▼Nゲージ「EF58 & ED75 ディテールアップ+光沢仕上げ他」

ご依頼者様のご要望である機関車ディテールアップ作業となります。今回の作業では、しっかりと時間をかけて進めていきます。

まずは、ED75から作業に入ることにいたします。


▼ED75 お召仕様

▼Nゲージ「BONA 国鉄クモヤ22 118 金属キット組立」

かなりの部品点数があります。

まずは、タガネを使い部品を切り出していきます。

切断面はルーターで削って平らにならしていきます。この処理をしっかり行わないと出っ張りが生じてしまいます。

ご希望の形式で作るとなるとドアの入れ替えなどの加工しないと作れない感じですね。ディテールアップ用のパーツもとにかく細かいです。また、M組込みに際しても結構な加工を施さないとそのままポンとは付かないい感じです。完成までに道のりは長そうです。

手すりなどの穴あけをコツコツ作業を進めていきます。

「う~ん」部品の欠品?それとも別売?。客ドアのA・Cがありません。この手のキットは、形式ごとにドアの配置が違っていたりと非常に間違いですね。

制作している時間よりも考えている時間が長かったりします。

▼Nゲージ「BONA 国鉄スハフ43 11-24金属キット組立+その他」

まずは、マイクロ製キハ47へトミックスTNカプラー+スカートを取付けます。当然ながらそのままではお取付けできませんので、現物合わせで加工していきます。

こちらが今回お取付けするカプラー類です。

作業しやすいように分解しておきます。

何度か取り付けと確認を繰り返して、干渉するポイントを探りながらカプラーを加工していきます。

まず、カプラーが定位置に収まりました。

続いてスカートです。マイクロ車体へのTOMIX製TNカプラーのお取付は、そう簡単でもありませんので非常に時間もかかります。


▼キハ47更新車への取付加工

こちらも基本的に同様の作業となりますが、幌の分だけ前方にカプラーを配置する必要があります。


アクアエクスプレス亀裂修復+帯補修

こちらの車体は切り継ぎで制作されたもののようです。亀裂の修復依頼でございましたので、お直ししていきます。まずは、亀裂に瞬着を流し込んでからパテで埋めてならします。

お次は補修箇所にマスキングをしてからエアーブラシ(ホワイト)で塗装します、

このように亀裂が補修されました。次に帯剥げの修復です。特にひどい部分のみお直しします。

車体をスキャンして、上記のように補修されたデータを作ります。※黒線の個所

上部の文字も復元していきます。

デカールを作成して車体に貼ります。

中央の車両修復が完了しました。


作業再開しました。

▼Nゲージ「マイクロ 京成1000形 千葉急行リペイント」

千葉急行(青)リペイント作業でございます。

まずは車体の完全分解からですが、困ったことに内部のガラスパーツが接着剤でがっちり固定されてしまっています。

正面のガラスパーツまでべったり接着されてしまっていましたので、隙間に溶剤を少量流しながら作業しましたが、最終的に途中から割って外すしか方法がありませんでした。

通常、8両分解するのに約20~30分程度で出来ますが、結局のところ、上記の理由から8両分解するのに約3~4時間ほどかけて、ようやくずべて分解できました。

▼HO/16番ゲージ「メルクリン BR38 3098蒸気機関車 修理」

メルクリンBR38 3098蒸気機関車です。

ボディーを外します。メカニカルな構造となっています。

3線交流式ですので、修理は少々手ごわそうです。

まずは、車輪を始め各部の接点なども一通りメンテナンスを行うところから始めます。

交流モーターです。内部ローターが完全に固着してロックしてます。この対応に少々苦慮しましたが、どうにかこうにか回るようになりました。実際に電圧をかけて回転するかのテストは、各部のO/Hがすべて終えた時点で行うことにします。

一通り分解して各部の修理/調整およびメンテを行って、いったん組み戻します。各部のギアも著しく回転が悪くなっていました。

電磁スイッチも調整します。

分解->調整->確認->また分解・・と何度か繰り返しながら動作を確認していきます。

ちなみにテストには交流電源が必要でしたので、旧式のTOMIXコントローラー(アクセサリー電源)のAC出力を制御できる回路を構築して、テスト環境を整えました。

ようやく終わったところで、実際に車輪の電圧をかけて回転具合を見ていきます。良さそうです。

作業は無事完了いたしました。今回、3線交流式の修理依頼ということもありまして急遽、交流動力によるテスト環境を整えることとになりました。

▼Nゲージ「TOMIX 腕木式副本線用場内信号機(改)」

さて、当店にはさまざまな変わった(楽しい)ご依頼をいただくことがございます。今回は、タイトルにある信号機をTCS2灯式信号機同様の動作と赤色点灯時間を長くしてほしいといったご要望となります。

これを実現するには、動作機構を根本的に作り変える必要がございます。制作にあたっては、制御用マイコンを介して信号機の動作を制御することになります。

基本回路ができましたので、あとはPICマイコンにプログラムして動作確認を行います。

▼Nゲージ「BACH MANN DD40AX修理+ライト加工他」

車両を実際にレールにのせてみて、 現状確認を行います。両台車ともにスリップしているようです。

それでは早速、完全分解して問題個所を1つ1つ解決していきます。

台車くんです。

やはり経年劣化によりすべてのギアが割れてますね。

ばら~ん、ばら~んにしていきます。

1つやたらと固いギアがありましたので、ギアプーラーを使って引き抜きます。

車輪を始めベタベタになっている油分を洗浄剤で落としていきます。

2~3回ほど繰り返して、油分を完全除去します。

ギアを作ります。

ここまでは前回と同じです。

ギアを1つ1つ確認して、ピッチ幅を針ヤスリで削り微調整します。

抵抗なくスムーズに回るまでこの作業を繰り返します。

ようやくギアの微調整も終わり、すべての車輪を台車本体に組み込んでいきます。

台車集電パーツの接点をルーターで研ぎ出しておきます。1か所折れた部分も確認できましたので、ハンダでつなぎ合わして修復します。

出来上がった台車です。

続いてこちらですが、フライホイールに埋め込まれたソケットが内部で滑ってしまっています。こちらもなんとかしなくてはなりません。

次にドライブシャフト間の間隔もずれてしまっているようです。こちらも適正な位置に調整しなおしていきます。

モーターの回転が両台車に安定して伝達できるまで分解と調整を繰り返します。さて、無事に走行の確認ができたところで、今度はライト加工へと作業が移ります。


屋根にネジで固定されています。

国内製品では見られない回路構成ですね。こちらの車体に付いている機能として、ライト点滅のための回路が組まれています。点滅間隔は、目視で「30mm/sec」くらいでしょうか・・・。

内側にシルバーで塗装して遮光します。

光源はすべてLEDに置き換えます。

上部の点滅ライトは、LEDをギリギリまで削りこんで直接車体に組込めるように加工します。

少し穴を広げておきます。

基盤加工が終わり、実際に組込んで確認してみます。

いいですね~。

ここから仕上げ処理に入ります。正面の表示機は明るくなり過ぎないように、導光材を作り組込んでからアルミテープで遮光しました。

KATO車両と連結できるようにカプラーも交換しておきます。

点滅灯は、良い感じで屋根に収まりました。これ自体がLEDですので、点滅しているのがはっきりわかる明るさです。

最終確認を行って、作業はすべて完了いたしました。点滅灯を始め、ヘッドライトもめちゃ明るくなりました。


無事お引渡し完了です。お引き渡しにあたり、店頭で実際に動作確認を行っていただき、激変した車両にご満足いただけたようで、良かったです。

▼HO/16番ゲージ「FUJIモデル キハ20系 金属キット組立」

ライトをはめ込むための穴がぜんぜん合ってませんでしたので、真っすぐ入るように削り込んでヘッドライトを組み込んでいます。

形になってきました。このあと真鍮線を曲げて、「正面・側面」の手すりを1つ1つ作って取り付けていきます。

「正面・側面」、ぜんぶで28個作ります。

塗装前に専用の金属脱脂剤を使って念入りに洗浄処理を行います。

洗浄が終わったところでプライマーを吹き付けていきます。

発注しておいた「朱色5号」が到着。本体色の塗装に入ります。

このあとマスキングして屋根の塗装を行います。


▼床下制作

床板を設計します。

レーザーで切り出します。

床板が出来ました。

寸法に間違いがないか、現物合わせしてみます。ぴったりはまりました。

床板を黒で塗装してから、台車とカプラーを取付けていきます。

こんな具合です。


最後にレンズ入れと色差しを行って作業は完了しました。

▼Nゲージ「KATO トロッコ車両とろきゅう組立・塗装他」

さてさて、今回も「トロッコ車両 とろきゅう」の組立依頼でございます。最近制作したばかりのキットということで、目をつぶっていても作れそうです。というのは嘘です。

先にランナーからすべてのパーツを切り出しておきます。組立の際は、向きがあるので間違わないようにしなくてはなりません。

組立が終わったところで、塗装前にボディーの洗浄作業を行います。

洗浄が終わったところです。この状態で1日乾燥させておきます。


カップで色の濃度を調整します。

エアーブラシのカップに移します。

5~6回に分けて吹き付けていきます。

写真の関係でかなり黒っぽく見えますが、現物はここまで黒くありません。

デカールを貼っていきます。

反対側も同様に貼っています。

前回同様に床も茶色系で塗装しておきます。

クリアーの濃度を調整します。

デカールが完全に乾いたところで、クリアーを複数回に分けて吹き付け表面を保護していきます。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「TOMIX スハネフ15 銀帯修復作業」

このようにシルバー系の帯は、剥がれてしまっている物をよく見かけます。今回は、こちらの帯の修復作業のご依頼でございます。

表面の洗浄を行ってから帯を残してすべてマスキングします。

それ以外は、反対側も含めてすべてマスキングします。

まずは、帯表面に下塗り材を塗ります。

続いて、シルバーを薄塗りで3~5回に分けて吹き付けます。

シルバーが乾いたら、クリアコートします。

作業は完了しました。中央部分が太く見えますが、光の反射の関係で太さは同じです。

▼Nゲージ「電気機関車 碍子塗装 ED75」

ぴょん鉄では、電気機関車の碍子塗装もお受けしております。※2,800円~3,800円/台 碍子がたくさんついている電気機関車などで作業費に若干幅がございます。

今回は「TOMIX製ED75」の碍子塗装を行っていきます。

まずは、屋根上のパーツを外して洗浄を行ってから下塗り「ガイア マルチプライマー」を碍子に塗布します。

写真が少し見ずらいですが、碍子は緑色となっています。

今回は緑色で塗装となりましたが、白など他の色への碍子塗装も可能です。

▼Nゲージ「キングスホビー特急富士 大幅改造」

こちらの大幅改造には、これだけでも数カ月を要する作業となりそうですので、他の作業と並行して、少しづつ進めて参ります。


まずは、すぐに作業に入れるこちらの機関車のライト加工から着手していきます。

▼Nゲージ「TOMIX コキフ50000 室内灯点灯+その他」

さて、こちらの車体の最大の難関であるボディー開けですが、簡単には開きません。本当に開かないんです。ツメが大きく深いため、今までのボディーを開けるのと同じ感覚で作業すると間違いなく壊してしまいます。

窓ガラスから内部をの覗き込んで、ツメ位置を確認します。通常は、ボディーを軽く開いて持ち上げると大抵は外れますが、こちらは工具なしではまず開きません。慎重に作業しながらようやく外れました。

ボディーを固定するツメがやや深すぎますので、半分程度まで削って分解が容易になるように加工しておきました。

最後に車輪のメンテナンスも併せて行っておきました。※2両とも


このあと、ご要望により窓枠の色差しとサッシ(銀)を入れました。作業完了でございます。

▼Nゲージ「E233系各種TNカプラー加工」

TOMIX電連付TNカプラーへの取付加工

こちらが今回の加工対象車両となります。

お取付けするTNカプラーです。

既存のカプラーですね。前方に押し出して使うタイプとなります。連結面の間隔が広くなりすぎて、あとから加工される方も少ないくないと思います。

裏はこんな感じです。

加工にあたり、他の個所に影響がでないように周りの部品を外しておきます。何度か行っている加工ですので、今回は加工途中の写真は省略します。

一通り加工が終わった車両です。ちなみにこちらの車両をTOMXI製TNカプラー化するのは意外と難しいんですよ。

間隔は、あまりギリギリまで狭めないように調整してお取付けいたしました。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「KATO トロッコ車両とろきゅう組立・塗装他」

続いて塗装に移ります。

しっかりと洗浄して油分とほこりを落とします。

カプラーも「セミグロスブラック」で塗装しておきます。

水分が完全に乾いてから塗装に入ります。

その間に本体色のグリーンを調合します。

「う~ん、こんな感じかな」

落ち着いた色合いになりました。

ご希望のカプラーを取付けるには、カプラーを加工しないと付きません。

床板も平らに加工します。

お次は車内の塗装です。

色はこちらの「コーヒーブラウン」に決定。

ボディー塗装が終わり、デカールを貼り終えて最後にクリアーで全体を保護します。

薄塗りで5~10回ほど繰り返して塗膜を徐々に作ります。光沢が出すぎないよに、対象物の距離と量に注意しながら慎重に吹き付けていきます。

最後に組み立てて完成となります。

色合い光沢感、共に良い感じにできました。作業完了でございます。

相変わらず古いデジカメを使っているので、きれいに撮れませんでした。現物はいい感じですよ~

▼HO/16番ゲージ「カツミ モハ30形 + N)モハ72 修理」

現在の症状ですが、「HO/16番:カツミ モハ30型」車輪がロック。「N:モハ72」は、振動と異音発生です。

まずは、こちらから見ていきます。

いったん組み戻して確認。さらに調整が必要となり再度分解です。

今度は完全分解していきます。

歪みなど補正していきます。

組み戻して確認、また分解を何度か繰り返します。

車体に組み戻します。

ドライブシャフトも適正な位置に調整します。

動作確認完了です。


続いてNですが、こちらも長年の経験からみて恐らく経年劣化によるギア破損と思われます。この症状の特徴としては、車体の振動と音が発生する点です。(ゴトゴト音)

これは過去にも多々お直ししてきましたが、修理の中でも手のかかる部類に入ります。

実際に予測通りかを確認します。やはり、台車から振動とゴトゴト音が出てますね。

台車を分解してみます。

やはり亀裂が入っていますね。ギアを1から作る必要がありそうです。

元のギアを1200dpiでスキャンしてpcに取り込みます。それを元に輪郭データを生成しておきます。

3Dデータを生成します。出来上がったデータから3Dプリンターでギアを作ります。

すべての車輪のギアが割れていましたので、今回制作したギアにすべて交換しました。

最後に動作確認です。大変スムーズで振動及び異音が一切なくなりました。少々お時間はかかりましたが、無事に作業は完了しました。

▼Nゲージ「KATO C56 テール点灯加工」

テンダーを分解して内部構造を確認してから、作業手順を決めていきます。

組込みにあたり、干渉する個所を加工してスペースを確保します。

次にテール用の穴あけ前にセンターにくぼみを入れます。

0.5mmのピンバイスを使用して貫通させます。

回路と光源を組み込みます。

この状態でテールの中心にLEDが来るように位置を合わせます。

先端をドーム状に加工した光ファイバーを左右に組み込んで光り具合を確認します。いいようです。

遮光してからボディーを閉めます。明るさ、左右のバランス共に問題ありません。

最後に機関車を連結させてテストを行って、問題がないことを確認します。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「マイク製 工事用凸タイプ 特殊加工」

今回の加工対象となる車体はこちらです。

【作業内容】前後ヘッドライト点灯化、テールレンズ埋込、台枠前後にゼブラ貼り、手すり白塗装、安全ライト点滅(点滅間隔:0.5sec/0.6sec)、Mメンテ

以上が、ご依頼者様のご希望作業内容となります。

点滅位置にLEDを配置します。すでにボディー上部にクリアレンズを2か所埋め込んであります。このあと実際にマイコンにプログラムして、点滅テストを行います。

既に発注してあるマイコンの到着待ちです・・・・


プログラムを書き込んだマイコンをギア下のスペースに詰め込みます。ここに電源とLEDを接続します。

最後にボディーを被せた状態で走行テストを行い、色合いと明るさのも問題なく作業は完了いたしました。点滅灯も明るい部屋でもはっきりとわかる明るさと、設定した点滅間隔で「ピカピカ」と光って見ていて飽きません。

▼▼HO/16番ゲージ「マイクロ&TOMIX キハ183系 ライト加工+インレタ+カプラー交換」▼

まずは、マイクロ製の車体にトミックスのカプラーを取付けます。

元のカプラーを取り除きます。次に取り付けるカプラーを加工します。

高さ調整のためのシートを敷きます。

カプラーの張り出し具合と高さの調整を繰り返し行い位置を合わせていきます。

お次はライト加工です。

ユニット内部はすべて作り直します。電球と暗めのLEDが入り混じっていますので、すべて高輝度+表示機は白色を使います。

白色LEDにすべて組み替えてから色合いを調整します。

正面の表示機(中央)もこのようにLEDが配置されました。

大変明るくなりました。

次にトミックスのインレタ貼り作業へち移ります。


パーツ、インレタ、シールなど結構な量があります。総数はかなりの点数に及びます。

すべての作業が完了いたしました。

▼HO/16番ゲージ「KATO EF58 パーツ取付+タンクデカール貼り他」

さずがにHO機関車のパーツは多いですね。

それでは早速パーツを取付けていきます。

まずは機関車のパーツお取付け完了です。次に作業に移ります。


▼貨車・タンク マークデカール貼り

貼りつける場所の汚れをしっかりと落としておきます。

デカールの切り出しを行います。

まず、テスト的に今回使用しないデカールを試してみます。水に浸すとバラバラになってしまいデカールが劣化しているようですね。やもえないので、新規にデカールを作ることにします。


最後にこちらのホキ800形のカプラー交換とパーツの取り付けです。

まあまあ部品点数がありますね。取り付けには車体を一旦分解する必要もありそうです。また、床下部の穴径とパーツの差し込み径が合ってないようで、そのままではパーツが奥まで入りませんでした。そこでピンバイスで穴開けし直す作業が別途必要となりました。

先にご気希望のカプラーへ交換します。

パーツの取り付けも完了して、作業はすべて完了しました。

▼Nゲージ「KATO E351系 カプラー+トイレタンク塗装取付他」

まずは、カプラー加工からです。

そのままでは取り付けできないカプラーですので、加工していきます。

残りの車両もすべて取り付け加工を行います。

先頭車へのTNカプラーの取り付けは少々難しくなります。

まずはニッパーでカプラー受けを切り落とします。

面をきれいにならして平らにします。

加工したTNカプラーを写真の位置に押し出して固定します。

すべてのカプラーのお取付けが終わったところで、トイレタンクの取り付け作業に移ります。

パーツの分類をして棒に固定します。

下処理を終えてからグレーで塗装します。

資料を基に適正な位置に各パーツを取付・固定します。

すべての作業が完了しました。

▼Nゲージ「エーデル丹後 展望部の点灯化、その他」

こちらの車体への一般的な室内灯組込みでは、展望部分に光が届かないため、どうしても前方が暗くなってしまいます。※写真参照

前回の作業と同様に既存の室内灯に加工を施し、新たな光源を加えることで対応できます。今回もやはり展望部が暗いとのことでご依頼をいただきました。

先端を2mm程度削り、表面を直角にします。

ライト基盤を取り外して配線します。

事前に制作しておいた新たな光源を配置して配線します。その後、配置に問題がなければ、周りを遮光します。

展望部の点灯化完了です。


▼マイクロエース223系 ヘッド&テール明るさアップ

まずユニットの明るさ確認ですが、ヘッドライトは確かに暗く薄いオレンジ色でした。次にテールはといいますと・・

テールライト「正面から見て左方向」の導光材先端が破損しているようです。左側のテールは光源から遠い側で、さらに破損していることで、ほとんど光っていません。※赤丸で囲った個所

さて、どのように加工していくか工程を考えていきます。


まず、テールライトはダイレクト発光として直接チップLEDをユニットに配置します。左右の明るさのバランスも均一となり明るくきれいな発色が期待できます。ヘッドも同様のダイレクト発光としています。配線がかなり込み合ったものとなりますが、確実な明るさと色合いが実現できます。

ダイレクト発光による効果はこのようになります。

ボディーを被せるとこのような感じです。

作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「カツミ パシナ修理」

現状を確認したところ、内部でモーターが空回りする音がします。分解して問題個所の特定を行います。

一般的によく見られる不具合としては、モーターとギアBOXのジョイントが滑ることがありますが、今回のケースは少々異なるようです。ギアBOX内部に何か問題があるようですね。

ギアBOXを取り出して分解してみます。

どうやら一番下のギアに問題がありそうです。

写真一番下のギアは端数の異なる2枚で構成されていますが、1枚が完全に滑っています。そこで、シャフトとギアの隙間にフラックスを塗り、ハンダを流し込んでシャフトに固定しました。余分なハンダをルーターで削り2段目のギアに干渉しないようにします。最後に少量の注油をしてから動作確認へと進みます。

直接シャフトを手で回して、抵抗やギアに引っ掛かりがないか確認してから本体に戻します。

モーターからのパワーが車輪へしっかりと伝達されていることを確認しました。OKです。

ボディーを戻した状態で最終確認を行って、作業は無事完了いたしました。

▼Nゲージ「KATO EF55 テール点灯+室内灯+電圧シフト+ヘッドマーク」

まずは、電圧シフト加工を施します。

続いて回路を取付けた分の厚みがありますので、屋根を一部カットしてスペースを確保します。

このように切れ込みを入れてからカットします。

淵はカッターできれいにならしておきます。

シフト加工が完了です。次にライト加工へ移行します。


テールと運転席の点灯化およびスイッチの組込みです。

運転室をこのようにカットします。

加工の終わったパーツを戻します。

次にテールですが、後部のテールが最も難しくダミーテール(1mm)に0.5mmの穴あけを行います。※上写真

チャンスは1度きりで、中心からずれた時点で終わりです。緊張です。

無事、ど真ん中に穴あけができました。

そこに、0.5mmの光ファイバーを通します。先端はドーム状に加工してあります。

車体側にもファイバーの延長線にピンバイスで穴をあけて置き、上記のように通します。


ご希望のスイッチは、床下の中央に配置します。※ここしかなかった

マイクロスイッチを組み込んでメイン回路につなぎます。

今回は、ご希望に沿った形での照明組み込みとなりましたが、配線が大変複雑なものとなりました。

最後に点灯確認を行って作業は無事完了でございます。

▼Nゲージ「MODEMO スロ31 室内灯点灯化加工」

まずは、台車の集電機構を作ります。車輪を両軸集電のものに置き換えて真鍮線で押し当てます。

今回は、センターにピンバイスで穴あけを行い配線を通します。

照明ユニット作ります。

ご希望の色になるように調整しました。

色合いと輝度感はちょうよ良い感じとなりました。作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「TOMIX 2階建室内灯組込み」

今回の作業では、こちらの車体合わせた室内灯ユニットを作り組み込んでいきます。

サイズを測って、階層ごとのユニットを作ります。

車体の寸法に合わせて、レーザーでベース板を切り出します。

制作したユニットをベース板に固定します。

次に車体に固定して配線していきます。

実際に点灯させて問題がなければボディーを被せます。

良さそうですね。

もう1台も同様に組み込みます。

作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「天賞堂 ED79 0番台 修理対応」

金属製のずっしりと重さのある機関車です。

まずは分解して不具合箇所を見つけて直していきます。

天井に取り付けられた基盤を取り外して1つ1つチェックしていきます。

ヘッドライトはすべてLEDに付け替えます。

配線方法と台車集電に問題が確認されましたので、こちらはすべて配線しなおして台車も1度すべてはずして調整して再度組み戻しました。

ヘッド/テール/走行機能を一通り確認して作業は完了しました。

▼Nゲージ「KATO 旧製品 DD51 修理・メンテ」

まず現状ですが、回転が非常に重く本来の速度の1/5程度しか出ません。

さっそく分解して負荷になっている個所を見つけて問題解決します。

さらに分解して、モーター単体テストと台車はじめ各部のメンテを行います。

一通り調整とメンテが終わったところで組み戻していきます。

最後に動作確認を行って、作業は無事完了しました。昔ながらのモーター音と力強い加速が蘇りました。

▼Nゲージ「ターンテーブル修理」

まずは現状確認のために分解します。

一通り内部部品を確認してみたところ、すべてのギアが割れています。これは経年劣化によるもので避けることのできない故障と言えます。

対処方法としては2通りあります。1つはすべてギアを作り直す方法と現状からの回復を試みる方法です。今回は車両(M車)ではないことから、そこまでかみ合わせがシビアでないことから、現状からの回復を試みます。

一通り修復を施した部品を組み込んでテストします。

一旦ギア割れが起こるとピッチ幅が微妙に変化し、ギアが噛んでしまいます。そこで亀裂の補修を行うと共にピッチの微調整も併せて行う必要があります。

分解->調整->確認->また分解・・・を繰り返します。

条件を満たした段階で、一旦組み戻して動作テストを行います。

コントローラー側に加工を施して、半時計周りに限定して極性にしておきます。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「鉄コレ クモル145 ライト点灯化改造」


まずは車体を分解して、加工に伴う作業工程を決めます。

車輪は、片集電から両集電タイプへと置き換えます。

集電シューを加工しておきます。※左 -> 右

加工した集電シューに金属線をハンダ付して上記のように台車に固定します。これで集電台車の完成です。

集電用にピンバイスで穴あけを行います。

集電板をこのように配置して固定します。

厚さ1.5mmのゴム板をカットして集電板の根元に接着固定します。

ゴム板による固定により、柔軟性のある固定ができます。

こちらの車体に合わせたライトユニットベースを作りました。

ヘッドライト点灯テスト

テールライト点灯テストもOKです。

作業完了でございます。

▼HO/16番ゲージ「貨車ケース用緩衝材制作+室内灯」

それでは室内灯から始めることにいたします。

室内灯、左右明るさのバランスが悪いとのことでのご相談を受けました。取り付け済みのユニットをいったん外して正しい方法で付け直します。

こんな感じです。

左右ともに均等に点灯するようになりました。

残りに車両もすべて同様に作業しました。カプラー交換も完了です。


▼貨車収納ケース用緩衝材制作とカプラー

そのままでは付きませんので、若干の加工を施してKATO製のカプラーをお取付けしました。


すべての作業が完了いたしました。

▼HO/16番ゲージ「DCCサウンドシステム組込み」

まずは分解してどのように回路を組み込んでいくかを考えます。

この位置に固定することにしました。

スピーカーの出っ張り分ドリルで掘り込みモーター本体と干渉しないギリギリのラインを見極めます。

埋め込みが終わったところでスピーカーから配線を伸ばして固定します。

モーターを戻します。次に基盤に取り付けられた「スパーキャパシタ(1ファラッド)」を縦に伸ばして隙間に入るようにして埋め込みます。※写真参照

続いて、もう一枚の基盤を反対側に固定します。

元の基盤を上記写真のようにカットして固定します。LEDも一旦外して上に配置しなおします。さらにLED上面を1/3程度ヤスリで削り薄くします。

元基盤をカットしたのは、DCC回路の厚みがあるので、基盤全体が盛り上がった状態となるためです。

隙間を見つけながら回路を埋め込み、干渉する個所はその都度対策を施していく形で進めています。取付マニュアルがあるわけでないので、すごく難しいですね。

1つはコンデンサー付きで厚さがありますので、組込み出来る箇所に苦慮しました。

車体上部を切り取りして、ボディーがしっかりと閉まるまで確認と加工をひたすら繰り返します。

まだ配線の厚み分ボディーが持ち上がるので、さらに切り取る面積を広げます。

中はパンパンの状態です。まだボディーが若干浮き上がります。

さらに左右に大きくカットして基盤にかかる負荷も考えながら、かなり余裕を持たせました。

ようやくボディーがしっかりと閉まりました。

ようやく作業完了でございます。配線もすべて引き直しました。当初、ご依頼者様から持参の基盤にそのまま配線をハンダ付するだけで済むようなことをお聞きしていましたが、まったくそんあことはありませんでした。「車体加工・基盤加工・全配線の引き直し」など、干渉個所の現物調整など、非常に難しくお時間のかかる作業となりました。結果的に予定していた作業時間の3倍以上を要するものとなってしまいました。

▼Oゲージ「EB557+客車 連結器制作・塗装」

客車側の塗装修復と連結器制作および左軸ブレ調整

連結器の形状と読み取りPCに取り込みます。

それを基に輪郭データを制作します。

レーザーで切り出して部品化します。


▼塗装作業

車体の洗浄後にマスクします。

屋根面はこのようにきれいになりました。

続いて横帯は、ご要望により緑帯としました。こちらは、帯シートを機械で切り出して貼っております。写真では黄緑っぽく見えますが、もう少し濃い感じのグリーンです。

すべての作業が完了いたしました。

▼HO/16番ゲージ「C51/C62他 修理・・・」



▼天賞堂 C51 248

こちらの車体が一番難しい修理作業となっております。まだ時間はかかりそうです。

さまざまな問題を抱えている機関車でして、思いのほか作業は難航。何日も片足が沼にはまったまま、なかなか出られない状態です。

配線もすべて作り直しています。

ヘッドライト自体も不具合を引き起こしている1つの要因にもなっており、こちらも作り直していきます。


台車短絡による問題個所の特定と対策


▼パシナ&カツミC51 276 O/H

基本的には上記の作業と同様となりますので、作業途中の写真は省略させていただきます。


続いて、カツミC51のO/Hです。


今回の作業では、かなり難航してしまいました。特に「C51 248号機」では従来とまったく違った複数トラブルを抱えていたようでして、原因の特定とその対策に苦慮しました。特に金属車体では、一度トラブルが発生してしますと、一般的な修理と違って泥沼に落ちりやすいことがしばしばあります。今回もそのケースに陥りましたが、あと少しのところまで来ました。


連続した走行テストで問題がでなければ、作業完了となります。

▼Nゲージ「東急300系 ヘッド・テール・表示灯/点灯化改造」

LEDを加工して、発行色「赤・白」を1個にしたLEDを作ります。車体に収まるようにLEDをギリギリまで小さく削ります。

極性を変えることで、1つのLEDで2色発光します。

ターミナルを作り車体に固定します。

天井のクーラーのスペースにちょうど収まるように回路を配置します。

次にライト上部に遮光板を設置・固定します。

こんな具合です。

反対は黒で塗っておき、正面から見て違和感がないようにしておきます。

続いて、表示機の点灯化のための台座を制作して上記に用に固定します。※前面の白いパーツです。

車輪もかなり汚れているので、こちらもメンテしておきます。

点灯テストです。

サイドビューL

前面の遮光処理を行いました。それではボディーを被せて最終調整に進みます。

ヘッド・テール・表示機の点灯具合を確認しながら微調整を行います。

最後に走行確認を行って、作業は無事完了いたしました。

▼Nゲージ「GMエーデル丹後 室内灯加工+M車化改造」

今回のご依頼は、こちらのM車改造となります。高難度加工となります。まずは、適用できそうな動力ユニットを探すところから始めることになります。

まずは、展望の点灯加工を行います。現状では、光がここまで回っていない状態ですので、新たに光源を追加します。

現状はこんな感じで暗いです。

基盤を取り外して加工します。

ここから配線を伸ばして、前に光源を追加します。

導光材の先端を平らにならします。

この位置に新たな光源を追加します。

展望部分も明るくなりました。

いいですね~。

イメージ通りです。


▼動力化改造

最大の難関である動力化改造です。こちらの車体にどのようにしてモーターを組み込むかを試行錯誤しながら進めていきます。

KATOの動力車を分解して、ここから改造に必要な部品を取り出してみます。

台車自体もかなりの改造が必要となりそうです。

2両走行ですので、片駆動で問題ないと思われます。

床板を一度カットして駆動台車を固定するパーツを結合します。

こんな具合です。

床下機器類も分割しておきます。

続いて床下機器を加工します。

ここにモーターを配置します。

モーターの寸法に合わして床下機器を加工します。なかなか良い感じに収まりました。

加工したパーツ類をいったん外してから別途、電流制御用の回路をモーターにつなげます。

床下機器の内側を削り回路を奥に埋め込みます。こうすることで目立たなくなります。

横から見るとこのようになります。

加工した室内灯を固定します。

現状のディテールを可能な限り保ったまま、M車化することができました。

続いて、カプラーを固定するためのベースをボディー側に設けます。

このようになります。

マスキングシートをグレーに着色します。

モーター本体に貼ります。

このようになります。

ボディーを被せます。

走りもスムーズで、ばっちりです。

今回の作業は、非常に難易度の高い作業となりましたが、無事にM車化することができました。

▼Nゲージ「TOMIX 185系 リペイント+インレタ他」

車体を分解していきます。

塗装前に、中性洗剤でしっかりと油分を落とします。

車体をスキャンしてマスクデータを作ります。

マスキングを終えたところです。

複数回に分けて色を塗り重ねていきます。

5~6回に分けて色を重ねました。

塗装が乾いたら今度はインレタを貼っていきます。

▼Nゲージ「鉄コレ 国鉄62系+GM103系瀬戸色 ライト点灯加工」

今回のご依頼内容は、以下の通りです。

1)集電機構の組込み

2)室内灯組込み ※ナチュラル色

3)ヘッド・テール点灯化

4)行先表示点灯化

以上となります。



まずは、室内灯を作っていきます。

5V->12V用とするため、抵抗をすべて付け替えます。またブリッジ・ダイオードも後部に取り付けます。ここからナチュラル色となるように加工してます。これを計8両分用意します。

車体の長さに合わせてカットして中央でつなぎ合わせます。

続いて先頭車のヘッド・テール・表示機の点灯化です。

車体正面をスキャンしてPCに取り込みます。

車体の内径は、17mmとなります。

内部構造に合わせた部品を設計します。

出来上がった土台にそれぞれLEDを配置します。中央の少し高くなっているのがヘッドライト用で両サイドがへ表示機用となります。

ここからそれぞれの配線をつなぎ合わせます。

まずは、103系のライト加工完了です。


▼国鉄62系ライト点灯加工

分解していきます。

「左:加工前 – > 右:加工後」です。

台車に穴あけをお粉ります。

車輪は、KATO製の車輪に交換します。

このようになります。

屋根固定ネジをすべてカットしてフラットな面を作ります。

制作しておいたユニットを天井に配置します。次に集電板につなげます。

集電板へのテンションの具合を調整して安定させます。他の車両も同様に作業していきます。


▼先頭車のライト点灯化加工

このようなヘッド・テール用のマウントを作ります。

表示機をピンバイスで穴あけを行います。

次に、ピンバイスで開けた穴をカッターで広げて表示機の形状になるように削ります。

精密極細平ヤスリを差し込んで研ぎ出します。

導光材を作り表示機に埋め込んでから、表面にクリアを塗布します。そのあと、光源を配置して配線していきます。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「マクロエース 0系新幹線 走行不具合」

まず、ご依頼者様から現状の不具合についての内容ですが、8両走行では問題ないが、16両(2M)で走行すると頻繁に脱線するといった内容となります。

過去の事例から脱線が発生する要因は、台車もしくはカプラーのどちらかに原因がございます。特に2Mで走行させる場合は、著しく速度に変化が生じることで、脱線の可能性が高くなります。


それではさっそく個別の車両を1つ1つ確認していくことにします。

前後の可動状態も確認します。

▼Nゲージ「機関車 ジェームス&パージ君 修理」

まずは現状の確認からです。どちらもほぼ動かない感じですね。まずは、パージー君から見ていくことにしましょう。

各部の接点調整とメンテを併せて行います。

何度か動作確認と調整を繰り替えていきます。

まずはパージー君、修理完了です。続いて、ジェームス君です。


こちらは完全にバラバラに分解する必要があります。

モーターの端子はハンダ付されているので、こちらも外します。

接点調整とメンテを行い安定するまで微調整を繰り返します。

分解したそれぞれのパーツを組み戻していきます。

パージー君、ジェームス君、共に復活です。作業完了。

▼Nゲージ「マイクロ223系ライト換装/EF81金属配管取付他」

今回の作業では、ライトユニットを取り出して別の車体へ換装するといった作業です。

まず、ライトユニットの取り出しですがとにかく固いです。窓ガラスの段差にしっかりはまり込んでなかなか抜けません。しばらくライトユニットと格闘して、どうにかこうにか取り出せました。

関西空港シールと番号を貼ってユニットを別の車体へ組み込みます。

組込みもコツが要りますが、取り出しよりもはるかに楽です。

ヘッドライトOKです。

テールの明るさにはかなり偏りがありますね。左側がほとんど点灯していません。これは、この時期のマイクロ特有のユニット構造によるものです。


上記の問題を解決するための加工を施します。テール用のLEDを外して面実装タイプに置き換えます。

導光材にも加工を施します。先の加工で光量を2倍近くまで上げてから、近い側(写真では右側)の光源を半分まで減光させるように加工します。こうすることで、左右のバランスがとれます。

このように配置します。この方法によるポイントは、光量を上げて減光するといった相反する加工を施すことで実現しています。どちらかいっぽうだけでは実現しません。

実際に加工が終わったのがこちらです。劇的に改善されたことが写真からもお判りいただけます。左右バランスよく点灯して明るくなっています。


▼機関車金属配管パーツの取付

既存のプラ製のカットして金属パーツに置き換えるものです。


▼室内灯組込み

下2両への室内灯組込み作業でございます。

ハンダ不要とありますが、根元が安定しないので先にハンダで固定します。

ライトの点灯がかなり不安定でしたので、集電を確認してみると片側の台車が完全に電気がいってないようです。

台車を取り出して集電する断面をメンテしていきます。

一通り台車のメンテも終わり点灯テストです。

作業はすべて完了いたしました。

▼Nゲージ「KATO スハ44系 テール&マーク点灯化改造+室内灯」

まずは分解してから作業工程を決めていきます。

ウェイトは動かないように固定してしまいます。

銅板を加工してターミナルを車体前方に「配置・固定」します。

ウレタン線を使って内部を配線していきます。こちらのウレタン線はある程度の曲げにも耐えられますので、断線のリスクも軽減できます。

当初、接点式にしようと思いましたが、このタイプは集電が不安定になりがちでしたので、直接結線する方法に切り替えました。それぞれの配線をターミナルに繋ぎ、そこから室内灯の基盤につなぎます。

照明の基盤も加工を施してあります。

前後ともに点灯することを確認しました。ちらつきの少ない安定した点灯が可能となりました。1台仕上げるのもなかなか時間がかかります。この方法で残りの車両も順次進めていきます。

床が溶けて変形している車両があります。

このような具合で溶けて変形しています。恐らく前オーナーさんがご自身で室内灯を組み込む際に、台車を外さずに直接配線をハンダ付をしたことで、ハンダゴテが触れたことで熱変形したものと思われます。その他の車両も少なからず変形はありましたが、上記の車体はひどく変形していました。

ようやくすべての車体に組込みが終わり、最後にすべての台車のメンテを行っておきます。


▼テールマーク/テールライト点灯化加工

センターを打ち込みます。

続いて、0.3mmのピンバイスで貫通させます。テールライトも同様です。

これ以降は作業がしやすいように、乗客にはいったん降りていただきます。波径を0.5mmの付け替えて、テールライトの穴あけを行います。

テールマークは、電動工具を使って適正サイズになるように広げていきます。

先端のツールを交換して、内径を整えていきます。

このあとレーザーで透明アクリルを切り抜いて中央にはめ込みます。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「マイクロ 213系マリンライナー ライト加工」

今回の作業は、よりリアルに点灯させたいとのご要望となります。

ライトユニットが接着されているようで開きませんでしたので、継ぎ目をカッターで削り落として強制的にユニットを開きます。

どうにかこじ開けて基盤を取り出すことが出来ました。

作業に集中し過ぎて、写真は撮り忘れていました。完成したのがこちらです。

ご依頼者様のご希望でよりリアルな点灯にされたいとのことでしたので、対応させていただきました。加工は意外と大変でした。

▼Nゲージ「KATO DD51 オリエント テンダーライト点灯化」

ライトモジュールを制作します。

内部に組込みます。向きと位置が大変重要となります。

集電板の中央に配線していきます。

この状態で点灯テストしてみます。明るさ・色合い共にOKです。

車輪もだいぶ汚れているのできれいにしておきます。

ライト周りの光漏れの対策を施し、最後に機関車と連結して確認します。

作業完了でございます。