▼Nゲージ「講談社 週間SL鉄道模型 B1001型機関車の修理」

車輪の汚れによる集電不良といった単純な不具合ではなさそうです。不動の原因を調べるため分解していくことにします。

モーターを取り出して、単体テストを行ってみると内部で1つ断線していることがわかりました。断線のつなぎ合わせは過去何度か行ってきていますが、こちらはちょっと無理っぽいです。

すでに終わっているようです。

現在ぴょん鉄でストックしているモータでサイズ的に同じサイズの物が1つありました。ただし、3V用ですので電流制限抵抗を間に入れる必要があります。

壊れたモーターからフライホイールを専用工具で引き抜きます。簡単に書いていますが、この部品は固くて抜きとるのが本当に大変でした。実際、工具のセンターピンを1つ破損させてしまいました。

新しいモーターに付け替えて、ドライブシャフトの受けを内側に新規に作り直して埋め込みます。少し硬いようですので、再度分解して調整しなおします。

内側をルーターで約1mm程度削って、クリアランスを確保します。

この作業を何度か繰り返して最適な設定を行います。ここまで来るのに約3時間。

組み戻して動作確認をします。カプラーも片側壊れてましたので、こちらも直しておきました。

車体の振動が大きかったので、もう一度すべて分解して振動対策を施しました。

抵抗を並列に4本つないでスペースに収まるようにしました。

最後に車輪を磨き上げて、作業は完了いたしました。当初は、単なる集電不良と思っていましたが、意外と大変な作業となってしまいました。

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