▼コントローラ「TOMIX N-S2-CL 修理」

いくつかのボタンが反応しないとのことでご依頼をいただきました。

赤まるで囲ったボタンが同一のものとなりますので、すべて別の物に置き換えていきます。それでは分解していきます。

ネジが多くてここまで外すのも一苦労です。ようやく外れました。

内径:13mm/深さ:20mmといったところです。

今回、プラ製ボタンではなく金属製のボタンを発注しました。なぜかと言いますと、見た目がかっこいいからです。

あとは部品到着待ちです。・・・・・・・・・


タクトスイッチをすべて外していきます。

残ったはんだを吸い取ります。

テスターで端子を1つ1つ確認します。

このあとスイッチを組み込むわけですが、当然ながらそのままでは固定できません。そこでコントローラーとスイッチを装着できるようにソケットを作る必要がございます。

定速ボタンも同様のスイッチが使われていたので、こちらも交換いたします。今回の作業では、全9箇所のスイッチを交換いたします。


発注しておいたスイッチが届きましたので、本体に装着するソケットを作ります。

まずは内径の違う2つのモデルを作ります。

3Dプリンターでソケットの試作を出力します。

このようにはめます。

本体側にはこのように組み込みます。

本体にスイッチがこのような感じで組み込まれました。ご依頼者様のご希望もあり、スイッチは極力出っ張らないようにいたしました。また、文字も隠れないようにソケットとスイッチの大きさも充分考慮しております。


少し外形の修正を行ってからまとめて3Dプリントします。

スイッチ端子を90度に曲げておき、組み込みに備えます。

後々メンテなどが必要となることも考慮して、接着固定は行わず脱着ができるようにしてあります。

配線は作業しやすいように、少し長めにしておきました。

見た目も違和感なく、きれいに収まりました。

高級感が出ましたね。

最後に一通り動作確認を行って作業は無事完了いたしました。

“▼コントローラ「TOMIX N-S2-CL 修理」” への4件の返信

  1. 坂田 英之 より:

    いつもお世話になっております。丁寧な作業、本当にありがとうございます。遠方のユーザーとしては作業の進捗も拝見することが出来て感謝です。引き続きよろしくお願い申し宇上げます。

    1. pyontetu より:

      この度はご依頼ありがとうございます。
      本体側の加工は終わり、あとはスイッチが届くのを待つばかりです。
      詳細につきましては、順次作業履歴にアップして参ります。
      よろしくお願いいたします。

      ぴょん鉄

  2. 坂田英之 より:

    大変失礼しました❗️嬉しさのあまり走行音を絞ってました。キチンと鳴りました。これからも大切に使います。本当にありがとうございました。

    1. pyontetu より:

      この度はご依頼をいただきまして、ありがとうございました。
      無事にお手元に届き動作確認も問題ないとのご連絡をいただき、こちらとしても一安心でございます、
      また何かございましたら、お気軽にご相談ください。

      ぴょん鉄

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