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▼タキ50000
まずはこちらから修理作業に入ります。
ハンダが盛り上がってしまってますので、まずはこれを取り除きます。
ある程度はんだを取り除いた段階で、ルーターで研ぎます。
塗装前に脱脂を行っておきます。
手すりをかける上中下面の各部が色剥げしていますので、タッチペイントで補修していきます。
▼マイ3812 客車 修理・補修作業
そのままでは作業しにくいので、配線を外していきます。
両面テープでしっかり固定されており分解できないようになっています。プラバンの上に印刷物を両面テープで貼って床板の模様を再現しているようです。
床面を強制的に剥がします。
座席はゴム系接着剤で固定されてあり、取り出すのにちょっと苦戦しましたが、ようやく取り出せました。
このように粘着性が失われて波打ってます。
床の印刷データを作ります。
▼スイ6233客車 修理・補修作業
接着剤がべったりついていてなかなか外れません。隅から少しずつに持ち上げて時間をかけて剥がしていきます。
ようやく外れました。
ここから1つ1つ直していきます。
床も新しく作り替えました。
▼床下/側面の色剥げタッチアップ
床下は「つや消し黒」で、側面は色を調合して近い色を作りタッチアップを行いました。
▼蒸気機関車79618
こちらは走行不良ということです。一番時間のかかりそうな作業を最後に持ってきました。
手で回転させながら空回りする原因を探っていきます。恐らくギア損傷によりピッチが異なる箇所がどこかにあると思われます。
手作業で1つ1つピッチを整えていきます。
こちらのパーツの穴位置もずれてますので、穴あけしなおして位置を整えます。
片側のピンのハンダが外れていますので、固定しなおします。
集電部分を磨き出していきます。
テンダーも車輪と集電棒を磨き出してピカピカにします。
左が磨き出し前、右が磨き出し後です。
車輪本来の光沢を取り戻しました。
機関車側の配線もハンダしなおします。
機関車も車輪を磨き出していきます。
光沢感が蘇りました。
続いて歪んでいる部品を1つ1つ正常な位置に戻していきます。
1.2mmのプラバンを加工して、ギアユニットの両サイドにそれぞれ埋め込みます。これによりぐらつきを押さえます。
今回はちょっと難しかったですね。問題となる箇所が複数ありまして、確認と分解を繰り返し行ってようやく復活させることができました。今回の故障は次のような過程で引き起こされたのだと思われます。まず動輪が経年劣化と焼き付きで重くなったことでロッドによるリンクができなくなり、ある特定の位置に達すると著しく回転が重くなるポイントがありました。結果ギアユニットもぐらついていたことで、ギアがかみ合わなくなり空回りしてギア先端が損傷。無理に回したことでギア先端が熱で溶けてウォームギアの隙間に詰まってさらに状況は悪化。1つ1つ問題を解決しながら作業を進めていきました。正常に走行できるようになるまで作業は難航しましたが、ようやく低速でもスムーズに走行できるまで復活いたしました。作業はすべて完了いたしました。
迅速に修理して頂きましてありがとうございます。
修理工程を見ましたが、特に客車の修理は複雑で難しく、とても私には
手に負えない作業である事を痛感して、今回プロの人にお願いして正解
でした。
今後とも修理をお願いしたいものが、いっぱいありますので
宜しくお願いします。
この度は、ご依頼いただきましてありがとうございます。
客車の床下およびボディー側面の色剥げ修復作業につきましては、ただいま発注済みの塗料が届きしだい作業に入ります。
蒸気機関車につきましては、集電部のオーバーホールも行ってまいりますので、作業完了まで今しばらくお待ちください。