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古い製品ではございますが、外観は比較的きれいな状態です。大変大事に扱われてきたのだと思います。
まずは分解して1つ1つ手を入れていきます。少し時間をかけて進めていきます。
まだ時間はかかりそうですので、機関車の作業はいったん止めて、その他の車両を先に進めます。
車軸に歪みがあり、不規則な回転を繰り返しています。いったん分解してこちらも見ていきます。
中間台車にも問題があるころから、こちらも調整する必要があります。
この状態で低速から中速域まで回転させてギアの状態など見ていきます。もう少し調整が必要なようです。もう一度分解して微調整します。
復活です。
▼駆動システム換装
これを475系に換装します。
新しい床下に再配置します。
ん??、車輪が回らない!
おわかりいただけるでしょうか、台車の駆動シャフトが大きく曲がっています。通常、モーターによる力でこれほど曲がることは考えられません。恐らく人の手で誤って曲げてしまったのではないかと思われます。
実際に部品を取り出してみるとよくわかります。大変重要なパーツだけにここまで曲がってしまうとギアがかみ合いません。一度曲がってしまったシャフトを元の状態に戻すのは至難の業です。
手先の間隔だけで、プライヤーでシャフトを戻しては回転テストを繰り返すこと数十回、どうにか許容できる範囲に収まりました。歪みがあると異音が発生したり、スムーズに回ってくれませんので大変でした。
最終調整により、台車内部から出ていた異音もほぼ消えました。
試走ではスムーズな走行を確認できました。
最後にカプラーを取り付けて完了です。
すべて作業が完了しました。