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まず、スイッチによるモード切替が働かないとのご相談でございますので、こちらで配線および基盤に配置された個々の部品を確認させていただいたところ、左の基盤に通電不良が確認されました。
発売からかなり長い年月が経過した商品でございますので、ハンダ割れを起こしていたと思われます。比較的シンプルな基盤でしたので、原因を特定するのは早かったです。現在はお直しして正常に機能してございます。
▼他4両の集電不良対応
室内灯の点灯不良ということでのご相談です。まずは実際に現状を確認させていただきましたが、集電が著しく悪くなっておりました。軸受けからすべてメンテを行い、室内灯にもご希望のコンデンサをお取付けさせていただき、ご対応させていただきます。
▼ナハネ20
たまに光りますが、ほぼ点灯しません。
分解していきます。
室内灯および台車も外していきます。
車輪の取り外しは、平たい物を隙間に差し込んで軽く回転させて広げてから車輪を引っ張ると簡単に外すことができます。このあたりはNゲージなんかと仕組みは一緒ですね。
通電チェックです。
ネジがいつまで回しても止まりません。内部でネジ穴が削れてしまっているものと思われます。
特にグラグラというわけではありませんが、念のためネジが抜け防止対策を施しておきます。
接着ではありませんので、今まで通り回して外すことも可能です。これで、ネジが抜け落ちたりすることは無いと思います。
室内灯にお取付けさせていただく、電解コンデンサーにつきましては耐圧25V330μFのものを使用させていただきます。
こちらの位置に配置させていただきました。
床下も一旦すべて取り外して調整を行ないます。
この状態でレールに乗せて確認します。大丈夫そうです。
はい、無事完了でございます。もう一台の「ナハネ」も同様の作業となりますので、作業途中の過程画像は略させていただきます。
▼スハ61
まず車体のボディーを見て気づいた点として、オイルの付着が所々に確認されます。
裏側の台車周り(特にネジ部分)に結構な量のオイルが垂れているのが確認されます。それがボディー本体にも付いたのだと思います。
とりあえず台車を分解して軸受けからすべて見ていきます。
このような具合にスペーサーもネジもオイルが垂れています。
まずは、それぞれの部品の脱脂から行います。
それぞれの部品のメンテ等を行い通電状態を確認していきます。
この状態で電気を流して確認してみます。
片台車を外した状態で配線してテストします。
意外と根の深い問題を抱えている2車体でした。4~5回ほど分解と確認を繰り返しながら、ようやく安定して点灯するようになりました。すべての作業が完了いたしました。