーターで面出しを行ってから再度お取付け固定いたしました。

床下はすべて取り外し、個別の歪みなどもお直しいたしました。


マイクロワイヤーブラシを使って、古い塗装の剥がれやすい箇所などもそげ落としていきます。

はがれやすい塗装も落とします。

全体の磨き出しを終えたところで、金属脱脂を行います。

さらにクリームクレンザーで磨きだしてから泡洗浄を行い徹底して油分を取り除いていきます。

第1塗装ブースで下処理を行います。

第2塗装ブースでエアーブラシで塗装を行います。

4~5回に分けて塗り重ねていきます。

光沢感のあるブラックに仕上がりました。


続いてボディー側ですが、こちらはちょっと手こずりそうです。

まずは、屋根からです。すべて外して番号を入れます。

事前にずべて外しておいたガラスパーツの接着部をすべて平らになるように削ります。

内面の小窓の削り込みが終わりました。

耐水ペーパーで#800で屋根面を研ぎ出して古い塗装面を慣らします。

しっかりと研ぎ出しが終わったところで、下塗りを行います。

下塗りが終わったところで、スエード調塗装を砂吹きして屋根面をザラザラ感を出します。このあと、「ニュートラルグレー+少量黒」で調合したものを吹き付けます。


実際に吹き付け終えてみて、「う~ん」どうも表面の質感に納得いかないので、もう一度塗装を落としてやり直します。

IPAに漬けてこのまま1日程度おきます。

完全な剥離が終わりました。

下塗りを行います。

色を調合します。

屋根塗装が終わりました。


▼ボディー側面の補修と塗装

ドアが大きく開いた状態で固定されている個所が数か所ございましたので、まずはそちらからお直ししていきます。

コテの温度を380度まで上げて、ドアの側面にに押し充てて、ハンダと接着剤を溶かしドアを本来ある位置に少しづつ戻していきます。


現状かなり盛り上がっておりますので、この状態ですと屋根面が浮き上がった状態となりますので、面出し処理する必要がございます。

接着の盛り上がりは、ルーターを使用して平らになるように削って処理していきます。

大きな盛り上がりを除去できたところで、あとは手作業でペーパーをかけていきます。

デッキ部分の取り外しです。破損させてしまわないように接着剤を少しづつ剥がしながら、無事に分離できました。


ぴょん鉄ストックの鉄道カラーの在庫に今回使用するカラーがございませんでしたので、発注いたしました。※Gaia鉄道カラー(ブドウ色1号)

ボディーの塗装もすべて剥がします。IPAに漬けて1日程度おきます。冬の寒い時期と違い液温をヒーターで温める必要がありませんので、剥離に適した時期でもあります。

翌日、塗装の剥がれ具合を確認したところ、多くは剥離が行われておりましたが、念のためあと1日このまま漬け置きして完全に剥離させます。その間に内装の設計を進めていきます。

剥離はほぼ完了しましたが、まだ一部のみ塗装がしっかり食いついている個所がありましたので、もう1日漬けおきします。

通常、金属車体への塗装は、下処理が不十分だと爪で簡単に剥がれてしまいます。しかし、こちらの車体は塗膜がしっかりと形成されており、驚くほどの定着力で塗装が車体に食いついています。当時の丁寧な下処理に、ただただ感心させられました。

ぶどう色1号到着です。

IPAだけでは落としきれず、シンナープールにドボンさせて1両づつハケで溶かして落としていきます。

ようやく塗装をすべて落とし終えました。

可能な限り各部の補修を行いました。

ガイアの「マルチプライマーアドバンス」で下塗りします。

下塗りが終わりました。

まずは1回目の吹き付けです。このあと、乾燥と吹き付けを5~6回に分けて行い徐々に発色させていきます。

車体色の「ぶどう色1号」塗装完了です。このまま1日おきます。

屋根を載せてみて確認してみます。ここから多くの手を加えないとならない個所があるため、まだ屋根は接着固定しません。


本日の主な作業は、車体に施す帯の制作と標記類、そして車番の貼り付けです。そのあと、クリアーで表面を保護すると共に、全体を光沢に仕上げて参ります。完成までまだいくつもの工程があるので先は長そうです。

まずは、完成品車両をすべてスキャンして側面の情報をPCに取り込みます。また、屋根の形状や向きなども間違いないように完成品と比較しながらお取りつけしていきます。

帯幅や高さなど原寸サイズで取得したデータを元にして、デカールを作成します。

青帯と文字位置などを確認してデータを作成します。

すべて車両のデータができました。

他の作業も並行して行っている関係上、大変恐れ入りますが、しばらくの間お休みとさせていただきます。それまでの間、車体にはホコリや汚れなどが付着しないようにシートをかけて大切に保管しておきます。


車体に施された横帯の制作に、やや難航いたしました。特に青の横帯の色合いがなかなか思うようにいかず、何度もデータを修正しては印刷で色合いの確認を行う、という作業を繰り返しました。

一番下に青のチャートを作りながあ、徐々に目的の色に近づていくわけですが、この作業が意外と時間がかかりました。

最終的に出来上がったのが、シアン:81%/マゼンダ:60%の比率となります。こちらの車体は、かなり深い色合いのブルーとなります。

そうして出来上がった青帯をデカールに印刷した物がこちらとなります。ようやく、デカールの貼り付けとクリアーコート処理となります。


すべての車両に貼り付けが終わりました。このあとマークソフターを上から塗布して、リベットなどの出っ張りにデカールを定着させます。その後、しっかりと換装させてから、クリアーを車体に吹き付けて仕上げていきます。

まずはセッターを使用して定着を高めてから、部分的にソフターを点付けして密着させます。

綿棒を若干湿らせてから軽く押さえながらデカールの上で転がします。

このまま1時間ほど換装させます。


その間に室内灯を作っていきます。

出来上がった室内灯を屋根上部に取り付けて点灯テストをしてみたところ、ここで1つの壁にぶつかりました。

実際に点灯させてみると、横方向に光がうまく回らず、うっすらと光っている程度にしか見えませんでした。さて、どうしよう。


↓塗装の続きです。

24時間乾燥させます。それまで、他の作業を進めていきます。


再び室内灯に戻ります。しばらく試行錯誤しながらいくつかの方法を試しながら、ようやくご希望の室内灯ができました。

こちらが屋根に組み込まれた室内灯です。全体が発光します。

発光させてみます。色はご希望通りかなり濃いオレンジ色っぽい感じです。

小窓から漏れるオレンジ色の光(写真では白っぽく見えますが)もはっきりとわかるほどの明るさとなりました。さて、ここからさらに難しい作業が待ち受けています。まず、この車体はボディー中央に補強板があるため、内装を配置する上での大きな障害となります。さらに、修理やメンテナンスを考慮すると、屋根を接着固定することはできません。内装の配置には屋根の着脱が前提となるため、この点も踏まえて今後の作業を進めていく必要がございます。

テープLEDの長さの問題があったため、両サイドは8mm程度折り畳んで収納しました。その上にブリッジダイオードと抵抗を配置しています。当初は5V仕様で組み込みましたが、抵抗の発熱問題が発生したため、急遽、光源をすべて12V仕様に付け直しました。



まず、内面用のガラスパーツをレーザーで切り出します。この際、切り出しの熱によって素材から発生するガスが透明な表面を曇らせてしまうのを防ぐため、下面にマスキングシート(表面保護テープ)を一面に貼ってから作業を行います。

車体に合わせて長さを微調整して切り出します。

ここで注意したいのはボンドの量です。多すぎると表面に飛び出して見た目が悪くなります。ここは慎重かつ丁寧に作業を進める必要がございます。

他の車両のガラス貼りも完了し、だんだんと車両が形になってきました。この瞬間は、やはり嬉しくなりますね。できるだけ良い状態でお渡しできるように、最後まで頑張ります。大変お時間はかかってしまっておりますが、着実に復活に向けて進んでおりますので、今しばらくお待ちください。


台車につきましては、いったん全て分解し、個別にメンテナンスと通電確認を徹底的に行います。また、色剥げした箇所については、色差しを行うなどして丁寧に修正いたします。

1両分完了です。残りの車体もすべて同様の作業を行います。


さて、各台車の集電調整とオーバーホール(O/H)が完了したところで、いよいよ車体への組み込みですが、そう簡単にはいきません。

従来の取付方法では、集電部分が車内に大きく出っ張り、内装と干渉するという問題がありました。この課題を解決するため、台車を固定する個所に改良を施す必要が出てきました。

1つの方法として、中心のスペーサーを新規に3Dプリンターで作り直します。外形:2.9mm x 内径:2.3 x 高さ:2.4mm です。

出来上がったデータを3Dプリント出力します。

2~5号機は現在フル稼働中のため、1号機(一番右)を使います。

出来上がった部品を2次硬化させます。

今回の加工により、ネジ部分の出っ張りが解消されました。次に台車からの集電も直接配線を行います。

床上にターミナルを作り、そこから各部に配線していきます。

写真では白っぽい感じの灯に見えますが、現物はご希望のオレンジ色っぽい感じで光っております。


さて、それでは内装の制作に入ります。まずはそれぞれの車体に合うように正確な寸法を割り出します。ノギスを使って内寸を測り出し、その寸法に合わせてレーザー加工機でパーツを切り出していきます。

内部にぴったり合うまでデータ調整とカットを繰り返し行います。車体ごとに内部の寸法が異なるので、それぞれのデーターを作ります。

荷物車両は、ドアの出っ張りに合わせて切り出してあります。

ようやくすべての車両の床(ベース)データと現物合わせが完了いたしました。ベースが出来上がりましたので、ここからは窓位置と椅子の配置が車体とぴったり合うように設計していく必要があります。この作業が少々大変だったりまします。

外しておいた展望部を付け直します。

パーツのかみ合わせ部分が合っていないので、ヤスリで平らに仕上げていきます。

これできっちりと収まりました。この状態で固定します。

ダミーカプラーも上向きに若干曲がっているので、こちらも正常な位置に直します。

富士マークを手直しして元に戻します。


次にテール点灯化の改造を施していきます。完成品側の車体も同時に進めます。

テール組込み用のパーツを新規に作ります。

以前に制作したものからの改良版となります。

3Dプリンターで出力を行った後、現物合わせを実施し、データの微調整を行ってから再度出力いたします。

1つ1つの工程が非常に難しく、その都度手が止まることが多くなってきました。


パーツが出来上がりましたので、全体を黒で塗装し断面は赤で塗ります。その後、チップLED(赤)を内部に埋め込んでから、車体へ配線していきます。最後に、中心に透明樹脂を流し込んで紫外線で硬化させレンズを作ります。

▼Nゲージ「KATO キハ82系白鳥13両編成デカール貼り」

作業内容まとめ

  • 号 車 ※1-13号車 ※付属シール貼り
  • 方向幕制作:大阪⇔青森
  • 愛称板制作:白鳥/特急

先に付属の号車[1-13号車]のシールを貼っておきます。

印刷データの設計を行います。

行先方向幕[山側][海側] 大阪ー青森/種別:特急/愛称:白鳥

出来上がったデータを昇華印刷して車両に貼っていきます。1両10カ所 x 13両=計130個所の貼り数となります。

まず、シールをすべて切り分けてから、適切な位置をしっかりと確認し、[愛称・種別]を間違わないように注意して貼っていきます。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「やまぐち豪 展望車点灯+室内灯+カプラー+修理他」

▼ご依頼内容まとめ

  • EF66電気機関車 O/H+パンタ修理
  • EF15電気機関車 O/H
  • C57蒸気機関車 ナックルカプラー+デフレクター修理
  • セット品:D51 床下パーツ取付+テンダー側ナックルカプラー
  • セット品:客車 ナックルカプラー+室内灯取付
  • セット品:展望車の展望部の点灯化 x 2両

まずは、デフ修理とカプラー改造などを行います。この箇所は非常に破損しやすいため、特にケースに収納する際や出す際に折ってしまわないように注意が必要です。それでは、修理に取り掛かります。また、同時にD51のカプラー交換とパーツの取り付けも実施いたします。


次に旧製品のKATO製 EF66の修理・調整です。


EF66と同様の作業となります。写真省略します。


カプラー交換と室内灯および展望車の点灯化改造です。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「マイクロ 3500形牽引アップ/TOMIX 211系1000/3000 ライト加工+M調整他」

▼マイクロ 京成3500形牽引力アップ

まずは、現状確認です。う~ん、なんだか走りが重いですね。

分解して1つ1つ見ながら調整とメンテを行っていきます

台車もすべて分解して個別に見ていきます。

一通り調整が終わり早速走行テストです。

別の問題として、カプラーに干渉して台車が若干傾いていることからこれも牽引力低下の原因の一つですね。カプラーも改造します。

出っ張りをカットします。

カットしたことでバネ止めができませんので、新規に作ります。まずは、0.3mmのピンバイスで穴あけを行います。

そこに加工した0.3mmの真鍮線を埋め込みます。

加工されたカプラーです。

最後にウェイトを少々追加して走行テストしました。非常に粘りのある走りとなりました。

▼マイクロ 四国8000形モーター調整

▼TOMIX 211系 M車調整・修理・O/H

もう一台の作業については、なかなか一筋縄ではいかない状況のようです。両台車ともにゴトゴト音が出てます。これはギア破損による症状です。

車輪に圧入されているギアは、経年により固くなり、最終的に割れてしまうことがあります。症状の目安として目視では気づきにくい微細なひび割れでも、走行中に「ゴトゴト音」や振動が出始めたら、ギア割れの可能性が高くなります。これまで多くのギア割れに対応してきましたが、この部品は非常に高い精度が求められるため、修理の中でも特に難易度の高い作業の一つとなります。

カプラーを取り付ける際、台車と干渉したために台車の一部がカットされたようですね。ちょうど車輪カバーのツメ位置が切り取られてしまっていたため、このままではカバーがぐらつき、車輪が安定しない状態でした。そこで、カットされたツメ部分に対しUV硬化剤で加工を施し、ぐらつきを抑える修復も併せて実施いたしました。

こちらも内部の集電系も一通りメンテも行いました。


▼ライト加工

ヘッドライトが暗いのとよりリアルな発光色へ変えたいとのご要望でございます。

昔のフィラメント型電球の基盤ですね。

電球と部品を全部外してからLED仕様し組み直します。

写真では白っぽく見えますが、ヘッドライトは電球色風に発光するよう加工してございます。また、行先/種別幕は白色で点灯となります。

作業完了でございます。M様、いつもご依頼ありがとうございます。

▼Nゲージ「新幹線500系&700系 パンタスパーク+側面シール」

まずは700系新幹線シール貼り作業完了でございます。シールで難しいのは、貼る作業よりも切り出し作業にあります。


皆様へ、ワンポイントアドバイス!

★シールの切り出しを成功させるためのコツ

切り出し作業をうまく行うためには、いくつかの要件を満たすことが重要です。

1.複数回なぞる: 一度に無理に切り出そうとせず、複数回に分けて丁寧に刃をなぞって切れ込みを入れてから、最終的に切り抜くようにするのがコツです。

2.新しい刃を使用する: カッターの先端は必ず新しい状態を保つようにして使用してください。

3.明るい環境を確保: 対象がはっきり見えるように、必ず明るい場所で作業してください。


▼新幹線500系パンタスパーク取付

現在、プログラムをマイコンに書き込むための装置に不具合が生じている関係で、環境の再構築に少々手間取っております。

ようやく原因が判明して「Successfu」となり正常書き込み完了です。


それでは早速作業に取り掛かります。ご依頼者様のご希望により、パンタスパーク発光色は白となります。

まずは、パンタ上に光源を配置する訳ですが、以前は拡大ルーペなしでも行えた作業も、最近はさすがにルーペなしでは厳しくなってきました。

1.2 x 0.8mmのチップLEDの両端子に、0.12mmの配線をハンダ付を行い、アームに配線を引き回します。これがパンタスパーク加工で一番難しい作業となります。パンタは可動式となるため、ある程度配線にキャパを残しておかないと断線の要因ともなりますので、加工には細心の注意が必要となります。

パンタを外します。

配線を通す穴を開けます。

チップLEDをすり板中心に配置してUV樹脂を塗布して紫外線を充てて硬化させます。そのあと配線していきます。

配線を車内引き込みます。

車体を一旦すべて分解します。

床下に回路を埋め込みます。

一方の配線を集電板へもう一方の配線をパンタグラフ側へと接続して取り出します。

銅テープを貼りスプリング集電機構を作ります。

最後に点灯テストを行って作業は無事完了いたしました。