▼Nゲージ「クロ157系床下交換」

まずこちらの車体への入れ替えは短時間で終了。


さて、問題はこちらの車体です。単純な加工でボディー差し替えとはいかないようです。加工しなくてはならない箇所がいろいろありそうで、当初考えていた以上に手をいれないとダメそうです。特にライトユニットは、位置関係が違うので作業が難航しそうです。

まず、ヘッドライトですが導光材の位置があってません。そのままの位置ですと、かなり寄り目になってしまい、すごくかっこ悪くなってしまいます。

テールライトは、基本的にぜんぜん位置が合ってないようです。導光の「加工・調整」にも結構時間がかかりそうです。

穴開けですが、ヘッドライトは意外と厚さがありピンバイスがなかなか貫通しません。


棒ヤスリで導光材の径よりも若干広くなるまで少しずつ削っていきます。

中央から分断して左右に広げます。

ようやく導光材が入るようになりましたが、難しいのはここからです。導光材の位置が変わったことで、ユニット内部の位置関係も変わってきますので、「内部加工・調整ー>確認」を繰り返すことになります。う~ん、ライト関係がなければ差し替え作業はずっと早いんですが、ライトユニットまで絡んでくると作業時間がぜんぜん変わってきますからね。


ライトユニットはまだ時間がかかりそうなので、先にボディーと床板の合わせの調整を行っていきます。

この調整って結構難しいですよね~。1つ1つ内部を覗き込みながら、干渉している箇所を特定してちょっと削っては確認を何度も繰り返していきます。


ちょっと泥沼に陥りそうな気配がしてきました。まずは、床下後方を0.5mm削ります。そして、中央上部の出っ張りの内側(4カ所)を1mm削り落とします。

前側に若干凸凹があり引っかかるので、そこを削って平らにします。

上面のパーツの出っ張りをすべてカットします。

ヤスリで平らになります。

ピッタリ収まるようになるまで、上記の作業を繰り返します。

ようやく定位置で収まるようになりましたが、もう少し手を加える必要がありそうです。

これでようやくぴったり閉まりました。


テール用の穴をあけていきます。

テールも中央から分断して広げます。

こちらも左右をカットして広げます。

中央を分断して左右に「1~1.5mm」程度、間隔を広げます。

ユニットを完全に分割して、ボディー自体に固定します。固定の際に下に「1mmプラバン」を置いて固定するようにします。


この段階で直接LEDを裏から照らして点灯具合を確認します。


テール側の下ユニットの「加工・調整」がだいたいできたところで、テール側の点灯テストです。

テールの導光材はそのままでは短くボディーに適応できないため、各種加工を施して、1mmほど前方へ押し出しています。


大変お待たせしました。ようやく作業完了でございます。

“▼Nゲージ「クロ157系床下交換」” への3件の返信

  1. 依頼者 より:

    お手数おかけしております。
    完成後に室内灯を入れたいと考えておりますので
    ボディと床下が着脱できるようにしていただけるとありがたいです。
    よろしくお願いいたします。

    1. pyontetu より:

      はい、承知いたしました。
      当初考えていたよりも10倍以上の時間がかかりそうです。
      特にライトユニットをお持ちいただいたボディーに適用させるのが難しくかなり難航しております。

  2. 依頼者 より:

    めんどうな作業にもかかわらずきちんとご対応いただきましてありがとうございました。

    3連休中に伺いたいと思います。

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