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今回のご依頼では、「函館市電8000形」のパンタ破損修理とこちらの車体を収納するウレタンケースのご依頼でございます。
こちらのパンタは元々非常に壊れやすいパンタでしたので、アームのを強化してがっちり固定できるようにお直しさせていただきます。
アームの部分は3mmほど伸ばしたものをレーザー加工機でパーツを作り組み込みます。固定には一般的な接着剤ではなく、高強度UV硬化樹脂を使用します。
今回のケースのように結合面が非常に小さい場合では、この方法は有効と言えます。
パンタ固定後に、横から指でつついたりしながら、しっかりと強度が確保されていることを確認します。確認ができた段階で「ニュートラル・グレー」で着色を行い修復作業は完了いたしました。
ご依頼者様のご希望により、「クリアケースにぴったり収まるようにしてもらいたい」とのご希望です。
ケースにぴったりと収まるようにデータ設計を行い、レーザーカットを行い、出来上がったカットウレタンを洗剤で洗ってから換装させます。
設計通りかを確認します。良さそうです。あとは、下敷きウレタンをカットして配置いたします。
作業完了でございます。