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現状の水色の帯を赤色(こうのとり色)へと変更します。
まずは、帯色変更を行う前に一旦車体を分解して洗浄する作業からです。
車体に残っている油分と汚れを中性洗剤で落としてから水で流し綿棒で水分を拭き取っていきます。
他の車両も同様に作業します。
ボディー洗浄が終ったところで、一旦組み戻します。その方が作業しやすためです。
貼り付け面を直接手で触れることのないように注意します。
帯インレタの切り抜きです。
そのまま切ると、インレタシートが滑ってしまいますので、マスキングテープで固定します。
次に車体に転写するわけですが、ここでも注意があります。今回のように細いものを転写する場合は、動かないようにマスキングシートを細く切って位置を固定してから転写します。面倒だからと言ってそのまま転写すると曲がってしまう可能性が高くなります。
帯インレタは、簡単に帯色を変更できると思われがちですが、貼り付けにはそれなりのスキルと集中力が必要です。初めて作業される方にはちょっと難しいかもしれませんね。
転写作業は慌てずゆっくり進めるのがコツです。
1回目はかるくなぞるかたちで軽く定着させます。これは、力を入れてこするとシートがずれてしまう可能性があるためです。2回目で少し力を入れてしっかりと定着させます。
転写状態を確認しながらゆっくり剥がします。
一通り貼り終えたら、今度は表面保護のため「UVクリアーコート」を行います。
ちなみに、今回使用したインレタはコート処理必修です。そのまま何もしないと、短期間で帯が傷だらけになってしまうほど表面は薄く弱いです。中にはコートしなくても良いかな?と思えるくらい丈夫なインレタも存在しますが、今回のインレタはコート処理は必修です。
今回は、こちらの小さいエアーブラシ(ノズル径:0.2mm)を使います。
クリアーの濃度を調整していきます。エアー圧を調整して吹き付けていきます。
帯から約0.2mm程度あけてマスキングしていきます。
コート層の具合を見ながら、3~5回ほど薄く吹き重ねて層の厚みを付けていきます。
作業完了でございます。