▼Nゲージ「JR北海道 フラノエクスプレス ライト修理」

テールライト用の導光材の一方が折れてしまったとのことで、片テール点灯状態となっております。

分解するには前方のスカートを先に外す必要がります。次にライトユニットの上のカバーを前側にスライドさせて外します。

さらに床下も分解してようやく導光材を外せます。

まず破損した導光材の断面に熱で加えて復元します。

次に軽くクリアーを塗布しておきます。

反対側もカットして同じ長さになるように長さを整えます。※上記写真

1608チップLEDを直列に接続しておきます。

テールライト用のLEDを外します。どうもヘッドライト用のLEDに不具合があるようで、逆電流に対して漏れが発生しているようです。新品に交換しておきます。

テール用のチップLEDを左右共に導光材の後ろに配置して固定します。点灯テストもOKです。

ヘッドライト用も新品LEDへ交換しました。

このタイプの車両ではヘッドマークが[前進・後進]ともに点灯するタイプですので、テール用のLEDを外したことで、このままでは後進時に点灯しなくなってしまいます。そのため、加工して後進の際にもマークが点灯するように加工を施す必要があります。

フラット型のLEDを新規に配置してテールライト用のLEDも基盤から配線しています。

点灯テストです。いいようです。

ライト関連の修理は完了です。次にモーター車のO/Hを行います。


モーター内部のブラシカスがだいぶ出ています。

モーター内部の汚れも溶かし出して落とします。

こちらも真っ黒です。次にモーターからの共振を抑えるための加工を行います。

まずは仮のシートを貼りモーターと収納スペースの幅を見ます。

組込んだ状態でモーターを回転させて共振が小さくなるように調整していきます。

まだ改善できそうですので、もう一度調整しなおします。

よさそうですね。だいぶ完全されたと思います。

あとは台車周りのメンテと調整、少量の油差しを行って完了となります。

作業完了でございます。

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