▼Nゲージ「KATO 近鉄10100系 室内灯取付+1F点灯化改造」

今回の作業では、こちらの車両への室内灯組込みと、2階建て車両の1階が暗くなるので明るくしたいとのご要望です。

まず、こちらの車体への室内灯の組込みですが、従来のポン付でのお取り付けはできません。完全上級者向けと言えます。特に先頭車の分解と組み戻しには、パーツを追ってしまう可能性が高く、充分注意して作業する必要がございます。

次に、1階も明るくするには改造が必要です。別途、1階にも照明ユニットを作り組み込む方法、もしくは2階の座席前をすべてピンバイスで穴をあけてを行って、1階に漏れる光の量を増やすかのどちらかになります。


▼先頭車への室内灯取付

先頭車はこのようにハンダ付しました。

プラバンを加工してこのように遮光板を取り付けユニットを30度程度上向きに固定します。車体を閉じると平行となり、奥まで均等に光るようになります。

前面が平面の先頭車の方が、分解と組み戻しが難しく普段から室内灯のお取り付けに慣れている方でも、初めは戸惑うと思います。


続いて2階建ての中間車の改造加工です。

2階建て車両に大幅な改造を加えていきます。

1階天井付近の集電板の根元に印をつけます。

取り外します。

このように分断します。

分割した集電板をこのように配置して固定し、ウレタン線でつなぎます。

室内灯を作ります。既存の抵抗をすべて外し、新たに1.5kΩの高めの抵抗をつけます。最後に「ブリッジダイオード」を取り付けます。

このように配置されます。点灯テストします。

2階との兼ね合いもあるので、明るくなりすぎないように調整しました。

1階もこのように照明がつきました。

2階のユニットも配線で直接つなぎます。

このようになります。

作業完了でございます。

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