

まずは700系新幹線シール貼り作業完了でございます。シールで難しいのは、貼る作業よりも切り出し作業にあります。
皆様へ、ワンポイントアドバイス!
★シールの切り出しを成功させるためのコツ
切り出し作業をうまく行うためには、いくつかの要件を満たすことが重要です。
1.複数回なぞる: 一度に無理に切り出そうとせず、複数回に分けて丁寧に刃をなぞって切れ込みを入れてから、最終的に切り抜くようにするのがコツです。
2.新しい刃を使用する: カッターの先端は必ず新しい状態を保つようにして使用してください。
3.明るい環境を確保: 対象がはっきり見えるように、必ず明るい場所で作業してください。
▼新幹線500系パンタスパーク取付
現在、プログラムをマイコンに書き込むための装置に不具合が生じている関係で、環境の再構築に少々手間取っております。


ようやく原因が判明して「Successfu」となり正常書き込み完了です。
それでは早速作業に取り掛かります。ご依頼者様のご希望により、パンタスパーク発光色は白となります。



まずは、パンタ上に光源を配置する訳ですが、以前は拡大ルーペなしでも行えた作業も、最近はさすがにルーペなしでは厳しくなってきました。
1.2 x 0.8mmのチップLEDの両端子に、0.12mmの配線をハンダ付を行い、アームに配線を引き回します。これがパンタスパーク加工で一番難しい作業となります。パンタは可動式となるため、ある程度配線にキャパを残しておかないと断線の要因ともなりますので、加工には細心の注意が必要となります。


パンタを外します。

配線を通す穴を開けます。



チップLEDをすり板中心に配置してUV樹脂を塗布して紫外線を充てて硬化させます。そのあと配線していきます。


配線を車内引き込みます。

車体を一旦すべて分解します。

床下に回路を埋め込みます。

一方の配線を集電板へ、もう一方の配線をパンタグラフ側へと接続して取り出します。

銅テープを貼りスプリング集電機構を作ります。


