▼Nゲージ「マイクロ 京成1000形 千葉急行リペイント」

千葉急行(青)リペイント作業でございます。

まずは車体の分解から始めることにいたします。ちょっと困ったことにガラスパーツが接着剤で固定されています。

正面のガラスパーツも接着されていますので、隙間に溶剤を流してながら少しずつ剥がしていきます。

通常は、8両分解するのに30分程度で済みますが、接着剥がしに手間取り、結局3~4時間ほど分解にかかりました。


まずは、ボディーをスキャンしてマスクデータを作るところから始めます。


次に、車体を洗浄してからマスキングを行います。

第1塗装ブースに移動して、ホワイトプラサフを全体に吹きます。

第2塗装ブースに移動して、塗装の準備を行います。

1回目の塗装が終わったところです。

5回ほど塗り重ねて目的の色に発色しました。この状態でしばらく乾燥させます。

マスキングを剥がします。

このあと、各部の色差しと車番の制作を行います。

車番他、貼り付け完了。

表面をクリアーで保護します。


追加でご要望のございました、TNカプラーへの交換も完了しました。


【カプラー交換に伴い確認された問題個所】

モーター車は、ダイキャスト変形が一部で始まっているようです。

右側はまだ何とか大丈夫ですが、左側が下方向へ目視でも確認できるくらい下がってます。

反対側はまだギリギリ大丈夫ですが、変形が大きい側は台車が下向きに下がるため、車輪がカプラーにあたってしまいます。

ダイキャスト変形は元に戻すのはちょっと難しいので、この状態で対策を考えます。

ダイキャストを2mmほど削る方法もありましたが、できるだけ車体は現状維持とするため、カプラー側でなんとか対応できそうでしたので、そのようにします。まずはカプラーを分解します。

後ろの盛り上がった個所を平らになるようにカットします。

カプラーのバネかけを真鍮線を加工してピン立てとして固定いたしました。いかがでしょうか?、ここまで台車が戻れば恐らく大丈夫でしょう。変形している分、爪の掛かりも悪くなってます。

走行テストを行って、問題のないことを確認します。OKです。


完成まであと少しです。あとはガラスパーツをはめ込んで各部の調整を行なってから、ご希望されたヘッドマークと行先シールを制作して貼れば完了となります。色は深みのあるブルーですので、なかなかいい感じですね。

部品の組み戻し作業。

分解時に接着されてガラスパーツを外す際に一部のガラスパーツの繋ぎを分離して外す必要がございました。本来1本となっているガラスパーツが2つのパーツとしてなります。お取付けに際しては、内側からはめ込みとなりますので。外観上影響することはございません。現状可能な限りそのような形でご対応いたしました。

ご希望された、「列車番号・行先・マーク」を制作いたしました。

行先等を貼り終えて、作業はすべて完了いたしました。

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