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まずは現状の確認からです。どちらもほぼ動かない感じですね。まずは、パージー君から見ていくことにしましょう。
各部の接点調整とメンテを併せて行います。
何度か動作確認と調整を繰り替えていきます。
まずはパージー君、修理完了です。続いて、ジェームス君です。
こちらは完全にバラバラに分解する必要があります。
モーターの端子はハンダ付されているので、こちらも外します。
接点調整とメンテを行い安定するまで微調整を繰り返します。
分解したそれぞれのパーツを組み戻していきます。
パージー君、ジェームス君、共に復活です。作業完了。
今回の作業では、ライトユニットを取り出して別の車体へ換装するといった作業です。
まず、ライトユニットの取り出しですがとにかく固いです。窓ガラスの段差にしっかりはまり込んでなかなか抜けません。しばらくライトユニットと格闘して、どうにかこうにか取り出せました。
関西空港シールと番号を貼ってユニットを別の車体へ組み込みます。
組込みもコツが要りますが、取り出しよりもはるかに楽です。
ヘッドライトOKです。
テールの明るさにはかなり偏りがありますね。左側がほとんど点灯していません。これは、この時期のマイクロ特有のユニット構造によるものです。
上記の問題を解決するための加工を施します。テール用のLEDを外して面実装タイプに置き換えます。
導光材にも加工を施します。先の加工で光量を2倍近くまで上げてから、近い側(写真では右側)の光源を半分まで減光させるように加工します。こうすることで、左右のバランスがとれます。
このように配置します。この方法によるポイントは、光量を上げて減光するといった相反する加工を施すことで実現しています。どちらかいっぽうだけでは実現しません。
実際に加工が終わったのがこちらです。劇的に改善されたことが写真からもお判りいただけます。左右バランスよく点灯して明るくなっています。
▼機関車金属配管パーツの取付
既存のプラ製のカットして金属パーツに置き換えるものです。
▼室内灯組込み
下2両への室内灯組込み作業でございます。
ハンダ不要とありますが、根元が安定しないので先にハンダで固定します。
ライトの点灯がかなり不安定でしたので、集電を確認してみると片側の台車が完全に電気がいってないようです。
台車を取り出して集電する断面をメンテしていきます。
一通り台車のメンテも終わり点灯テストです。
作業はすべて完了いたしました。
まずは分解してから作業工程を決めていきます。
ウェイトは動かないように固定してしまいます。
銅板を加工してターミナルを車体前方に「配置・固定」します。
ウレタン線を使って内部を配線していきます。こちらのウレタン線はある程度の曲げにも耐えられますので、断線のリスクも軽減できます。
当初、接点式にしようと思いましたが、このタイプは集電が不安定になりがちでしたので、直接結線する方法に切り替えました。それぞれの配線をターミナルに繋ぎ、そこから室内灯の基盤につなぎます。
照明の基盤も加工を施してあります。
前後ともに点灯することを確認しました。ちらつきの少ない安定した点灯が可能となりました。1台仕上げるのもなかなか時間がかかります。この方法で残りの車両も順次進めていきます。
床が溶けて変形している車両があります。
このような具合で溶けて変形しています。恐らく前オーナーさんがご自身で室内灯を組み込む際に、台車を外さずに直接配線をハンダ付をしたことで、ハンダゴテが触れたことで熱変形したものと思われます。その他の車両も少なからず変形はありましたが、上記の車体はひどく変形していました。
ようやくすべての車体に組込みが終わり、最後にすべての台車のメンテを行っておきます。
▼テールマーク/テールライト点灯化加工
センターを打ち込みます。
続いて、0.3mmのピンバイスで貫通させます。テールライトも同様です。
これ以降は作業がしやすいように、乗客にはいったん降りていただきます。波径を0.5mmの付け替えて、テールライトの穴あけを行います。
テールマークは、電動工具を使って適正サイズになるように広げていきます。
先端のツールを交換して、内径を整えていきます。
このあとレーザーで透明アクリルを切り抜いて中央にはめ込みます。
作業完了でございます。
今回の作業は、よりリアルに点灯させたいとのご要望となります。
ライトユニットが接着されているようで開きませんでしたので、継ぎ目をカッターで削り落として強制的にユニットを開きます。
どうにかこじ開けて基盤を取り出すことが出来ました。
作業に集中し過ぎて、写真は撮り忘れていました。完成したのがこちらです。
ご依頼者様のご希望でよりリアルな点灯にされたいとのことでしたので、対応させていただきました。加工は意外と大変でした。
ライトモジュールを制作します。
内部に組込みます。向きと位置が大変重要となります。
集電板の中央に配線していきます。
この状態で点灯テストしてみます。明るさ・色合い共にOKです。
車輪もだいぶ汚れているのできれいにしておきます。
ライト周りの光漏れの対策を施し、最後に機関車と連結して確認します。
作業完了でございます。
それでは作業を始めます。まずは機関車からです。ヘッドライトも暗いので明るくしたいとのご要望でございます。
まずこちらは、既存の電球を取り外して高輝度LEDへと置き換えると同時に指向角も35°に合わせます。こちらは作業工程の写真は省略します。
さて、お次は機関車後進時の後部ライトの点灯化改造です。
現状はこのようになっており、埋まっていて点灯しません。
センターを打ちます。
次に0.5mmのドリルで穴あけを行います。
お次は、1.5mmを使って幅を広げます。
貫通しました。
1608チップLEDに0.125mmのウレタン線を配線します。
ここにチップLEDを埋め込みます。
この上にレンズを被せます。
車体上部に配線して固定します。
まずはヘッドライトのテストです。大変明るくなりました。
続いて、後進時のライトですがこちらも明るく発光できています。OKです。
▼2軸客車の室内灯点灯化改造
分解して作業手順を決めていきます。
ミニ室内灯を作ります。
すべての作業が完了いたしました。
新たにセラミックコンデンサーを追加しておきます。ヘッドライト周りの遮光処理も併せて行っておきます。
明るく鮮やかな電球色発光となりました。両運転台ですので、反対側も同様の加工を行っております。
▼EF58電気機関車 パンタ修理他
パーツの取付およびインレタの貼り付け完了です。
▼ライト不点灯修理
単純な接点不具合によるものと考えていましたが、どうもそう単純なものではなさそうです。基板上の部品が損傷していたりと基盤事態が故障しているようです。
1つ1つ見ていきます。
ダイオードも損傷しているので交換します。その他にも不具合があるようです。
これはちょっと時間がかかりそうでうね。さらに基盤を外して詳しく見ていきます。
基盤が故障したことで、大きな負荷がかかったことで、ヘッド&テールのLEDもすべて損傷しておりました。こちらもすべて交換する必要がありそうです。
根本的に基盤の部品構成を作り変えました。修理には約3時間ほどかかりましたが、無事作業は完了です。
▼381系 パーツ取付+シール+インレタ
インレタ・シールの貼り数は、結構な量がありますので集中して作業を進めていきます。
すべての作業が完了いたしました。
今回の作業では、座席の塗装および床(塗装orシール)による再現、そして2Mにおける同調、ライトレンズ周り黒塗装、インレタ貼りとなります。
よくよく車両数を数えてみますと14両もあることに今更ながら気づいました。
まずは車体を分解するところからですが、これだけでもかなりの時間を要します。基本的に室内灯も一旦すべて外してからまた付けるといった作業も発生することになります。
特にモーター車の座席板の取り出しは少し手ががかります。
すべて取り出しました。次に取り出したパーツの洗浄作業です。
洗剤でしっかりと表面の油分を完全に落とします。この作業を怠ると、塗装またはシールが簡単に浮いたり剥がれてしまいます。
自然乾燥では少し時間がかかるので、今回は乾燥器で強制乾燥させます。
色を調合して作ります。
1回目は全体に薄く吹き付けておきます。2回目は少し濃度を上げて隙間もすべて塗装します。
左:1回目の吹き付け -> 右:2回目の吹き付け
座席の塗装が終わりました。次に床シート制作と細かな個所の仕上げを施します。
約3時ほどかけてようやく床のカットデータ14両分を作りました。このあとシートに印刷を行いカッティングマシンで切り出します。
印刷後に先に制作したデータをもとに機械でカットします。
データの制作に少し時間はかかりますが、さすが機械で自動カットすると、正確でカット面も大変きれいですね。
ぴったりと床面が収まりました。
残りの車両も仕上げていきます。
ご依頼者様のご要望により同調加工も併せて作業します。
一方が極端に早いので加工して速度差を小さくしました。
先頭車のライト周りの塗装およびインレタの貼り付けもすべて完了しました。