▼Nゲージ「KATO 近鉄10100系 室内灯取付」

今回の作業では、こちらの車両への室内灯組込みと、2階建て車両の1階が暗くなるので明るくしたいとのご要望です。

まず、こちらの車体への室内灯の組込みですが、従来のポン付でのお取り付けはできません。完全上級者向けと言えます。特に先頭車の分解と組み戻しには、パーツを追ってしまう可能性が高く、充分注意して作業する必要がございます。

次に、1階も明るくするには改造が必要です。別途、1階にも照明ユニットを作り組み込む方法、もしくは2階の座席前をすべてピンバイスで穴をあけてを行って、1階に漏れる光の量を増やすかのどちらかになります。


▼先頭車への室内灯取付

先頭車はこのようにハンダ付しました。

プラバンを加工してこのように遮光板を取り付けユニットを30度程度上向きに固定します。車体を閉じると平行となり、奥まで均等に光るようになります。

前面が平面の先頭車の方が、分解と組み戻しが難しく普段から室内灯のお取り付けに慣れている方でも、初めは戸惑うと思います。


続いて2階建ての中間車の改造加工です。

2階建て車両に大幅な改造を加えていきます。

1階天井付近の集電板の根元に印をつけます。

取り外します。

このように分断します。

分割した集電板をこのように配置して固定し、ウレタン線でつなぎます。

室内灯を作ります。既存の抵抗をすべて外し、新たに1.5kΩの高めの抵抗をつけます。最後に「ブリッジダイオード」を取り付けます。

このように配置されます。点灯テストします。

2階との兼ね合いもあるので、明るくなりすぎないように調整しました。

1階もこのように照明がつきました。

2階のユニットも配線で直接つなぎます。

このようになります。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「リバロッシ チャレンジャー修理」

今回のご相談は、速度がまったく出ないとのことです。この手の機関車の修理では、大変作業が難航することもありますので、じっくり見ていく必要があります。

モーターを取り出します。ここから個別のパーツを1つ1つチェックしていきます。

両台車共にギアが回りません。さらに分解してみないと何とも言えませんが、恐らくギアそのものが損傷している可能性があります。またこの機関車、台車自体も容易に分解できる構造ではないようです。これはかなり長期戦となりそうです。

過去の外国製品の修理では、その多くは経年劣化によるギア割れよるものでしたが、今回はかなり重症な部類にはいります。車輪を始めさまざまな個所で問題個所が確認できました。車輪もほぼすべてすっぽ抜けてしまうなど、内部に大量に油も回り込んでおり、動輪もぐらついて滑っているようです。

さらに見てみると、

ロッドに接着というか溶けた状態で貼りついている黒い部品はなんですかね~?。もとの状態がわかりませんので、こういうものかわかりませんが、付き方が不自然な感じもします。

動輪もずれ動いています。内部は油がベタベタな状態ですから、まずは、洗浄作業からしなくてはなりません。

よく見ると、動輪の内側のプラが溶けて変形しています

取り出してみると、このようにグニャグニャに溶けてます。数多く機関車の修理を行ってきましたが、このような症状を見るのは初めてです。その他の動輪も同様の状態でした。これはかなり厄介な作業となりそうです。通常は、このような状態となることは考えにくいのですが、モーターが止まっ状態で無理に高い電圧をかけ続けたことで、車輪が熱を持ち動輪内側のプラが溶けたのではないかと推測されます。

「う~ん」ここまでとは思いませんでした。この内側のパーツを新規に設計しなくてはなりません。これは相当時間のかかる作業となるため、ここで一旦保留します。8月に入ってから再度準備を整えて作業を開始します。


ここで皆様にぜひともご注意いただきたいのは、車両がなんらかの原因で動かなくなってしまった場合、コントローラーのパワーを全開まで上げて無理に動かそうとすることはしないでください。これは多くの方がついやってしまいがちな誤った方法です。過去、ご来店されたお客様で動きが悪くなった車両を無理に動かそうと、大きな電圧をかけ続けたことで、内部から煙が上がりモーターを焼いてしまった方もいらっしゃいました。何かおかしいな?と思った際は、コントローラーのパワーを0まで戻して、確認していくことが求められます。車体を叩いたり、無理に電圧をかけて一時的に動いたとしても、根本的な解決とはなりませんし、状況はさらに悪化してしまいます。

お早目のご相談をお願いいたします。

▼Nゲージ「シール・インレタ・パーツ取付多数」

今回のまとめ作業は、「シール・インレター・パーツ取付」となります。

量がありますので、少しずつ時間をかけて進めていきます。

まずは、テーブルの上にずらっと並べて作業の順番を決めていきます。

作業開始です。1日、2~3セットのペースで進めていきます。


現在の進捗状況・・・全体の30%完了

▼Nゲージ「TOMIX ロイマニ制作」

まずは、車体をすべて分解してボディー加工の準備を行います。

穴埋めする形状に合わせてレーザー加工機でパーツを切り出します。それぞれ0.3ミリ厚のプラバンを2枚重ねて0.6mm厚にして窓とドアを埋めていきます。事前に裏面にも貼っておきます。

幌爪の穴も埋めていきます。

プラバンで窓・ドアを埋めて、淵にパテを持っていきます。それからペーパーで平らにならしていきます。

ボディーの研ぎ出しをすべて終えて、念入りにボディー洗浄を行って、このまましばらく乾燥させます。

さて、このあとサーフェイサーをボディー全体に吹き付けてから、「基本塗装->デカール貼り付け->クリアコート」と作業を一気に進めていきます。

塗装準備にはいります。

第1塗装ブースに移動して、サーフェイサーを複数回に分けて吹き付けていきます。

1回目は、全体に薄く吹き付けて、乾いたら吹き付けるを数回繰り返していきます。

本体色として、調合したクリーム色をエアーブラシで吹き付けていきます。

塗装が終わったところで、デカール貼り工程に進みます。あともう少しです。

データに一部修正を加えて印刷しました。

デカールを貼っていきます。

クリアーコートも終わり、あとは組戻せば作業は完了です。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「KATO EF62 テール点灯化改造」

このように加工しておきます。

金ずく部分をマスクして絶縁します。その上に左右のチップLEDを直列で接続して配置して固定します。

テール位置を確認しておき真後ろに来るようにします。

モーターノイズ対策と遮光を施して、テール点灯テストを行います。

いいようです。作業完了でございます。

▼Nゲージ「マイクロ 西部4000系他 カプラー加工」

まずはこちらの車体から作業を始めていきます。中間先頭車をTNカプラー化へ改造します。

ここでは、2つの方法を試していきます。まずは、TNカプラーを加工しておきます。「左:加工前->右:加工後」

車体を分解します。

こちらのパーツを

このように分割します。

このように固定します。このパーツはスカートを固定する役割を担います。

そのままではTNカプラーが入りませんでしたので、さらに細く切り込んでおきます。

これで収まるはずです。

はい、しっかりと収まりました。

スカートもこのように固定できています。

一通り加工が終わり、TNカプラーを本固定します。

このようになります。

最後に台車の干渉する個所をカットしておきます。

作業完了でございます。次の車両に移ります。


▼マイクロ 12系・14系あすか カプラー加工

車体先頭に「KATO Z05-1787 スハネフ14 ジャンパ栓」付のカプラー加工を施していきます。ただいま部品到着待ちです・・・。


▼マイクロ 783系 TNカプラー加工+全車体調整

加工したスカートのみを左右に固定します。次に、0.5~0.7mm程度の高さのプラ板を敷きます。その上に加工したTNカプラーを配置します。

以降、すべての車両を連携させてから、カプラーの可動状態および台車、モーターの同調具合など1つ1つ調整と確認を行いました。

作業完了です。

▼Nゲージ「TOMIX 209系2100番台 車番他加工」

まずは、ご希望の車番をはじめその他、各種データを作るところから始めます。

正面を内房線に変更して、先に制作した編成番号札「C420」を内側から固定します。

他の4両も同様に内側から貼ります。

編成番号札がご希望の番号と違っておりましたので、修正して印刷を行いました。

車番も印刷しておきます。このあと既存の車番を削り落として、新しい車番を貼っていきます。

編成札および車番もすべて貼り替えて、ほぼ完了です。あとはその他のご依頼項目「光漏れ、パンタ曲がり、etc」を終えればこちらの車体は完了となります。

すべて貼り終えた新しい車番です。

▼Nゲージ「マイクロ ゆふいんライト加工+M修理」

今回は、先頭車それぞれのライトの輝度が合わないため調整したいとのご依頼でございます。

まずは、それぞれの基盤を取り出していきます。

加工後に、それぞれの明るさを確認しては調整を何度か繰り返します。

許容範囲に収まった段階で、ボディーを被せてから再度確認してみます。

まずは、ライト関連の作業は完了です。次に進みます。


▼M車修理

現状は、まったく動いません。

個々の部品確認と内部のO/Hもすべて行っていきます。

最後に動作確認(異音はでていないか、スムーズに走行できているか)を行って、作業は完了しました。

▼HO/16番ゲージ「天賞堂 C62 修理」

今回の修理のご依頼では、走行中に突然高音を発して止まるといったものです。

まずは、不具合が発生するタイミングと要因を見つけるため、1つ1つ検証していきます。1つのヒントは、高音を発するといってご依頼者様の内容です。これは、走行中にどこかしらでショートしているか、モーター自体の不具合です。ちょっと時間のかかる作業となりそうです。

このあと、連続走行テストを行います。


▼連続走行試験

「低・中・高速」と速度を変化させながら、それぞれ「右回り/左回り」を数十分程度の連続走行を行いました。

最終確認もクリアして、作業はすべて完了いたしました。

▼HO/16番ゲージ「TMD-61 コントローラー修理」

こちらのコントローラーは基本的にフロントパネルの端子に外部電源(AC入力)仕様となっておりますが、外部電源ユニット故障によりありません。そこで新たなモジュールを内部に組み込んで配線しなおします。PWM、最大10A、400W仕様となります。現実的に10Aも使うことはありませんので、入力DC 4A(3A-DCブレーカー)とします。

こちらが、配線しなおした内部です。大容量コントローラーとしては、大変シンプルにまとまりました。

背面には、「2.1mmDCジャック 4A」を組み込みました。

テスト用にDCアダプター(出力15V)を一時的に代用して「DC-DCコンバーター」で12Vに降圧して、コントローラーの入力電源とします。

▼Nゲージ「マイクロ エーデル鳥取 キハ65 ライト修理」

さて、今回のご依頼ですが、どうやってもライトが光らないとご相談をいただきました。

確かにヘッドもテールも光らないようですね。

分解します。

ライト基盤を取り出します。

基盤そのものの故障でしたので、お直しいたしました。

ヘッド用、テール用のそれぞれの点灯確認を行います。

OKです。

ユニットを戻していきます。

最後に点灯確認を行って、作業は完了いたしました。

▼Nゲージ「キングスホビー スイテ38(37000)修理・テール点灯化」

ショートしています。

台車も取り外して1つ1つ確認していきます。


▼テール点灯化改造

取り付けられているパーツを切り離します。

テール点灯用パーツを新規に設計して3Dプリンターで作ります。

室内灯も屋根側面の光のバランスが良くありませんので、調整します。

作業完了でございます。また、ショートしていた原因を見つけるのに少々手間取りましたが、ボディーと床下の銅テープ?が接触している個所が3か所をありまして、それが原因でした。また、台車の集電にも問題がありましたので、そちらも対策いたしました。

▼Nゲージ「Tenshodo D51 半流型 修理」

今回のご相談では、速度が著しく遅いといったものです。まずは分解して1つ1つ確認していきます。

ルーターで削り穴を広げます。

回転のブレの度合いを見極めながら、最適な位置関係を見つけて微調整を行っていきます。

ギア内部の負荷を可能な限り低減させます。

動作確認と微調整をひたすら繰り返します。

どうもヘッドライトは故障しているらしく、不点灯のようです。今回はあくまでも動力のみの修理依頼でございますので、こちらは保留します。

作業が完了しました。こちらの機関車はもともとそれほど速度が出るようにできてはいないようです。現状からモーターの性能を最大限引き出せるように各部の最善の調整を行いました。

▼Nゲージ「KATO EF58 ボディー修復」

今回もボディーの修復作業でございます。「KATO製EF58 xxx」2台のご依頼です。

▼EF58-116 部分修復

現状はこのような状態でございます。顔の形が変わってしまってい感じですね。今回のご依頼は、ナンバープレート部分の埋め直しと塗装、それとインレタの貼り付けのご依頼となりますことから、気になる個所は多々ありますが、今回はそれ以外の個所の作業を行いません。


作業がしやすいように、ガラスパーツなどはすべてはずします。

ヘッドマークのフックも表面を削りだす際に邪魔になるので引き抜いておきます。

ナンバーをある程度削り終えたら、パテを塗って隙間を埋めます。先写真のようにマスキングシートを貼り、余分な個所にパテがつかないようにしておきます。パテがある程度乾いた段階で、「#600~800」のペーパーで仕上げていきます。

次に凸凹してしまっているヒサシも成型しなおして、形を整えていきます。

可能な限り面を慣らして塗装を終えたところです。あとは細かい箇所の色差しで整えてワイパーとヘッドマークステーを作り直したものを取り付ければ完了です。

可能な範囲で正面の形状を修復いたしました。また、各部のディテールアップパーツが、さわると簡単に取れてしまう個所が随所にありましたので、そちらも固定しなおしました。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「12系 ふれあいみちのく制作」

オリエントサルーンと並行しての制作です。※編成数6

▼車両分解作業

▼窓埋め部品制作と加工

まずは、2~5号車までの窓とドア埋め部品を作ります。

▼マスキング・データ制作

まずは車体をスキャンを行って、それを元にマスクデータを作ります。

▼Nゲージ「KATO E257系 中間先頭車 ヘッド・テール点灯化/動力化改造」

窓ガラスの加工だけではうまく収まらないようです。座席の加工も必要なようですね。

分解して干渉する個所を1つ1つ調整していきます。

座席パーツはこのように加工します。

反対側も加工しておきます。

切り離した面を平らにならします。

加工->調整->確認を繰り返します。

このように外側に膨らむことなく、ぴったりと収まりました。

高さと位置関係もOKです。


▼ライト点灯化改造

一体化されたパーツを分割します。

ヘッドライトを切り離します。

上記のようにギリギリまで切ります。

正面のガラスパーツを先に固定してから、切り離したヘッドライトの透明パーツを埋め込みます。

各ライト周りの遮光処理を行います。

ヘッドライトの点灯テストです。

まずは、ヘッドライトはOKです。次にテールライトに移ります。


テール点灯における制作過程は省略します。

テール点灯加工の作業も完了です。モーターからのノイズ対策を行います。

最後にカプラーを取り付けて作業は完了です。

▼HO/16番ゲージ「KAWAI クロ151系 修理作業」


▼ボディー洗浄作業

ボディー表面の汚れなどをきれいに落としていきます。

このようにボディー表面はテカテカに戻りました。

茶っぽい感じだった屋根も本来の光沢が戻りました。

ボンネットもきれいになりました。


▼窓ガラス貼り換え

経年劣化により窓ガラスがぱりぱり状態でした。まずは、裏面に付着したゴム系ボンド跡をきれいに削っていきます。

厚0.2mmの透明プラバンを使います。

ガラスをすべて貼り終えました。

最後に車輪を磨きだして作業は完了いたしました。

▼Nゲージ「KATO C56 ライト停車点灯 電圧シフト」

停車状態でヘッドライトが点灯できるように、モーター始動電圧をシフトします。

こちらの機関車に搭載されたモーターは非常に高性能で、わずかな電圧をかけただけで動き出してしまいます。LEDライト点灯開始電圧の半分程度でモーターが動き出してしまう感じです。

どうにか試行錯誤しながら、停車状態でギリギリライトが点灯。かなりシビアな調整が続きました。SLで難しいのは内部に回路を組み込むスペースがほとんどないことです。これが作業を一番難しくしている要因です。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「Modelbahn ET403SpueN 塗装修復」

こちらは、先頭車に動力が入ったタイプです。このままでは作業しずらいので分解します。

ボディーの分解にはこちらのヘッドマーク回転用の工具を使います。

まずは、ボディー内のツメ位置を確認してから上記のように差し込みます。手前を外したら反対側も同様に差し込んで引っ張れば簡単にボディーの分解ができます。ボディー分解でやってはいけないことは、金属製のマイナスドライバーを使ってはいけません。塗装が傷になったりボディーの裾を変形させてしまうことがありますので、プラ製の工具を使います。

海外製の車両に搭載されて基盤は、国内の製品とは違いますね。


まずは、塗装前にボディーの洗浄を先に行います。次に修復に際して本体色を確認してから色を調合します。

本体色のクリーム色ですが、薄いグレーにわずかに茶色味を帯びています。かなり微妙な色合いです。まずは、近似色を用意して調合を繰り返して徐々に色を近づけていきます。この作業だけで数時間を要しました。

ようやく色の調合が終わったところで、塗装にはいります。

基本的にはまったく同じ色とはいきませんので、周辺にぼかし塗装を加えていきます。

次に反対側ですが、こちらの側は少し手間がかかりそうです。何かの溶剤によるものかわかりませんが、表面の色が溶けてやや下地が透けて見えます。また、周辺にわずかに黒く滲んだシミのようなものが見受けられます。

こちらの超精密研磨フィルムで表面を研磨します。

時間をかけて丁寧に研磨します。溶けた面が平らになり黒い滲みもだいたい取れました。この処理をしっかり行わないと、この後の上塗りでグレーに見えてしまいます。

マスキングしなおしてから、こちらも調合してたクリームを薄塗りで複数回に分けて吹き付けていきます。

こちらもぼかし塗装を加えて処理します。

次に「ダークグレー or タイヤブラック」で裾部分を塗装します。

線が細いので拡大しながら作業します。

複数回に分けて色の定着具合を確認しながら作業します。

修復塗装が終わったところで、側面の▼マークの復元を行います。

車体をスキャンしてPCに取り込みます。さすがにここまで小さいと機械でマスクシートを作ることはできませんでした。そこでデカールに置き換えて制作することにします。細かな作業箇所が大変多く、1両修復するだけでもかなりの時間を要します。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「くるくる線路組立」

こちらの組立のご依頼でございます。

金属部品の切り出しにはタガネを使います。

プライヤーで折り曲げていきます。

まずは仮付けして状態を見ます。

段差となる部分を少し削って平らにします。

ジョイントとパーツをハンダ付します。

このようになります。

接続部の段差をルーターで削って平らにならしていきます。

マンホールなどの小物を固定していきます。

最後に各部の通電状態をテスターで見ていきます。

OKです。作業は完了いたしました。

▼Nゲージ「TOMIX ヘンリーくん 修理」

まったく動かないようです。さっそく全分解していくことにします。

モーターを取り出します。

どうやら、モータ自体の故障のようですね。機関車の大きさの割にモーターは比較的小さい目です。

モーターを分解して直していきます。

内部の断線ポイントを見つけて接続しなおします。この作業はすごく難しいです。

モーター内部の洗浄も念入りに行い、回転が安定するまで待ちます。

こちらにも少々問題があるようですので、見ていきます。

モーター端子に直接配線して本体に固定します。

回転テスト。

テンダー側の集電もいまいちですので、こちらも分解して対応していきます。

動くようになりました、ヘンリーくん復活です。

▼Nゲージ「GM E653形 TNカプラー加工&幌制作」

今回の作業は、上記車両にTNカプラーを取り付けのご依頼ででございます。そのままでお取り付けできませんので、各種車両への加工を施していきます。


側面行先シール貼り:特急(号車)※全7両


▼幌の制作と取付

幌パーツが付いたことで、そのままではケースに車両が入りません。幌がぶつかる個所のウレタンをすべてカットして収まるように加工します。

車両がすべて収まりました。作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「TOMIX EH500 / EF62 修理作業」

EF62のホイッスルの修理から始めます。

現状このような具合です。

表面を慣らしてから適正な位置に穴あけを行います。

まずは、ホイッスルの修理は完了です。


お次はCアンテナの修理です。

このように修復いたしました。

パーツ洗浄をしっかりおこなってから、下塗り(ガイアマルチプラーマー)を塗ってから白を塗装します。


▼EH500 ボディ損傷による復元作業

お次の作業では、なかなか時間はかかりそうです。

ボディが溶剤のようなもので溶けて変形している感じです。現物をよく見ると修復はかなり大変そうです。

まずは、埋めてからペーパーヤスリ(#1000)を使い、他まで削ってしまわないように慎重に研ぎ出しを行い、ある程度平らになった段階で表面の仕上げ処理を行います。

精密ヤスリ(#4000)に切り替えて、またひたすら研ぎ出しです。

さらに時間をしっかりかけて作業を進めます。ドアなどの凹みは特に慎重作業します。

ようやく塗装工程へと移ることができます。

まずはグレー部分です。マスキングシートを一定区間貼り、部分塗装していきます。

次に研ぎ出した赤の部分をマスキングします。

可能な限り近い色となるようにしましたが、完全に同じというわけにはいきません。

ここまで修復ができました。作業完了でございます。

▼Nゲージ「函館市電500形+8000形 組立塗装」



▼函館市電8000形 組立塗装+ライト遮光

まずは、「グレイスモデル 函館市電8000形」の制作から始めます。ライトは後ほど点灯させることを前提とした遮光処理を施しておきます。

組立後にボディー洗浄 > サーフェイサー > 基本塗装 の順に行いました。

デカールを切り分けます。

完全乾燥したのち窓の切り抜き(デカール)を行います。

▼クリアコート

▼屋根塗装

作業完了でございます。

▼Nゲージ「HOBBYTARIN & BACHMANN 修理」

まずは、こちらの車両から作業を開始します。

現状ですがまったく速度が出ません。

こちらの車体、とにかくボディーが開きませんでした。これ以上は車体を破損させてしまう心配がありましたので、あきらめかけたところ、最後にトライしてようやく分解できました。

国内メーカーの基盤とは根本的に違う並びですね。基盤およびモーターなどもすべてを一旦取り外して個別にテストを行い問題個所を特定していきます。

調整と走行テストを繰り返し行います。

ボディーの分解をしやすくなるように、内側を加工しておきます。

最後にボディーを被せて走行テストを行い作業は完了です。次に進みます。


次にこちらの機関車ですが、大きな振動とゴトゴト音がかなり出ます。


部品が損傷しているため直していきます。


内部のギアがすべて割れていて車輪がすっぽ抜けてしまう状態です。これは非常に難しい修理となりそうです。SLはロッド調整が非常に難しいので集中して作業にあたります。

個別ギアのデータを取り、ギア自体を制作していきます。

作業はかなり難航。ギアを作り直すこと4回、またその他にも問題となっているパーツがいくつかあり、調整もすごく難しい。全分解とテストを何度行ったかも覚えていない。既にこの車両に4日以上費やしているが、泥沼に入った予感。

ようやく、走行できるまでに至りました。今回の作業では、破損したギアを交換すれば完了といった単純なものではありませんでした。

それ以外のパーツも歪みが出ていることで、回転が不安定となりこの歪み対策に難儀しました。そこで歪み分を吸収できるように各車輪に特殊な加工を施して、回転テストを何度も繰り返すことで、ようやく走行できるまでに至りました。ここまで難航することは珍しく、過去の作業でもあまり例がありません。神調整が必要な車体でした。

長期戦となってしまいましたが、ようやく作業完了でございます。従来の修理内容とは大きく異なり、大変勉強になる車両でございました。今後の修理作業に活かせる濃い内容の作業でした。

▼Nゲージ「EH500-901 Ver.4 最終版」


▼基本設計

まずは、基本設計を1から見直し作り直していきます。

各部のディテールをより強調するかたちで作り直します。


▼3Dプリント出力

ボディーおよび屋根機器の設計が終わり、ようやく3Dプリント出力です。

最近は、機械の性能向上と材料の大幅な改善により出力時の失敗もかなり低減されてきましたが、薄く平たい出力においては反りの問題はいは発生します。

出力直後は良好でも、時間の経過とともに反りが酷くなっていることはよくあります。この問題を解決するため試行錯誤を繰り返した結果、ようやく解決されました。この対策を施すことにより、材料に左右されない、1mm以下の薄く平たい物でも反らなくなりました。



続いて碍子の制作と各部ディテールアップパーツの設計にはいります。

▼Zゲージ「メルクリン機関車修理」

Zゲージの修理依頼は初めてとなります。とにかく小さいので難易度はNの比ではありません。しかもメルクリンの蒸気機関車です。

まず、現状ですがモーターが回りません。さらに分解していくといくつかの問題を抱えていることがわかりました。

まずモーターを取り出して単体でテストを行いましたが、どうやら内部で断線しているようです。このモーターはもう使えません。

また、分解することを想定していないため内部のローターを取り出すことができません。

次に、動輪の回転テストですが所々ひっかります。そこでギアすべて取り出して、確認してみたところモーター側に伝達する中間ギアの形状が変わっていることが確認できました。そこで、全分解して問題のギアを取り出し、精密ヤスリを使ってピッチを研ぎ直してスムーズに回るまでこの作業をひたすら繰り返します。ちなみにギア自体も非常に小さいため、至難の業です。

この作業だけで、半日を要しました。そして、各動輪のバランスとりに数時間。ようやく、すべての動輪がすべてスムーズに回るようになりました。

恐らく、これが原因となって車輪がロックした状態で、高い電圧をモーターにかけたことで大きな負荷がかかり、内部のコイルが焼けたのだと思われます。

次はモーターですが、復活不能で既にモータはお亡くなりになってますので、代用できそうなモーターを探して組み込むわけですが、当然そのままでは取り付けできません。

まずは、肝心のモーターですが12V仕様の超小型モーターが1つ出てきたので、これが使えるか試してみます。サイズ的には問題ありませんが、トルクがどこまであるかです。

▼軸径の変換

モーターシャフトとウォームギア内径の変換パイプを作る必要があります。「軸径:1.0 -> 1.5」

▼もう一つの選択

超小型モーターを調べる中で、ワールド工芸「#1011WSB-S」がサイズ的には入りそうです。上記のモーターが難しい場合は、こちらのモーターも選択肢に入れておきます。


3Dプリンターで「外形:1.5mm/内径:1mm」のパイプを作ります。

なお、ここまで小さいウォームギアは当店のストックにはなかったため、知り合いのお店さんより数個ほど分けていただきました。モーターについては、ワールド工芸と同等サイズのものが1つ見つかりましたので、そちらを使います。それでは早速組み込んでテストしてみます。


中間の伝達ギアとの絶妙な高さ調整が求められます。わずかにずれると抵抗が大きくなりスムーズに回らなくなるので、ここでもしっかり時間をかけていきます。

高さ調整のため、t1.0のプラバンを下に置き、後部にt0.3のプラバンを配置して絶妙な位置で固定します。回転テストでは大変スムーズな車輪の回転を確認できました。次に抵抗を接続して電流量を調整します。

Zゲージ(軌間:6.5mm)のレールが無いため、急遽N用フレキ線路を加工してテストレールを作ります。

調整とテスト走行を幾度となく重ねて、ようやく動きました。ライトもLED化され、低速時でも明るく点灯します。作業完了でございます。

▼Nゲージ「KATO E257系 窓埋風+ヘッドマーク加工」

現状はかなり暗くなっているようです。

ヘッドマークの部品を取り出して、印刷された部分を削ります。

右が削ったあとです。

今となっては非常に入手の難しい貴重なシールに印刷を行い、さらに表面に特殊な処理を施して、高光沢仕上げとしております。


▼窓埋めと座席撤去

今回は、窓のパテ埋め処理ではなく塗装のみで行います。まずは車内の座席を撤去するための加工を行います。

最前列の座席をカットしていきます。

まずはニッパーでカットした後、ルーターで処理を行い最後に1500番ペーパーで丁寧に仕上げていきます。


次に窓なし風の加工ですが、埋め処理による方法ではなく塗装のみで再現します。まずは、窓枠のシルバーを本体色に塗装します。

窓ガラスと塗装します。

次に窓枠のシルバーを塗装します。

右窓と比較すると、窓枠の塗装前と後の違いがよく判ります。


次に反対面です。こちらは白ですが、若干黄色味を帯びているので、調合して近似色を作ります。

まずは、窓からです。

続いて、窓枠を塗装します。

裏面にアルミテープを貼って遮光します。

作業完了でございます。

▼ぴょん鉄ショップより「6~7月予定品:Oゲージ用1/45 軌間:32mm ディスプレイケース高架橋タイプ」

詳細につきましては、今後お知らせしてまいります。

▼Nゲージ「EF58 35号機/150号機 改造加工」

▼先台車短縮加工 ※35/150号機

台車の短縮加工が2台とも完了。


▼デフロスター制作+取り付け ※35号機


▼屋根ルーフ裏面加工 ※35/150号機

「内径:幅:22.4mm/高さ:1.0mm」に合わせて透明プラバンを切り出して、裏から固定します。※透明プラ t0.15


▼SGホース設計+取り付け ※150号機

データが出来上がったところで、3Dプリンターで出力します。


2側にも同様の加工が施されております。


少々見づらいですが、はしご横に制作したパーツが取り付けされています。2側にも同様の加工が施されております。

作業はすべて完了でございます。

▼Nゲージ「マイクロ EF59-15 テール点灯改造」

マイクロ製電気機関車のテール点灯改造でございます。2004年ごろに発売された製品です。

こちら側を点灯ご希望ということでございますので、そのように加工いたします。

作業の中で最も難しいのが、テール中心への穴あけ作業です。特にこちらの製品では、出っ張りとライト面が小さいので、難易度が高いです。

左から順に使用していきます。まずは、現状のテールの出っ張りをニッパーでカットします。次にセンターにあたりを入れます。(最も重要)。

まずは、0.3mmのドリルで貫通させます。力の加減を誤るとすぐにドリルが折れるので、慎重に進めていきます。貫通したのち、0.5mmのドリルに交換して径を広げます。

0.5mmの光ファイバーを埋め込み断面をドーム状に加工します。

「1608赤色チップLED」を直列で繋ぎ、テールの位置と合うように配置します。次に基盤に接続しますが、抵抗値をやや高めにして配線します。

テスト点灯させてみます。

LEDの配置などの微調整を何度か行い、明るさのバランスがとれたところで、作業は無事完了いたしました。

▼HO/16番ゲージ「踏切点滅+サウンド」

今回のご依頼は、踏切の点滅とサウンドを再現したいとのことで、遮断機の上げ下げなどのギミックはなくて構わないそうです。

それでは作業を進めていきます。

持ち込まれた加工対象となる「津川洋行製 踏切セット」ですね。こちらに組み込んでいきます。

まずは、チップLED(赤)をそれぞれ埋め込んでいきます。

配線は2線となるように、極性変わることで左右の点滅を変えるように配線します。極性の制御はマイコンに行わせます。

比較的シンプルな回路でございますので、作業時間短縮のためブレッドボードにそのまま配置します。

ボタンを押すと点滅と踏切音が鳴ります。

各種ハンダ付けと配線は、お客様ご自身で作業されるとのことですので、作業はここまでとなります。

▼大友製作所 「MP-312 Mk-Ⅱ 修理対応」

ぴょん鉄でも初めて扱うものです。

テストにモーターつないでおきます。ちゃんと回っていますね。

何度か試しているうちに、すべての操作を一切受け付けなくなります。このタイプの故障は問題個所の特定が非常に難しく、使用直後は正常に動作するが、しばらくすると電源が入らなくなり、またしばらくするとまた動くといった現象です。従来の故障の多くはFET(電界効果トランジスター)とその手前の部品でしたが、今回は症状から見ても他に原因がありそうです。ちょっと時間はかかりそうですね。

ネジ固定ではなくカシメになっています。ドリルを使ってすべてのカシメを削ります。

中はこのような感じです。

まずは、それぞれの配線を確認して全体の回路構成を把握します。次に、直流波形(右)の出力が不安定です。

パーツの損傷およびハンダクラックがないか1つ1つ確認しながら手をいれてから、電圧とパルスが正常に出力されているか確認していきます。地道な作業が永遠と続きます。

個別の基盤を取り出してさらに詳しく見ていきます。

レギュレーターは、ソケット式に改良して、現在発注してある部品とすぐに交換できるようにしておきます。

さて、ここまで電解コンデンサー、セラミックコンデンサー、ショットバリアダイオード、トランジスタ他、すでに劣化した部品を一通り交換してきました。そして現在発注済みの3端子レギュレーターも新品に交換いたします。当初は、メイン電源に問題があるのではと考えていましたが、どうやら違うようです。現時点でどの基盤に不具合が生じていたかの特定はできておりますが、あと一歩が遠いですね。最も疑わしい部品が「トロイドインダクタ」ですが、次はこの部品のテストを行います。

ヒューズの機能も確認します。

コンパレーターICも2個とも新品に交換します。(14pin x 2 = 28pin)を1つ1つ外します。

まずは1個外れました。

なんとか2個外れました。

次にICソケット(14ピン)を使います。そのままICにハンダ付すると熱で破損する可能性もあるので、ソケットを使います。

このようにソケットが付きました。

ICの交換が完了です。

直流波形

パルス波形

今回の作業では、怪しい部品(寿命?)は、ほぼすべて交換しました。そのため、非常に時間もかかり問題の個所に辿り着くまでにかなりの時間を要しました。

結果、ようやく動くようになりました。

最終確認として、連続した走行も特に問題が出ないことを確認しました。あとは基盤を所定の位置に戻して固定し、カバーをネジ固定に作り変えれば完了です。あともう少しです。

このように、ネジを内側から固定するパーツを作ります。

このようになります。

最後にもう一度動作確認を行って作業は完了しました。


▼作業続き・・※速度制御における不具合

IC ICL7660 スイッチトキャパシタ電圧コンバーター(チャージポンプDC-DC電圧コンバータIC)


▼3A 降圧型電圧レギュレータ

LM2596 SIMPLE SWITCHER®、4.0V ~ 40V、3A 42-63kHz

LM2596 SIMPLE SWITCHER®、4.5V ~ 40V、3A 110-173kHz

LM2596 SIMPLE SWITCHER® 電力コンバータ、150kHz 3A 降圧型電圧レギュレータ datasheet (Rev. G) (ti.com)

速度制御に使用されているICは、一般的に「パワートランジスタまたはFET(電解効果トランジスタ)」が多く見られますが、こちらのコントローラーでは、「スイッチングレギュレーター」により制御しております。

スイッチングレギュレータとは?

ここで少し厄介なのが、回路に組み込まれているICの刻印が削られていることです。このような回路は時々見られます。これはコピー対策の1つで、肝心な個所の部品名をわからなくすることで、内部の回路をまねされないようにする対策の1つです。今回のような古い製品を修理する上で壁となる問題です。

このように何も残っていません。

もともと付いていた端子にピンジャックを取り付けていきます。

こんな感じです。ここから個別のパーツのテストへと移ります。

入力電圧は18Vとなります。5VレギュレーターおよびPNPトランジスターも個別にテストを行います。

単体テストをそれぞれ行い、最後に結合テストを行います。

▼Nゲージ「KATO E257系 ライト輝度調整+トイレタンク取付」

まずは、ライトの輝度調整です。もう一方の先頭車と明るさがまるで違いますので、輝度を下げる方向で作業を進めます。

抵抗値を上げる方法で輝度を下げます。

まずはヘッドライトの点灯確認ですが、一方の先頭車と同じような明るさになりました。

続いてテールライトですが、違和感ない明るさに落ち着きました。


トイレタンクの組立・塗装・取り付けです。

「ニュートラル・グレー」で塗装します。

個々のパーツを塗り残しがないように念入りに塗装します。

塗装が終わったところで、パーツを組み立てます。

取り付けには、カプラーをいったん外します。

もともと床下に一体成型された突起をニッパーで根元からカットしておきます。

パーツをゴム系接着剤で適切な位置に固定します。

接着が完全に乾くまでこの状態にしておきます。作業完了でございます。

▼Nゲージ「西鉄2000形ライト発光偏り修正」

当時のマイクロ製品で、よく見られる左右の明るさの違い(左が明るく右が暗い)を調整していきます。作業方法は、車種ごとにやや異なりますが、基本的な考え方は一緒です。

まず、なぜ左右で明るさが違ってしまうのかについて簡単にご説明いたします。

まずは、こちらの図をご覧ください。

光源が中心に配置されている基盤です。この場合、左右のライトの明るさは同じとなります。主にTOMIX/KATOでは、このスタイルとなっていることが多く、左右の明るさが極端に違うことはあまり見られません。次に

こちらの図では、光源が左右に配置されている基盤です。この場合、左右のライトの明るさが違って見えることがよくあります。これは、発光面までの距離が異なるためです。上図では左がヘッドライトとなりますが、左面のライト発光面までの距離が短く、逆に右面までの距離が遠くなります。この差が明るさに影響します。しかしながら、すべてこのような症状となるわけではありません。光源が電球?LED?、プリズムの透明度、大きさや形状の違いなども関係するため、影響が少ない車種もあるのも事実です。


▼Nゲージ「KATO C62 ライト明るさアップ+トラクションタイヤ交換」

先にテンダーとキャブを外してから、写真の位置で持ち上げるとボディーが外れます。その際に正面のパーツも引き抜きます。

3mmのLEDを削り込んで埋め込みます。削った面は黒で遮光します。

on/off機能は解除して、常時点灯モードとなります。

次にトラクションタイヤの交換ですが、ピンセットで剝がそうにも車輪にこびり付いており剥がれません。

やもえないので、すべて分解して車輪にこびりついた古いトラクションゴムを削り落とすところから作業する必要があります。

車輪を取り出して磨きだしを先に行います。

作業完了でございます。

▼ぴょん鉄ショップより「N/HO用アクリル製ディスプレイケース発売」

アクリル製ディスプレイケースのご案内です。主に機関車を飾ることを目的として制作いたしました。素材は、3mm厚の透明度の高いアクリルを採用しております。ベースはアルカンターラー調マットを使い、レールはアクリルを使用しております。

アクリル樹脂の特徴は、透明度が高く厚みによる曇りが少ないく丈夫な素材ではありますが高価なため、安価なディスプレイケースの場合、「ポリプロピレン/ポリエチレン/ポリカーボネート」などの素材が使用されることが多いようです。

▼ディスプレイケースの重要性について

ディスプレイケースの重要性は、展示物の魅力を最大限引き出す上で大変重要なアイテムの一つです。また、照明効果とアククリル素材の相性も良く、高級感のある演出効果も期待できます。

▼HO/16番用は受注生産 ※Nは在庫ストック

N以外のスケールは、ご注文を受けてからの制作となります。


▼[Nゲージ用]アクリル製ディスプレイケース「外形:210mm/レール長:198mm」・・2,200円(税込)


▼[HO/16番]アクリル製ディスプレイケース「外形:300mm/レール長:288mm」・・4,180円(税込)

※一般的な機関車の展示に最適なサイズでございます。


▼HO/16番 アクリル製・ディスプレイケースW「外形:350mm/レール長:338mm」・・5,280円(税込)

※上記のレール長に収まらない場合は、こちらのワイドサイズをご用意しました。EH-xxなど2連機関車に対応可能です。


▼Nゲージ「BACH MANN DD40AX修理」

現状を確認します。

ギアが割れてしまっています。すべてのギアを作り直します。

すべて割れています。

ギアが出来上がったので、実際に組み込んで嚙み合いを調整していきます。

集電部も真っ黒ですので、一通りメンテを行っていきます。

スムーズに回転するまで、ピッチの調整を行います。

すべてのギアを制作して入れ替えました。

本体側の接点部も汚れとグリスで真っ黒でベタベタしてますので、こちらもメンテします。上がメンテ後の接点です。残りもすべて研ぎ出します。

続いて、片側のモーターの回転が不安定のようです。いったんすべて分解して調整を行います。

一通り問題となっていた個所の修理が終わったところで、テスト走行して様子を見ます。

よさそうです。

ボディーを被せて、さらに15分程度往復運転を行ってから問題なければ修理は完了となります。

最後にギアに少量の注油を行って、作業は無事完了しました。

▼Nゲージ「マイクロ製品 922形ライト修理他」


▼A0496 922形サーチライト修理


▼A0614-6 113系LED加工+M車同調

こちらの製品は旧製品ということで、電球が使用されていますのですべてLEDへ置き換えます。

M車2両の速度差を確認して、どのように処理するか考えます。

分解と各種調整を何度か繰り返しながら出来るだけ近い速度になるように調整していきます。


▼A0980 785系ライラック LED加工+M調整+ヘッドライトパーツ製作



▼HO/16番ゲージ「パンタ交換+M車修理他」

破損したシングルパンタをPS16形パンタへ交換します。

碍子を1ずつ持ち上げてパンタ本体を取り外します。

碍子を取り付けます。

碍子を1本ずつ上から慎重に押し込んでいきます。少しコツがいります。


▼付属パーツ取付


▼M車不動修理

ピクリとも動きません。

分解して1つ1つ確認して問題となっている個所を特定していきます。

モータ本体がまったく回っていませんので、いったんすべて取り出して各種接点を始め、モーターの単体テストと各種調整と確認を繰り返します。

作業は少々手間取りましたが、無事に安定した走行を確認できました。作業完了でございます。

▼Nゲージ「TOMIX 新幹線200系 モーター換装+カプラー交換」

今回の作業では、モータの換装(2台)とカプラー全交換の作業でございます。

取り付けには、台車をいったん外す必要があります。


▼モーター換装

こちらがの入れ替えるモーターです。

換装にはすべて分解する必要が生じます。

組込み後の調整なども行います。一方の車体から異音が出ているため、こちらの調整にはやや苦慮しましたが、作業は完了です。

モーター換装および、カプラーの全交換の作業は完了しました。

▼Nゲージ「ARNOLD M車修理」

外国製車両の修理となります。まずは、現状確認を行ってみたところ、ギアからの異音と空回り台車集電不良など簡易テストの時点でいくつかの問題点が確認されました。異音と空回りは、恐らくギアd損傷による症状と思われます。

写真からもおわかりの通りう、ギアが経年劣化により割れてピッチがずれてしまっています。ギアにつきましては新規に作るほかありません。


▼現物スキャンとデータ制作

スキャナーで細部までしっかりと取り込むため、「1200dpi」で読み取ります。

制作したギアに問題がないかを回転テストと調整を繰り返し行い、ピッチを手作業で削り仕上げていきます。

ようやくギアが完成して組込み完了です。次に集電系を一通り見ていきます。

上回りもすべて分解し、モーターを取り出し単体テストを行い確認と調整を行います。

走行テストと調整を繰り返します。問題がなければボディーを戻していきます。

作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「KTM EF81 駆動系修理」

モーターの回転が非常に不安定で音と振動があります。

モーターそのものに問題をかかえているようです。

回転のブレが大変大きいです。

周りのパーツも外してより詳細に見ていきます。

モーターの回転がだいぶ安定したところで戻します。

カプラー加工へと移ります。

最後に車輪を磨きだして作業は完了となります。

走行テストOKです。作業完了です。

▼Nゲージ「近鉄21000系アーバンライナー・リペイント」

まずは、車体を分解します。

屋根もすべて外します。

24時間乾燥させてから、仕上げとして「UVクリアーコート」を車体全体に3~5回に分けて重ねていきます。

「UVクリアコート」作業が完了です。6時間ほど自然乾燥させてから、車体を組み戻して作業は完了となります。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「ミニレイアウト修理+電飾化」

今回の作業では、ミニレイアウトのターンテーブル通電不良における修理と建物への電飾化のご依頼でございます。

釘をすべて抜いてから線路の接着をはがして、ようやく外れました。

裏はこんな感じです。

すべてのネジを外して分解します。

まずは接点のメンテと各種調整を行います。

最後にすべてのセクションの通電確認を行い問題がなければ次に進みます。


▼電飾加工

「電源・電圧」を5Vに設定して、各建物に電飾を埋め込んでいきます。

作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「KTM EF65 テール点灯改造他 ※スイッチ組込」

まず、ヘッドライトの色合いをより白系に近い電球色ご希望とのことです。

現状の電球色としては問題ないレベルの色合いではありますが、「より白っぽい感じで」とのご希望でございますので、すべて作り変えます。

色合いにつきましては、個人の好みにもよりますので難しところです。電球色の範囲としては以下の通りとなります。今回の作業では、白色LEDを使い、色合いを調整しながら埋め込むかたちとなります。今回は4,000K(かなり白っぽい感じ)となるようにしてみます。

まず、ヘッドライト用の配線をすべて取り外して再構成します。

薄くクリアオレンジを重ねて、目的の色になるまで点灯と確認を繰り返していきます。

目的の色合いになったところで、車体に組み込んで配線していきます。ヘッドライトが終わったところで、次はテールライトに作業は移ります。

写真で見るよりさらに白っぽい感じで光ります。

テールもばっちり点灯しているのがわかります。テールライトの固定するマウントはレーザーで作り、3mmLEDを埋め込んで適正な位置に固定しました。

「ON/OFF」スイッチはこの位置に取り付けました。ピンセットまたなどで、横方向に動かすことで操作できます。

最後にすべての動作確認を行って作業は完了いたしました。

▼Nゲージ「KATO 24系北斗星 室内灯+機関車カプラー交換」

順に組み込んでいきます。車体のサイズに合わせてユニットカットしていきます。

こちらの車両には、そのままでは入りませんので、まずユニットの集電部を撤去して薄型に入れ替え加工します。次に、コンデンサーなどの出っ張りと干渉する個所を加工していきます。編成中で最も難しい車体となります。

すべての作業が完了いたしました。

▼Nゲージ「ライト加工 一般加工/特殊加工他、多数」

鉄コレのライト点灯化改造を始め、主にライト加工が中心のご依頼でございます。こちらも順次作業を進めていきます。


▼機関車各種のメンテナンス

主に集電パーツのメンテが中心となります。

その他の機関車類も基本的に集電パーツのメンテが中心となるため、作業写真のアップは省略します。・・・・・

低速でもスムーズな走行が可能となりました。


▼各種ライト加工

ヘッドとテール用にLEDを交換していきます。

電球のタイプです。

LEDへ置き換えます。このユニットへの組込みは少々コツがいります。

ヘッドマークは白色、ヘッドライトは電球色風に点灯。


こちらもすべて完了です。


▼鉄道コレクション ライト点灯化改造

真鍮線を加工して、台車に集電機構を作ります。

ヘッドライトの穴あけを行います。

続いて、「光ファイバー」を埋め込んでいきます。


こちらも台車集電機構を作ります。

続いて、内部パーツをすべて外して加工します。

正面のパーツを分離させます。※右写真

次に、ヘッドライトとテールライトのパーツも分割します。

次に、ボディー裏面を黒で塗装してボディーが透けないように遮光します。※2度塗りしています。

塗装が乾いた段階で、分割したクリアパーツ(ヘッドライト用・テールライト用)を組み込んでいきます。

車体正面をスキャンしてライト位置に合わせたパーツを作ります。

制作したパーツの穴位置に、チップLEDを埋め込んでいきます。あとは、1つ1つ配線を行ってから点灯テストです。

作業はすべて完了いたしました。

▼Nゲージ「C62/DD51/C53/キハ修理+新幹線室内灯」

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まずは、単品の各種修理とカプラー加工から作業にはいります。

カプラーポケット内部の接着剤を取り除きます。

アーノルドカプラーもいくつかのタイプがありますので、こちらのポケットに適したものを選択してバネと一緒に内部に組み込みます。


▼キハ パーツのお取り付け

「上級者パーツ、台車取付パーツ、ホイッスル、幌」です。他のパーツはすでに付いておりました。


▼マイクロ C53ヘッドライト明るさアップ+カプラー

低速でもしっかりと明るさを認識できるようになりました。あとは、テンダー側のカプラーを交換してこちらの車体は完了です。


▼Tomix DD51モーター交換

今回の作業では、こちらの機関車に標準搭載されたM-9モーターの交換です。走行テストでは、絶好調に走っていると思いきや、何かをトリガーにぱったり回らなくなります。

モーターを新しいものへ交換します。

モーターを入れ替えるには、車体を完全に分解する必要があります。原因究明は、モーターを入れ替えた後に不具合のあるモーターを分解して見てみることにいたしましょう。

新しいモーターに入れ替えたら、車体を元に戻していきます。

走行テストも無事完了です。さて、不具合の報告されているモーターですが、さっそく分解して内部を見てみることにします。

フライホイールを専用の工具を使って外します。ちなみに手で引っ張ってもまず外れませんし、力をかけるバランスを間違えるとシャフト自体、曲げてしまいますので必ず専用工具を使います。

ハンドルを回すと徐々に押し出されていきます。

ローターを少し引っ張り出して、エンドベルに固定されたブラシの状態を見てみました。見たところ特に問題は見受けられませんでした。

端子に直接配線を行います。

直接モーターを手で持った状態で回転数を「低・中・高」と変えながら、モーターから伝わるわずかな振動から情報を読み取ります。

1つわかったことは、ある特定の位置でモーターを停止させた場合にのみ、再始動できないポイントが存在します。この範囲は大変狭く、正確なデーターはとってはおりませんが、感覚的に十数回に1度の割合で、再始動できなくなります。停止後、少し手で回すと再びモーターは回転を始めます。このようは症状は、コミテーター(整流子)に巻いてあるコイルの一部が断線することでも起こる症状でうが、このモーターのケースちょっと違うようです。

ここからは推測となってしまいますが、恐らくエンドベルに固定されたブラシが、適正位置からほんのわずかにずれていることで、整流子に電流が流れないデッドポイントが存在するのではないかと思われます。あくまでも推測ですけど・・・

試す方法としては、ブラシの位置を微調整しては試すといった方法で確認していくことはできますが、あまり時間をかけれませんので、ここで一旦終了です。それでは、次の作業に移ります。


▼KATO C62 クロスヘッド損傷による修理


▼新幹線200系ナチュラル系室内灯

すべての作業が完了いたしました。

▼Nゲージ「JR四国8000系 台湾鉄道EMU800リペイント」

制作にあたっての資料集めに少し手間取りましたが、ようやく制作に必要な資料がすべて揃いました。特に時間がかかったのは、各車両ごとの車番です。公開されている動画を1つ1つ確認しながら、再生と停止を繰り返しながら、ようやくすべての車番がわりました。

車体をすべて分解して塗装前の準備を進めます。

車体をスキャンを行い、各種車両ごとの「マスキング・データ」を制作していきます。データ制作にあたり、1枚の目の写真のように実写と模型を横並びにして正確な帯位置を割り出します。

「UVクリアーコート」工程

クリアーコート乾燥まで12時間置きます。

完全に乾燥したところで、ボディーを組み戻して完了となります。

作業完了でございます。

▼HO/ナローゲージ「ワールド工芸 デハ3Ⅱ金属キット組立」

かなりの部品点数です。

市販のプラモデルキットとは違い、金属キットでは組立工程が大きく異なり時間も大変かかります。事前に説明書をしっかりと理解して組立工程を考えながら進めていかなくてはなりません。

パーツを切り出しにはタガネを使います。


▼動力部の組立

特に頭を悩ませたのがこのパーツです。

試行錯誤しながらようやく形になりましたが、何度も曲げ加工が必要なパーツは、手順などをしっかりと書かなくては混乱のもとになります。その説明がすっぽり抜け落ちている感じですね。

車輪を差し込む内径が狭いようでして、そのままでは入りませんでした。そこで、ルーターで車輪が入るまで内側を削りました。

次に、モーターシャフトにウォームギアをはめ込んでも固定されません。そこで、瞬着を少量流して固定しました。後部のネジは何のため?と疑問が出てきます。


車輪に伝達するギアのかみ合う面積も小さく、かろうじてギアにかみ合っている程度です。この辺は、なぜぞうなっているかわかりません。

組み方が間違っているのかな?と確認したいとこですが、その図がありません。駆動系は大変重要な個所となりまので、ここは説明書に詳細に書くことが望ましいと思われますね。


少し時間をかけて作業を進めていくことといたします。


駆動系は後回しにして、それ以外の作業を順次進めていきます。


▼塗装工程

ボディーの脱脂を念入りに行ってから金属プライマーを車体に吹き付けます。


大変難航したキットでございました。まず、このキットの最大の難点は、組立に関する説明図があまりに少ないことです。どのようにしたら目的の形状になるのかな?といった感じでその手順がすっぽり抜けている個所が随所に見られます。やはり組立説明書で見やすいのは、テキスト文章の多さよりも図の多さだと思わらます。

特に苦労したのは駆動系です。そのまま組んでみましたが動きません。その後、何か組立にミスがあったのではと思い、幾度となく分解と組み立てを繰り返しましたが、やはりスムーズに回りません。そこでじっくり検証してみると、問題となっている個所が随所に見えてきました。ここですべて書くと長くなるので省略します。

そこで、問題となっているパーツに加工を施してから、組立と調整を何度か繰り返しながら、どうにか回るようになりました。絶妙なセッティングができないと回りません。特に駆動系は重要な個所でもありますので、誰でも容易に作れる設計が求められると思われます。また素材の特性上、補強部分が足りていないところが見られます。

なにかと苦労しましたが、どうにか作業は完了です。

▼Nゲージ「KATO 流鉄5000形リペイントあかぎ、加工他」

前回の「さくら号」制作に続き、次は「あかぎ号」の制作となります。

それでは分解していきます。

ボディー側の部品はすべて外します。

分解が終わったところで、M車に電圧シフト加工を施します。最近のモーターは性能が良く、LEDが点灯する前に動き出してしまいます。そこで、モーターが動き出すタイミングを後ろにシフトすることで、LEDが点灯が点灯する前に動き出すことのないようにできます。特にあとから電球色LEDまたは、白色LEDに交換した際にこの現象が多く発生します。

まもなく完成。

最後に車番とヘッドマークを取り付けて、車体全体をクリアコートして完成となります。

UVクリアーコートを終えて、12時間ほど自然乾燥させて完了となります。

排障装置の取り付け

車両を組み戻して完成となります。

すべての作業が完了でございます。完成!

▼鉄道模型・その他「発煙装置の制作」

まずは試作を作るところから始めます。発煙する仕組み自体は単純ですが、Nゲージにユニットを組み込むには、車体内部を大幅に加工しない限り組み込むことが困難となります。いかにユニットを小型化できるかが大きな課題となりますが、当然ながらユニットが小さくなれば、連続して発煙できる時間が短くなります。

今回は、身近にあったKATO製蒸気機関車C11のボディーを使って実際に組み込めるかをテストしてみます。

それでは、発煙装置に必要な素材を入手するところから始めます。

ニクロム線(ニッケルクロム1種) 0.2mm

・線径 :0.2m
・条長 :5m
・最高使用温度 :1100℃
・導体抵抗 :34.3Ω/m (許容差±8)

ニクロム線にかける電圧による発煙の違い

20mmを巻線にして実際に電圧をかけて発煙具合を見てみました。

3.5V付近から発煙開始が確認できました。細い線状に煙が上がり始めた程度です。そこから4.5V付近まで上げると発煙量はかなり増えてきました。7V付近になるとモクモクと煙を上げ始め、充分な発煙が確認できました。それ以上は必要ないと考え、3.5~7Vあたりで回路を制作していきます。


ニクロム線2次加工

ニクロム線に身近にあった素材を巻き付けて発煙状態を確認してみました。不燃綿、不燃ペーパー、その他・・・。不燃な吸収素材であれば何でも構いませんが、内径5mmの筒状に適正な位置に配置するのは少し難しいですね。

いろいろ試している中で、たまたま近くにあった物がニクロム線に触れて溶けて固形化。これが偶然の産物として発煙効果を上げることになりました。この固形化した物質は、発煙剤を適度に吸収する効果もあるようで、持続的な発煙が見られます。

数分の連続した発煙テストでは、焦げることなく安定した発煙を確認できました。もう少し様子を見てから本当に適した素材なのかを見極めていきます。

低い電圧でも煙が上がっていきます。


それでは発煙ユニットを形にして、実際に機関車に組み込んでみることにします。

「長さ:20mm/幅:6mm/高さ:5mm」でユニットが形になれば理想ですが、そううまくはいかないでしょうね。

▼うごく工作シリーズ「まもなく完成」

現在発売中の「たのしい工作シリーズ」の第二弾として「動く工作シリーズ」を来年2月初旬より発売予定です。まだ試作段階ではありますが、さまざまな拡張性なども考慮しながら設計を進めております。

当店のキットシリーズは、「組み立てはちょっと苦手」といった方でも、完成まで辿り着けるようなキット構成となっております。今回は動く工作シリーズとなるわけですが、組立てが難しいものとならないように注意しながら進めています。

これをきっかけに、一人でも多くの方に工作の楽しさを知っていただくきっかけとなれば幸いです。


▼せんろ設計・直線/曲線

実は、せんろもキットなんですよ。1つ1つのパーツを組み合わせることで、1つのせんろが出来上がります。

それでは全体のせんろ設計が終わりましたので、実際にパーツを切り出してみます。ここでは組み立てやすさなどを検証していきます。

パーツ同士のはめ込み具合をも少し調整するくらいで、特に問題はないようです。

遊ぶときは連結枕木を使ってせんろ同士をつなぎます。

お次は曲線です。狭いスペースで充分回れるようにします。


▼動力車の制作

せんろができたところで、いよいよ動力車です。


▼ボディーキット

設計が終わったので、レーザー切り出して組み立てやすさなどを検証していきます。

もっとも重視していることに、部品点数が「30パーツ」を超えないように設計しております。あまり多くなりすぎますと、作る前から「これは自分には無理」となってしまいますからね。

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出来上がった線路をつないで、走行テストを行ってみます。

いくつか改良が必要な点がございました。


▼車輪データ修正

モーター車用は、上記のようにギザギザを追加しました。また、フランジのテーパーも調整しなおしています。


▼曲線半径をR300 -> R400へ

曲線半径がR300でギリギリ走行は可能でしたが、ややキツそうです。そこで、最低半径をR400へと規格変更しました。

▼HO/16番ゲージ「カツミ 旧製品583系修理+白色室内灯」


▼M車修理

まずは、モーター車(2台)の修理から始めます。

まず1代目は片台車の不具合のみでした。問題はもう1台のM車です。

個々のモーター内部のオーバーホール行いブラシ圧を調整して、確認とテストを繰り返していきます。

ようやく回るようになりました。


レールに乗せて動作確認を行って問題なければ完了です。OKです。

▼白色室内灯組込み

既に取り付けてある室内灯を取り外してLEDへ置き換えます。

そのままでは不安定となるので、台座を作ってから取り付けております。

その他の車両も同様に組み込み終えました。作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「 中村精密 EF80 連結機の高さ調整」

現在装着されているカプラーをKATO製客車に高さを合わせる加工となります。現状は、機関車側の連結器の高さが「2.0~2.5mm程度」高くなっており、KATO客車と連結すると走行中に外れてしまとのことです。

作業にあたり、外せるパーツは事前にすべて外しておきます。

削る部分をマークしておきます。

マークした個所をルーターで削ります。

「ニュートラル・グレー」で回りをタッチアップします。

高さを調整するスペーサーをレーザーで切り出します。

ほぼ同一に近い位置まで調整できました。連結もしっかりとかみ合っています。作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「 安達製作所 C57 ヘッド・テール点灯化改造」


▼作業開始

まずは、機関車側から作業に入ります。

分解していきます。

正面も外します。この状態からドリルでライトに穴をあけていきます。

ルーターに球型ダイヤモンドビットを取り付けて、中央にあたりを付けます。

1mm程度の深さで十分です。

裏面の赤で囲った個所を一部削り落とします。

モーターの両端にセラミックコンデンサーを取り付けます。

ヘッドライトを削った個所に絶縁剤を塗布してチップLEDを埋め込みます。

次に透明樹脂を少量流して固めます。最後に組み戻して点灯テストを行い機関車は完了です。次にテンダーのテール点灯へと作業が移ります。


▼テンダー側テール点灯

穴あけ位置にあたりを入れます。

ドリルで開けた穴に1.5mmの光ファイバーを通します。

内部にLEDを固定します。通常、テンダー側はで片極のみ通電を行い機関車側に送りますが、今回の作業ではテンダー台車に集電加工して両極集電できるようにしております。結果、機関車を連結しなくてもテンダーのみで点灯も可能です。

このようになります。作業完了でございます。

▼Nゲージ「Tomix EH500 正面ステップ(反射板フック付きパーツ」

こちらが標準のステップがついた状態です。Tomixではこのステップが取り外せるように別パーツかされていますので、取り外すことが可能です。


こちらのパーツをフック付きのステップに作り変えます。

▼Nゲージ「KATO E231系 電連パーツ製作・取付」

今回の作業では、すでに取り付けされているTNカプラー(電連なし)に電連パーツを取り付けるものです。

このような部品を作ります。このあと黒に塗装したあと、カプラー連結部のそこに取り付けます。

写真の赤丸で囲った部分にわずかな突起があります。そこに合うようにパーツを制作しましたので、出っ張りに合わせてゼリー状瞬間接着剤を少量の出てパーツを固定します。

このようになります。作業完了でございます。

▼Nゲージ「GM 近鉄19200系 インテリア照明点灯化改造」

さて、今回の作業では内装のインテリア照明をすべて点灯させるものです。構造を確認するため一旦車体を分解してみましたが、そう簡単にはいかないようです。まずは、TNカプラーと室内灯の取付けを先に行ってから、じっくりと考えて作業を進めていきます。

次にランプをどのようにして点灯させるか考えていきます。

いろいろテストをしてみた結果、既存のクリアパーツでは光がほとんどまわらないことがわかりました。そこで、個別にチップLEDを配置する方法で行うことにいたしました。

試しに1つチップLEDを上向きに埋め込んでみました。SMD「3020」が隙間なく、ぴったり収まりました。


インテリア照明のパーツを制作します。このあと、3Dプリンターで「素材:クリアブルー」を使い出力します。

作業完了まであと少しです。

作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「宮沢模型 C54 蒸気機関車修理」

台枠が完全に折れてしまっていますので、まずはここから直していきます。

適正な位置に合わせて結合します。

ここから各部のパーツの修復と調整を進めていきます。まずはロッドを外して破損している部品を再生します。

問題となっている個所が多岐に渡っており、当初考えていた以上に作業は難航しています。

2本のプライヤーを使い、ずれを補正していきます。これがすごく難しいです。


半日程度で終わると考えていた作業も、完全に泥沼にはまりました。ただ、こうした沼にはまることはよくありますから、問題解決の過程は今後おおいに役立ちます。ここは長期戦でじっくりと見ていくことにします。


問題となっていた個所を1つ1つ解決して、よやくテスト走行まで持ち込みました。10~20分程度、連続走行を行い問題がなければボディーを組み戻します。

機関車だけでなく、テンダー側も通電が著しく悪く問題を抱えているようです。テンダーをつなげると走行が著しく不安定になります。

接続部も1つ1つ見ていきます。また、センターピンがないので追加加工していきます。

最終走行テスト

回転にやや重さを感じますので、もう一度分解して微調整します。

すでに経年劣化委により各部の金属がもろくなっている個所が随所に見られたこから、その都度はんだで補修を行ったりABS板を切り出して床の補強を行ったりと、修理した個所がかなり広範囲に及びました。

各部の微調整を行い再び走行テストです。

部品修復からメンテおよび各種セッティングまで一通り行いました。ようやく作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「キハ52/80/82/ナハフ20 修理+加工」


▼キハ82ライト不点灯修理

ヘッド・テールともに点灯確認OKです。


▼キハ80動力車修理

まずは通電させて問題となっている個所を特定します。

ドライブシャフトが完全に滑っています。フライホイール内のソケットが割れているようです。このままでは作業できないため、すべて分解します。

シャフトと各種パーツを取り出します。

個別のパーツを修復してテストします。

何度か調整を加えながら、正常に走行できるまで繰り返します。

問題ないことを確認できた段階でボディーを戻していきます。

無事に走行できるようになりました。


▼ナハフ20カプラー加工

取り外したカプラーです。

こちらのカプラーに置き換えます。上に載っているのは外したカプラーです。

カプラーを組み立てます。

既存の穴位置に合わせると、やや後ろ寄りになってしまいます。

ピンバイスで少し前の位置に穴あけを行います。

最後に高さ合わせのためのスペーサーを挟み完了です。


▼キハ52車内へ人形配置

まずは、運転席に人形を配置します。

続いて乗客です。

すべての作業が完了しました。

▼HO/16番ゲージ「エンドウ 489系0番代白山 マーク白色点灯加工」

まずは、裏面のねじを外します。

床下を外すとさらにネジ止めされています。

ボディーと床下を分解できました。

中央がヘッドマーク用のライトです。

配線をほどいて、ヘッドマークのみ取り出します。

電球は内部でゴム系ボンドで接着固定されているようですから、隙間にマイナスドライバーを入れて少し持ち上げてからプライヤーで引き抜きます。

無事、電球を取り出せました。

次に、白色LEDを既存のユニットサイズに合うように加工します。ここで注意しなくてはならないのは、遮光ユニットが金属であるため、LED端子が直接触れないようにする必要があります。また、光を拡散するように金ヤスリでLED断面を削ります。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「Tomix 小田急VSE 塗装補修」

まずは、帯の補修からです。

側面を洗浄後に本体の基本塗装を落とさないように、後から上塗りされた赤帯のみを慎重に落としていきます。

帯色を選択します。

こちらの色に決めました。

違和感なく元の色にマッチしました。

続いて屋根の補修を行います。屋根の一部を塗装されているとお伺いしておりましたので、洗浄作業後に同一色で塗りなおします。

屋根のグレー塗装が写真のようになっています。こちらも補修します。

屋根前方も若干ウェザリングされているのか、黒の汚れが所々目立ちます。本体色に影響しないように、こちらも慎重に落としていきます。

所々、塗装のはみだしがあるのでカッターを使い削り落とします。

マスキングして横にスライドさせる形ではみ出た塗料を削ります。上記写真のようにまっすぐなラインとなりました。

下処理が終わったのでリペイントしなおします。

このようにきれいな屋根上となりました。

他の車両の屋根面も部分的に塗装が剝がれて目立ちます。最終的にすべての車両でリペイントを行う必要がありそうです。

もう1台の先頭車も仕上げます。こちらも塗装前に塗料のはみだしや汚し塗装などすべて削り落としてきれいにしておきます。

ほかの車両も同様に補修を行いました。

作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「カツミ EF-80/475系他、修理」

古い製品ではございますが、外観は比較的きれいな状態です。大変大事に扱われてきたのだと思います。

まずは分解して1つ1つ手を入れていきます。少し時間をかけて進めていきます。

まだ時間はかかりそうですので、機関車の作業はいったん止めて、その他の車両を先に進めます。

車軸に歪みがあり、不規則な回転を繰り返しています。いったん分解してこちらも見ていきます。

中間台車にも問題があるころから、こちらも調整する必要があります。

この状態で低速から中速域まで回転させてギアの状態など見ていきます。もう少し調整が必要なようです。もう一度分解して微調整します。

復活です。


▼駆動システム換装

これを475系に換装します。

新しい床下に再配置します。

ん??、車輪が回らない!

おわかりいただけるでしょうか、台車の駆動シャフトが大きく曲がっています。通常、モーターによる力でこれほど曲がることは考えられません。恐らく人の手で誤って曲げてしまったのではないかと思われます。

実際に部品を取り出してみるとよくわかります。大変重要なパーツだけにここまで曲がってしまうとギアがかみ合いません。一度曲がってしまったシャフトを元の状態に戻すのは至難の業です。

手先の間隔だけで、プライヤーでシャフトを戻しては回転テストを繰り返すこと数十回、どうにか許容できる範囲に収まりました。歪みがあると異音が発生したり、スムーズに回ってくれませんので大変でした。

最終調整により、台車内部から出ていた異音もほぼ消えました。

試走ではスムーズな走行を確認できました。

最後にカプラーを取り付けて完了です。

すべて作業が完了しました。

▼ENDOコントローラー修理「EP-50 DC POWERPACK」

個々の電子部品を取り外して動作確認を行います。

最終確認として、負荷の大きい車両でテストします。

昔の縦型モーター2機搭載の車両で、往復50回程度テストします。

低速から高速まで安定した走行を確認できました。作業完了でございます。

▼Nゲージ「マイクロ 新幹線0系 カプラーor連結器? 脱線問題」

次のご相談は、基本と増結で走行させると必ず脱線するとのことです。いくつか脱線の要因は考えられますので、まずは検証してみます。

こちらの製品は、車両と車両の間隔がずいぶんとひらくようですね。

16両すべての連結器と台車を細かく見ていきます。

左右に曲げてカプラーの可動状態を見ていきます。

横方向へのカプラー追随テストです。この動きはクロスポイントなどで発生する動きです。

上下方向へのカプラー追随テストです。この動きは勾配区間の始まりと終わりで発生する動きです。

まずは、手作業で1両ずつ違和感なくスムーズに可動できているか見ていきます。


カプラーの制作

現状の形状を読み取ります。

次に3Dデータに置き換えてからカプラーの連結部の形状を改良します。ぴょん太(改)

車両の間隔も小さくなり見た目が断然よくなりました。

可動範囲も広がって動きもよりスムーズになりました。

さらにデータを修正して、あと1mm程度短縮します。

試作を作っては、実際に車体に組み込んでテストを行い、また修正するを繰り返し、ようやく完成です。

標準カプラー(下)による車間と、奥が今回制作したカプラー改(上)です。

全車両に組み込んでいきます。

M車と連結して走行具合を確認していきます。台車もすべて点検と調整を行いました。

ようやく、16両すべて作業完了です。

▼Nゲージ「イギリス型機関車他、修理まとめて」

3台とも走行不良ということでで、早速分解してお直ししていきます。

問題となっている個所を特定するため分解していきます。

手で回しまながら1つ1つ確認していきます。

台車も分解していきます。

歪みをプライヤーで戻していきます。

いったん組み戻してから、台車が抵抗なくスムーズに回転するかを確認します。問題があれば再度分解して調整と確認を繰り返します。

3回ほど分解と調整を繰り返して、スムーズな走行が可能となりました。


こちらはマイクロ製です。分解前から、状態からてこずりそうな気配がします。

状況を確認するためのテスト走行です。車体内部から「ガリガリ音」がして前に進みません。

モーターと台車ともに問題をかかえているようですので、対処します。

こちらの車体は、問題個所が複数あったことから作業はやや難航しました。特に異音が酷く音を発生させている出元を探るのが大変でした。

こちらも無事に作業完了です。


さて、問題はこちらです。まったく反応しません。

モータも回らないようです。

どうにか手を加えて回転をはじめました。この状態で、中速で「正転・逆転」をそれぞれ10分程度のならしをおこないます。

最後に台車をすべて分解して集電系をすべてメンテを行っていきます。

モータの回転と集電の安定を確認しながら最終調整を行います。

若干走行に違和感はあるものの、おそらくそういった車両なのでしょうね。作業はすべて完了しました。

▼Nゲージ「展望車 室内灯組込み・コンテナ制作」

こちらの車両の場合は、ヘッドライト部の導光材が邪魔をしてしまい、そのままでは室内灯が入りません。そこで、室内灯ユニットを加工する必要があります。

まずは、天井に付いた導光材を取り外し分解します。透明のパーツは使いませんので、外します。

室内灯は上記のように切り離し線でつなぎ直します。写真では両サイドに配線していますが、正しくは中央2線でした。

このように、中央のヘッドライト用の導光材を避ける形で室内灯ユニットを配置します。

真上から見るとこんな具合に配置します。

無事、室内灯の組込みは完了です。次はコンテナの制作に移ります。


コンテナ制作は、全3種の各6個ずつで計18個作ります。

デカールを貼る前に洗浄します。

「キュキュット泡洗浄」をまんべんなく吹き付けて、このまま20分ほど待ちます。

しっかりと洗剤を流します。

すべてのデカールを貼り終えて、クリーアを3~5回ほど吹き重ねました。作業はすべて完了しました。

▼Nゲージ「Backman TGV & Amtrak 951 修理」

まず現状を確認しましたが、かなり状態はよくありません。経年劣化により、台車のギアはほぼすべて割れています。また、ダイキャストも亀裂が多数入っています。修理にはかなりの時間がかりそうです。この手の車体は、パーツの入手ができないので、ギアも1から作りなおさなくてはなりません。

金属に多数の亀裂が入っています。崩壊する前に対処する必要があります。

写真ではわかりにくいかもしれませんが、ほぼすべて割れています。これにより、ギアが噛んでしまい車輪がロックしています。

Amtracの機関車も状態が良くありません。直さなくてはならない箇所が多数に及びます。こちらも修理にはかなり時間がかかりそうです。


ダイキャストが変形・膨張しているようで、なかなかボディーが外れません。

亀裂に浸透性の高い接着剤を流し込んでいきこれ以上の崩壊を防ぎます。

ネジを挟み込む絶縁ソケットも途中から砕けてなくなっています。

台車からはギアオイルが垂れていますし、本体内部もグリスがベタベタな状態です。まずはこれをすべて取り除くところからです。

また、作業を難しくしているのが、台車自体分解できない構造となっていることです。通常は、ネジまたはツメで固定されており容易に分解できる構造となっていますが、こちらは分解することを想定していないようで、台枠は接着および溶着されており分解できないようになっています。

溶着された箇所を強制的に剥がしてから、車輪とギアを取り出します。

現物のギアを読み取り、形状とピッチを読み取り3Dデータを作りました。このあと3Dプリンターで出力します。

手前が、Backman TGV用で奥がAmtrack用です。当然ながら形状が異なりますので、それぞれ設計して作りました。

こちらが、Amtrackの台車です。

新たに3Dプリンターで作ったギアです。

1つ1つ組み込んでスムーズに回転するかを確認していきます。

台車をすべて組み戻して、手で少しづつ回しながらスムーズに回転するかを確認していきます。問題があれば、ギアの設計からやり直しです。

Amtrackの方も、TGVと同様の問題を抱えていますので、こちらも並行して作業を進めていきます。

調整と分解を繰り返し行いながら、1つ1つ確認していきます。

どうにか走行できるまでお直し出来ました。なお、パンタおよびカプラーも可能な限りお直しいたしました。作業完了でございます。

▼Nゲージ「宮沢模型 U41A金属キット組立」

まずは、金属パーツを切り離します。

切る取った箇所を1つ1つルーターで削って平らに慣らしていきます。

プラパーツもバリがたくさんついているので、こちらも切り取って平らにします。

屋根面の曲げ加工です。丸いものであれば基本的になんでもよいです。

まずは、本来曲げたいRよりもきつめに曲げます。

こんな感じです。

次に本来曲げたいRに近いものを使います。

中央に力をかけると自然と緩いRができます。

そうすると、このようにきれいな屋根のRを作ることができます。

このキット、なんだか、内面の補強と外面の金属パーツの位置関係があっていないように思えます。

どうにか各部の修正を加えて形になりました。

組立終えたら、クリームクレンザーと耐水ペーパーを併用して表面を磨いていきます。

研ぎ出しが終ったところです。次に下塗り(プライマー)作業です。

下塗りを行って、このまま2時間ほど完全乾燥させます。プライマーを吹いた後に完全に乾かないまま上塗りをすると、塗装に気泡が出たり剥がれやすくなる場合があります。

本体色の光沢ホワイトを吹きか重ねてから水研ぎしました。


まず、片面のみデカールを貼ってみましたが、劣化しており途中からパリパリ割れてきたりと使えませんでした。

このキットの組み立てには、だいぶ時間がかかってしまいましたが、ここにきてデカール問題にも直面しました。やもえないので、デカールデータを1から作り直して新規に作り直す必要がありそうです。

印刷用のデータを作りました。

デカールが出来ました。

全4面を貼っていきます。

最後に超光沢紙仕上げとデカール保護のため、UVクリーアーをいつもより厚めに吹きます。写真ではちょっとわかりにくいですが、表面はテカテカ仕上げです。作業は完了しました。

▼Nゲージ「ラッピング あんぱんマン 光沢クリアコート」

車体全体を光沢クリアー仕上げにいたします。

ボディーを分解していきます。

作業にあたって1つ気づいた点としては、パンタグラフが1両付いていないものがあります。

ライトユニットからガラスパーツ、その他ずべて外していきます。

車体は「アワアワ」、この状態で15分ほどおいて、表面の油分と汚れを完全に除去してから水で流します。

クリアー層は、3~4回に分けて薄吹きで重ねていきます。

塗装が終り、この状態でまる1日乾燥させます。

分解したパーツをすべて組み戻していきます。

作業完了でございます。

Nゲージ「ARNOLD & Hobby Train MAN Schienenbus 修理」


まず、こちらの車両の不具合は走行中に突然止まってしまう現象です。


まずは現状を確認します。音についての対応は結構難しいことが多いです。

こちらの車両で一番苦労したのが、とにかくボディーが開きません。無理にボディーを開けるとボディー自体壊してします恐れがあります。ボディー側面を開いていくら引っ張っても抜けません。1時間ほどボディーと格闘。

そこで工具を作り、これで開かなければ諦めるつもりでした。

ようやく開きました。今後、作業される方のために開け方の記録を残しておきます。まず、ボディーの両サイドに爪楊枝を差し込んで開いておきます。次にカプラーの1つを外します。

上記のような金属を曲げたものを作り、カプラーの穴に差し込んで内側に引っかけます。ボディーを抱え込んで、少しずつ引き出します。かなりコツがいるので、初めて作業される方は苦労するかもしれません。

ようやく分解できたところで、内部の調整を行います。

基盤を外して作業しやすくします。フライホイールとシャフトの軸ブレを起こしていますので、この辺りを中心に手を入れていきます。

テストと分解・調整を繰り返します。

最後にセラミックコンデンサーも追加しておきます。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「KATO 流鉄5000形リペイントさくら、加工他」

今回の作業の内容について

  • 停車時のライト点灯化加工 ※M車電圧シフター組込み「1~2V程度シフト」
  • なの花 -> さくらカラーへリペイント+15周年ヘッドマーク制作
  • 正面排障装の取付け
  • ヘッドマーク用台座設置

まずは、排障装置の塗装と取付けです。

「ニュートラル・グレー」で塗装。

同様に残りの車両も取り付けます。

続いて、電圧シフト加工を施しました。


▼なの花- > さくらリペイント

流星の加工が終ったところで、なの花をさくら塗装にリペイントしていきます。

車体をスキャンしてマスクデータを作ります。

銀色部分をすべてマスクしたら白のサーフェーサーを数回に分けて吹き付けます。

濃い部分の色の調合を行います。

続いて薄い部分の色の調合です。ベースとなるピンク色は基本色に「クールホワイト」を少し混ぜて明るさ整えます。


マスキング・データを作り車体に貼ります。


▼仕上げ処理

最後にクリアーコート処理を行って、塗装の保護と車体の光沢感を出します。

今回は、通常よりやや多めにリターダーを添加しましたので、最低3時間以上はしっかり乾燥させます。

▼ヘッドマークの制作

作業完了でございます。

▼Nゲージ「TOMIX 165系 M車 床下&台車塗装」

台車もすべて分解します。

個々のパーツの洗浄処理を念入りに行ってから、プライマー(下地)を塗っていきます。

洗浄処理と下地処理は、塗装前に大変重要な工程となりますので、しっかり確実に行います。

プライマーが塗り終わりました。

組み戻していきます。

作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「カツミ EF-65 修理+その他」


▼Bトレの動力車の修理

当初は、単に接点が離れているだけと考えておりましたが、そうでもなさそうです。モーターの各端子に電圧をかけても回りません。

内部のメンテを行い端子から直接配線を伸ばします。

なかなか終わりません。再度分解します。


▼横須賀線クハ111 塗装はげ補修

恐らくどこか固いものにぶつけてしまったのでしょうね。結構深く削れています。反対側のライトも同様に削れています。

28番が比較的色合いが近いようですので、こちらを使用します。

今回は、エアーブラシを使いません。筆で少し厚めに塗ります。

このあと、完全に塗料が乾くのに半日おきます。完全に乾いたら、コンパウンドで磨き出して完了です。


▼KTM EF65 電気機関車修理

どこかでショートしています。

じっくり時間をかけて確認作業を行っていきます。

電球からLEDへ置き換えに伴い、配線もすべて引きなおします。

モーター端子の直下に、1.0μF程度のセラミックコンデンサー取り付けました。

こちらもすべて配線を新しいものにしました。内部もすっきりしました。

ライト用の電源接続をコネクター化して簡単に取付けと取り外しができるようにしました。

分解、調整、確認を繰り返しながら、ようやく作業は完了しました。

▼HO/16番ゲージ「ED100-1 Liliput DB078 蒸気機関車 修理・メンテ」


▼電気機関車「ED100-1」

まずはこちらの機関車から作業に入ります。現状確認するためレールに乗せて電圧をかけます。まったく反応なしです。

分解して問題となる箇所を見つけていきます。

台車も1つ1つ通電状態とを確認すると同時に車輪の磨き出しも行っておきます。

短絡していないか確認しておきます。

台車を組み戻します。

続いて駆動側の台車です。

どうやらこちら側に根本的な原因がるようです。

回転を圧迫している箇所が2カ所あり、さらに台枠に接触するなどで短絡を起こしています。

さらに車輪を外して問題個所を絞っていきます。

何度か分解と調整・確認を繰り返していきます。

最後に走行テストを行い、ライトも両方向で問題なく点灯することも確認いたしました。


▼蒸気機関車「Liliput DB078 」

お次はこちらです。

まずは車輪をすべて磨き出しておきます。

動輪の回転テストを行ってみたところ、片側の動輪がすべて途中で空回りしています。これによりロッドの同調がとれなくなり非常に回転が不安定になると共に、車体の揺れまたはロックにつながります。

ギアBOXの蓋をあけて問題個所の対策をすべての動輪で施します。

この作業が結構難しいのです。

ロッドを一旦すべて外して再調整します。

回転が安定するまで調整を繰り返します。

ボディーを被せて、作業は完了いたしました。

▼Nゲージ「KATO キハ85系 先頭ジャンパー線+TN化」

加工前はダミーカプラーが付いています。

カプラーの両サイドをギリギリまで削っていきます。

ここまで小さくして、さらに両サイドにテーパーをかけます。

赤丸の箇所を削ってカプラーが奥まで入るように加工しておきます。

このようになります。

台車も出っ張りをカットします。

写真確認しながら、ジャンパーを取り付ける位置に、ピンバイスで穴あけを行います。

ジャンパー栓を作ります。

左右それぞれ設計を行ってスライスデータを作り、3Dプリンターで出力します。

物が小さくて、ちょっと見えづらいですが、出力後に黒で全体を塗装してから、コックは白で色を入れております。下の取付け後の写真の方が見やすいと思います。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「マイクロ キハ65系 モーター始動電圧シフト」

ライトを白色または電球色LEDにすることで、ライトが点灯する前にモーターが回り始めてしまうことがございます。これを解決するためにモーター始動電圧を1~2V程度シフトします。


白色点灯化加工です。

モーター始動電圧をシフトしたことで、一般コントローラーでも停止状態で明るく点灯。

作業完了です。

▼HO/16番ゲージ「天賞堂 C51 ライト点灯不具合他」

一旦ライト部品を外して問題となっている箇所を見つけていきます。

配線との接触部でショートしていないかも1つ1つ確認していきます。

10分程度、連続走行を行ってライト点灯に問題ないかをテストします。

良さそうです。作業完了でございます。

▼Nゲージ「KATO 165系 台車・床下リペイント」

塗装前に念入りに洗浄を行いますので、バラバラに分解します。

今回の塗装対象は上記の台車枠と床下となります。

油分と汚れをしっかりと落として乾燥させます。以前は乾燥機を使っておりましたが、最近は高圧エアーで水分を一気に飛ばす方法で乾燥させています。

完全乾燥しました。

続いてスプレーブースに移動して下塗り処理を施します。

塗装が終りましたので、組み戻していきます。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「マイクロ キハ65系エーデル丹後・シュプール ライト加工」

過去にも同様のご依頼をいただきました、車両とご依頼内容です。「ライトを明るくしたい/光が偏って見えるので直してもらいたい」といったものです。

一般的に、TOMIXまたはKATOでは発光源を明るいものに交換するだけで解決するケースが多いわけですが、こちらのライトユニットの場合はそう簡単ではありません。

このユニットの特徴としては、2色LEDが使われている点です。このタイプのメリットとしては、極性を変えるだけで色を変えられる点です。スペースが確保できない場合や部品点数を減らしたい場合に効果を発揮します。デメリットとしては、個々の明るさが単色に比べて暗いのと発光位置が変わるので左右で光の偏りがでることです。

ただし、中央に導光材の受光がある場合はさほど気になりませんが、こちらのユニットは、片側によっているためテール点灯時に極端に光の偏りが出てしまいます。

今回の作業では、まず2色LEDを取り外し赤1色に置き換えます。その際に基盤を一部カットしてLED照射角をやや下向きにしておきます。次にヘッドですが、左右の導光材のメッキを削り落としてから、真横にそれぞれチップLEDを配置します。続いて、それぞれの配線を結線して赤色LEDの逆極性に繋ぎます。そうすることで、以下のようになります。


このようになりました。ヘッドライトは導光材をほぼ介さない状態となりますので、左右の極端な偏りもなく大変明るく発光します。

撮影のため若干光を抑えて撮影しております。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「KATO E257系 強化スカート」

下のグレーのパーツが3Dプリンターで制作したもので、上のパーツをそのまま取付けできるようになっています。塗装後に2つのパーツを接着して1つのパーツにします。

もう少しデータを修正して、再度3Dプリント出力を行ってパーツ同士の接合面積を確保します。


お取付け完了後の写真を撮り忘れておりました。車両はすでにご依頼者様のもとに旅立ちました。

作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「モジュール式レイアウト修理」

長年の使用により現状は上記のように変形しております。

結構な大きさがありますので床で作業します。調整を行いながらレールを固定していきます。

損傷がひどい個所は、レールを途中で切断してハンダで繋ぎ合わせます。

釘は丈夫で長めの物を使用して奥までしっかりと固定します。

このあと屋外で結合面全体をサンダーで面出しを行います。


続いてこちらのモジュールです。直さなくてはならない箇所は多々ありそうですね。

大きなレールの損傷をすべて直し終えたら、ノギスで計り規定値になっているか確認します。

レールの歪みを戻した段階で、ジョイントの結合部に問題がないかを台車を転がして確認します。

問題となる箇所を見つけてレールの調整と確認を繰り返します。

中央のレールのジョイントにも不自然な凹みと歪みが見られます。実際に台車を転がすと凹みに一旦はまり左に振られます。一旦ハンダを剥がして再度盛り直して削ります。

レール断面をすべて研ぎだしから、各区間ごとの通電状態を確認していきます。


▼駆動システムの修理・調整

結構時間がかかりそうですので、集中して作業にあたります。

コントローラー側のスイッチ類の接点を確認します。

配線図がないので、コントローラー側の配線から追っていきながら、問題個所の特定を行っていきます。

各端子の電圧をそれぞれ見ていきます。

上記の問題をクリアしながら、全体の配線があるていど把握できたことで、不具合の原因が見えてきました。

古くなった部品は交換するなどして、一通りチェックします。

接点クリーナーで洗浄を行ってから、保護剤(復活剤)をすべての接点1つ1つに塗布します。

表側のスライド可動にも問題がありますので、そちらも調整していきます。

トングレールを外します。

ヤスリで削って穴を3~5mm程度広げます。

直す箇所が思いのほか多く、作業は想定より難航。通電ケーブルが固く、ポイントの不転換の原因ともなっています。ここもすべて外して直します。あと、数日はかかりそうです。


レールの変形をすべて直し終えた曲線区間の結合による調整を行います。

切断面のレールを削り長さを合わせます。

沈み込んだ部分を慎重に持ち上げながら歪みを補正します。

ひっくり返して配線を外します。

このように手前に出しておきます。

板をカットしてドリルで穴を空けます。

こすることで結合部が安定します。


通電区間の切り替えをテストしていきます。

最後に連続したポイント転換を50回程度繰り返して、それに伴う通電も正常に行えているかをテストして問題なければ完了となります。

ようやくすべての作業が完了しました。なお、蒸気機関車の修理も完了いたしました。

▼HO/16番ゲージ「TOMIX EF62 C型アンテナ・ヘッドマークステーの取付け」

作業工程につきましては、今回は写真は撮っておりませんでしたので、完成後の写真にてご紹介いたします。パーツのお取り付けで、いくつか気づいた点についてまとめました。

ご自身でお取付けされる方の参考になればと考えます。今回お取付けする「エンドウ製 C型無線アンテナ」ですが、そのまま差し込むだけでは固定されません。パーツを差し込む内径が違いますので、接着固定となりますが、正面と側面とで垂直になるように設置する必要がございます。

パーツの塗装は、基本的に取付け後に筆で塗装する方法でも良いのですが、今回は先に塗装を行ってから組み込んでおります。

【塗装工程】金属パーツ洗浄 -> 下塗り剤 -> 基本色塗装

▼ヘッドマークステー取付け

C型無線アンテナの取付けが終ったところで、お次は「BONAさんのヘッドマークステー」のお取付けです。既存の状態はモールドとして再現されていますので、まずは、モールドを削ってそのあとに本体色でタッチアップしておきます。

次にステー差込用の穴を車体に開ける訳ですが、パーツは平たいものですから、そのままのサイズで開けると径が大きくなりすぎます。

そこで、パーツをこのように削っておきます。

パーツは幅1.2mmで金属ですから、手で上図のように削るのはちょっと難しかったです。

プライヤーでパーツを挟み込み、ルーペで拡大しながらダイヤモンドビットを装着したルーターで少しずつ削り上記のような形状に加工しました。

パーツ加工が終ったところで、今度は車体に0.5mmの穴をピンバイスで開けます。上記の加工を施しているので、パーツ一定の位置で止まるので、取り付けが楽になります。

また、差込用の内径を小さくすることで、パーツ取付後に軽く根元にタッチアップする程度で目立ちにくくなります。

作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「Maxモデル マイネ37 130/マイネフ37 230 キット組立」

それではさっそく組立準備に入ります。一通りパーツを確認して作業工程を決めていきます。

ガラスパーツは、1枚1枚はめ込むパーツのようです。片面ずつ作業を行い接着剤を流してパーツを固定していきます。

幌の塗装。

▼インレタの貼り付け

ご依頼者様にお願いしたいのは、別売インレタの貼り付けをご希望される場合は、必ず貼り付け場所の説明資料も一緒に同封いただくと大変助かります。その点はぜひともお願いしたいです。

わかる範囲内でお貼りいたしました。作業完了でございます。

▼Nゲージ「マイクロ製品M車メンテについて」

当店では、車体のメンテナンス作業も承っております。マイクロ製品によるM車メンテナンスの一例をご紹介いたします。

旧製品で多く見られた集電部の変色です。単なる変色だけであれば問題ありませんが、通電そのものを阻害するため分解によるメンテが必要となります。この現象は、使用頻度に関係なく経年で起こりますので、未走行でケース保管されていても安心はできません。

左はメンテ後の台車接触部の集電板です。

続いて、表面を酸化防止の処理を施します。

他にモーター接点なども一通り同様の作業を施して作業は完了です。

▼Nゲージ「KATO D51/DD51 ボディー修復と交換」

DD51から先にとりかかります。現状では、プレートはめ込み部分がこのようになっております。

接着剤によりプレートはめ込み部が溶けておりますことから、押しても引いてもとれませんので、慎重に削って取り除くしか方法はありません。

作業がしやすいようの一旦ボディーを分解します。

ここは機械を使わずに手作業で少しずつ慎重に削っていきます。

削りすぎないように注意します。

今度は色の補修ですが、手元にある塗料で近似色からさらに色を調合して本体色を作ります。

プレートはめ込み部をすべて塗ります。

まずは、DD51修復完了です。こんな感じになりました。


▼D51 ナンバー交換

続いて既に取り付けてあるナンバーを黒プレートへの変更したいとのご依頼です。粘着剤で外せない箇所は、一旦ボディーを分解して内側から押し出してプレートを押し出します。赤プレートから黒のプレートへの交換が完了です。


▼パシナ客車室内灯取付「間接照明風」

集電テストを行ったところ、まったく電気を通さない状態でした。まずは台車を初め一旦すべて分解してメンテを行う必要がありそうです。

上側のバネと集電シューが真っ黒に変色しています。これは経年劣化によるものです。当時のこちらの製品は、使用の頻度に関係なくこのような状態となることが少なくないようです。

1つ1つ磨き出していきます。

内側の突起を2か所ともカットします。

車体が長いのでそれに合わせてユニットも長めにとってあります。

白色LEDの上にマスキングテープを貼り、その上に白色テープを貼ると良い感じの色合いと明るさになります。

白色と電球色のちょうど中間的な色合いです。ナチュラル色風?

写真では少し黄色っぽく見えますが、実際にはもう少し白っぽい感じで点灯しています。

こちらの写真では、実際に目にするものと近い感じです。

一見簡単にやっているように思えますが、こちらの車体の通電を確実に安定させるまでにかなりの時間をかけております。ようやく作業完了でございます。

▼Nゲージ「阿佐海岸鉄道DMV-931 ライト点灯化改造」

続いての作業対象となる車両はこちらになります。

室内灯を組み込むにあたっては、天井に取り付けられたウェイトを取り外す必要がございます。ただし、このような軽量車体ではある程度重さを稼がないと集電が安定しない問題も生じてしまいます。そこで、取り外したうウェイトを加工して、床下に収まるようにいたしました。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「オハネ24 501-504 金属キット組立」

プライヤーを使って妻板を曲げていきます。

ここでボディーと各種パーツ類の金属洗浄を行ってから、ハンダ付けの作業となります。

1回目の下地塗装(プライマー)を全体に吹き付けて充分乾燥させてから、2回目の吹き付けに入ります。

金帯のインレタを貼り終えてコート処理に入ります。

「UVクリアコート」を3~5回に分けて重ねていきます。屋根は最後に塗装します。

お次は内面の処理です。位置合わせを行うため台枠をスキャンします。

このような部品を作り車体の内側に固定します。

レーザーで切り抜きます。

このパーツがないとボディーが定位置で固定されません。

定位置で固定されます。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「キハ58 ミャンマー仕様他 リペイント」

写真などの資料が少ない中で、ネット上に公開された動画なども視聴しながら制作における資料はだいたい揃いました。

車体を全分解しいきます。

分解にあたって困ったのがこちらの車体です。この車体では、屋根を持ち上げて分解するタイプなのですが、分解にあたっては幌を先に外さなくてはなりませんが、接着されてました。枠に沿って接着剤が流れ込んでおりまして塗料とボディーを溶かしていました。強制的に幌を外しましたが、この処理にも時間がかかりそうです。

また、前面のガラスにも接着剤が流れ込んでおり、これを外すのは大変でした。

ペーパーで少しずつ削って平らにしていきます。一通り準備ができたところで、車体の洗浄を行います。

プライマーサーフェイサーで下地を作ります。

スプレーブースから戻ってきた車両達。これから本体色の塗装に移ります。

色の調合を行います。今回は2種類作りました。

車体の基本塗装は完了です。キハ58とキハ28は落ち着いた色合いのクリーム系ホワイトです。RBEにつきましては、ホワイトベースに黄色みを持たせた色合いになっています。

RBE xxxx 基本塗装は完了です。


キハ58 1009 / キハ28 2446

ベース色(白)の塗装が終っているので、塗分け用のマスクキングデータを作っていきます。

色を作ります。

続いて濃い緑を作り塗装します。塗分け用にマスキングテープを貼ります。

こちらも塗装完了。このあと車番などのデカール制作に入ります。

デカールを貼ろ終えて充分乾燥させてから、塗装保護のため車体全体に「UVクリアー」を3~5回に分けて吹き付けます。

作業完了でございます。