▼Nゲージ「マイクロ キハ65系エーデル丹後・シュプール ライト加工」

過去にも同様のご依頼をいただきました、車両とご依頼内容です。「ライトを明るくしたい/光が偏って見えるので直してもらいたい」といったものです。

一般的に、TOMIXまたはKATOでは発光源を明るいものに交換するだけで解決するケースが多いわけですが、こちらのライトユニットの場合はそう簡単ではありません。

このユニットの特徴としては、2色LEDが使われている点です。このタイプのメリットとしては、極性を変えるだけで色を変えられる点です。スペースが確保できない場合や部品点数を減らしたい場合に効果を発揮します。デメリットとしては、個々の明るさが単色に比べて暗いのと発光位置が変わるので左右で光の偏りがでることです。

ただし、中央に導光材の受光がある場合はさほど気になりませんが、こちらのユニットは、片側によっているためテール点灯時に極端に光の偏りが出てしまいます。

今回の作業では、まず2色LEDを取り外し赤1色に置き換えます。その際に基盤を一部カットしてLED照射角をやや下向きにしておきます。次にヘッドですが、左右の導光材のメッキを削り落としてから、真横にそれぞれチップLEDを配置します。続いて、それぞれの配線を結線して赤色LEDの逆極性に繋ぎます。そうすることで、以下のようになります。


このようになりました。ヘッドライトは導光材をほぼ介さない状態となりますので、左右の極端な偏りもなく大変明るく発光します。

撮影のため若干光を抑えて撮影しております。

作業完了でございます。

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