▼N&HOゲージ「パシナ981リペイント/C62修理」

今回の作業のご依頼は、まず「パシナ」を現状の白から青にリペイントされたいとのご要望です。次にHOゲージ「天賞堂C62 3」につきましては、破損部「凹みと欠損」の修復と車体のO/Hになります。


▼HO/16番ゲージ「天賞堂 C62 3」修理

まずは、こちらから取り掛かります。

こちらの写真では、凹んでしまっているのがわかると思います

パテの食いつきを良くするためルーターで凹み部分を削ります。

続いて主剤と硬化剤を練り合わせてパテを作ります。

パテが完全硬化するまで時間がかかりますので、その間に車体を分解してオーバーホールを行います。

ライト用の配線はいったん外し駆動部と分離させます。

ここから各部の調整を1つ1つ行っていきます。

低速で回転させ確認していきます。

車輪の回転が不安定で波打ってます。

各部パーツの歪みを調整して正常位置に戻します。

テンダーと連結固定するドローバー固定ピンがありません。開いたままの状態です。こちらも制作して組み込むことにします。


テンダー側も進めていきます。

接点部分は所々さびが出てますので、光沢が出るまで磨き出します。

接点の通電状態をテスターで確認していきます。


パテが完全に硬化したので、再び機関車の作業へ

パテ自体が固いので、まずはルーターでギリギリまで削ります。

続いてペーパーで「#600 -> #800 -> #1000」と仕上げていきます。

周りをマスキングテープで覆います。

折れた手すりは修復して機関車本体にハンダ固定します。

3~5回に分けて、塗膜を作ります。

一通り修理とメンテが終ったので、最後に組み戻して走行テストです。

前進・後進とも大変なめらかな走行が確認できました。まずは、C62完了です。さて、お次はパシナです。


▼Nゲージ「パシナ」オールリペイント

まずは、青に塗り替えるための準備として、資料を集めていきます。

部品はすべて外しておきます。全体的に錆びてしまっているようです。手すり類は表面がザラザラした感じですべて錆びてました。このあたりも処理していく必要がありそうです。

窓ガラス、手すり、ナンバーなどもすべて内側から押し出して外します。

中性洗剤で念入りに汚れを落としたあと、しっかりと水洗いして乾燥させます。

どうしても所有のデジカメでは、色が明るめにとれてしまいます。実際に塗装している色は、かなり深い感じの青です。

塗装と並行して各部のオーバーホールも進めていきます。

床下は黒で塗装します。

走行テストと調整を繰り返します。良さそうです。

本体の塗装も終わり、仕上げとして手すりをシルバーで筆塗りしてあります。

古いデジカメで撮影している関係で、色が明るくなりすぎてしまいます。実際には、かなり深みのあるダークブルーに仕上がっております。作業完了でございます。

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