Nゲージ「JR東海キヤ97系キット組立」

今回の制作は、「キヤ97系キット制作」でございます。まずはランナーから部品を切り出して分類していきます。


▼塗装作業

各パーツの「組立->洗浄->乾燥」が終ったところで塗装作業に移っていきます。まずはサーフェイサーを吹いて下地を作ります。


ぬるま湯でスプレー缶を温めて缶圧を上げます。

▼Nゲージ「タキ1900 制作」


手前が今回導入した新型です。大きな違いは出力サイズとプリント時間が大幅に短縮されたことです。


特に水洗いレジンは2次硬化直後または自然硬化で徐々に反ってきます。

一度反ってしまうと戻すのも大変です。


▼3Dプリント出力

反り対策としてデータに少し手を加えたものを出力してみます。


2次硬化をおこないます。


結果のご報告です。

うわぁ、余計ひどくなってる(涙)。



いろいろ試行錯誤しながら徐々に反りが少なくなってきています。


別のレジンを試してみました。

今までで一番良さそうです。問題はここからです。


しばらくして、ご覧の通り

前回は反り返り問題でしたが、今回は自己崩壊でした。


最終的にどうにか形になりました。

▼露光機の改良

新たにもう一台導入し全体にまんべんなく光があたるように改造します。

旧タイプには内側にアルミテープを貼っておきます。

UVランプ上下合わせ8本となりました。

点灯スイッチは1つにまとめておきます。

アクリル板をはめ込みます。

3Dプリンターから出来上がってきたばかりの状態です。このあと表面のレジンを洗い流して、いよいと新露光室へお入りになります。

結果はご覧の通りです。

▼Nゲージ「EH500-901」ver2.5-3.0

今回の改修では大幅な設計の見直しを行っております。以下に見直された箇所を順次ご紹介してまいります。


■前バージョンの記事は ▼こちら▼

Ver 2.0 EH500-901 ※Tomix Base

Ver 2.0 EH500-901 ※KATO Base

Ver 1.0 EH500-901 ※KATO Base


▼フロントフェイス

Ver2.0をベースにさらにデータの見直しを行いました。底面の厚みからライトの微妙な位置関係とサイズ、側面の角度など随所に修正が加えられました。


▼設計データ1次側/2次側

前バージョンにおける設計データを1からすべて見直しました。写真では少々かかりにくいと思いますが、個々のパーツはすべて変更が加えられております。

まずは試作を作りながら新設計となった個々のパーツ確認を行います。

個々のパーツを確認しながらデータの微調整を行います。


▼屋根上機器の改修

屋根につきましては、Ver2.0から形状・サイズなど大幅な修正が加えられました。

1)屋根全体の高さを約15%程度下げました。

2)雨どいがより細くなりました。

3)上部ライトの導光剤にKATO純正のパーツがそのまま使えるようになりました。

4)印刷品質向上によりエッジがしっかり再現されるようになりました。

5)前後・左右の幅が調整されました。

6)ライト周りの形状がしっかり再現されました。

7)雨よけのオフセットが均一に再現されました。


▼Ver2.0 と 3.0の比較写真

未塗装がVer3.0でございます。

正面から見た顔の印象と屋根の高さが、大きく変わったのが写真からおわかりいただけると思います。また、側面から見た前面の張り出し0.5mm短縮させたことでより引き締まった印象を受けるスタイルへと修正されました。


▼継ぎ目処理

各種パーツ接合部のパテ処理です。大変重要な工程となりますので、しっかりと時間をかけて処理します。


▼この時点でいったん検証

途中でいくつか気になる点が出てきました。なかなか気付きにくい点で、そのまま進めることもできましたが、やり直すことにしました。

上記は、3Dプリントも含めすべて作り直されたパーツです。微妙なサイズの修正のため写真では判別はできませんので、以下に修正した内容を示します。

1)屋根全長を0.2mm短縮

2)後部パーツの屋根面との高さを適正化するため「0.25mm」ほど低くしました。

3)内部補強パーツの形状を変更しました。

4)レジンを台湾製のものへ変更しました。

各部パーツの継ぎ目(パテ処理)もようやく終わりました。これから塗装作業へと移っていきます。写真手前は既存の遮光ユニット(運転台)を「EH500-901 Ver3.0」へ対応させるため大幅に改造したものです。


ようやく下処理完了です。1つ1つの工程に時間をかけている関係で、すべて完成するまでにはもう少し時間がかかりそう。


▼これ以降の作業内容について…

  • Ver2.0からの屋根上機器の改修(サイズ・形状)
  • 手すりの素材を金属へ変更 ※正面下の左右手すりは樹脂製
  • ライトユニットの大幅な改修
  • Ver2.0で一部省略されていた前方の碍子の設置
  • 床下機器の可能な限りの再現
  • 連結器・排障器ほかペイント ※ホース類などの取付け
  • EH500-901専用ケース制作

▼Nゲージ「KATO EH500-901」ver2.0

以前制作した「EH500-901」の改修版となります。以前の記事は→こちら

今回の修正では、新たに得られた資料から修正を加えていきます。あまり大きな違いはないものの、明かり窓などの位置などが若干修正されたり細かい箇所に変更が加えられています。


▼正面・側面データ修正

3Dプリンター設定に応じて仕上がり具合を確認


▼屋根データ修正とプリント出力


▼Ver 2.0用設計データ見直し

新型3Dプリンター導入に伴い従来のデータを見直し ※Ver2.0用

こちらが新しいデータになります。

ボディーの完成です。屋根機器は従来のVer1.0と同様の物を使用します。

▼Nゲージ「機関車他修理ご依頼」

だいぶ昔に発売されたNゲージ修理のご依頼でございます。それでは作業に入ります。

う~ん、ギアも破損してしまっていますね。

直す箇所が多すぎて、いったん組み戻すも、また分解。他にも不具合がありそうです。

まずは、EF65完了です。


カプラーも直しておきます。

最後にギアにオイルを少量刺しておきます。

修理完了でございます。


続いて蒸気機関車の修理です。こちらはかなり手ごわそうです。

既に多くの時間をあてておりますが、こちらの機関車の修理は難航しております。モーターはもちろん集電系もすべてダメでした。また、所々破損と変形なども見られ問題個所が多く1つ1つ解決しながら復活作業を進めております。またどこかでショートも起こしており場所の特定と対策にも苦慮しました。

ダイキャストが変形しているのか、モーターを圧迫しているようです。そこで、上部と側面を削ってサイズを整えます。

中央に配線を追加して後方へと電気を送ります。

台車固定ピンも損傷しているので、ピンバイスで穴をあけてから金属線を立てます。

ピンを瞬着で固定します。

作業完了でございます。ご依頼ありがとうございました。

▼Nゲージ「EH500-901」ver2.0 Tomix版

こちらは「TOMIX動力対応版」となります。以前制作したKATO用ボディーは取付できません。そのため、内面のパーツおよび各部パーツを新規に作り直す必要があります。

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灯り窓パーツの制作

前回はレーザーで切り出してパーツを作りましたが、今回はアクリル板(t1.0)からの削り出し

深度、切削ピッチ、FEED RATE、SPINDLE SPEEDの設定

床下機器の設計(1次側)

床下機器の設計(2次側)

「あっ!しまった」前台車と機器とのスペースをとってませんでした。これでは台車と機器が干渉してしまいます。データを修正して再度3Dプリントし直しです。

修正後の床下機器です。

レジンを水で洗い流します。

今度はぴったり収まりました。

▼最終組み立て

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▼Nゲージ「GMキハ各種ライトユニット制作」

今回の対象車体は「JR北海道キハ54形500番台/JRキハ150形0番台/JRキハ150形100番台」になります。

前回制作を行いましたGMのライトユニットとライト形状および配置が異なるため、すべて新規で作り直す必要があります。また、キハ150形においてはヘッドライトの点灯がさらに2つ増えるほか、テールは中央が赤く点灯する車体であるためユニット構造が少々難しくなります。


▼キハ150形0番台/100番台

▼ライトユニット設計

まずはライトの導光材を3Dプリンターで作るための設計を行います。

大変長らくお待たせいたしました。すべての作業が完了いたしました。ご依頼ありがとうございました。

Nゲージ「蒸気機関車修理 Tomix 9600/Cタンク」

まずは、9600形の修理です。テンダーから機関車側へのドライブシャフトが抜け落ちてしまっています。

モータは回転しています。

単にシャフトを戻してもすぐに外れてしまいますので、原因を突き止めます。

ソケットの位置を3mmほど前方へ移動させてシャフトが抜けないように調整を行います。

最後に車輪の磨きを行います。

作業完了でございます。


続いてCタンクです。こちらはまったく動きません。

まずは、車輪をピカピカに磨き出します。

前回のCタンクでの修理もそうでしたが、集電構造にやや問題をかかえており今回もそのケースです。

まずは内部の汚れをクリーナーで洗浄します。※参(内部にたまった汚れを溶かした写真)

車輪がやたらを重い。またシャフトが2本がずれておりたまにロッドと干渉するようです。分解と調整を何度か繰り返し、ようやく車輪が回転するようになりました。その他にもいくつか問題個所がありましたが、1つ1つ問題を取り除いていきました。

最後にボディーを被せて走行テストを確認して作業は完了です。ご依頼ありがとうございました。今回の修理作業では途中で「なるほど~」と思える場面がなんどかあり勉強になった作業でもありました。

▼HO/16番ゲージ「貨車ドラフトサウンド修理」

だいぶ昔によく使用されていたコンタクト式によるドラフト音回路になります。今回正常動作しないとのことで修理のご依頼をいただきました。

無事にドラフト音が出るようになりました。その他のN車両につきましても修理が終わりました。

▼Nゲージ「185系ライト加工他、各種加工」

まずは、旧ロットからの室内灯取付と正面「ヘッド・テール・マーク」LED加工からです。


続いて別のロットへの室内灯の取付けですが、先頭車意外の中間車すべてに集電板が入ってない?さて、どうすかな...

いったん保留して先に幌の取付けから行うことに...

幌もそのまま取付けできないようです。まずは、出っ張りをすべて切り落としてから、カッターで1つ1つ平らに慣らします。もともとこの製品に取付けするようにはできておらず、固定の際に中心位置で固定されず左右に滑ってしまいます。そこで幌の上部に少量のゴム系接着剤で先に仮止めを行ってから、流し込み接着剤でしっかりと固定します。


基本的に旧製品への室内灯の取付けはここまで分解しないと取付できません。また、メーカー純正でない室内灯については、切ったり曲げたり削ったりと、なんらかの加工が必要な場合が少なくありません。

TNカプラー取付け加工


トイレタンク加工と取付

すべての作業が完了しました。ご依頼ありがとうございました。

▼Nゲージ「マイクロ781系LED加工」

このタイプの構造は、LED加工する上で最も加工に時間がかかる構造の1つです。一般的な基盤では2個の電球をLEDへ交換すれば済みますが、この時代のマイクロ基盤は計5個もついてます。

このスペースにすべて詰め込まなくてはならず、何度かやり直す羽目に..わずかでも出っ張りがあると蓋が閉まりません。

フラット型電球色LEDへの交換完了

中央の白色LED点灯用にブリッジダイオードをユニット後方に取り付けております。

初めて自分でLED加工に挑戦してみようとお考えの方は、まずはシンプルな基盤で練習してからが良いでしょう。いきなりこの基盤では挫折してしまうかもしれません。


さて、お次はこちらの車両ですが、内部構造は上記と同じですが、違いはLED用の回路となっている点です。

途中過程は省略します。

作業完了でございます。

▼Nゲージ「EH500-901」ver1.0

屋根の設計です。EH500 900番台では屋根が特徴的です。

まずは3Dプリンターでテスト出力を行います。

正面と側面の立ち上がり具合を確認します。

試作から修正箇所を確認しデータに反映させたのち再度パーツの切り出しを行います。写真では確認しずらいですが、随所に修正が加えられています。また、手すりやドアノブなど正式な出力用として追加しました。

イメージ通りになるまで修正を繰り返します。Nスケールともなると0.1ミリ違うだけで見た目の印象が変わってしまいます。

▼正面の制作

もっとも重要な顔つきですが、ライトの傾き・大きさ・エッジなどを微妙に調整しながら徐々にイメージ通りになるまで修正を加えていきます。

▼続いて車体内面のパーツを作ります。ボディーの強度を増す効果と被せた時にぐらつきが出ないようにぴったり閉まるように寸法を調整します。

内側に貼り付けます。

ぐらつきもなくピッタリ収まりました。

側面のモールドは、レーザー出力を0.3%程度アップしてより強調させています。

さらに屋根面を前側に0.2mm程度出して上からの視点で窓上の輪郭がしっかりでるように修正しました。

さて、正面の顔はすでに数日時間を費やしております。特にNの場合は単純にスケールダウンすればよいわけでもなく、強調させる箇所は若干のアレンジが必要です。試作をいくつか作りながら現物合わせを繰り返します。

ようやくNスケールでの901らしい顔の仕上がりとなりました。特に重視したのが下の写真のアングルからの車体の見え方です。

奥1次側と手前2次側の設計が終わりました。細かな箇所の調整にやや時間がかかってしまいました。

屋根上機器の設計も終わり出力後に屋根機器を配置していきます。デカール・データにつきましても出来上がりました。ちなみに屋根上に載っている茶色いものは、屋根機器の試作の一部ですから気にしないでください。

塗装も終えて試作はここで終わり、いよいよ正式版の制作に入ります。試作を元に以下の変更点が加わります。

1)側面のルーバー形状が若干違っておりましたので修正しました。 ※側面アップの写真をS様よりご提供いただきました。

2)正面形状をよりシャープに見せるための変更を行いました。

3)台の形状を左右0.4mmずつ短く調整しました。

4)屋根上機器がより精密になりました。

▼制作開始

▼Nゲージ「485系スーパー雷鳥バネ圧調整」

全車バネ圧調整のご依頼でございます。

確かにちょっと車輪の転がりは良くないようですね。

車輪の転がりが良くなるまで調整していきます。

バネは大きく切りすぎないようにします。

転がりがだいぶ良くなりました。

作業完了でございます。ご依頼ありがとうございました。

▼ビリケンさん石彫塗装

さて、続いてはちょと変わったご依頼でございます。「ビリケンさん」の塗装でございます。現状から石彫化します。

▼下地処理と準備

▼プライマー吹き付け処理

▼1次塗装(石彫化)

石彫塗装を施した直後でございます。このあと汚し塗装に入ります。

▼2次塗装+ウェザリング処理

汚し塗装の準備を整えます。

パステル粉を作り色をのせていきます。

まずは、濃いめの色からのせていき、徐々に色合い整えながら石彫の風化を再現していきます。

お顔の部分もパタパタ。

砂ほこりや紫外線のよる劣化および雨だれなど、細かく再現していきます。

こんな感じでしょうか。

完全に石彫化されました。

石のザラザラした感じもしっかり再現できています。

▼仕上げ工程

背面も雨だれを再現していきます。このあと全体を整えてきます。

このようになりました。

▼コーティング処理

最後に高耐久コーティングを施します。屋内設置用とのことですが、UVコートおよび酸性雨にも強い強固な塗膜を作ります。3~4回に分けて塗り重ねます

くるくる回ります。

完成してすぐにお引き取りに来られました。大変喜んでいただきましたので、こちらとしても嬉しいです。

ちなみにこちらは「出張ビリケンさん」となり、場所を移動しながら多くの方に見ていただいているようです。

▼Nゲージ「トワイライトエクスプレス みずかぜ 明るさアップ」

まずは、「マイクロ製 DD54 修理・調整」ですが、約20分ほどで完了です。


さて、問題はこちらの車体の輝度アップのご依頼です。まずは現状を確認してみます。

写真で見るよりも現状はずっと暗く点灯しているのかわからない感じです。

車体床面を分解して基盤を取り出し、3倍輝度のチップLEDと抵抗値を変えて組み込んでみました。早速ボディーを被せて確認してみたものの、ほとんど明るくなった感じがしない。他にもいくつか方法を試してみましてが、ダメでした。


さて、どうすかな?。

基盤側の加工では解決しないので、ボディー上側を分解してみます。

まずは、導光材に加工を施していきます。

まずは導光材を2/3カットします。なぜかというと、砲弾型3mmLEDが入るようにするためです。

断面を削って平らにします。

最後にコンパウンドで磨いて曇りを消します。

切断面も本来の透明度が戻りました。

途中過程は省略しますが、削っては確認、また削っては確認を繰り替えします。また重要なのは8度ほどLEDを傾けてユニットに固定されている点です。

このようになりました。ここまでやらないと構造上明るくなりませんでした。

基盤側ではなく、ボディー側にLEDが配置されているのがポイントです。

結果はご覧の通り、はっきり点灯しているのがわかるくらい明るくなりました。

すべての作業は完了しました。ご依頼ありがとうございました。

▼Nゲージ「EF58&キハ30 春闘インレタ」

今回のご依頼は上記タイトルにあるインレタ貼りのご依頼でございます。

まずは、ボディーを分解します。内部のガラスパーツもすべて外しておきます。

このあと洗浄作業に入ります。ボディーをしっかり洗浄しておかないとインレタの定着が悪かったり簡単に剥がれてしまいます。デカールも同様です・・

水分をしっかりと拭き取って、そのまましばらく乾燥させます。

それではインレタを貼っていきます。インレタの難しいところは、シートを突起がある箇所をうまく避けながらいかに転写させるかですが、これについては根気よく作業するほかありません。

このあと、塗装ブースへと移動します。

インレタの上にクリアコートをかけていきます。

塗膜が厚くなりすぎないように複数回に分けて薄吹きします。こうしてインレタ表面に保護層を作ります。この作業を行っておかないとインレタは完全無防備状態となりすぐに剥がれたり傷が入ってしまいます。

完全に乾いたことを確認したのち、組み戻していきます。

作業完了でございます。ご依頼ありがとうございました。

▼ナローゲージ「機関車修理」

ナローゲージによる修理のご依頼は約10年ぶりでしょうか。それではさっそく修理にとりかかります。

まずは現状確認ですが、小さいほうの機関車ですが、こちらは完全に車輪がロックしています。もう一方の機関車は、モーターは回っているようですが、車輪に伝達されていません。ギアが途中で破損している可能性もあります。

▼小さい機関車の方

はい、無事修理完了でございます。続いて大きい方です。

▼大きい方の機関車

無事に機関車復活でございます。ご依頼ありがとうございました。

▼Nゲージ「Tomix 100系新幹線LED&モーター同調」

今回の作業では、ヘッド&テールLED化とオーバーホール(M車&先頭車)、それと2Mの同調です。

古い製品ですので、集電部は変色しています。ライトのちらつきも頻繁に発生しておりますので、すべて磨き出していきます。

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続いてM車側に入ります。走行が不安定ですので、まずはオーバーホールからです。

すべての作業が完了いたしました。

▼Nゲージ「鉄コレライト点灯改造 関東鉄道キハ2100形&札幌市交通局250形」


~ここからの制作過程の写真を省略


▼関東鉄道キハ2100形 ヘッド・テール点灯改造

ここから正面パーツを分割していきます。

さらにヘッドとテールを分割します。

続いて車体をスキャンして遮光パーツを作ります。

このようにヘッドとテールを完全に分けることができます。

大変長らくお待たせいたしました。すべての作業が完了いたしました。ご依頼ありがとうございました。

▼ENDOコントローラー修理「EP-50 DC POWERPACK」

今回のご依頼は、ENDO製コントローラー「EP-50」の修理依頼でございます。まずは現状確認と分解して1つ1つ確認していきます。

ん?ポテンショメーター端子③の数値が怪しい・・・もう少し追ってみないとも何とも言えないが、とりあえず一通りチェックすることに..

2SK906 MOS-FETも疑ってかからなくては

データ:N-CH / ドレーンソース電圧:100V / 連続ドレイン電流:32A

電解コンデンサーの経年劣化(膨張・液漏れ)などがないか目視確認。


3端子レギュレーター「TA7812S」も電圧を確認しておきます。

パワーMOS-FETを「2SK1304 耐圧:100V40A」へ交換およびポテンショメーターも交換。

基盤を取り外し確認してみると、部品の1つが焼け焦げていて真っ黒です。このようなケースで最も苦労するのは、それが何の部品か判別できない場合です。唯一の手掛かりは基盤に書かれた「125V1A」です。部品が付いている位置関係を考えると恐らくラジアル・リードタイプのヒューズでしょうね。

ツェナダイオードをいったん外し動作確認を行ったのち、背面にはんだ付けします。

続いて発注しておいた最後の部品がようやく到着。アキシアルリードヒューズ「耐圧250V1A」を使います。

個々の部品のチェックと部品交換も一通り終えて組み戻します。

最後に動作チェックです。修理前は電圧が出っ放しの状態でしたが、修理後は0Vで固定されました。

ダイヤルを回すと電圧上昇↑

電圧の変化を確認しました。正常値です。

最終確認としてモーターを繋げて可変速を確認します。正転・逆転・可変速、すべて問題ありませんでした。

修理作業完了でございます。ご依頼ありがとうございました。


▼再動作確認

▼Nゲージ「江ノ電300形室内灯&500形&鉄コレ小湊鉄道ライト点灯改造」

まずはこちらの室内灯点灯作業から先に行ってまいります。



▼江ノ電新500形・テール点灯改造

左右に赤色チップLEDを車体に固定したあと、それぞれ配線していきます。

1.0μF程度のセラミックコンデンサーをモーターに取り付けます。

点灯テストを行います。問題がなければボディー側の加工に入ります。

テールにφ0.8光ファイバーを組み込んでいきます。


▼鉄コレ 小湊鉄道ライトフル点灯改造

ヘッド・テール・室内灯のフル点灯改造のご依頼となります。

まずは、車体のパーツ構成と配置を確認してから作業工程を決めていきます。

「ヘッドライト:φ1.0/テールライト:φ0.8」それぞれ光ファイバーを埋め込んでいきます。

▼HO/16番ゲージ「DD13,蒸気機関車修理」


▼エンドウ製DD13オーバーホール


▼宮沢模型製C58修理およびオーバーホール

まずは、車輪を磨き出していきます。

機関車側の車輪もこの通り。ピカピカになりました。

問題個所の調整を1つ1つ行っていきます。


▼中村精密製C11修理およびオーバーホール

破損している箇所をどうにか復元していきます。瞬間接着剤で固められてしまった跡や折れてなくなっている箇所など1つ1つ処理していきます。

「修理ー>調整ー>確認」を何度か繰り返し行って、ようやく車輪が回り始めました。最後に走行確認を行って無事作業は完了いたしました。

▼Nゲージ「KATO EF58旧製品修理のご依頼」

ライトは点きますがまったく動こうとする気配はなさそうですね。分解して原因を特定します。

片側の台車が完全に固着しているようで、まったく回りません。

ギアが固まって貼りついています。

ようやく剥がし終えてみるとオイルとグリスが混ざって固まったのか「ガビガビ」状態です。これを取り除いたあと、シリコングリスを塗布して回転を確認したのち車体を戻していきます。

最後に走行確認を行って修理作業は完了です。

▼TENSHODO・ENDOコントローラー修理「TR-1/ EP-50/型番不明」


まずはこちらのコントローから作業に入ることにいたします。レトロ感満載のコントローラーです。中を開けるのがちょっと楽しみです。

各部の通電チェックを念入りに行いハンダ割れなど通電不良を1つ1つ確認していきます。

出力は完全に0Vのままです。

長年の接点汚れも磨き出していきます。

一通り各部の通電チェックと接点不良の問題を解決して動作確認へと移ります。

出力を確認できました。抵抗値も「0~40Ω」の正常値を確認しました。

最後にボリューム位置を調整して完了です。


続いて「ENDO EP-50」ですが、こちらのコントローラは何度か修理をしておりますので、問題個所はおおよそ検討がつきます。

やはり、前回同様に電圧が出っ放しの状態です。これはパワーMOS-FETの損傷ですね。ボリュームを回しても一切の反応がありません。

基盤のプリント配線も焼け焦げています。大きな負荷がかかったのだと思われます。

「2SK906 MOS-FET損傷(ドレイン<->ソース間が常に導通状態)」であるため、互換部品に付け替えます。少し余裕を持たせた「耐圧60V40A」に置き換えます。

問題となった箇所をすべて直して最後に動作確認です。ボリュームによる電圧が正常に出ていることを確認しました。念のためモーターを直接接続(負荷)をかけての動作確認も行いました。


最後にこちらのトランジスターコントローラーです。今回の作業で最も複雑な回路のコントローラーになります。


「MOMENTUM OFF」における動作確認と修理


1つ1つ回路の確認を行い問題個所に対策を施しました。それでは実際に電源を入れてみることにします。

電源も無事入るようになりました。

アジャスター操作による電圧の「上昇・下降」による時間による電圧変化の確認。

ボリューム操作による電圧の変動を確認


▼Nゲージ「外国製機関車 修理まとめて」


▼ライト修理

まずはこちらの機関車から作業に入ります。ライトが点かないとのことです。

電球のフィラメント切れというよりも破裂してました。

高輝度タイプの電球色LEDに付け替えます。


▼中間台車脱落修理


▼テンダー内部のダイキャスト膨張による対処

ダイキャストが変形膨張しています。

金やすりで削って形を整えていきます。

膨れ上がっていたダイキャストがすっぽりと収まるサイズとなりました。

以前は盛り上がっていましたが、ぴったりとはまるようになりました。

車輪もすべて磨き出しを行いました。

スムーズに走行ができるようになりました。


▼機関車修理①

「ん?車輪がすべってる」

さらに分解してみる

車輪の差込口に亀裂が入ってます。

左右のギア共に亀裂が入ってますね。一度亀裂の入ったプラギアは使えませんので作り直すしかありません。交換パーツの入手が難しい車体ではギア破損は修理対応が難しいケースの1つです。


▼機関車修理②

まずは車輪をすべて磨き出しを行います。

こちらの機関車も走行不良の原因は根が深そうです。簡単な故障という訳ではなさそうですね。上記の機関車同様に車輪をはめ込む箇所に亀裂が入っています。

「う~ん、困ったな~」こちらの車体も上記の機関車同様にギア破損しています。車輪が手でくるくる回ってしまう状況ですね。


上記2台の機関車については、修理にどれほどの時間がかかるか予測ができないため、ばらした状態で一旦ケースに保管して、先に残りの車体の修理を進めていきます。


▼機関車ボディーツメ折れ補修

上記の2台の機関車はいったん保留して残りの機関車の修理を先に行います。いったん折れてしまったツメは補修してもまたすぎに折れてしまいますので、ボディーが外れないように別の対策を施します。

両側の残ったひっかけ部分をすべてカットします。

ん?この車体もまったく動かないですね。試しにギアを手で回してみると非常に重くモーターも固着している感じです。車輪も焼き付いている感じで電気を通す感じではないです。

内も外も真っ黒です。

まずは集電箇所をすべて磨きだします。車輪もご覧の通りピカピカになりました。

モーター内部でコミュに固着しているので単体で慣らしを行ったあとに、車体側のギア固着部分もすべて取り除きます。

上記の作業を何度か繰り返し行い、ようやく安定して走行できるまでになりました。


▼修理再開

まずは、小さい方の機関車からです。破損したギアを新規に作り直すため設計します。

このあと3Dプリンターで出力するわけですが、恐らく1度ではうまくいかないと思いますので、出力と修正を何度か繰り返すことになりそうです。

最後には手作業で1つ1つピッチを針ヤスリで削っては確認を何度も繰り返しております。

ようやく抵抗なくスムーズに回る自作ギアの完成です。

既に泥沼にはまっている感じですね。この車両だけでも既にまる2日以上調整と確認を繰り返していますが、どうもうまくいきません。モーター自体もトルク感がなく、非常に弱いです。モーターも1度分解してオーバーホールした方がよさそうですね。まだもう少し時間はかかりそうですね。

かなり微妙な調整が幾度となく続きましたが、ようやく動くようになりました。あとは5~10分程度の連続走行テストを行って作業は完了です。


こちらの機関車もどうにか走行できるまでになりましたが、可能な範囲でのご対応となったことから、走行における不安点感はまだまだあります。この機関車は今まで修理を受けた中で最も難航した作業となりました。

▼Nゲージ「DD51屋根塗装・キハ183系リペイント」

まずはカプラー交換と付属パーツのお取付けです。

差込口の穴が小さく付属パーツが入りませんので、やや穴を広げておきます。


DD51屋根塗装&ヘッドマーク

塗装前に念入りに洗浄します。

水分を取り除いてから塗装作業へと移ります。

サーフェイサーを吹きます。


作業完了でございます。ご依頼ありがとうございました。

▼Nゲージ「ロイヤルエキスプレス&ロイマニ加工」

まずは、「ロイマニテール点灯改造」から始めることにします。

ご要望により逆側も点灯可能となりました。


ライトに光ファイバーを入れてから、切断し断面をドーム状に加工。そのあと裏面からクリアーオレンジで着色。

ヘッドライトの部分はオレンジに着色後に遮光します。

大変お待たせしました。すべての作業が完了いたしました。ご依頼ありがとうございました。

▼HO/16番ゲージ「Kawai製 C59修理」

さて、今回はKawai製のHO蒸気機関車の修理でございます。単なる台車の集電不良というわけではなさそうです。1つ1つ調べていく中でどうやらモーターそのものに問題がありそうです。

モーター内部で線が焼き切れています。修理のご依頼で当店が最も苦慮するのがモーター内部での断線です。難易度が高い修理です。

目視で断線個所をルーペを使って追っていきます。

ようやく断線ポイントを見つけてつなぎ合わせるわけですが、これがまた神経を使います。基本的にハンダ付できるチャンスは1回のみです。手早く作業しないと隣り合う配線がくっついてしまいます。

ようやくつなぎ終えて回転テストです。

ボディーを被して再度テストを行いましたが、何回転かして車輪がロックしました。どうやらシリンダー内でピストンがどこかに干渉しているようです。恐らく根本的な原因はここにあったようです。

1)走行中シリンダー内部でピストンがロック

2)動かないことから、パワーパックの電圧をさらに上げる

3)モーター内のコイルが焼き切れる

恐らくこんな所ではないかと思われます。


▼各部の調整作業

上記のシリンダー以外にも不安要素がいろいろ見つかりましたので、1つ1つ解決していきます。

お待たせいたしました、ようやく作業が完了いたしました。ご依頼ありがとうございました。

▼Nゲージ「KATO TGV連接集電改造+その他の加工」

今回ご要望により、ちらつき防止回路が付いた室内灯を組み込んでいきます。

とりあえず、どれだけの効果があるのか組み込んでみましたが、ほとんど効果は見られませんでした。そこで2両1組としたユニット構成として改造する方向で作業をすすめていきます。

2両を1ユニット化することで、集電の安定化により大幅な改善がみられました。

かなり大幅に改造しましたので、かなり時間がかかりましたが、全車両作業は完了です。


次に「列車無線アンテナ周辺の接着剤跡をどうにかできないかな」とのご相談です。写真でみるよりもかなり周辺に広がって盛り上がってしまっている感じです。

「MORELER’s TOP Compound」を使います。このコンパウンドは少々扱いに注意が必要です。慣れない方はより状況を悪化させかねないので、ご注意くださいね。

よいころ合いでやめます。これ以上やると下地が出てしまいますので、このあたりは長年の経験です。

はい、このようにきれいになりました。


その他、すべての作業が完了いたしました。

Nゲージ「鉄コレ 東武鉄道8000系 ライト点灯加工」

大変お待たせいたしました。早速作業に入らせていただきます。今回のご依頼は、ヘッド・テール点灯加工および室内灯(持ち込み)のお取付けでございます。

まずは分解してどのような手順で進めていくか決めます。

まずはM車側の組込みが終りました。


大変お待たせいたしました。作業が完了いたしました。ご依頼ありがとうございました。

▼HO/16番ゲージ「Rivarossi SL 5405 修理」

今回のご依頼は、海外製蒸気機関車修理のご依頼でございます。

まずは、車輪を光沢が出るまで磨きます。

集電ピンのぐらつきを直します。

車輪の集電状態を1つ1つ確認していきます

▼続いて機関車側です。

まずは、車輪を光沢が出るまでピカピカに磨きだします。

モーターの端子に直接電圧をかけて回るか確認します。

どうやらモーター内部でショートしているようです。モーター修理後に動輪の回転を確認しました。

30秒ほど車輪を回していたところ、左右のロッドを固定するピンが抜け落ちました。どうやらネジがだいぶ緩んでいたようです。

しばらく動輪を回転させると今度は別の問題が..約30回転に一度の確率で主連棒が他のパーツに干渉して車輪がロックしてしまいます。

よく見ると片側のロッドに若干歪みがあり回転時に一部干渉してしまっています。歪み補正を行いました。

3つある動輪のバランスも合ってないようです。ギア1つ分?こちらも調整しました。

回転のバランスがあってないので調整

ようやく作業完了でございます。蒸気機関車の修理では複数のパーツで構成され、何か1つに問題があっても走行に支障がでるため勉強になります。

▼HO/16番ゲージ「キハ200形中期型組立」

今回はプラモキットの組み立てとなります。ご依頼者様ご希望でヘッド・テール・室内灯点灯および走行仕様での制作となります。

それでは作業開始です。まずは細かなパーツ以外はすべてランナーから切り出しておきます。

床下機器が多く少し時間はかかりましたが、組立はほぼ終わりました。これから塗装作業に入ります。そのままではプラスティック感、ありありでかっこ悪いので、床下と屋根は塗装します。

塗装したことでプラ感がなくなり落ち着いた感じの屋根面となりました。

これから電飾作業となります。ヘッド・テール・室内灯の点灯改造でございます。

あとは室内灯を作って組み込めば完成となります。

ようやく作業完了でございます。少々癖のあるキットでございました。特に窓ガラスのはめ込みは固くカツカツで設計されているようで、もう少し余裕を持たせた設計であっても良かったかな?と感じました。最後にボディーと床下をはめる際もすんなりとは入らず、ちょっと苦労する場面があるキットでした。

★流鉄BEER電車イベント(2018/09/08 土曜日)

今回の展示では、2列車同時による自動運転を実現するための準備を行って参りました。ポイント装置をはじめ制御回路や動作テストに思いのほか時間がかかりました。車体に搭載されたプログラムも大幅に改良が加えられ、流山ー馬橋間の全区間の走行を再現するまでに至りました。まだいくつかの改良点はございますが、こちらの流鉄BEER電車イベントにあたっては、ほぼ目標としてきた形となりました。

▼設置準備をすすめていきます。

▼2列車運転が問題なく機能するかテストしていきます。

↓下「がたごっとん」です。以前にNHKで放送された際には「がたごっとん!リアル」はまだ企画段階でまったく完成しておりませんでしたので、「がとごっとん!リアル」の登場により展示が充実してきたことがわかります。

「さくら号」も急遽制作となりました。

▼ようやく展示の準備がすべて整いました。

▼Nゲージ「マイクロ 283系M車修理」

さて、お次は「マイクロ 283系M車」の修理依頼でございます。それでは早速分解していきます。

内部のオーバーホールを行います。

台車固定枠(プラパーツ)が盛り上がっており集電板に届いておりませんでしたので、こちらも対策を施しておきます。


集電板も黒ずんでおりましたので、磨き出しを行っていきます。磨いた箇所とそうでない箇所の違いが上記写真よりご確認いただけます。


作業完了でございます。ご依頼ありがとうございました。

▼Nゲージ「東武鉄道500系リバティ カプラー加工」

今回は、ポポンさんの「東武鉄道500系」のカプラー加工となります。中間のアーノルドカプラーからの別カプラーへの加工となります。


まずは「TOMIX TNカプラー」をそのまま装着したところ長さが足りません。そこで、前方にカプラーを押し出して固定するも、今度はボディー上に干渉してしまう問題が発生。それを解決するため、1mmのかさ上げを行い解決できたものの、台車がTNカプラーに干渉してしまう。TNと底上げした部品をV字型にカットして問題解決。ほっと安心したのもつかの間、スカートを大幅にカットしないと取付不能。前面のフォルムを崩してしまう恐れがあるため、この方法での取り付けは断念。久々にカプラーで悪戦苦闘。


別の加工方法に変更しました。できるだけフォルムを崩すことなく、既存のパーツを使い、TNカプラーとアーノルドカプラーを合体させてTノルドカプラーなるものを作りました。

結果、このようになります。

★流鉄鉄道の日(2018/11/10 土曜日)

年々盛り上がりを見せている流鉄さんのイベントでございますが、今年もぴょん鉄は出店させていただきました。2番線にさくら号を停車させて1両すべてを展示用として使わせいただきました。前日の段階で準備はほぼ終わり、当日は身一つで現地へ向かえば良いので楽でした。昨年は当日設置で台車に大きな荷物を載せて電車で現地に向かったので結構大変でした。今年もKさんとご一緒させていただき、大変楽しい時間を過ごすことができました。また、A.Kさんも途中から手伝いに来ていただき本当に助かりました。

▼Nゲージ「マイクロ East i 動力不調」

まったく動く気配がないとのことです。

集電板は黒く変色しています。

モーター直結でも動きません。

まずは一通り接点の磨き出しを行い、モーターにつきましては、ブラシの慣らしをしばらく行い無事復活でござます。

▼Nゲージ「U41Aコンテナ 3Dプリント出力」

まずは設計からです。

出力設定を少しずつ変えるなどして約30個ほど作りましたが、すべて失敗しました。一見きれいに出力されたように見えますが、変形や反りが目立ち使い物になりませんでした。再度、対策を考えてみます。

当初は2日程度で終わると考えられていた作業でしたが、泥沼にはまる結果となってしまいました。結局この時点で4日を費やすことに。


機械の性能限界についてはいたしかたないので、設計データと出力設定をさらに詰めていき対策を講じます。


大幅に改良がくわえられたデータがこちら

どうにか使い物になりそうなレベルの物ができました。


▼大型ディスプレイケース制作

展示用大型ディスプレイケースのご依頼がございましたので、早速設計に入りました。完成後のケースサイズは、横幅3メートルと大きく総重量は約110~120キロあたりとなる予定です。

▼分割パーツをつなぐための加工を施しておきます。普段はルーペを除きながら小さなパーツの取付が多いため、たまにはこうした大型制作物は良いものです。

▼レーザーで切り出しを行って個々の部品を作っていきます。

▼続いてφ100の筒状のパーツを作ります。2mサイズ4本が必要となりますので、近隣のホームセンターに買いに行きました。配達が週末になるとのことで、台車にのせて徒歩で持ち帰りました。途中、運悪く強めの雨が降り出してきました。

▼枠の補強材で裏打ちを行います。

▼ここでようやく半分完成です。現地で合体させて3mサイズ(ケースを含めた総重量120キロ級)となります。

もう一台も完成です。あとは電気配線と仕上げ処理です。完成までもう少しです。

▼続いて床下のLEDバーを制作します。

カバーには乳白色を使い光を拡散して以下のような具合に光ります。前後で付きますので合計4本のバーが床下を照らします。

▼上部の展示台は内側面が発光します。

▼Bパーツとの電気配線を通す穴を開けておきます。

▼完成率100%でございます。あとは設置日を待つのみとなりました。最後に梱包作業に入ります。

梱包作業完了です。

▼4月26日(水曜日)設置日です。朝から工具やら必要な機材をダンボールに詰めこんで準備万端です。

現地に到着して約2時間ほどかけて組立完了です。荷物の積み込みから現場での作業におきましても複数の方々にご協力いただきました。設置場所が2階でございましたが、大きすぎてエレベーターに載せられず階段から運んでいただきました。

「いや~結構重量ありますから大変でした~」、といっても私は端っこの方をちょっと持っただけですけどね。

▼最後に配線をモールで覆って一連の作業はすべて完了です。

予定通りの期日に無事納品ができて一安心です。

ご依頼ありがとうございました。

さてさて、その他のご依頼は山済みです。

次の作業へと移らねば..