ぴょん鉄ショップでは、アクリル製ディスプレイケースを今月より発売いたします。
素材は透明度の高いアクリルを使用しております。詳細につきましては、今月20日よりご案内させていただきます。
現状を確認します。
ギアが割れてしまっています。すべてのギアを作り直します。
すべて割れています。
ギアが出来上がったので、実際に組み込んで嚙み合いを調整していきます。
集電部も真っ黒ですので、一通りメンテを行っていきます。
スムーズに回転するまで、ピッチの調整を行います。
すべてのギアを制作して入れ替えました。
本体側の接点部も汚れとグリスで真っ黒でベタベタしてますので、こちらもメンテします。上がメンテ後の接点です。残りもすべて研ぎ出します。
続いて、片側のモーターの回転が不安定のようです。いったんすべて分解して調整を行います。
一通り問題となっていた個所の修理が終わったところで、テスト走行して様子を見ます。
よさそうです。
ボディーを被せて、さらに15分程度往復運転を行ってから問題なければ修理は完了となります。
最後にギアに少量の注油を行って、作業は無事完了しました。
▼A0496 922形サーチライト修理
▼A0614-6 113系LED加工+M車同調
こちらの製品は旧製品ということで、電球が使用されていますのですべてLEDへ置き換えます。
M車2両の速度差を確認して、どのように処理するか考えます。
分解と各種調整を何度か繰り返しながら出来るだけ近い速度になるように調整していきます。
▼A0980 785系ライラック LED加工+M調整+ヘッドライトパーツ製作
▼
破損したシングルパンタをPS16形パンタへ交換します。
碍子を1ずつ持ち上げてパンタ本体を取り外します。
碍子を取り付けます。
碍子を1本ずつ上から慎重に押し込んでいきます。少しコツがいります。
▼付属パーツ取付
▼M車不動修理
ピクリとも動きません。
分解して1つ1つ確認して問題となっている個所を特定していきます。
モータ本体がまったく回っていませんので、いったんすべて取り出して各種接点を始め、モーターの単体テストと各種調整と確認を繰り返します。
作業は少々手間取りましたが、無事に安定した走行を確認できました。作業完了でございます。
今回の作業では、モータの換装(2台)とカプラー全交換の作業でございます。
取り付けには、台車をいったん外す必要があります。
▼モーター換装
こちらがの入れ替えるモーターです。
換装にはすべて分解する必要が生じます。
組込み後の調整なども行います。一方の車体から異音が出ているため、こちらの調整にはやや苦慮しましたが、作業は完了です。
モーター換装および、カプラーの全交換の作業は完了しました。
外国製車両の修理となります。まずは、現状確認を行ってみたところ、ギアからの異音と空回り台車集電不良など簡易テストの時点でいくつかの問題点が確認されました。異音と空回りは、恐らくギアd損傷による症状と思われます。
写真からもおわかりの通りう、ギアが経年劣化により割れてピッチがずれてしまっています。ギアにつきましては新規に作るほかありません。
▼現物スキャンとデータ制作
スキャナーで細部までしっかりと取り込むため、「1200dpi」で読み取ります。
制作したギアに問題がないかを回転テストと調整を繰り返し行い、ピッチを手作業で削り仕上げていきます。
ようやくギアが完成して組込み完了です。次に集電系を一通り見ていきます。
上回りもすべて分解し、モーターを取り出し単体テストを行い確認と調整を行います。
走行テストと調整を繰り返します。問題がなければボディーを戻していきます。
作業完了でございます。
モーターの回転が非常に不安定で音と振動があります。
モーターそのものに問題をかかえているようです。
回転のブレが大変大きいです。
周りのパーツも外してより詳細に見ていきます。
モーターの回転がだいぶ安定したところで戻します。
カプラー加工へと移ります。
最後に車輪を磨きだして作業は完了となります。
走行テストOKです。作業完了です。
まずは、車体を分解します。
屋根もすべて外します。
24時間乾燥させてから、仕上げとして「UVクリアーコート」を車体全体に3~5回に分けて重ねていきます。
「UVクリアコート」作業が完了です。6時間ほど自然乾燥させてから、車体を組み戻して作業は完了となります。
作業完了でございます。
このようにチップLEDを組み込みます。
両サイドに集電用のターミナルを配置します。
作業完了でございます。
今回の作業では、ミニレイアウトのターンテーブル通電不良における修理と建物への電飾化のご依頼でございます。
釘をすべて抜いてから線路の接着をはがして、ようやく外れました。
裏はこんな感じです。
すべてのネジを外して分解します。
まずは接点のメンテと各種調整を行います。
最後にすべてのセクションの通電確認を行い問題がなければ次に進みます。
▼電飾加工
「電源・電圧」を5Vに設定して、各建物に電飾を埋め込んでいきます。
作業完了でございます。
まず、ヘッドライトの色合いをより白系に近い電球色ご希望とのことです。
現状の電球色としては問題ないレベルの色合いではありますが、「より白っぽい感じで」とのご希望でございますので、すべて作り変えます。
色合いにつきましては、個人の好みにもよりますので難しところです。電球色の範囲としては以下の通りとなります。今回の作業では、白色LEDを使い、色合いを調整しながら埋め込むかたちとなります。今回は4,000K(かなり白っぽい感じ)となるようにしてみます。
まず、ヘッドライト用の配線をすべて取り外して再構成します。
薄くクリアオレンジを重ねて、目的の色になるまで点灯と確認を繰り返していきます。
目的の色合いになったところで、車体に組み込んで配線していきます。ヘッドライトが終わったところで、次はテールライトに作業は移ります。
写真で見るよりさらに白っぽい感じで光ります。
テールもばっちり点灯しているのがわかります。テールライトの固定するマウントはレーザーで作り、3mmLEDを埋め込んで適正な位置に固定しました。
「ON/OFF」スイッチはこの位置に取り付けました。ピンセットまたなどで、横方向に動かすことで操作できます。
最後にすべての動作確認を行って作業は完了いたしました。
順に組み込んでいきます。車体のサイズに合わせてユニットカットしていきます。
こちらの車両には、そのままでは入りませんので、まずユニットの集電部を撤去して薄型に入れ替え加工します。次に、コンデンサーなどの出っ張りと干渉する個所を加工していきます。編成中で最も難しい車体となります。
すべての作業が完了いたしました。
鉄コレのライト点灯化改造を始め、主にライト加工が中心のご依頼でございます。こちらも順次作業を進めていきます。
▼機関車各種のメンテナンス
主に集電パーツのメンテが中心となります。
その他の機関車類も基本的に集電パーツのメンテが中心となるため、作業写真のアップは省略します。・・・・・
低速でもスムーズな走行が可能となりました。
▼各種ライト加工
ヘッドとテール用にLEDを交換していきます。
電球のタイプです。
LEDへ置き換えます。このユニットへの組込みは少々コツがいります。
ヘッドマークは白色、ヘッドライトは電球色風に点灯。
こちらもすべて完了です。
▼鉄道コレクション ライト点灯化改造
真鍮線を加工して、台車に集電機構を作ります。
ヘッドライトの穴あけを行います。
続いて、「光ファイバー」を埋め込んでいきます。
こちらも台車集電機構を作ります。
続いて、内部パーツをすべて外して加工します。
正面のパーツを分離させます。※右写真
次に、ヘッドライトとテールライトのパーツも分割します。
次に、ボディー裏面を黒で塗装してボディーが透けないように遮光します。※2度塗りしています。
塗装が乾いた段階で、分割したクリアパーツ(ヘッドライト用・テールライト用)を組み込んでいきます。
車体正面をスキャンしてライト位置に合わせたパーツを作ります。
制作したパーツの穴位置に、チップLEDを埋め込んでいきます。あとは、1つ1つ配線を行ってから点灯テストです。
作業はすべて完了いたしました。
制作にあたっての資料集めに少し手間取りましたが、ようやく制作に必要な資料がすべて揃いました。特に時間がかかったのは、各車両ごとの車番です。公開されている動画を1つ1つ確認しながら、再生と停止を繰り返しながら、ようやくすべての車番がわりました。
車体をすべて分解して塗装前の準備を進めます。
車体をスキャンを行い、各種車両ごとの「マスキング・データ」を制作していきます。データ制作にあたり、1枚の目の写真のように実写と模型を横並びにして正確な帯位置を割り出します。
「UVクリアーコート」工程
クリアーコート乾燥まで12時間置きます。
完全に乾燥したところで、ボディーを組み戻して完了となります。
作業完了でございます。
かなりの部品点数です。
市販のプラモデルキットとは違い、金属キットでは組立工程が大きく異なり時間も大変かかります。事前に説明書をしっかりと理解して組立工程を考えながら進めていかなくてはなりません。
パーツを切り出しにはタガネを使います。
▼動力部の組立
特に頭を悩ませたのがこのパーツです。
試行錯誤しながらようやく形になりましたが、何度も曲げ加工が必要なパーツは、手順などをしっかりと書かなくては混乱のもとになります。その説明がすっぽり抜け落ちている感じですね。
車輪を差し込む内径が狭いようでして、そのままでは入りませんでした。そこで、ルーターで車輪が入るまで内側を削りました。
次に、モーターシャフトにウォームギアをはめ込んでも固定されません。そこで、瞬着を少量流して固定しました。後部のネジは何のため?と疑問が出てきます。
車輪に伝達するギアのかみ合う面積も小さく、かろうじてギアにかみ合っている程度です。この辺は、なぜぞうなっているかわかりません。
組み方が間違っているのかな?と確認したいとこですが、その図がありません。駆動系は大変重要な個所となりまので、ここは説明書に詳細に書くことが望ましいと思われますね。
少し時間をかけて作業を進めていくことといたします。
駆動系は後回しにして、それ以外の作業を順次進めていきます。
▼塗装工程
ボディーの脱脂を念入りに行ってから金属プライマーを車体に吹き付けます。
大変難航したキットでございました。まず、このキットの最大の難点は、組立に関する説明図があまりに少ないことです。どのようにしたら目的の形状になるのかな?といった感じでその手順がすっぽり抜けている個所が随所に見られます。やはり組立説明書で見やすいのは、テキスト文章の多さよりも図の多さだと思わらます。
特に苦労したのは駆動系です。そのまま組んでみましたが動きません。その後、何か組立にミスがあったのではと思い、幾度となく分解と組み立てを繰り返しましたが、やはりスムーズに回りません。そこでじっくり検証してみると、問題となっている個所が随所に見えてきました。ここですべて書くと長くなるので省略します。
そこで、問題となっているパーツに加工を施してから、組立と調整を何度か繰り返しながら、どうにか回るようになりました。絶妙なセッティングができないと回りません。特に駆動系は重要な個所でもありますので、誰でも容易に作れる設計が求められると思われます。また素材の特性上、補強部分が足りていないところが見られます。
なにかと苦労しましたが、どうにか作業は完了です。
前回の「さくら号」制作に続き、次は「あかぎ号」の制作となります。
それでは分解していきます。
ボディー側の部品はすべて外します。
分解が終わったところで、M車に電圧シフト加工を施します。最近のモーターは性能が良く、LEDが点灯する前に動き出してしまいます。そこで、モーターが動き出すタイミングを後ろにシフトすることで、LEDが点灯が点灯する前に動き出すことのないようにできます。特にあとから電球色LEDまたは、白色LEDに交換した際にこの現象が多く発生します。
まもなく完成。
最後に車番とヘッドマークを取り付けて、車体全体をクリアコートして完成となります。
UVクリアーコートを終えて、12時間ほど自然乾燥させて完了となります。
排障装置の取り付け
車両を組み戻して完成となります。
すべての作業が完了でございます。完成!
まずは試作を作るところから始めます。発煙する仕組み自体は単純ですが、Nゲージにユニットを組み込むには、車体内部を大幅に加工しない限り組み込むことが困難となります。いかにユニットを小型化できるかが大きな課題となりますが、当然ながらユニットが小さくなれば、連続して発煙できる時間が短くなります。
今回は、身近にあったKATO製蒸気機関車C11のボディーを使って実際に組み込めるかをテストしてみます。
それでは、発煙装置に必要な素材を入手するところから始めます。
◆ニクロム線(ニッケルクロム1種) 0.2mm
・線径 | :0.2m |
・条長 | :5m |
・最高使用温度 | :1100℃ |
・導体抵抗 | :34.3Ω/m (許容差±8) |
ニクロム線にかける電圧による発煙の違い
20mmを巻線にして実際に電圧をかけて発煙具合を見てみました。
3.5V付近から発煙開始が確認できました。細い線状に煙が上がり始めた程度です。そこから4.5V付近まで上げると発煙量はかなり増えてきました。7V付近になるとモクモクと煙を上げ始め、充分な発煙が確認できました。それ以上は必要ないと考え、3.5~7Vあたりで回路を制作していきます。
ニクロム線2次加工
ニクロム線に身近にあった素材を巻き付けて発煙状態を確認してみました。不燃綿、不燃ペーパー、その他・・・。不燃な吸収素材であれば何でも構いませんが、内径5mmの筒状に適正な位置に配置するのは少し難しいですね。
いろいろ試している中で、たまたま近くにあった物がニクロム線に触れて溶けて固形化。これが偶然の産物として発煙効果を上げることになりました。この固形化した物質は、発煙剤を適度に吸収する効果もあるようで、持続的な発煙が見られます。
数分の連続した発煙テストでは、焦げることなく安定した発煙を確認できました。もう少し様子を見てから本当に適した素材なのかを見極めていきます。
低い電圧でも煙が上がっていきます。
それでは発煙ユニットを形にして、実際に機関車に組み込んでみることにします。
「長さ:20mm/幅:6mm/高さ:5mm」でユニットが形になれば理想ですが、そううまくはいかないでしょうね。
現在発売中の「たのしい工作シリーズ」の第二弾として「動く工作シリーズ」を来年2月初旬より発売予定です。まだ試作段階ではありますが、さまざまな拡張性なども考慮しながら設計を進めております。
当店のキットシリーズは、「組み立てはちょっと苦手」といった方でも、完成まで辿り着けるようなキット構成となっております。今回は動く工作シリーズとなるわけですが、組立てが難しいものとならないように注意しながら進めています。
これをきっかけに、一人でも多くの方に工作の楽しさを知っていただくきっかけとなれば幸いです。
▼せんろ設計・直線/曲線
実は、せんろもキットなんですよ。1つ1つのパーツを組み合わせることで、1つのせんろが出来上がります。
それでは全体のせんろ設計が終わりましたので、実際にパーツを切り出してみます。ここでは組み立てやすさなどを検証していきます。
パーツ同士のはめ込み具合をも少し調整するくらいで、特に問題はないようです。
遊ぶときは連結枕木を使ってせんろ同士をつなぎます。
お次は曲線です。狭いスペースで充分回れるようにします。
▼動力車の制作
せんろができたところで、いよいよ動力車です。
▼ボディーキット
設計が終わったので、レーザー切り出して組み立てやすさなどを検証していきます。
もっとも重視していることに、部品点数が「30パーツ」を超えないように設計しております。あまり多くなりすぎますと、作る前から「これは自分には無理」となってしまいますからね。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
出来上がった線路をつないで、走行テストを行ってみます。
いくつか改良が必要な点がございました。
▼車輪データ修正
モーター車用は、上記のようにギザギザを追加しました。また、フランジのテーパーも調整しなおしています。
▼曲線半径をR300 -> R400へ
曲線半径がR300でギリギリ走行は可能でしたが、ややキツそうです。そこで、最低半径をR400へと規格変更しました。
▼M車修理
まずは、モーター車(2台)の修理から始めます。
まず1代目は片台車の不具合のみでした。問題はもう1台のM車です。
個々のモーター内部のオーバーホール行いブラシ圧を調整して、確認とテストを繰り返していきます。
ようやく回るようになりました。
レールに乗せて動作確認を行って問題なければ完了です。OKです。
▼白色室内灯組込み
既に取り付けてある室内灯を取り外してLEDへ置き換えます。
そのままでは不安定となるので、台座を作ってから取り付けております。
その他の車両も同様に組み込み終えました。作業完了でございます。
現在装着されているカプラーをKATO製客車に高さを合わせる加工となります。現状は、機関車側の連結器の高さが「2.0~2.5mm程度」高くなっており、KATO客車と連結すると走行中に外れてしまとのことです。
作業にあたり、外せるパーツは事前にすべて外しておきます。
削る部分をマークしておきます。
マークした個所をルーターで削ります。
「ニュートラル・グレー」で回りをタッチアップします。
高さを調整するスペーサーをレーザーで切り出します。
ほぼ同一に近い位置まで調整できました。連結もしっかりとかみ合っています。作業完了でございます。
▼作業開始
まずは、機関車側から作業に入ります。
分解していきます。
正面も外します。この状態からドリルでライトに穴をあけていきます。
ルーターに球型ダイヤモンドビットを取り付けて、中央にあたりを付けます。
1mm程度の深さで十分です。
裏面の赤で囲った個所を一部削り落とします。
モーターの両端にセラミックコンデンサーを取り付けます。
ヘッドライトを削った個所に絶縁剤を塗布してチップLEDを埋め込みます。
次に透明樹脂を少量流して固めます。最後に組み戻して点灯テストを行い機関車は完了です。次にテンダーのテール点灯へと作業が移ります。
▼テンダー側テール点灯
穴あけ位置にあたりを入れます。
ドリルで開けた穴に1.5mmの光ファイバーを通します。
内部にLEDを固定します。通常、テンダー側はで片極のみ通電を行い機関車側に送りますが、今回の作業ではテンダー台車に集電加工して両極集電できるようにしております。結果、機関車を連結しなくてもテンダーのみで点灯も可能です。
このようになります。作業完了でございます。
こちらが標準のステップがついた状態です。Tomixではこのステップが取り外せるように別パーツかされていますので、取り外すことが可能です。
こちらのパーツをフック付きのステップに作り変えます。
今回の作業では、すでに取り付けされているTNカプラー(電連なし)に電連パーツを取り付けるものです。
このような部品を作ります。このあと黒に塗装したあと、カプラー連結部のそこに取り付けます。
写真の赤丸で囲った部分にわずかな突起があります。そこに合うようにパーツを制作しましたので、出っ張りに合わせてゼリー状瞬間接着剤を少量の出てパーツを固定します。
このようになります。作業完了でございます。
さて、今回の作業では内装のインテリア照明をすべて点灯させるものです。構造を確認するため一旦車体を分解してみましたが、そう簡単にはいかないようです。まずは、TNカプラーと室内灯の取付けを先に行ってから、じっくりと考えて作業を進めていきます。
次にランプをどのようにして点灯させるか考えていきます。
いろいろテストをしてみた結果、既存のクリアパーツでは光がほとんどまわらないことがわかりました。そこで、個別にチップLEDを配置する方法で行うことにいたしました。
試しに1つチップLEDを上向きに埋め込んでみました。SMD「3020」が隙間なく、ぴったり収まりました。
インテリア照明のパーツを制作します。このあと、3Dプリンターで「素材:クリアブルー」を使い出力します。
作業完了まであと少しです。
作業完了でございます。
台枠が完全に折れてしまっていますので、まずはここから直していきます。
適正な位置に合わせて結合します。
ここから各部のパーツの修復と調整を進めていきます。まずはロッドを外して破損している部品を再生します。
問題となっている個所が多岐に渡っており、当初考えていた以上に作業は難航しています。
2本のプライヤーを使い、ずれを補正していきます。これがすごく難しいです。
半日程度で終わると考えていた作業も、完全に泥沼にはまりました。ただ、こうした沼にはまることはよくありますから、問題解決の過程は今後おおいに役立ちます。ここは長期戦でじっくりと見ていくことにします。
問題となっていた個所を1つ1つ解決して、よやくテスト走行まで持ち込みました。10~20分程度、連続走行を行い問題がなければボディーを組み戻します。
機関車だけでなく、テンダー側も通電が著しく悪く問題を抱えているようです。テンダーをつなげると走行が著しく不安定になります。
接続部も1つ1つ見ていきます。また、センターピンがないので追加加工していきます。
最終走行テスト
回転にやや重さを感じますので、もう一度分解して微調整します。
すでに経年劣化委により各部の金属がもろくなっている個所が随所に見られたこから、その都度はんだで補修を行ったりABS板を切り出して床の補強を行ったりと、修理した個所がかなり広範囲に及びました。
各部の微調整を行い再び走行テストです。
部品修復からメンテおよび各種セッティングまで一通り行いました。ようやく作業完了でございます。
▼キハ82ライト不点灯修理
ヘッド・テールともに点灯確認OKです。
▼キハ80動力車修理
まずは通電させて問題となっている個所を特定します。
ドライブシャフトが完全に滑っています。フライホイール内のソケットが割れているようです。このままでは作業できないため、すべて分解します。
シャフトと各種パーツを取り出します。
個別のパーツを修復してテストします。
何度か調整を加えながら、正常に走行できるまで繰り返します。
問題ないことを確認できた段階でボディーを戻していきます。
無事に走行できるようになりました。
▼ナハフ20カプラー加工
取り外したカプラーです。
こちらのカプラーに置き換えます。上に載っているのは外したカプラーです。
カプラーを組み立てます。
既存の穴位置に合わせると、やや後ろ寄りになってしまいます。
ピンバイスで少し前の位置に穴あけを行います。
最後に高さ合わせのためのスペーサーを挟み完了です。
▼キハ52車内へ人形配置
まずは、運転席に人形を配置します。
続いて乗客です。
すべての作業が完了しました。
上記のように、色合いを「温白色風」に調整しております。
作業完了でございます。
まずは、裏面のねじを外します。
床下を外すとさらにネジ止めされています。
ボディーと床下を分解できました。
中央がヘッドマーク用のライトです。
配線をほどいて、ヘッドマークのみ取り出します。
電球は内部でゴム系ボンドで接着固定されているようですから、隙間にマイナスドライバーを入れて少し持ち上げてからプライヤーで引き抜きます。
無事、電球を取り出せました。
次に、白色LEDを既存のユニットサイズに合うように加工します。ここで注意しなくてはならないのは、遮光ユニットが金属であるため、LED端子が直接触れないようにする必要があります。また、光を拡散するように金ヤスリでLED断面を削ります。
作業完了でございます。
まずは、帯の補修からです。
側面を洗浄後に本体の基本塗装を落とさないように、後から上塗りされた赤帯のみを慎重に落としていきます。
帯色を選択します。
こちらの色に決めました。
違和感なく元の色にマッチしました。
続いて屋根の補修を行います。屋根の一部を塗装されているとお伺いしておりましたので、洗浄作業後に同一色で塗りなおします。
屋根のグレー塗装が写真のようになっています。こちらも補修します。
屋根前方も若干ウェザリングされているのか、黒の汚れが所々目立ちます。本体色に影響しないように、こちらも慎重に落としていきます。
所々、塗装のはみだしがあるのでカッターを使い削り落とします。
マスキングして横にスライドさせる形ではみ出た塗料を削ります。上記写真のようにまっすぐなラインとなりました。
下処理が終わったのでリペイントしなおします。
このようにきれいな屋根上となりました。
他の車両の屋根面も部分的に塗装が剝がれて目立ちます。最終的にすべての車両でリペイントを行う必要がありそうです。
もう1台の先頭車も仕上げます。こちらも塗装前に塗料のはみだしや汚し塗装などすべて削り落としてきれいにしておきます。
ほかの車両も同様に補修を行いました。
作業完了でございます。
古い製品ではございますが、外観は比較的きれいな状態です。大変大事に扱われてきたのだと思います。
まずは分解して1つ1つ手を入れていきます。少し時間をかけて進めていきます。
まだ時間はかかりそうですので、機関車の作業はいったん止めて、その他の車両を先に進めます。
車軸に歪みがあり、不規則な回転を繰り返しています。いったん分解してこちらも見ていきます。
中間台車にも問題があるころから、こちらも調整する必要があります。
この状態で低速から中速域まで回転させてギアの状態など見ていきます。もう少し調整が必要なようです。もう一度分解して微調整します。
復活です。
▼駆動システム換装
これを475系に換装します。
新しい床下に再配置します。
ん??、車輪が回らない!
おわかりいただけるでしょうか、台車の駆動シャフトが大きく曲がっています。通常、モーターによる力でこれほど曲がることは考えられません。恐らく人の手で誤って曲げてしまったのではないかと思われます。
実際に部品を取り出してみるとよくわかります。大変重要なパーツだけにここまで曲がってしまうとギアがかみ合いません。一度曲がってしまったシャフトを元の状態に戻すのは至難の業です。
手先の間隔だけで、プライヤーでシャフトを戻しては回転テストを繰り返すこと数十回、どうにか許容できる範囲に収まりました。歪みがあると異音が発生したり、スムーズに回ってくれませんので大変でした。
最終調整により、台車内部から出ていた異音もほぼ消えました。
試走ではスムーズな走行を確認できました。
最後にカプラーを取り付けて完了です。
すべて作業が完了しました。
個々の電子部品を取り外して動作確認を行います。
最終確認として、負荷の大きい車両でテストします。
昔の縦型モーター2機搭載の車両で、往復50回程度テストします。
低速から高速まで安定した走行を確認できました。作業完了でございます。
次のご相談は、基本と増結で走行させると必ず脱線するとのことです。いくつか脱線の要因は考えられますので、まずは検証してみます。
こちらの製品は、車両と車両の間隔がずいぶんとひらくようですね。
16両すべての連結器と台車を細かく見ていきます。
左右に曲げてカプラーの可動状態を見ていきます。
横方向へのカプラー追随テストです。この動きはクロスポイントなどで発生する動きです。
上下方向へのカプラー追随テストです。この動きは勾配区間の始まりと終わりで発生する動きです。
まずは、手作業で1両ずつ違和感なくスムーズに可動できているか見ていきます。
カプラーの制作
現状の形状を読み取ります。
次に3Dデータに置き換えてからカプラーの連結部の形状を改良します。ぴょん太(改)
車両の間隔も小さくなり見た目が断然よくなりました。
可動範囲も広がって動きもよりスムーズになりました。
さらにデータを修正して、あと1mm程度短縮します。
試作を作っては、実際に車体に組み込んでテストを行い、また修正するを繰り返し、ようやく完成です。
標準カプラー(下)による車間と、奥が今回制作したカプラー改(上)です。
全車両に組み込んでいきます。
M車と連結して走行具合を確認していきます。台車もすべて点検と調整を行いました。
ようやく、16両すべて作業完了です。
3台とも走行不良ということでで、早速分解してお直ししていきます。
問題となっている個所を特定するため分解していきます。
手で回しまながら1つ1つ確認していきます。
台車も分解していきます。
歪みをプライヤーで戻していきます。
いったん組み戻してから、台車が抵抗なくスムーズに回転するかを確認します。問題があれば再度分解して調整と確認を繰り返します。
3回ほど分解と調整を繰り返して、スムーズな走行が可能となりました。
こちらはマイクロ製です。分解前から、状態からてこずりそうな気配がします。
状況を確認するためのテスト走行です。車体内部から「ガリガリ音」がして前に進みません。
モーターと台車ともに問題をかかえているようですので、対処します。
こちらの車体は、問題個所が複数あったことから作業はやや難航しました。特に異音が酷く音を発生させている出元を探るのが大変でした。
こちらも無事に作業完了です。
さて、問題はこちらです。まったく反応しません。
モータも回らないようです。
どうにか手を加えて回転をはじめました。この状態で、中速で「正転・逆転」をそれぞれ10分程度のならしをおこないます。
最後に台車をすべて分解して集電系をすべてメンテを行っていきます。
モータの回転と集電の安定を確認しながら最終調整を行います。
若干走行に違和感はあるものの、おそらくそういった車両なのでしょうね。作業はすべて完了しました。
こちらの車両の場合は、ヘッドライト部の導光材が邪魔をしてしまい、そのままでは室内灯が入りません。そこで、室内灯ユニットを加工する必要があります。
まずは、天井に付いた導光材を取り外し分解します。透明のパーツは使いませんので、外します。
室内灯は上記のように切り離し線でつなぎ直します。写真では両サイドに配線していますが、正しくは中央2線でした。
このように、中央のヘッドライト用の導光材を避ける形で室内灯ユニットを配置します。
真上から見るとこんな具合に配置します。
無事、室内灯の組込みは完了です。次はコンテナの制作に移ります。
コンテナ制作は、全3種の各6個ずつで計18個作ります。
デカールを貼る前に洗浄します。
「キュキュット泡洗浄」をまんべんなく吹き付けて、このまま20分ほど待ちます。
しっかりと洗剤を流します。
すべてのデカールを貼り終えて、クリーアを3~5回ほど吹き重ねました。作業はすべて完了しました。
まず現状を確認しましたが、かなり状態はよくありません。経年劣化により、台車のギアはほぼすべて割れています。また、ダイキャストも亀裂が多数入っています。修理にはかなりの時間がかりそうです。この手の車体は、パーツの入手ができないので、ギアも1から作りなおさなくてはなりません。
金属に多数の亀裂が入っています。崩壊する前に対処する必要があります。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、ほぼすべて割れています。これにより、ギアが噛んでしまい車輪がロックしています。
Amtracの機関車も状態が良くありません。直さなくてはならない箇所が多数に及びます。こちらも修理にはかなり時間がかかりそうです。
ダイキャストが変形・膨張しているようで、なかなかボディーが外れません。
亀裂に浸透性の高い接着剤を流し込んでいきこれ以上の崩壊を防ぎます。
ネジを挟み込む絶縁ソケットも途中から砕けてなくなっています。
台車からはギアオイルが垂れていますし、本体内部もグリスがベタベタな状態です。まずはこれをすべて取り除くところからです。
また、作業を難しくしているのが、台車自体分解できない構造となっていることです。通常は、ネジまたはツメで固定されており容易に分解できる構造となっていますが、こちらは分解することを想定していないようで、台枠は接着および溶着されており分解できないようになっています。
溶着された箇所を強制的に剥がしてから、車輪とギアを取り出します。
現物のギアを読み取り、形状とピッチを読み取り3Dデータを作りました。このあと3Dプリンターで出力します。
手前が、Backman TGV用で奥がAmtrack用です。当然ながら形状が異なりますので、それぞれ設計して作りました。
こちらが、Amtrackの台車です。
新たに3Dプリンターで作ったギアです。
1つ1つ組み込んでスムーズに回転するかを確認していきます。
台車をすべて組み戻して、手で少しづつ回しながらスムーズに回転するかを確認していきます。問題があれば、ギアの設計からやり直しです。
Amtrackの方も、TGVと同様の問題を抱えていますので、こちらも並行して作業を進めていきます。
調整と分解を繰り返し行いながら、1つ1つ確認していきます。
どうにか走行できるまでお直し出来ました。なお、パンタおよびカプラーも可能な限りお直しいたしました。作業完了でございます。
まずは、金属パーツを切り離します。
切る取った箇所を1つ1つルーターで削って平らに慣らしていきます。
プラパーツもバリがたくさんついているので、こちらも切り取って平らにします。
屋根面の曲げ加工です。丸いものであれば基本的になんでもよいです。
まずは、本来曲げたいRよりもきつめに曲げます。
こんな感じです。
次に本来曲げたいRに近いものを使います。
中央に力をかけると自然と緩いRができます。
そうすると、このようにきれいな屋根のRを作ることができます。
このキット、なんだか、内面の補強と外面の金属パーツの位置関係があっていないように思えます。
どうにか各部の修正を加えて形になりました。
組立終えたら、クリームクレンザーと耐水ペーパーを併用して表面を磨いていきます。
研ぎ出しが終ったところです。次に下塗り(プライマー)作業です。
下塗りを行って、このまま2時間ほど完全乾燥させます。プライマーを吹いた後に完全に乾かないまま上塗りをすると、塗装に気泡が出たり剥がれやすくなる場合があります。
本体色の光沢ホワイトを吹きか重ねてから水研ぎしました。
まず、片面のみデカールを貼ってみましたが、劣化しており途中からパリパリ割れてきたりと使えませんでした。
このキットの組み立てには、だいぶ時間がかかってしまいましたが、ここにきてデカール問題にも直面しました。やもえないので、デカールデータを1から作り直して新規に作り直す必要がありそうです。
印刷用のデータを作りました。
デカールが出来ました。
全4面を貼っていきます。
最後に超光沢紙仕上げとデカール保護のため、UVクリーアーをいつもより厚めに吹きます。写真ではちょっとわかりにくいですが、表面はテカテカ仕上げです。作業は完了しました。
車体全体を光沢クリアー仕上げにいたします。
ボディーを分解していきます。
作業にあたって1つ気づいた点としては、パンタグラフが1両付いていないものがあります。
ライトユニットからガラスパーツ、その他ずべて外していきます。
車体は「アワアワ」、この状態で15分ほどおいて、表面の油分と汚れを完全に除去してから水で流します。
クリアー層は、3~4回に分けて薄吹きで重ねていきます。
塗装が終り、この状態でまる1日乾燥させます。
分解したパーツをすべて組み戻していきます。
作業完了でございます。
まず、こちらの車両の不具合は走行中に突然止まってしまう現象です。
まずは現状を確認します。音についての対応は結構難しいことが多いです。
こちらの車両で一番苦労したのが、とにかくボディーが開きません。無理にボディーを開けるとボディー自体壊してします恐れがあります。ボディー側面を開いていくら引っ張っても抜けません。1時間ほどボディーと格闘。
そこで工具を作り、これで開かなければ諦めるつもりでした。
ようやく開きました。今後、作業される方のために開け方の記録を残しておきます。まず、ボディーの両サイドに爪楊枝を差し込んで開いておきます。次にカプラーの1つを外します。
上記のような金属を曲げたものを作り、カプラーの穴に差し込んで内側に引っかけます。ボディーを抱え込んで、少しずつ引き出します。かなりコツがいるので、初めて作業される方は苦労するかもしれません。
ようやく分解できたところで、内部の調整を行います。
基盤を外して作業しやすくします。フライホイールとシャフトの軸ブレを起こしていますので、この辺りを中心に手を入れていきます。
テストと分解・調整を繰り返します。
最後にセラミックコンデンサーも追加しておきます。
作業完了でございます。
今回の作業の内容について
- 停車時のライト点灯化加工 ※M車電圧シフター組込み「1~2V程度シフト」
- なの花 -> さくらカラーへリペイント+15周年ヘッドマーク制作
- 正面排障装の取付け
- ヘッドマーク用台座設置
まずは、排障装置の塗装と取付けです。
「ニュートラル・グレー」で塗装。
同様に残りの車両も取り付けます。
続いて、電圧シフト加工を施しました。
▼なの花- > さくらリペイント
流星の加工が終ったところで、なの花をさくら塗装にリペイントしていきます。
車体をスキャンしてマスクデータを作ります。
銀色部分をすべてマスクしたら白のサーフェーサーを数回に分けて吹き付けます。
濃い部分の色の調合を行います。
続いて薄い部分の色の調合です。ベースとなるピンク色は基本色に「クールホワイト」を少し混ぜて明るさ整えます。
マスキング・データを作り車体に貼ります。
▼仕上げ処理
最後にクリアーコート処理を行って、塗装の保護と車体の光沢感を出します。
今回は、通常よりやや多めにリターダーを添加しましたので、最低3時間以上はしっかり乾燥させます。
▼ヘッドマークの制作
作業完了でございます。
以前のバージョンからの設計を大幅に見直した、最終版となります。ただいま、設計中です。
「Ver1.0~ver2.5」は、基本的にベース設計は同じで都度部分的な改良を加えてきましたが、今回の最終版では設計を1から見直したものとなります。
Ver.4.0制作におきましては、より正確で精密な再現性を求められることから、従来使用してきた3Dプリンター「解像度:4Kモデル」から大幅に高解像度化した「解像度:12Kモデル」を新たに導入いたしました。
従来の「4Kモデル」では、極細のモールドにおける再現性に乏しく、またパーツがやや太ったりと設計通りの出力におきまして困難を極めました。また、機械的の性能に合わせたデータ作りが度々求められるなど、大変手間のかかるものでした。
今回の新機種では、解像度が大幅に向上したのは言うまでもありませんが、ACFリリースフィルム採用によりさらに高速印刷が可能となりました。
▼基本設計
ここからは、以前のバージョンと比較しながらご紹介していきます。
台車もすべて分解します。
個々のパーツの洗浄処理を念入りに行ってから、プライマー(下地)を塗っていきます。
洗浄処理と下地処理は、塗装前に大変重要な工程となりますので、しっかり確実に行います。
プライマーが塗り終わりました。
組み戻していきます。
作業完了でございます。
▼Bトレの動力車の修理
当初は、単に接点が離れているだけと考えておりましたが、そうでもなさそうです。モーターの各端子に電圧をかけても回りません。
内部のメンテを行い端子から直接配線を伸ばします。
なかなか終わりません。再度分解します。
▼横須賀線クハ111 塗装はげ補修
恐らくどこか固いものにぶつけてしまったのでしょうね。結構深く削れています。反対側のライトも同様に削れています。
28番が比較的色合いが近いようですので、こちらを使用します。
今回は、エアーブラシを使いません。筆で少し厚めに塗ります。
このあと、完全に塗料が乾くのに半日おきます。完全に乾いたら、コンパウンドで磨き出して完了です。
▼KTM EF65 電気機関車修理
どこかでショートしています。
じっくり時間をかけて確認作業を行っていきます。
電球からLEDへ置き換えに伴い、配線もすべて引きなおします。
モーター端子の直下に、1.0μF程度のセラミックコンデンサー取り付けました。
こちらもすべて配線を新しいものにしました。内部もすっきりしました。
ライト用の電源接続をコネクター化して簡単に取付けと取り外しができるようにしました。
分解、調整、確認を繰り返しながら、ようやく作業は完了しました。
▼電気機関車「ED100-1」
まずはこちらの機関車から作業に入ります。現状確認するためレールに乗せて電圧をかけます。まったく反応なしです。
分解して問題となる箇所を見つけていきます。
台車も1つ1つ通電状態とを確認すると同時に車輪の磨き出しも行っておきます。
短絡していないか確認しておきます。
台車を組み戻します。
続いて駆動側の台車です。
どうやらこちら側に根本的な原因がるようです。
回転を圧迫している箇所が2カ所あり、さらに台枠に接触するなどで短絡を起こしています。
さらに車輪を外して問題個所を絞っていきます。
何度か分解と調整・確認を繰り返していきます。
最後に走行テストを行い、ライトも両方向で問題なく点灯することも確認いたしました。
▼蒸気機関車「Liliput DB078 」
お次はこちらです。
まずは車輪をすべて磨き出しておきます。
動輪の回転テストを行ってみたところ、片側の動輪がすべて途中で空回りしています。これによりロッドの同調がとれなくなり非常に回転が不安定になると共に、車体の揺れまたはロックにつながります。
ギアBOXの蓋をあけて問題個所の対策をすべての動輪で施します。
この作業が結構難しいのです。
ロッドを一旦すべて外して再調整します。
回転が安定するまで調整を繰り返します。
ボディーを被せて、作業は完了いたしました。
今回の作業は、主にインレタの貼り付けとなります。貼り付け後、全体にクリアーを吹いてインレタを保護します。
帯インレタを1本1本切り分けます。
加工前はダミーカプラーが付いています。
カプラーの両サイドをギリギリまで削っていきます。
ここまで小さくして、さらに両サイドにテーパーをかけます。
赤丸の箇所を削ってカプラーが奥まで入るように加工しておきます。
このようになります。
台車も出っ張りをカットします。
写真確認しながら、ジャンパーを取り付ける位置に、ピンバイスで穴あけを行います。
ジャンパー栓を作ります。
左右それぞれ設計を行ってスライスデータを作り、3Dプリンターで出力します。
物が小さくて、ちょっと見えづらいですが、出力後に黒で全体を塗装してから、コックは白で色を入れております。下の取付け後の写真の方が見やすいと思います。
作業完了でございます。
ライトを白色または電球色LEDにすることで、ライトが点灯する前にモーターが回り始めてしまうことがございます。これを解決するためにモーター始動電圧を1~2V程度シフトします。
白色点灯化加工です。
モーター始動電圧をシフトしたことで、一般コントローラーでも停止状態で明るく点灯。
作業完了です。
一旦ライト部品を外して問題となっている箇所を見つけていきます。
配線との接触部でショートしていないかも1つ1つ確認していきます。
10分程度、連続走行を行ってライト点灯に問題ないかをテストします。
良さそうです。作業完了でございます。
塗装前に念入りに洗浄を行いますので、バラバラに分解します。
今回の塗装対象は上記の台車枠と床下となります。
油分と汚れをしっかりと落として乾燥させます。以前は乾燥機を使っておりましたが、最近は高圧エアーで水分を一気に飛ばす方法で乾燥させています。
完全乾燥しました。
続いてスプレーブースに移動して下塗り処理を施します。
塗装が終りましたので、組み戻していきます。
作業完了でございます。
過去にも同様のご依頼をいただきました、車両とご依頼内容です。「ライトを明るくしたい/光が偏って見えるので直してもらいたい」といったものです。
一般的に、TOMIXまたはKATOでは発光源を明るいものに交換するだけで解決するケースが多いわけですが、こちらのライトユニットの場合はそう簡単ではありません。
このユニットの特徴としては、2色LEDが使われている点です。このタイプのメリットとしては、極性を変えるだけで色を変えられる点です。スペースが確保できない場合や部品点数を減らしたい場合に効果を発揮します。デメリットとしては、個々の明るさが単色に比べて暗いのと発光位置が変わるので左右で光の偏りがでることです。
ただし、中央に導光材の受光がある場合はさほど気になりませんが、こちらのユニットは、片側によっているためテール点灯時に極端に光の偏りが出てしまいます。
今回の作業では、まず2色LEDを取り外し赤1色に置き換えます。その際に基盤を一部カットしてLED照射角をやや下向きにしておきます。次にヘッドですが、左右の導光材のメッキを削り落としてから、真横にそれぞれチップLEDを配置します。続いて、それぞれの配線を結線して赤色LEDの逆極性に繋ぎます。そうすることで、以下のようになります。
このようになりました。ヘッドライトは導光材をほぼ介さない状態となりますので、左右の極端な偏りもなく大変明るく発光します。
撮影のため若干光を抑えて撮影しております。
作業完了でございます。
下のグレーのパーツが3Dプリンターで制作したもので、上のパーツをそのまま取付けできるようになっています。塗装後に2つのパーツを接着して1つのパーツにします。
もう少しデータを修正して、再度3Dプリント出力を行ってパーツ同士の接合面積を確保します。
お取付け完了後の写真を撮り忘れておりました。車両はすでにご依頼者様のもとに旅立ちました。
作業完了でございます。
長年の使用により現状は上記のように変形しております。
結構な大きさがありますので床で作業します。調整を行いながらレールを固定していきます。
損傷がひどい個所は、レールを途中で切断してハンダで繋ぎ合わせます。
釘は丈夫で長めの物を使用して奥までしっかりと固定します。
このあと屋外で結合面全体をサンダーで面出しを行います。
続いてこちらのモジュールです。直さなくてはならない箇所は多々ありそうですね。
大きなレールの損傷をすべて直し終えたら、ノギスで計り規定値になっているか確認します。
レールの歪みを戻した段階で、ジョイントの結合部に問題がないかを台車を転がして確認します。
問題となる箇所を見つけてレールの調整と確認を繰り返します。
中央のレールのジョイントにも不自然な凹みと歪みが見られます。実際に台車を転がすと凹みに一旦はまり左に振られます。一旦ハンダを剥がして再度盛り直して削ります。
レール断面をすべて研ぎだしから、各区間ごとの通電状態を確認していきます。
▼駆動システムの修理・調整
結構時間がかかりそうですので、集中して作業にあたります。
コントローラー側のスイッチ類の接点を確認します。
配線図がないので、コントローラー側の配線から追っていきながら、問題個所の特定を行っていきます。
各端子の電圧をそれぞれ見ていきます。
上記の問題をクリアしながら、全体の配線があるていど把握できたことで、不具合の原因が見えてきました。
古くなった部品は交換するなどして、一通りチェックします。
接点クリーナーで洗浄を行ってから、保護剤(復活剤)をすべての接点1つ1つに塗布します。
表側のスライド可動にも問題がありますので、そちらも調整していきます。
トングレールを外します。
ヤスリで削って穴を3~5mm程度広げます。
直す箇所が思いのほか多く、作業は想定より難航。通電ケーブルが固く、ポイントの不転換の原因ともなっています。ここもすべて外して直します。あと、数日はかかりそうです。
レールの変形をすべて直し終えた曲線区間の結合による調整を行います。
切断面のレールを削り長さを合わせます。
沈み込んだ部分を慎重に持ち上げながら歪みを補正します。
ひっくり返して配線を外します。
このように手前に出しておきます。
板をカットしてドリルで穴を空けます。
こすることで結合部が安定します。
通電区間の切り替えをテストしていきます。
最後に連続したポイント転換を50回程度繰り返して、それに伴う通電も正常に行えているかをテストして問題なければ完了となります。
ようやくすべての作業が完了しました。なお、蒸気機関車の修理も完了いたしました。
作業工程につきましては、今回は写真は撮っておりませんでしたので、完成後の写真にてご紹介いたします。パーツのお取り付けで、いくつか気づいた点についてまとめました。
ご自身でお取付けされる方の参考になればと考えます。今回お取付けする「エンドウ製 C型無線アンテナ」ですが、そのまま差し込むだけでは固定されません。パーツを差し込む内径が違いますので、接着固定となりますが、正面と側面とで垂直になるように設置する必要がございます。
パーツの塗装は、基本的に取付け後に筆で塗装する方法でも良いのですが、今回は先に塗装を行ってから組み込んでおります。
【塗装工程】金属パーツ洗浄 -> 下塗り剤 -> 基本色塗装
▼ヘッドマークステー取付け
C型無線アンテナの取付けが終ったところで、お次は「BONAさんのヘッドマークステー」のお取付けです。既存の状態はモールドとして再現されていますので、まずは、モールドを削ってそのあとに本体色でタッチアップしておきます。
次にステー差込用の穴を車体に開ける訳ですが、パーツは平たいものですから、そのままのサイズで開けると径が大きくなりすぎます。
そこで、パーツをこのように削っておきます。
パーツは幅1.2mmで金属ですから、手で上図のように削るのはちょっと難しかったです。
プライヤーでパーツを挟み込み、ルーペで拡大しながらダイヤモンドビットを装着したルーターで少しずつ削り上記のような形状に加工しました。
パーツ加工が終ったところで、今度は車体に0.5mmの穴をピンバイスで開けます。上記の加工を施しているので、パーツ一定の位置で止まるので、取り付けが楽になります。
また、差込用の内径を小さくすることで、パーツ取付後に軽く根元にタッチアップする程度で目立ちにくくなります。
作業完了でございます。
それではさっそく組立準備に入ります。一通りパーツを確認して作業工程を決めていきます。
ガラスパーツは、1枚1枚はめ込むパーツのようです。片面ずつ作業を行い接着剤を流してパーツを固定していきます。
幌の塗装。
▼インレタの貼り付け
ご依頼者様にお願いしたいのは、別売インレタの貼り付けをご希望される場合は、必ず貼り付け場所の説明資料も一緒に同封いただくと大変助かります。その点はぜひともお願いしたいです。
わかる範囲内でお貼りいたしました。作業完了でございます。
当店では、車体のメンテナンス作業も承っております。マイクロ製品によるM車メンテナンスの一例をご紹介いたします。
旧製品で多く見られた集電部の変色です。単なる変色だけであれば問題ありませんが、通電そのものを阻害するため分解によるメンテが必要となります。この現象は、使用頻度に関係なく経年で起こりますので、未走行でケース保管されていても安心はできません。
左はメンテ後の台車接触部の集電板です。
続いて、表面を酸化防止の処理を施します。
他にモーター接点なども一通り同様の作業を施して作業は完了です。
続いての作業対象となる車両はこちらになります。
室内灯を組み込むにあたっては、天井に取り付けられたウェイトを取り外す必要がございます。ただし、このような軽量車体ではある程度重さを稼がないと集電が安定しない問題も生じてしまいます。そこで、取り外したうウェイトを加工して、床下に収まるようにいたしました。
作業完了でございます。
プライヤーを使って妻板を曲げていきます。
ここでボディーと各種パーツ類の金属洗浄を行ってから、ハンダ付けの作業となります。
1回目の下地塗装(プライマー)を全体に吹き付けて充分乾燥させてから、2回目の吹き付けに入ります。
金帯のインレタを貼り終えてコート処理に入ります。
「UVクリアコート」を3~5回に分けて重ねていきます。屋根は最後に塗装します。
お次は内面の処理です。位置合わせを行うため台枠をスキャンします。
このような部品を作り車体の内側に固定します。
レーザーで切り抜きます。
このパーツがないとボディーが定位置で固定されません。
定位置で固定されます。
作業完了でございます。
オリエントサルーンと並行しての制作です。※編成数6
KATOの12系がベースとなります。※編成数6
写真などの資料が少ない中で、ネット上に公開された動画なども視聴しながら制作における資料はだいたい揃いました。
車体を全分解しいきます。
分解にあたって困ったのがこちらの車体です。この車体では、屋根を持ち上げて分解するタイプなのですが、分解にあたっては幌を先に外さなくてはなりませんが、接着されてました。枠に沿って接着剤が流れ込んでおりまして塗料とボディーを溶かしていました。強制的に幌を外しましたが、この処理にも時間がかかりそうです。
また、前面のガラスにも接着剤が流れ込んでおり、これを外すのは大変でした。
ペーパーで少しずつ削って平らにしていきます。一通り準備ができたところで、車体の洗浄を行います。
プライマーサーフェイサーで下地を作ります。
スプレーブースから戻ってきた車両達。これから本体色の塗装に移ります。
色の調合を行います。今回は2種類作りました。
車体の基本塗装は完了です。キハ58とキハ28は落ち着いた色合いのクリーム系ホワイトです。RBEにつきましては、ホワイトベースに黄色みを持たせた色合いになっています。
RBE xxxx 基本塗装は完了です。
キハ58 1009 / キハ28 2446
ベース色(白)の塗装が終っているので、塗分け用のマスクキングデータを作っていきます。
色を作ります。
続いて濃い緑を作り塗装します。塗分け用にマスキングテープを貼ります。
こちらも塗装完了。このあと車番などのデカール制作に入ります。
デカールを貼ろ終えて充分乾燥させてから、塗装保護のため車体全体に「UVクリアー」を3~5回に分けて吹き付けます。
作業完了でございます。
各部の変形した箇所を正常な状態と位置に戻していきます。
前面の曲がりを直角に直しゴム系ボンドで淵を固定してから、ナンバープレートを取り付けます。プレート周りに「つや消し黒」をテカりを抑えて目立たなくします。
作業完了でございます。
ネジを外すと部品が転がり落ちました。ハンダ付が既に外れてしまっているようです。ここはロックタイトで固定しなおすことにします。
モーターも手で触るとグラグラと揺れます。いろいろと整備が必要のようですので、1つ1つ確認しながらスムーズに走行できるように手を加えていきます。
機関車側各部調整が一通り終り、このあと単体テストを行います。
ゆっくり回転させながら、ロッドの回転具合とモーターへの負荷のかかり具合も見ていきます。徐々に中速まで回転を上げていきます。
このような作業を何度か繰り返しながら各部パーツの微調整を行っていきます。
動きに違和感があったので、より詳細に確認してみたところ、部品が開いた状態でハンダが取れかかている箇所がありました。このパーツを取り付けるには一旦ロッドを外して再度はんだ付する必要があります。
外していきます。
後ろのカバーをハンダ付して箱状にします。大変重要な部品だけで慎重に作業しなくてはなりません。
ハンダを隙間に流し込んでから、余分なハンダを削って平らに仕上げます。
組み戻していき再度動きを観察します。
歪みを調整します。
既定の位置で固定します。
組み戻します。
ゆっくり回転させてロッドの動きを見ます。いいようです。
次を磨き出して本来の光沢感が蘇りました。
線路に載せて単体でテストします。
機関車側OKです。次にライト点灯ですが、非常に暗くまったく見えません。そこで、電球色LEDに置き換えて低速時でもはっきり点灯しているのが認識できるようにします。
前面を外して電球を取り出します。
電球LEDに置き換えてすべて配線しなおします。
スイッチングダイオード、抵抗、セラミックコンデンサーを追加します。
低速でもしっかりと点灯が確認ができるようになりました。
テンダー各部の接点も光沢が出るまで仕上げました。
最後にメンテが終ったテンダーを連結して動作確認をおこなって完了となります。
作業完了でございます。
こちらは、クラフト工房さんのパーツですね。
パーツ洗浄してから下塗り剤を塗っていきます。
今回は、筆で表裏を1つ1つ薄く塗ります。
塗り終わったので、ここからエアーブラシで塗装していきます。
パーツの塗装が終ったところで、機関車に取り付けてみます。
作業完了でございます。
当時は、フラット型の低輝度タイプの緑LEDが使われていたこともあり、マークも当然ながら緑点灯でテールライトもかなり暗いです。
それでは分解していきます。
こちらの車体は、両台車を外し床上パーツを外し、ネジを回して各部パーツとウェイトなどもすべて外さないと、ユニットが取り出せない構造となっております。つまり、外せるものはすべて外さないと取り出せません。
中央にあるのが、当時ではまだ珍しかったLEDです。青色LEDが開発されるまでは樹脂に色をつけてそのような色合いに見せている時代でした。
高輝度白色LEDへ置き換えます。
集電板も黒く変色していたので磨き出してきれいにしました。
マークは白色化され、テールライトもしっかりとした明るさを実感できます。作業完了でございます。
ペーパーキットで使用する接着剤は、木工用ボンドか瞬間接着剤を使いやすいです。瞬着のメリットは、接着の速さになります。デメリットとしては、一瞬で貼りつくので修正ができないため正確な位置合わせが求められます。貼り合わせた後に、曲がったりずれてしまっても修正はできません。完全上級者向け作業です。
レーザーで保護棒を作り組み込んでいきます。
ようやく組み上がったところで、塗装へ移ります。
プライマーサーフェイサー(白)を3~4回に分けて吹き付けます。
塗装が終ったところでデカールの貼り付け工程です。いつも通りデカールを水に浸してピンセットで持った途端に、ピンセットに巻きつく形で丸まってしまいました。なんとか元の状態に広げようと試みましてが、反る力が強くまたすぐに丸まってしいました。デカールシートの問題なのか、インクによる問題なのかは不明です。インクそのものの定着は良いのですが、すぐに丸まってしまうのはちょっと厄介かもしれませんね。
対策としては、水に浸す時間をできるだけ短くして、台紙から素早く対象物へスライドさせる方法であれば問題ないですが、時間の経過とともに淵からどんどん丸まってくるので、手際よく作業しなくてはなりません。直接ピンセットで持って貼ると失敗する可能性が高いと思われますので、ご参考までに。
最後に全体にクリーアでコートして、作業完了でございます。
▼UT8C 5000塗分け
最後に全体にクリーアでコートして、こちらも作業完了でございます。
「クリアーレッド/グリーン/ブルー」
まずは、表面を#1000~1200番の耐水ペーパで処理しておきます。
タンクは、丸っこい部分の表面を軽くならす感じで積層跡を消します。
土台とタンクの下地処理が終ったところで、サフを吹き付けタンクは光沢ブラックで塗装します。
次に土台の塗装です。
塗装が終ったところでデカール貼りとハシゴの取付けをします。
作業完了です。
今回の作業のご依頼は、まず「パシナ」を現状の白から青にリペイントされたいとのご要望です。次にHOゲージ「天賞堂C62 3」につきましては、破損部「凹みと欠損」の修復と車体のO/Hになります。
▼HO/16番ゲージ「天賞堂 C62 3」修理
まずは、こちらから取り掛かります。
こちらの写真では、凹んでしまっているのがわかると思います
パテの食いつきを良くするためルーターで凹み部分を削ります。
続いて主剤と硬化剤を練り合わせてパテを作ります。
パテが完全硬化するまで時間がかかりますので、その間に車体を分解してオーバーホールを行います。
ライト用の配線はいったん外し駆動部と分離させます。
ここから各部の調整を1つ1つ行っていきます。
低速で回転させ確認していきます。
車輪の回転が不安定で波打ってます。
各部パーツの歪みを調整して正常位置に戻します。
テンダーと連結固定するドローバー固定ピンがありません。開いたままの状態です。こちらも制作して組み込むことにします。
テンダー側も進めていきます。
接点部分は所々さびが出てますので、光沢が出るまで磨き出します。
接点の通電状態をテスターで確認していきます。
パテが完全に硬化したので、再び機関車の作業へ
パテ自体が固いので、まずはルーターでギリギリまで削ります。
続いてペーパーで「#600 -> #800 -> #1000」と仕上げていきます。
周りをマスキングテープで覆います。
折れた手すりは修復して機関車本体にハンダ固定します。
3~5回に分けて、塗膜を作ります。
一通り修理とメンテが終ったので、最後に組み戻して走行テストです。
前進・後進とも大変なめらかな走行が確認できました。まずは、C62完了です。さて、お次はパシナです。
▼Nゲージ「パシナ」オールリペイント
まずは、青に塗り替えるための準備として、資料を集めていきます。
部品はすべて外しておきます。全体的に錆びてしまっているようです。手すり類は表面がザラザラした感じですべて錆びてました。このあたりも処理していく必要がありそうです。
窓ガラス、手すり、ナンバーなどもすべて内側から押し出して外します。
中性洗剤で念入りに汚れを落としたあと、しっかりと水洗いして乾燥させます。
どうしても所有のデジカメでは、色が明るめにとれてしまいます。実際に塗装している色は、かなり深い感じの青です。
塗装と並行して各部のオーバーホールも進めていきます。
床下は黒で塗装します。
走行テストと調整を繰り返します。良さそうです。
本体の塗装も終わり、仕上げとして手すりをシルバーで筆塗りしてあります。
古いデジカメで撮影している関係で、色が明るくなりすぎてしまいます。実際には、かなり深みのあるダークブルーに仕上がっております。作業完了でございます。
まずは、機関車から作業にとりかかります。ご依頼者様のご要望として室内灯を入れたいとのことです。
お持ちいただいた室内灯は基本的にどの機関車にもまず入りません。機関車の内部は通常スペースはないだけでなく、もともと室内灯をつけるようにできていませんので、なんらかの加工が必要になってきます。
内部のパーツ構成と構造を確認して、どのような手順で行うかを決めていきます。
3mmの砲弾型LEDを後方の導光材に配置して、光具合を確認してみます。
方法はいくつかありますが、ここでは大幅な加工なしにできる方法で作業を進めていきます。
両サイドの側面が発光しているのがわかると思います。
ボディーを被せて光り具合を確認して問題なければ完全に閉じます。
機関車は作業完了です。次は客車です。
片側のテール点灯改造です。
部品を抜き取ります。
少し穴を広げておきます。以下、作業工程の写真は省力します。
1608赤チップLEDを左右直列に接続してあります。
何度か分解と調整を繰り返して、このようになりました。
作業完了でございます。
続いてこちらの機関車の修理のご依頼です。
こうして並べてみると、いかにパシナが大きいのかがわかりますね。
まずは現状を把握するため一通り動作確認を行っていきます。
ヘッドライトは電球からLEDへ置き換えます。3mm砲弾型をギリギリまで削ってから内部に埋め込みます。
通電のための輪郭部を研ぎ出してはめ込みます。
ステップがゴム系ボンドでグラグラしていたので、しっかりと固定しなおしました。
LED化したことで、低速時でもしっかり点灯を確認できるようになりました。
こちらはピクリとも動きませんので、分解していきます。
モーター単体でも動きません。さらに調べていくと、機関車のどこかでショートしているようです。この場所を見つけるのは意外と大変です。車輪から各部パーツを1つ1つチェックしていく必要があります。
各部の調整を一通り行いました。
走行テストです。
後進の走行にやや違和感があります。もう一度分解します。
ギアボックスのバタつきを抑えるため、左右にゴムパッドを配置して振動を押さえました。
今度はいいようです。前進・後進ともに回転が非常にスムーズでかつ音も静かです。作業完了でございます。
昨年は、「都電6000形」を制作して約1カ月ほど展示走行いたしました。
今年は「京成200形」ということで、以前に制作した「流鉄5000形」のデータを大幅に変更しての制作となります。
2両制作が間に合いそうもあいませんので、両運転台にしてアレンジしてあります。本来であれば、「クモハ」とするとこですが、あえて「モハ」にしてあります。
A3用紙に印刷を行いラミネートして切り抜きます。
両面テープで貼っていきます。
左が制御、右がバッテリー区画です。制御部は、基盤故障による修理の時以外は基本的に開けることはありませんので、屋根はネジ止めで固定します。
ボディーが出来上がったので、おつぎは床下です。
▼架線柱の制作
車両が出来上がったところで、架線柱の制作です。時間も差し迫っているのであまり凝った作りとはしません。
モーションセンサー搭載により、近くに人の動きが検知されない場合は、自動的に「スリープモード」に入ります。
現状の水色の帯を赤色(こうのとり色)へと変更します。
まずは、帯色変更を行う前に一旦車体を分解して洗浄する作業からです。
車体に残っている油分と汚れを中性洗剤で落としてから水で流し綿棒で水分を拭き取っていきます。
他の車両も同様に作業します。
ボディー洗浄が終ったところで、一旦組み戻します。その方が作業しやすためです。
貼り付け面を直接手で触れることのないように注意します。
帯インレタの切り抜きです。
そのまま切ると、インレタシートが滑ってしまいますので、マスキングテープで固定します。
次に車体に転写するわけですが、ここでも注意があります。今回のように細いものを転写する場合は、動かないようにマスキングシートを細く切って位置を固定してから転写します。面倒だからと言ってそのまま転写すると曲がってしまう可能性が高くなります。
帯インレタは、簡単に帯色を変更できると思われがちですが、貼り付けにはそれなりのスキルと集中力が必要です。初めて作業される方にはちょっと難しいかもしれませんね。
転写作業は慌てずゆっくり進めるのがコツです。
1回目はかるくなぞるかたちで軽く定着させます。これは、力を入れてこするとシートがずれてしまう可能性があるためです。2回目で少し力を入れてしっかりと定着させます。
転写状態を確認しながらゆっくり剥がします。
一通り貼り終えたら、今度は表面保護のため「UVクリアーコート」を行います。
ちなみに、今回使用したインレタはコート処理必修です。そのまま何もしないと、短期間で帯が傷だらけになってしまうほど表面は薄く弱いです。中にはコートしなくても良いかな?と思えるくらい丈夫なインレタも存在しますが、今回のインレタはコート処理は必修です。
今回は、こちらの小さいエアーブラシ(ノズル径:0.2mm)を使います。
クリアーの濃度を調整していきます。エアー圧を調整して吹き付けていきます。
帯から約0.2mm程度あけてマスキングしていきます。
コート層の具合を見ながら、3~5回ほど薄く吹き重ねて層の厚みを付けていきます。
作業完了でございます。
まずは、こちらの編成に対しての室内灯組込み完了です。
屋根上をPCに取り込みます。
パーツデータを作ります。
サーフェイサーを吹きます。
次に光沢ブラックを吹きます。
「ステンシルバー」を数回に分けて塗り重ねていきます。通常のシルバーでも良いのですが、今回はステンシルバーを使います。
パーツ固定用のガイドを屋根に貼ります。
ガイドに合あせてパーツをしっかり固定します。
作業完了でございます。
この時代の製品は基本的には同じような配置の基盤が採用されているため、光の偏り(左右のライトの明るさが極端に違う)や明るさが暗くなってしいます。
まずは、現状ですがMAXでこのくらいです。真正面からよく確認しないと、ライトが点いているのがわからないくらい暗いです。
ライトユニットの取り出しですが、ちょっとしたコツが必要です。引っ張っても抜けませんのでご注意ください。外すには、前方部の三角窓を外側から内側に押し込んでから爪を外して引き抜きます。
今回、テールはライトの構造はそのままに輝度をアップした白色LEDを使い、ヘッドライトは導光材を介さず直接にチップLEDをヘッドライトの左右に配置しました。このタイプの基盤は、単にLEDを明るいものに置き換えただけでは、ヘッドライトの明るさの変化は望めません。
正面はもちろん、横から見てもヘッドライト明るさを実感できるくらいまでになりました。
テールも加工前に比べてだいぶ明るくなっています。作業は無事に完了です。今回は、通常の加工では対処できないため特殊加工として作業いたしました。
今回は、ギア破損ということでご依頼いただきました。修理の中でギア破損は大変難しい部類に入る作業でございます。ギアは大変精度が求められるパーツだけに難しいのであります。
ドライブシャフトも途中からもげてなくなっています。これは、ギアが破損しているため、回転がロックされたことでモーターの回転を止める大きな力がシャフトに加わったことでネジ切れてしまったものと考えられます。
手で少しずつ回して問題となるポイントを探ります。両台車とも特定の位置でロックされます。これはギア割れによりピッチ幅が変わったことにより起こる症状ですね。
これですね。他にないか確認していきます。
台車のギアは、かろうじて無事な2個だけでした。
ギアだけでなく、集電板も片側が折れています。また、こちらのパーツも開いて割れています。当初考えていたよりも問題個所が広範囲に及んでいるようです。上記のパーツはロックタイトを亀裂に流して進行を止めました。
すべての車輪を外してルーペでよくよく確認してみたところ、結局すべて割れてました。過去の修理の中で、2個のギア割れを修復したことはありましたが、今回は全ギア8個と多いことから難航しそうです。
まずは、ギアの出っ張りをニッパーで切ってからヤスリで平らにならしてから、スキャナーでパソコンに取り込みます。直径と中心点を調べるため、外円と線を描きます。そこからギア形状のピッチを割り出します。
続いて、ギアとドライブシャフトの3D設計を行います。
破損しているドライブシャフトについても復元します。問題はギアで、現物合わせを繰り返しながら、微調整していくことになります。
ギアとドライブシャフトが出来上がりました。ギアについては内径を0.1mm違いの2種類を制作してみました。
実際に台車に組み込んで、スムーズに回転するか手の間隔で1つ1つ確認していきます。今回から、新たに導入した高精細3Dプリンターで出力を行いましたので、従来よりも出力後の誤差はかなり少ないと思います。
変色した集電板をポイント磨きを行って通電を良くします。また、折れた個所はハンダで繋ぎ直しました。
走行が安定するまでギアの微調整を繰り返します。
最後に車輪の磨き出しとギアに少量の注油を行い作業は完了となります。
無事にお直しできました。作業完了でございます。
まずは、Nゲージから修理に取り掛かかることにいたします。
かなり電圧をかけないと動きません。また回転が不規則です。
一旦分解してモーターのブラシを慣らしていきます。
走りがだいぶ安定しました。
次にパンタの破損を直していきます。
まずは、EF81ステンレス修理完了です。
お次は蒸気機関車ですが、これはちょっと手こずりそうです。
こ、これは!!ダイカスト崩壊しております。
車体底面の刻印(メーカー)を確認して、納得しました。
この時代の某メーカーの製品は、保管状態に関係なくダイカスト崩壊の報告は多々ございました。
Nゲージの修理としては、かなり大変な作業となりそうです。
中はこんな具合です。軽く触れただけも簡単に砕けていきます。現状からの修復はちょっと無理そうですね。また、反り返る形で変形もしています。ここは走行は考えずディスプレイ用として修復する方が現実的かもしれません。走行可能まで修復するとなると、内部パーツを1から作り直す必要がございますので、費用面でもあまり現実的ではありません。とりあえず、どこまでできるか考えてみることにいたします。
まずは、瞬着を多数ある亀裂に流してこれ以上崩壊が進まないようにします。この車体の修復には相当な時間を要するため、ここで一旦作業を停止して、HOの修復作業へ移行します。
HO カツミ製 C62修理作業です。
デフの片側が完全に変形しおり、上部の補強もねじれています。
大小プライヤーを駆使して、できるだけ元の状態に戻していきます。金属ですので、力加減が大変難しいです。
デフ表面も塗装が削れていますが、最後に全体を研ぎ出してから再塗装を行います。
だいぶ元の状態に戻ったのではないかと思います。
次に各部の凹みを直していきます。こちらの凹みは大変深いため、パテを使って補修することにします。まずは、凹み部分をルーターで削ってザラザラにして下地を作ります。
キャブの屋根も凹んでいます。
このように完全に下地を出します。
こちらも同様です。パテが届くまで先に駆動系の修理と各部O/ Hを行います。↓
とりあえず、現状確認のため通電させてみましたが、まったく動く気配がしませんでした。
分解して1つ1つメンテナンスを行っていきます。
まずは、内部に詰まったホコリや表面の汚れをクリーナーで除去します。
モーター単体のメンテに入ります。モータ内部も真っ黒です。
汚れを一通り除去できたところでブラシを慣らします。正転・逆転をそれぞれ中速で30分ずつ行います。10分おきにコミュの汚れを拭き取っていきます。
一通りモーターのメンテが終ったところで、軸受けに少量の注油を行っておきます。
モーター復活です。回転が安定しました。
モーターを戻し、各種動輪のバランス調整を行い回転が安定する位置調整を繰り返し行います。ようやくスムーズに動輪が回転を始めました。駆動系の復活です。
つづいて、長年の車輪への汚れの焼き付きをコンパウンドで丁寧に削り落としていきます。
車輪が本来の輝きを取り戻しました。このあとロッドなど各種金属パーツを金属クリーナーで丁寧に磨き上げていきます。
白く変色していた、ロッドや車輪の淵もすべて磨き上げました。
この状態でテスト走行してみます。
前進・後進ともに大変安定しています。
主剤と硬化剤を混ぜて補修用パテを作ります。
やや盛り上がるように盛りつけます。このまま12時間おきます。
パテは自体は、大変固く強度があります。まずは、ルーターでおおまかに削り出してから、ペーパーで番数を変えながら成形していきます。
穴埋めが終ったところで、ボディー洗浄を行い全塗装へと移行します。
洗浄後に乾燥室に入ります。
その間にテンダーの準備を進めます。
長年の車輪の汚れと焼き付きなど落としていきます。
右下がメンテを終えた車輪です。
洗浄を終えて戻ってきたテンダーです。長年の湿気やホコリなどがこびり付いて白く変色していましたが、だいぶきれいになりました。こちらも全塗装しますので、塗装前にさらに念入りに洗浄します。
機関車同様、こちらも変形してしまっている箇所を修理ます。
機関車が乾燥機から出てきましたので、塗装へ移行します。
まず、プレートは白く変色してましたので、上記のように磨き出しを行って表示がはっきり読み取れるように処理ました。
ライトはマスキングゾルでマスクします。
続いて下地塗装を全体に施します。
テンダーも同様に処理していきます。
下地ができたところで、「つや消し黒」を吹き付けていきます。
大変深みのある黒が蘇りました。数回に分けて色を吹き付けて、丈夫な塗膜を形成します。
テンダーもだいぶ色あせておりましたが、この通り復活です。
作業完了でございます。
全部で4つの電球が使われています。
これをヘッド上側1つ(電球色LED)を除いて、すべて白色LEDにします。
ヘッドライト用の導光材の底面を着色して電球色発光にします。
このような色いあとなります。
作業完了でございます。
ナメさんの空気溜めタンクの脱落修理対応でございます。
まずは本固定する前に位置関係とを確認していきます。固定面を慣らしたのち固定します。
反対側も同様に作業を行います。
固定が終ったところで、継ぎ目にフラットブラックを塗ります。
作業完了でございます。
ご要望のございました、「EF210用床下機器パーツ・ATS車上子パーツ」ただいま製作中でございます。
2023/05より、完全自動運転型レイアウトの制作を開始しました。※レンタルレイアウトではございませんので、ご了承ください。
今回の制作にあたり、自動運転におけるシステムの構築から実際に列車を運用させるまでの一連の流れを学んでいきます。そのための、試験的レイアウトでございます。
制作を進める過程で、さまざまなストラクチャー素材を制作してまいります。それに伴いまして順次、ぴょん鉄商品リストに追加してまいります。
▼2023/05/22 レイアウト設計を開始
まずは、路線設計からです。
全11線がすれ違うポイントです。まだ、設計段階ですので修正が入ってくると思います。
今回のご依頼は、進行方向と逆に走ってしまうというものです。恐らく、モーターが逆に取り付けられていると思われます。
モーターを取り外すには、周りのパーツを先に外してから後方にスライドさせます。
組み戻す方が少々難しく、台車をいったん外してからの方が作業はしやすくなります。
走行がややぎこちないの感じです。よく見ると、ギアの隙間に何か挟まっているようです。一旦分解して取り除き、車輪の回転が安定しました。
作業完了でございます。
M車は基本的に全分解して、問題個所の特定と対策およびO/Hを行います。
各部の集電が著しく悪くなっていますので、1つ1つ手を入れていきます。
こちらの車体も同様です。
O/Hを終えてこの通り、ライトもしっかり点灯。
続いて、こちらのM車です。まったく反応しません。
モーターの端子はもちろん、金属表面の酸化被膜により通電不良がございましたので、対処いたしました。
作業完了でございます。
今回の修理のご依頼はこちらのコントローラーです。以前にも同一のコントローラーを修理したことがございました。
分解します。
問題があると思われる箇所を見えるところまで分解しました。大変古いものですから、各部が錆びついています。
内部を一旦洗浄と研ぎ出しによるさび落とし、各部のパーツの調整と修復作業を行います。
テスターで抵抗値を見ていきます。接点の安定化を施し確認と調整を繰り返して数値が正常になるまで作業します。
個々の配線を延長して、カバーが開いた状態で各種テストできるようにします。
このように配線を延長して各種端子に接続しました。
電圧テストを行います。
▼動作確認
スムーズな電圧変化による安定した走行が可能となりました。
複数回におよぶ動作確認を終えて、作業は無事完了いたしました。最後に本体外装のクリーニングを一通り行いました。
少し数がありますので、コツコツ作業していきます。作業が完了した順に掲載してまいります。
▼マイクロ「西部10000系」TNカプラー+シール貼り
TNカプラー取付け:x12/シール貼り:x16
作業完了
▼マイクロ「キハ140+47 いさぶろう」TNカプラー+シール貼り
TNカプラー取付け x 4/付属シール貼り x 7
作業完了
▼マイクロ「371系特急あさぎり」TNカプラー+シール貼り
TNカプラー取付け x 12/付属シール貼り x 28
作業完了
▼KATO「キハ85系ワイドビューひだ」シール貼り
シール貼り x 25
作業完了
▼TOMIX「キハ58系急行ディーゼルカー(よしの川)」
パーツ取付け x 4/上級パーツ x 2/台パーツ x 1/インレタ貼り x 4
作業完了
▼TOMIX「キハ40 1700型 M+T」
パーツ取付け x 12/上級パーツ x 8/台パーツ x 4/インレタ貼り x 4/インレタ貼り前面 x 6
作業完了
▼TOMIX「485系しらさぎ新塗装 A+B+C」
パーツ取付け x 27/パーツ取付けB x 17/上級パーツ x 7/台パーツ x 6/インレタ x 34/他シール x 30/他インレタ x 136
作業完了
▼TOMIX「485系しらさぎ A+B」
パーツ取付け x 14/パーツ取付けB x 10/上級パーツ x 4/台パーツ x 4/インレタ x 20/他シール x 20/他インレタ x 80
作業完了
▼TOMIX「583系N1・N2編成」
パーツ取付け x 8/パーツ取付けB x 12/上級パーツ x 4/台パーツ x 4/他シール x 28/他インレタ x 96
作業完了
これですべての作業が完了いたしました。
過去にも何度か修理のご依頼のございました「KATO旧製品ロマンスカー(ドローバー)」の折れによる修理でございます。
既に発売から20年を超えている製品ということもありまして、経年により折れやすくなっています。
このように折れてしまっています。折れたパーツが残っていれば接着剤でくっつければ良いのでは?と思われるかもしれませんが、場所によります。また、接着面がある程度確保できないと接着自体難しく、毎回負荷のかかる箇所ではまた折れます。
他の箇所も問題なく見えても既にプラがもろく折れやすい状態となっていると思われます。
この車体の修復の難しいところは、上記のように車体同士が密着している点です。多少スペースに余裕があれば差込パーツなどを制作してはめ込むこともできますが、そのようなスペースはありません。また、上下の隙間もほとんどありませんので、板状の補強材を入れることもできません。
そこで、今回の修理ではドローバーを根元からカットしてドローバー自体を新規に制作します。
まずは、ドローバーをスキャンしてPCに取り込みます。ここから寸法を出していきます。
車体に合うようにデータを制作して3Dプリンターで出力します。
イスとの間に1.5mm程度の隙間をあける必要があります。
床板を上記のように若干カットしてドローバーが入るようにします。
「ABS LIKEレジン」を使用しておりますので、連結部などのパーツ制作には適した素材と言えます。
無事に作業完了でございます。
ヘッドライトにドリルで穴をあけ、チップLEDを埋め込み配線を内部に通しておきます。
テンダーはもちろん、機関車の車輪もピカピカに磨きだします。
調整と確認を返しながら、スムーズな走行が確認できるまで各部の調整を繰り返します。
ヘッドライトの点灯化改造も終わり、一通り動作に問題ないことを確認しました。作業完了でございます。
まずは車体の分解作業からです。塗装に際して外せるものはすべて外します。
ナンバープレート、窓ガラス、ヘッドライト、手すり、その他、細かな部品を内側から慎重に1つ1つ押し出して外していきます。
ようやくここまで外せました。側面の棒状のパーツは内面から溶かしして部品が固定されているため、少々塗装はしにくいのですがこのまま作業することにします。
集めた数少ない資料写真を頭にいれながら作業手順を考えていきます。
車体の洗浄をしっかりと行って乾燥後にプライマーを吹き付けます。
今回の塗装にあたっては、この2色を基本色として塗装を行っていきます。
テンダー石炭開閉部の表裏も塗装するので、下塗りをしっかり行っておきます。
下塗りのプライマーサーフェイサーを吹き終わりました。
写真では光の関係で緑が濃く見えますが、実際にはもう少し薄い感じで落ち着いた感じの緑です。
車体をスキャンしてPCに取り込み模様のマスクデータを作ります。
筆で正面を黒で塗分けます。
下回りも黒に塗装します。
取り付けます。
ヘッドライトも既存の電球からLEDへ交換しました。
作業完了でございます。
まずは車体の全分解作業からです。
分解だけでも一仕事です。また、ガラスパーツはすべて接着固定されており、塗装前の準備だけでもかなり時間がかかりそうです。上記は1両分です。
前面の窓ガラスは特に注意して外さなくてはなりません。無理に外そうとすると凹みでパーツが変色してしまい、再利用できなくなります。
ちなみにこのパーツ「バキュームフォーム」により制作されていますので、破損させてしまうと原型から作り直さなくてはなりませんので、取り外しは特に慎重に行いました。
▼塗装落とし
ようやく分解が終ったところで、今度は塗装落としです。
リムーバーを使うことで、元の塗装がドロドロに溶けます。
ある程度拭き取ってからシンナープールにドボンします。
シンナープールからきれいになって出てきました。
続いてヘッドライトの穴あけ位置を決めるため、正面をスキャンしてPCに取り込みます。
実車の写真とよく比較しながら穴あけする正確な位置を割り出します。1つ1つの工程を時間をかけて丁寧に進めていきます。
次に、レーザーでテンプレートを作り車体に印を打っていきます。
センターポンチを打ち、ドリルで穴をあけます。1.0mm->1.5mm->2.0mmの順で行います。
穴あけした周りのバリをルーターで丁寧に処理します。
▼ライトパーツ制作
穴あけが終ったところで、そこにはめ込むライトを作ります。ライトレンズの受けも内側につけておきます。
設計が終り3Dプリンターで出力します。
3Dプリンターでライトパーツの出力を行ってから2次処理を施してから車体に組み込みます。実際に組み込む際にも注意が必要で、車体の傾斜に合わせて角度を調整して固定しなくてはなりません。そのまま取り付けると、下に向いた状態でライトが固定されてしまいます。
▼塗装作業開始
下地処理です。数回に分けてまんべんなく下地を吹き付けます。
▼マスキングデータの制作
数回に分けて色を重ねていきます。
車体側面をスキャンしてマスクデータを作ります。
写真を何度も確認しながら、金帯の位置と幅の修正作業が続きます。貼っては直しの繰り返しです。詳細な説明書があるわけではないので、こうした作業には本当に大変な時間がかかるんですよね。ここはもう仕事抜きにして趣味の範囲で納得がいくまで時間をかけている感じです。
いよいよ「スターブライトゴールド」の塗装です。3つのブロックに分けて塗装していきます。
今回は、希釈にメタリックマスターを使います。
複数回に分けて色を載せていきます。
中央の金塗装が終ったところで、今度は前後の金帯を塗装します。屋根につきましては、デカールをすべて貼り終えたのち光沢クリアーを吹き付けて最後に屋根塗装を行います。
▼デカール貼り作業
「UV Cutスーパークリアー」で車体全体をコート(保護)します。
1回目は全体に薄く吹き付けます。2回目以降は、濃度を調整しながら厚みを増していきます。5~6回ほど時間をかけて塗り重ねていきます。
ようやくクリアー塗装が終り光沢感のあるきれいな車体となりました。写真暗くてみずらいですけど・・・
この状態で24時間自然乾燥させます。その後、マスキングして屋根の塗装を行います。その間に床下と台車の塗装準備を行っていきます。
正面窓右は、裏面からマスキングを行ってから、ブラックで塗装します。
この時点で塗装におけるすべての工程が完了したことになります。あとは、新規に追加したヘッドライトのユニットを組み込めば完成となります。あと2~3時間といったところでしょうか。
まもなく完成・・・・・
最後にライトレンズを入れて作業は完了となります。当然ながら追加したヘッドライトも点灯するように改造してあります。
ご依頼者様にお引き渡しが完了いたしました。
まずは車体の傾きのお直し作業です。
現状はこのような感じです。かなり傾いていますね。
このようになりました。
続いての車体はこちらです。室内灯が片半分点灯しないとのことです。
光源はLEDタイプに置き換えていきます。
車内全体が均一に点灯するようになりました。
さて、今回お直しする車両の中で一番大変そうな車体です。
分解して歪みを補正していきます。
モーター内部も徹底したメンテを行います。このようにきれいになりました。
ヘッドライトも玉切れしてましたので、明るい電球色LEDに置き換えました。
すべての作業が完了しました。
一通り分解してから作業手順を考えていきます。客車のテール点灯化改造よりもずっと難しい作業となります。
作業完了です。
今回は、ヘッドライトを「青緑 or 水色」による点灯色をご希望です。なお、現状は電球ですのでLEDタイプへと変わります。
今回は、青緑仕様として組み込みました。
このような色合いとなりました。作業完了でございます。
まずは確認ですが、パンタとカプラーが破損してついていません。
続いてモーターですが、こちらも動きません。
▼それ以外の作業
すべての作業が完了しました。