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次のご相談は、基本と増結で走行させると必ず脱線するとのことです。いくつか脱線の要因は考えられますので、まずは検証してみます。
こちらの製品は、車両と車両の間隔がずいぶんとひらくようですね。
16両すべての連結器と台車を細かく見ていきます。
左右に曲げてカプラーの可動状態を見ていきます。
横方向へのカプラー追随テストです。この動きはクロスポイントなどで発生する動きです。
上下方向へのカプラー追随テストです。この動きは勾配区間の始まりと終わりで発生する動きです。
まずは、手作業で1両ずつ違和感なくスムーズに可動できているか見ていきます。
カプラーの制作
現状の形状を読み取ります。
次に3Dデータに置き換えてからカプラーの連結部の形状を改良します。ぴょん太(改)
車両の間隔も小さくなり見た目が断然よくなりました。
可動範囲も広がって動きもよりスムーズになりました。
さらにデータを修正して、あと1mm程度短縮します。
試作を作っては、実際に車体に組み込んでテストを行い、また修正するを繰り返し、ようやく完成です。
標準カプラー(下)による車間と、奥が今回制作したカプラー改(上)です。
全車両に組み込んでいきます。
M車と連結して走行具合を確認していきます。台車もすべて点検と調整を行いました。
ようやく、16両すべて作業完了です。