▼HO/16番ゲージ「貨車ケース用緩衝材制作+室内灯」

それでは室内灯から始めることにいたします。

室内灯、左右明るさのバランスが悪いとのことでのご相談を受けました。取り付け済みのユニットをいったん外して正しい方法で付け直します。

こんな感じです。

左右ともに均等に点灯するようになりました。

残りに車両もすべて同様に作業しました。カプラー交換も完了です。


▼貨車収納ケース用緩衝材制作とカプラー

そのままでは付きませんので、若干の加工を施してKATO製のカプラーをお取付けしました。


すべての作業が完了いたしました。

▼HO/16番ゲージ「DCCサウンドシステム組込み」

まずは分解してどのように回路を組み込んでいくかを考えます。

この位置に固定することにしました。

スピーカーの出っ張り分ドリルで掘り込みモーター本体と干渉しないギリギリのラインを見極めます。

埋め込みが終わったところでスピーカーから配線を伸ばして固定します。

モーターを戻します。次に基盤に取り付けられた「スパーキャパシタ(1ファラッド)」を縦に伸ばして隙間に入るようにして埋め込みます。※写真参照

続いて、もう一枚の基盤を反対側に固定します。

元の基盤を上記写真のようにカットして固定します。LEDも一旦外して上に配置しなおします。さらにLED上面を1/3程度ヤスリで削り薄くします。

元基盤をカットしたのは、DCC回路の厚みがあるので、基盤全体が盛り上がった状態となるためです。

隙間を見つけながら回路を埋め込み、干渉する個所はその都度対策を施していく形で進めています。取付マニュアルがあるわけでないので、すごく難しいですね。

1つはコンデンサー付きで厚さがありますので、組込み出来る箇所に苦慮しました。

車体上部を切り取りして、ボディーがしっかりと閉まるまで確認と加工をひたすら繰り返します。

まだ配線の厚み分ボディーが持ち上がるので、さらに切り取る面積を広げます。

中はパンパンの状態です。まだボディーが若干浮き上がります。

さらに左右に大きくカットして基盤にかかる負荷も考えながら、かなり余裕を持たせました。

ようやくボディーがしっかりと閉まりました。

ようやく作業完了でございます。配線もすべて引き直しました。当初、ご依頼者様から持参の基盤にそのまま配線をハンダ付するだけで済むようなことをお聞きしていましたが、まったくそんあことはありませんでした。「車体加工・基盤加工・全配線の引き直し」など、干渉個所の現物調整など、非常に難しくお時間のかかる作業となりました。結果的に予定していた作業時間の3倍以上を要するものとなってしまいました。

▼Oゲージ「EB557+客車 連結器制作・塗装」

客車側の塗装修復と連結器制作および左軸ブレ調整

連結器の形状と読み取りPCに取り込みます。

それを基に輪郭データを制作します。

レーザーで切り出して部品化します。


▼塗装作業

車体の洗浄後にマスクします。

屋根面はこのようにきれいになりました。

続いて横帯は、ご要望により緑帯としました。こちらは、帯シートを機械で切り出して貼っております。写真では黄緑っぽく見えますが、もう少し濃い感じのグリーンです。

すべての作業が完了いたしました。

▼HO/16番ゲージ「C51/C62他 修理・・・」



▼天賞堂 C51 248

こちらの車体が一番難しい修理作業となっております。まだ時間はかかりそうです。

さまざまな問題を抱えている機関車でして、思いのほか作業は難航。何日も片足が沼にはまったまま、なかなか出られない状態です。

配線もすべて作り直しています。

ヘッドライト自体も不具合を引き起こしている1つの要因にもなっており、こちらも作り直していきます。


台車短絡による問題個所の特定と対策


▼パシナ&カツミC51 276 O/H

基本的には上記の作業と同様となりますので、作業途中の写真は省略させていただきます。


続いて、カツミC51のO/Hです。


今回の作業では、かなり難航してしまいました。特に「C51 248号機」では従来とまったく違った複数トラブルを抱えていたようでして、原因の特定とその対策に苦慮しました。特に金属車体では、一度トラブルが発生してしますと、一般的な修理と違って泥沼に落ちりやすいことがしばしばあります。今回もそのケースに陥りましたが、あと少しのところまで来ました。


連続した走行テストで問題がでなければ、作業完了となります。

▼Nゲージ「東急300系 ヘッド・テール・表示灯/点灯化改造」

LEDを加工して、発行色「赤・白」を1個にしたLEDを作ります。車体に収まるようにLEDをギリギリまで小さく削ります。

極性を変えることで、1つのLEDで2色発光します。

ターミナルを作り車体に固定します。

天井のクーラーのスペースにちょうど収まるように回路を配置します。

次にライト上部に遮光板を設置・固定します。

こんな具合です。

反対は黒で塗っておき、正面から見て違和感がないようにしておきます。

続いて、表示機の点灯化のための台座を制作して上記に用に固定します。※前面の白いパーツです。

車輪もかなり汚れているので、こちらもメンテしておきます。

点灯テストです。

サイドビューL

前面の遮光処理を行いました。それではボディーを被せて最終調整に進みます。

ヘッド・テール・表示機の点灯具合を確認しながら微調整を行います。

最後に走行確認を行って、作業は無事完了いたしました。

▼Nゲージ「GMエーデル丹後 室内灯加工+M車化改造」

今回のご依頼は、こちらのM車改造となります。高難度加工となります。まずは、適用できそうな動力ユニットを探すところから始めることになります。

まずは、展望の点灯加工を行います。現状では、光がここまで回っていない状態ですので、新たに光源を追加します。

現状はこんな感じで暗いです。

基盤を取り外して加工します。

ここから配線を伸ばして、前に光源を追加します。

導光材の先端を平らにならします。

この位置に新たな光源を追加します。

展望部分も明るくなりました。

いいですね~。

イメージ通りです。


▼動力化改造

最大の難関である動力化改造です。こちらの車体にどのようにしてモーターを組み込むかを試行錯誤しながら進めていきます。

KATOの動力車を分解して、ここから改造に必要な部品を取り出してみます。

台車自体もかなりの改造が必要となりそうです。

2両走行ですので、片駆動で問題ないと思われます。

床板を一度カットして駆動台車を固定するパーツを結合します。

こんな具合です。

床下機器類も分割しておきます。

続いて床下機器を加工します。

ここにモーターを配置します。

モーターの寸法に合わして床下機器を加工します。なかなか良い感じに収まりました。

加工したパーツ類をいったん外してから別途、電流制御用の回路をモーターにつなげます。

床下機器の内側を削り回路を奥に埋め込みます。こうすることで目立たなくなります。

横から見るとこのようになります。

加工した室内灯を固定します。

現状のディテールを可能な限り保ったまま、M車化することができました。

続いて、カプラーを固定するためのベースをボディー側に設けます。

このようになります。

マスキングシートをグレーに着色します。

モーター本体に貼ります。

このようになります。

ボディーを被せます。

走りもスムーズで、ばっちりです。

今回の作業は、非常に難易度の高い作業となりましたが、無事にM車化することができました。

▼Nゲージ「TOMIX 185系 リペイント+インレタ他」

車体を分解していきます。

塗装前に、中性洗剤でしっかりと油分を落とします。

車体をスキャンしてマスクデータを作ります。

マスキングを終えたところです。

複数回に分けて色を塗り重ねていきます。

5~6回に分けて色を重ねました。

塗装が乾いたら今度はインレタを貼っていきます。

▼Nゲージ「鉄コレ 国鉄62系+GM103系瀬戸色 ライト点灯加工」

今回のご依頼内容は、以下の通りです。

1)集電機構の組込み

2)室内灯組込み ※ナチュラル色

3)ヘッド・テール点灯化

4)行先表示点灯化

以上となります。



まずは、室内灯を作っていきます。

5V->12V用とするため、抵抗をすべて付け替えます。またブリッジ・ダイオードも後部に取り付けます。ここからナチュラル色となるように加工してます。これを計8両分用意します。

車体の長さに合わせてカットして中央でつなぎ合わせます。

続いて先頭車のヘッド・テール・表示機の点灯化です。

車体正面をスキャンしてPCに取り込みます。

車体の内径は、17mmとなります。

内部構造に合わせた部品を設計します。

出来上がった土台にそれぞれLEDを配置します。中央の少し高くなっているのがヘッドライト用で両サイドがへ表示機用となります。

ここからそれぞれの配線をつなぎ合わせます。

まずは、103系のライト加工完了です。


▼国鉄62系ライト点灯加工

分解していきます。

「左:加工前 – > 右:加工後」です。

台車に穴あけをお粉ります。

車輪は、KATO製の車輪に交換します。

このようになります。

屋根固定ネジをすべてカットしてフラットな面を作ります。

制作しておいたユニットを天井に配置します。次に集電板につなげます。

集電板へのテンションの具合を調整して安定させます。他の車両も同様に作業していきます。


▼先頭車のライト点灯化加工

このようなヘッド・テール用のマウントを作ります。

表示機をピンバイスで穴あけを行います。

次に、ピンバイスで開けた穴をカッターで広げて表示機の形状になるように削ります。

精密極細平ヤスリを差し込んで研ぎ出します。

導光材を作り表示機に埋め込んでから、表面にクリアを塗布します。そのあと、光源を配置して配線していきます。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「マクロエース 0系新幹線 走行不具合」

まず、ご依頼者様から現状の不具合についての内容ですが、8両走行では問題ないが、16両(2M)で走行すると頻繁に脱線するといった内容となります。

過去の事例から脱線が発生する要因は、台車もしくはカプラーのどちらかに原因がございます。特に2Mで走行させる場合は、著しく速度に変化が生じることで、脱線の可能性が高くなります。


それではさっそく個別の車両を1つ1つ確認していくことにします。

前後の可動状態も確認します。