▼Nゲージ「999 & エーデル鳥取ライト加工」

今回のご依頼はエーデル鳥取の光量アップと白色点灯化でございます。999につきましても、同様に白色点灯ご希望となります。

加工前はこんな感じです。だいぶ光りが偏ってます。

2色LEDが使われています。このような場合は、どちらか一方の色合いを変えたい場合は難しくなります。上記の写真では、右側が2色LEDとなりヘッドとテールを1つのLEDが担います。つまり逆側に電気を流すと赤く点灯するわけですね。今回のご要望に沿うには単にLEDを白色に交換しただけではご希望のお色と明るさにはなりません。導光材が黄色味を帯びてるため、発光自体を白にしても結局黄色に光ってしまいます。また光源に近い側が明るく反対側が極端に暗くなります。

そこで今回は一般加工(LED交換のみ)では対応できない構造であることから特殊加工として処理します。まずは、2色LEDを撤去し赤色LEDに置き換えます。

次に、ヘッドライト用として「2012白色チップ」を左右に1つずつ配置します。その際、導光材の遮光塗膜を一部削ります。

このように直接真横に配置することで、左右の明るさが均一となり白色点灯が可能となります。

何度か調整と確認を繰り返しながらご希望とする白色点灯でくっきり明るさのあるヘッドライトに仕上がりました。

ようやくご依頼者様のご希望に沿った仕上がりとなったと思います。


まずは、電球から白色LEDへ入れ替えます。本来ですと導光材もすべて作り直してより明るく発光するようにしたかったのですが、ヘッドライト付近は内側からがっちり接着剤で固められていたこともあり、現状できる範囲での加工とさせていただきました。

既存のままではかなり内側にレンズがあるため、その上に幅2mmレンズを埋め込みます。

ここでポイントとなるのは、一般的なプラ用の接着剤を使わないことです。一見透明で問題ないかと思われますが、光量が著しく落ちます。過去の経験から..

そこで、クリアー塗料を使って固定することで高い透明度は維持されます。

先にクリアーを流し込んでおき、その上にレンズを載せることで塗料と一緒に固まります。

こちらも作業完了でございます。

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